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歴史学

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歴史学
歴史学
古のヨーロッパのこころ
教養 / 講義 / 2単位
水野留規
◆授業の到達目標およびテーマ
中世からルネサンスのヨーロッパに焦点を絞り、それぞれの時期に個
人と社会とが、あるいは自然と人間とが、いかに在って、互いにかか
わり合っていたかを考察する。本来は通年の授業で扱うべきプログラ
ムであるが、今回は特に芸術系学生にとって有用な内容をピックアッ
プして話す。学生には西洋の歴史について学ぶことで、芸術作品の背
景を知ったり、現代日本の身近な現実について考えたりしてほしい。
◆授業の概要
全体は二部に分かれ、前半は「中世社会にみなぎる建設的精神」
、後
半は「救済への願いが生んだ芸術」と題して進める。講義用の教材は
プログラムに合わせて作成されており、基本的には教材に沿って話を
する。授業に関連して催しや図書の案内などもする。自分の関心に応
じて学習テーマを定め、成果をレポートなどにより発表すること。授
業の中では西洋の文芸や芸術についても頻繁に言及する。
◆授業計画と内容
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目
10回目
11回目
12回目
13回目
14回目
15回目
豊饒なる中世ヨーロッパの出現
自然美に目覚めた人々
都市とは何か、中世都市の生成
善き政府と悪しき政府
ロマネスク芸術
ゴシック芸術
現代人にとっての死、過去の人にとっての死
穏やかな死から凶暴な死へ
黒死病前夜にダンテが描き出した冥界
救済はいかにして得られるか
救済をめぐる伝統的解釈への疑念と否定
ルターの登場
対抗宗教改革
ルネサンス芸術
バロック芸術
◆履修にあたっての準備学習(事前学習)
とくに事前の知識は必要ない。試験前になって教材を読み始める学生
が多いが、授業の前にも読んでおくことが望ましい。
◆成績評価の方法と基準
以下のいずれかの方法で評価を求めることができるようにする予定。
複数の課題に取り組むこともできる。平常点が基準以下の場合には評
価を求めることができない。
・授業内容を広く理解するように努め、穴埋め式の試験を受ける。
・定められた本を読み、授業の感想を交えてレポートする。
・定められた学外の催しに参加し、感想を交えてレポートする。
・その他(未定)
◆教科書
書名:古のヨーロッパのこころ 著者名:水野留規 出版社:中部日
本教育文化会
(最初の授業で直接販売する。書店、図書館に在庫・所蔵なし。)
◆参考書・参考資料等
最初の授業で参考文献などについて述べる。
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