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ポアトゥ・シャラント III 図版博物館 vol.27 人の記憶 14 Musée imaginaire philatélique Région Poitou-Charentes au travers des timbres français 4e éd. 2013 ﾎﾟｱﾄｩ･ｼｬﾗﾝﾄ地方の｢人国記｣もあと 2 人を残すまでとなった。しかし、2 人ともこれまで にない大物である。また大物である所以が恐ろしく異なる 2 人であって、いずれも私の手 に余るところだが、取り上げぬわけにはいかない。かなり長くなることは承知の上でこの 両人ｼﾞｬﾝ･ﾓﾈとﾌﾗﾝｿﾜ･ﾐﾃﾗﾝを追いかけてみたい。 【4-3-1 ｼﾞｬﾝ･ﾓﾈ】 Jean Omer Marie Gabriel Monnet 1888-1979 衆目の一致するとこ ろ、今日のﾖｰﾛｯﾊﾟにとって最も重要な役割を果たした人物である。言葉の本来の意味での 《homme d’Etat》大政治家であり、第 2 次大戦における連合国勝利のｼﾅﾘｵの立案者であり、 ﾌﾗﾝｽの経済計画の生みの親であり、ﾖｰﾛｯﾊﾟ統合の創始者すなわち「ﾖｰﾛｯﾊﾟの父」である。 このように言うことに、ﾌﾗﾝｽはもとよりｲｷﾞﾘｽにもﾄﾞｲﾂにも、そしてﾖｰﾛｯﾊﾟとは人物評価の 物差しが異なるｱﾒﾘｶでも異論を述べる人はいない。 ｼｬﾗﾝﾄ･ﾏﾘﾁﾑ県ｺﾆｬｸで、まさにｺﾆｬｸを扱う商家に生まれた。彼が受けた教育は基本的に家 ｸﾞﾗﾝ ｾﾞｺｰﾙ 業を手伝う中で聞いた父親と顧客の対話、家族の食卓での会話であって、大学や高等学院で はなかった。学校は大学入学資格試験以前にやめて父親の 企業で働いていたからである。それは貧困だったからでは ない。仕事が大切であったからである。その仕事のために ｲｷﾞﾘｽに移り、数回にわたって北ｱﾒﾘｶを旅行する中で、当時 のﾌﾗﾝｽ人には稀な完璧な英語を身につけ、ｱﾝｸﾞﾛｻｸｿﾝのﾒﾝﾀﾘ ﾃｨｰをわきまえた〈Mister Jean Monnet of Cognac〉となった、 と評されている。 第 1 次大戦のﾏﾙﾇ会戦のあと退役した 26 歳のﾓﾈは、対米交 易の経験を踏まえてﾎﾞﾙﾄﾞｫで首相ﾙﾈ･ｳﾞｨｳﾞｨｱﾆに面会をも とめ、ﾌﾗﾝｽとｲｷﾞﾘｽが共同で船腹をﾌﾟｰﾙし食糧・資材・軍用 物資輸送の最適化を図ることを提言した。これが容れられて連合国側の資源調整弁務官の 地位に就き大戦中を通してその任にあたった。戦後ﾊﾟﾘ平和条約によって国際連盟の設立が 決定されるとその実現のための仕事に専心し、連盟の副事務総長となった。1923 年に退任 し家業に戻るが、家業はﾌﾗﾝｽの蒸留酒類を販売する仕事であって、折から禁酒政策(1920-30 ©bibliotheca philatelica inamoto 1 年)をとっていたｱﾒﾘｶ（それに同調するｶﾅﾀﾞにも）には輸出できない。一計を案じてｶﾅﾀﾞの 地先にあるﾌﾗﾝｽ領のｻﾝ･ﾋﾟｴｰﾙ・ｴ･ﾐｸﾛﾝ島 Saint-Pierre-et-Miquelon に移住し、そこからは非 公然のﾙｰﾄでｶﾅﾀﾞ→五大湖→ｼｶｺﾞへと流通させたが、一方ではｱﾙ･ｶﾎﾟﾈのﾏﾌｨｱが介在し、他 方では非公然が公然の秘密となってこれに見切りをつけた。その後しばらく、ｶﾘﾌｫﾙﾆｱの銀 行の経営にかかわったり、蒋介石の顧問となって国際社会参入の手ほどきをしたりして模 索の時期を過したが、1938 年にﾌﾗﾝｽに戻り、翌 39 年暮れには英仏の軍備増強を目的として 生産能力の調整を図る委員会の議長についた。 1940 年 5 月 10 日のﾄﾞｲﾂ軍の侵攻からﾌﾗﾝｽの降伏までの間、ﾓﾈはﾁｬｰﾁﾙとﾄﾞｺﾞｰﾙを説得し 調整して両国が合体（単一の議会、単一の軍隊.....）しﾄﾞｲﾂに対抗 する旨の「連合宣言」を作成させた。6 月 16 日、ﾄﾞｺﾞｰﾙは電話でﾌ ﾗﾝｽの首相ﾎﾟｫﾙ･ﾚｲﾉｫに「宣言案」を口述し、同日ﾎﾞﾙﾄﾞｫへ飛んだが、 同夜にはﾚｲﾉｫ内閣の総辞職とﾍﾟﾀﾝへの授権という急展開となる。17 日夜、ﾄﾞｺﾞｰﾙはﾛﾝﾄﾞﾝのﾓﾈの私宅を訪ね翌日のﾗｼﾞｵ放送（「自由ﾌﾗﾝ ｽ」の樹立宣言）について協力を求めたが、英仏合体を進めてきた ﾓﾈはこれに賛同しなかった。両者の意見は明らかに異なり対立的で すらあったが、大戦の世界戦的性格の認識とｱﾒﾘｶの介入による勝利 のｼﾅﾘｵについてはほぼ一致していた。ｲｷﾞﾘｽ政府はﾓﾈをﾒﾘｶに派遣し 武器の供給交渉にあたらせた。ﾙｰｽﾞﾍﾞﾙﾄを説得しﾓﾝﾛｰ主義を捨てて 連合宣言 1940.6.16 対独反攻を支援するべく軍需生産の増強に踏み切らせ、1942 年までに 航空機 6 万機、攻撃用戦車 4 万 5 千台、艦船 800 万トンを 供給させた。ﾓﾈの有名な言葉がある。「戦車が 1 台不足する よりは 1 万台余る方がよい」。経済学者ｹｲﾝｽﾞはﾓﾈのおかげで 戦争の終結が 1 年早まったと評価した。 戦後に移ろう。ﾄﾞｲﾂの復活への懸念と冷戦の兆しが感じら れる中でﾓﾈが急いだのは独仏の迅速な和解と西側への取込 みであった。その具体的方途は、ﾖｰﾛｯﾊﾟ石炭・鉄鋼共同体 CECA を設立しそれを礎石としてﾖ ｰﾛｯﾊﾟの経済共同体を作ることであ った。1951 年のﾊﾟﾘ条約で最高会議 Haute Autorité, 6 カ国議会、共同 体裁判所、閣僚会議を設ける方向 ｼﾞｬﾝ･ﾓﾈとｱﾃﾞﾅｳｱｰ が確認され、CECA が設立された。ﾓﾈは 1952-55 年の間その議長 をつとめた。ﾖｰﾛｯﾊﾟを 1 個の共同体としようとするﾓﾈの構想は、 ﾖｰﾛｯﾊﾟ防衛共同体 CED がﾌﾗﾝｽの議会で否決されたことにより一頓 挫したが、やがて、1957 年のﾛｰﾏ条約によってﾖｰﾛｯﾊﾟ経済共同体 の成立を見る。以後の展開は紙幅の関係で省かざるを得ないが、 ©bibliotheca philatelica inamoto 2 「ﾖｰﾛｯﾊﾟの父」と仰がれる理由は理解していただけたであろう。第 5 共和制成立後、再び 表舞台で相交えることとなったﾓﾈとﾄﾞｺﾞｰﾙは最後まで折り合うことができずに終わった。 とはいえ、ﾄﾞｺﾞｰﾙが不断の緊張関係を通して最も大きな影響を受けたのはﾓﾈからであった。 両者は、自己の存在にとって不可欠の対立者つまり「天敵」の関係にあったのではないか と思われる。YT- 2533 自分には売るべき固有の商品 Cognac がある。それを売るため には学校は行かなくてもよい。取引の要は相手の心情を知り相 手の言葉で話し合意に至ることだ。ｲｷﾞﾘｽ政府はｱﾒﾘｶの大統領 Roosevelt との合意を必要としたとき, その交渉に当たれるほど の自国人がいないことに気づき、そのすべてをこのﾌﾗﾝｽ人に委 ねた。戦争はその結果「1 年」早く終わった。終わったあと、彼 は、ﾄﾞｲﾂとﾄﾞｲﾂに踏みにじられたﾖｰﾛｯﾊﾟ諸国がいまや共に 1 つ のﾖｰﾛｯﾊﾟを目指すべきことを説いた。50 年後の今日、それはほ ぼ現実となった。ﾌﾗﾝｽ議会がﾖｰﾛｯﾊﾟ防衛共同体 CED を否決した とき､ ﾓﾈは、このように言っている。« Nous ne coalisons pas les états, nous rassemblons les hommes ».（国家を繋ぐのではない。人間を集めるのだ。） 1976 年欧州理事会 Conseil européen(Luxembourg)は、《Citoyen d'honneur de l'Europe》(ﾖ ｰﾛｯﾊﾟ名誉市民)の称号を贈った。1979 年、90 歳で死去。1988 年、ﾌﾗﾝｿﾜ･ﾐﾃﾗﾝ大統領は、ﾓ ﾈの名を永久に国民の記憶にとどめるため、その遺骨をﾊﾟﾝﾃｵﾝに改葬した。YT-2096 4-3-1 ＃ジャン・モネの私的生活について知るところの若干を以下に記述した。 ｼﾞｬﾝ･ﾓﾈの結婚 1929 年 8 月、41 歳のｼﾞｬﾝ･ﾓﾈはﾊﾟﾘでのあるﾃﾞｨﾅｰﾊﾟｰﾃｨで 22 歳のｲﾀﾘｱ人女性画家ｼﾙｳﾞｨｱ･ｼﾞｬﾝﾆﾆと出 会った。ｼﾙｳﾞｨｱはその年の 4 月、ｼﾞｬﾝ･ﾓﾈがﾌﾞﾚｱ＆ｶﾝﾊﾟﾆｰのｲﾀﾘｱ代理店に係っていた時の部下ﾌﾗﾝｼｽｺ･ｼﾞｬﾝﾆﾆと結婚した ばかりであった。1931 年、ｼﾙｳﾞｨｱはｱﾝﾅを出産したが、法律上の父親はﾌﾗﾝｼｽｺである。当時、離婚はﾌﾗﾝｽをはじめﾖｰﾛｯ ﾊﾟ諸国では認められていなかった。2 人は 1934 年にﾓｽｸﾜで、ｼﾞｬﾝは中国からｼﾍﾞﾘｱ鉄道で、ｼﾙｳﾞｨｱもｽｲｽから列車で来て 落ちあった。ｼﾞｬﾝはｼﾙｳﾞｨｱにｿｳﾞｨｴﾄ国籍を取らせ、ｼﾙｳﾞｨｱは直ちにﾌﾗﾝｼｽｺとの離婚と、ｼﾞｬﾝとの結婚の手続を終えた。 このﾓｽｸﾜでの結婚のｼﾅﾘｵは国際連盟時代の知人ﾙﾄﾞｳﾞｨﾋ･ﾗｲﾋﾏﾝ博士の発案によるものであった。博士はｿｳﾞｨｴﾄの中国駐 在大使ﾎﾞｺﾞﾓﾛﾌを通じて手を回し、ﾓｽｸﾜ駐在のｱﾒﾘｶ大使ｳｲﾘｱﾑ･ﾌﾞﾘｯﾄとｲｷﾞﾘｽ大使ﾁｬｰﾙｽﾞ･ｴﾌｧﾝﾄﾞも巻き込んでこのｼﾅﾘｵを 実現させた。しかし、問題は残った。ﾌﾗﾝｼｽｺ･ｼﾞｬﾝﾆﾆはｱﾝﾅの監護権を主張して実力行使をしようとしたため、ｼﾙｳﾞｨｱは ｱﾝﾅをつれて上海のｿｳﾞｨｴﾄ領事館に身を寄せた。監護権についてはﾆｭｰﾖｰｸで 1937 年にｼﾙｳﾞｨｱの主張が認められたが、こ れを認めない国がまだいくつも存在したため、ﾌﾗﾝｽへの帰国は 1945 年まで延期された。その間次女ﾏﾘｱﾝﾇが誕生した。 1974 年、争い続けたﾌﾗﾝｼｽｺが死亡して、教会での挙式が可能となった。86 歳のｼﾞｬﾝと 67 歳のｼﾙｳﾞｨｱはﾙﾙﾄﾞの大聖堂で 婚姻をした。挙式に参列したｱﾝﾅも 43 歳を過ぎていた。 【4-3-2 ﾌﾗﾝｿﾜ･ﾐｯﾃﾗﾝ】 François Maurice Adrien Marie Mitterand 1916-96 YT-3042 ｼｬﾗﾝﾄ県ｼﾞｬﾙナｸの裕福な家庭に生まれる。第 5 共和制の大統領（第 4 代 1981-1995）で、 最長の在任期間 14 年を記録した大物である。 ｼ ｱ ﾝ ｽ ﾎ ﾟ ｱﾝｸﾞﾚｰﾑでの中等教育を終えてﾊﾟﾘ大学法学部に進学、同時に私立時代の政治学校にも登 録している。学生時代はかなり右翼的な主張･行動をとり、ｶﾙﾁｴ･ﾗﾀﾝが外国人（とくにｱﾌﾘｶ 系）で溢れていることを批判していた。1937 年、政治学校の卒業免状を取得し、9 月に兵 役に服して、第 23 植民地歩兵連隊に配属された。ﾄﾞｲﾂの開戦時にはﾏｼﾞﾉ線に軍曹として派 遣されたが 1940 年 5 月までﾄﾞｲﾂの侵攻がなく「西部戦線異状なし」であった。しかし、そ ©bibliotheca philatelica inamoto 3 の後の戦闘で負傷、6 月 18 日ﾄﾞｲﾂ軍の捕虜となった。18 か月後脱出に成功してﾌﾗﾝｽに戻り、 ｳﾞｨｼｨ政権との関係（戦時捕虜支援本部の契約職員など）を保ちながらそれを隠れ蓑として のちの抵抗運動のﾈｯﾄﾜｰｸを形成していった。1943 年 6 月、ｹﾞｼｭﾀﾎﾟ に追われて地下に潜り、11 月にはﾛﾝﾄﾞﾝ、ｱﾙｼﾞｪに赴いてﾄﾞｺﾞｰﾙ、 ﾏﾝﾃﾞｽ･ﾌﾗﾝｽなどと接触した。1944 年 2 月には「戦時捕虜･強制連 行者全国運動」をﾌﾗﾝｽで指揮し、ﾊﾟﾘ解放の際は戦闘にも参加し ている。解放後は戦時捕虜戦争犠牲者本部事務局長に任じﾖｰﾛｯﾊﾟ 各地の強制収容所の解放に立ち会った。1944 年 10 月、Danielle Gouze と結婚。 1946 年 2 月、抵抗運動民主・社会主義同盟 UDSR を結成した。 同年にﾆｴｳﾞﾙ県から国民議会に選出されたが、反共を掲げた「共 和主義統一･行動」ﾘｽﾄでの選出であった。1949 年にはﾌﾗﾝｽで最年 少での大臣（在郷軍人省）となりその後 1953 年までは次々と成立しては不信任される共和 主義諸党派の政府に参加することが多かった。 海外県担当大臣であった経験からｱﾌﾘｶとのより自由な結合を志向し旧来の植民地主義政 策と対決した。閣内での地位は、ほぼ副総理格で発言力の重みは増しており、1952 年のﾌｫ ｰﾚ内閣（国務大臣）のﾁｭﾆｼﾞｱ問題を担当して内政自治権の付与を提唱したが 6 週間で内閣 は崩壊した。当時のﾐｯﾃﾗﾝの植民地対策は要約するとこうである。全面的な抑圧主義の停止、 入植者と現地民の諸権利の平等化、自治、そのうえで住民の確固たる意思表示と信頼でき る仲介者を待って独立の付与......。下野したﾐｯﾃﾗﾝは UDSR が常時与党たらんとすることを 批判し左翼の再結集を要求するとともにﾋﾟﾈｨ内閣のﾁｭﾆｼﾞｱ政策を強く批判してﾁｭﾆｼﾞｱ人民 の自決権を擁護した。ｱﾙﾍﾞｰﾙ･ｶﾐｭ、ｼﾞｬﾝ･ﾎﾟｫﾙ･ｻﾙﾄﾙ､ ｱﾗﾝ･ｻｳﾞｧﾘらの「ﾏｸﾞﾚﾌﾞ宣言」にも署 名した。また、ｲﾝﾄﾞｼﾅ戦争の終結とｱﾌﾘｶ諸地域の独立への道程のﾏﾆﾌｪｽﾄとして『ﾌﾗﾝｽ連合 の前線---ｲﾝﾄﾞｼﾅｰﾁｭﾆｼﾞｱ』を公刊し、1953 年 11 月には UDSR の議長に就任して左翼の一員 に引き戻すことに成功したが、目標は「ﾏﾁﾆｮﾝ宮」つまり首相の座にあったという。 1954 年のﾏﾝﾃﾞｽ・ﾌﾗﾝｽ内閣で内相となったﾐｯﾃﾗﾝは内政としてのｱﾙｼﾞｪﾘｱ問題に取り組むこ ととなった。ｱﾙｼﾞｪに赴いて「ｱﾙｼﾞｪﾘｰ･ﾌﾗﾝｾｰｽﾞ」 （独立反対）の強 力な抵抗に遭遇、国民議会で「戦争は必至」とし「ｱﾙｼﾞｪﾘｱ、それ はﾌﾗﾝｽ」と演説をした。それは、「ｱﾙｼﾞｪﾘｰ･ﾌﾗﾝｾｰｽﾞ」と似て非な るﾒｯｾｰｼﾞである。施策の柱はｱﾙｼﾞｪﾘｱにおける農業と教育への社会 的投資の増大、出自を問わぬ市民の平等と機会の均等であり、現 地警察とﾊﾟﾘ警察の統合（拷問の停止と[ｱﾙｼﾞｪ情報部長を含む]実 行者の異動など）であった。植民地存続派の強い攻撃にさらされ てﾏﾝﾃﾞｽ・ﾌﾗﾝｽ内閣も辞職を余儀なくされた。成果といえば懸案の ﾁｭﾆｼﾞｱ、ﾓﾛｯｺへの自決権の付与を軌道に乗せたことであろうか。 1956 年、ｱﾙｼﾞｪﾘｱは予言通り「戦争」となった。ｷﾞｨ･ﾓﾚ社会党 ©bibliotheca philatelica inamoto 4 内閣の法相となったﾐｯﾃﾗﾝは火中の栗を拾う。内閣で担当を命じされたのは軍への特別権限 移譲の法案を議会で通すことであった。法相として宿命的であるのはｱﾙｼﾞｪ裁判所の死刑判 決に従って死刑執行を命じなければならないことであった。その数は多数にのぼり、ｱﾙｼﾞｪ ﾘｱ共産党員ﾌｪﾙﾅﾝ・ｲｳﾞﾄﾝも 1957 年 2 月 11 日にｷﾞﾛﾁﾝで処刑された。彼は死刑判決を受けた 唯一のﾌﾗﾝｽ系ﾌﾗﾝｽ人でｱﾙｼﾞｪﾘｱ･ｶﾞｽの職員であったが職場のｸﾛｰｸに爆弾を隠していた嫌疑 で死刑判決を受けた。助命の嘆願を受けたﾙﾈ･ｺﾃｨは、法相および首相の同意のもとにこれ を拒絶した。ﾐｯﾃﾗﾝ自身はどう考えていたのであろうか。伝記を執筆したｼﾞｬﾝ･ﾗｸﾁｭ-ﾙ Jean Lacouture は、軍による住民の拷問と簡易の手続による執行を是認する以外になかった法相 の職務が人道主義の左翼政治家にとってどれほどの試練であったか、どれほど動転し、心 底において躊躇ったかをを述べたのち、ｹﾞｼｭﾀﾎﾟの行為の繰返しに他ならない、戦争犯罪と もなる行為を隠蔽し、または奨励したと非難されることを覚悟の上で政府にとどまり、よ り大きな権限を行使できる首相の座に就いて自由主義ｱﾙｼﾞｪﾘｱ政策を実施できる日が来る ことをひたすら願い、確信していた、と言っている。しかし、それははかない願望に終わ った。1958 年のﾄﾞｺﾞｰﾙ再登場である。ﾐｯﾃﾗﾝは 6 月 1 日の授権投票に反対して次のように言 った（要旨）。〈1944 年 9 月ﾄﾞｺﾞｰﾙ将軍が政権に就いたときは「名誉」と「祖国」という名 ｺﾝﾊﾟﾆﾖﾝ の付添役がいた。今日の付添役の名は、彼が選んだのではないとしても彼についてきた「暴 力」と「反逆」である。彼は今夜国民を代表する権力を掌握しようという。実際には彼は それをすでに「暴力」によって掌握している〉と。9 月の憲法制定ﾚﾌｪﾚﾝﾀﾞﾑにおいても｢ﾉﾝ｣ を投じるように呼びかけたが果せず、11 月 30 日の議会選挙で敗れ、1959 年 3 月に Château-Chinon の市長、4 月に Nièvre 県選出の元老院議員、1962 年の選挙で国民議会議員 に帰り咲いた。その後も長く在野の立場にあって来たるべき機会を待った。 1965 年の大統領選挙では決選投票で 54.49％を得たﾄﾞｺﾞｰﾙが再選されたが、世論はﾄﾞｺﾞｰ ﾙが決戦にもつれ込むとは想定していなかっただけに、 「ﾐﾃﾗﾝ善戦」と評した。これをﾊﾞﾈと してﾐﾃﾗﾝは非共産党系の｢民主左翼社会主義連盟｣（FGDS）を結成した。 1968 年 5 月の「革命」に遭遇したﾐﾃﾗﾝ は「いまや、権力は空席であると認め、そ の継承を組織すべき時だ」と言明した。だ が、ちょうどその前夜ﾄﾞｺﾞｰﾙは在独ﾌﾗﾝｽ 軍司令官ﾏｯｼｭ将軍と会談するため内密に ﾊﾞｰﾃﾞﾝﾊﾞｰﾃﾞﾝに飛んで留守であったこと から、つまらぬ誤解と野次の対象になった ようだ。5 月 30 日のﾄﾞｺﾞｰﾙの短い(この人 の演説はいつも短い)演説は 6 月の国民議 会選挙に大きく影響し、与党ﾄﾞｺﾞｰﾙ派 293+独立共和派 61、 ﾄﾞｲﾂのｺｰﾙ首相と 1987.10.20 左翼野党は 194 から 91 に半減した。そればかりか、ﾄﾞｺﾞｰﾙ死後の 1969 年大統領選挙には社 会党のｷﾞｨ･ﾓﾚの支持を得られなかったため立候補できず、またすべての左翼野党候補は決 ©bibliotheca philatelica inamoto 5 選投票に残れずにﾎﾟﾝﾋﾟﾄﾞｳ Georges Pompidou に大統領の座を与えた。少し先を急ごう。 ﾎﾟﾝﾋﾟﾄﾞｳの死去による 1974 年の大統領選挙では、ﾐﾃﾗﾝは決選投票で 49.2％にとどまり、 ｳﾞｧﾚﾘ･ｼﾞｽｶｰﾙ･ﾃﾞｽﾀﾝに譲った。 ここでは世論がｼﾞｽｶｰﾙ政権を「1％の権力」 （仮に 1％がﾐﾃﾗﾝに移れば成立しない権力）と揶 揄。ｶﾘｽﾏ的要素のないｼﾞｽｶｰﾙ･ﾃﾞｽﾀﾝは 1981 年の選挙で 51.76％ を獲得したﾐﾃﾗﾝに敗れた。これについては、次を狙うｼﾞｬｸ･ｼ ﾗｸが「個人としてはｼﾞｽｶｰﾙに入れる以外にないが、入れろと は呼びかけない」と変なことを言ったのが災いしたという。 ﾐﾃﾗﾝに一回やらせてその次を考えていたｼﾗｸの思惑は 1988 年 大統領選挙で老練政治家ﾐﾃﾗﾝによって躱された。もう７年待 ちな、ということだ。1995 年に当選したｼﾗｸは再選を確実にす るため大統領の任期を短縮（7 年→5 年）して自己の人気を維 持したが、在任期間では 7+5=12 年となり、14 年のﾐﾃﾗﾝの記録 を永久に残す結果となった。 ﾐﾃﾗﾝは、大統領退任後の 2 年間全身に転移したがんと闘い ながら、また多くの話題を生前死後に残しながら 1996 年 1 月 レーガン大統領と 8 日、この世を去った。渾名も たくさん頂いた。｢ﾄﾝﾄﾝ｣(政治風 刺紙ｶﾅﾙ･ｱﾝｼｪﾈが名付けた。別の 説では、ﾚｼﾞｽﾀﾝｽ時代の通称)、 「神」(ﾏﾘｵﾈｯﾄの人気者ｹﾙﾐﾃﾗﾝ Kermitterand が「私を神と呼べ」 と言ってﾋｯﾄしたから)、「爺さ ん」（社会党内での名前。ﾄﾛﾂｷｰ 1991 年 をﾄﾛﾂｷｽﾄがそう呼んでいたのに倣った） 、「ﾐﾐ」(ｼｬ ﾝｿﾝの女王ﾀﾞﾘﾀﾞ Dalida(右)の愛人だったから）。享年 79 歳。 4-3-2 ©bibliotheca philatelica inamoto 6