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立体造形
立体造形 [回転体による成型実習]、 [多面体と植物文様] 専門 / 実技 / 2単位 (木曜)駒井貞治 水内智英 (金曜)瀬田哲司 阿竹克人 臼井拓郎 小塚武志 鈴木光太 岡崎達也 ◆授業の到達目標およびテーマ [回転体による成型実習] 形態に対する注意力を高め、石膏を材料とした回転成型のプロセスを 体験し、モノの製造に関する認識を学ぶ。 [多面体と植物文様] 線や面の集合体が立体として立ち上がることを体感し、観察と理論的 な視点に基づいた立体的造形力を養う。 ◆授業の概要 [回転体による成型実習] 成型可能な形態イメージからスケッチをつくり、さらに曲線・サイズ などを検討し図面化する。次に図面に基づき型板(ゲージ)を製作、 鳥目箱で回転成型による石膏モデルを完成させる。 [多面体と植物文様] まず植物形態の観察と多面体模型の制作によって、自然物と数理的造 形物との間にある関係を理解し、最終的に針金にスポット溶接を用い て、多面体と植物をテーマとした立体物を完成させる。 ◆授業計画と内容 [回転体による成型実習] 1回目 課題説明/身の回りからのスケッチ 2回目 イメージスケッチ 3回目 製図 4回目 型板制作 5回目 石膏作業:成形/乾燥 6回目 石膏作業:芯棒抜き/穴埋め 7回目 プレゼンテーション・講評 [多面体と植物文様] 8回目 課題説明/ケント紙での多面体制作 9回目 多面体・植物文様についてスライドレクチャー/植物の観 察とスケッチ 10回目 工房説明・針金加工法説明/アイデア展開/模型制作 11回目 工房作業1 12回目 工房作業2/中間チェック 13回目 工房作業3 14回目 プレゼンテーション・講評 15回目 全体オリエンテーション ◆履修にあたっての準備学習(事前学習) 描画や材料加工、工房作業などが含まれるので、必要に応じて破損や 汚れを見込んだ服装を準備しておくこと。石膏作業では、材料の分 量、撹拌時間や方法が完成物の質を大きく左右するのでデモンスト レーションをよく理解し作業を進めること。必要な画材等は別途イン フォメーションする。 ◆成績評価の方法と基準 中間段階で適切かつ充分に検討がなされたか、最終制作物が目標とし た構想にどのくらい近づけたか、また造形的な観点[均衡、コントラ スト、美しさなど]からどれほどの成功をおさめているかを基準に評 価する。これに試行錯誤の段階で特に優れた検討が行われたもの、各 作業への積極的な取り組み姿勢、加工技術に特に秀でた点が認められ た場合これをあわせて評価に加える。 ◆教科書 特に使用しない。 ◆参考書・参考資料等 特になし。