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声楽実習Ⅱ【音楽文化創造学科】
声楽実習Ⅱ【音楽文化創造学科】 ゴスペル 専門 / 実習 / 2単位 兼松弘子 ◆授業の到達目標およびテーマ 学生はこの授業を通して、自分自身の身体全体が楽器であることを認 識した上で、黒人音楽のルーツでもあるゴスペル音楽を歌い、そのダ イナミックかつ繊細な表現法を身につける。歌うことが生きることと 密着している黒人社会のルーツを探りながら(歴史的背景、宗教的背 景、音楽的背景)、ブルース、ジャズ、R&B、ヒップホップ等に影響 を与えているゴスペルを学ぶ。地声、裏声、ミックスヴォイス等の違 い、腹式呼吸での発声法を中心に歌えることを目標とする。 ◆授業の概要 学生は、正しい呼吸法と発声法に基づいて、地声、裏声、ミックス ヴォイスの違いを学びながら、実際にゴスペルを歌う。ビデオや DVDを用いてゴスペルのルーツについて学び、歴史的、宗教的、音 楽的な背景を理解する。 ◆授業計画と内容 1回目∼15回目 ①腹式呼吸と胸式呼吸の違い ②地声、裏声、ミックスヴォイス ③ゴスペル音楽とその歌唱法 ④歴史的、宗教的、音楽的背景 ⑤実際に3∼4パートに分かれて歌い、ハーモニーの構成とヴォ イシングについて学ぶ。 ⑥体でリズムを感じながら耳で覚えて歌う。 ⑦コール&レスポンスでの歌唱法 16回目∼30回目 ①前期の学習を継続し、発展させる。 ②後期試験を到達目標とし、それぞれが歌詞に盛り込まれたメッ セージを、表現豊かに演奏できることを目標とする。 ③機会を用いてパフォーマンスにも積極的に学んでいることを生 かす。 ◆履修にあたっての準備学習(事前学習) ①履修事項は授業時間以外でも積極的に取り組む事。 ②自らの声の特徴を見極め、歌う事の楽しさ、自由さを発見する事に 努力する。 ◆成績評価の方法と基準 課題曲を忠実に、また表現豊かに歌っているか、歌詞の意味を深く理 解し、歌の中にあるメッセージを聞く者に十分伝えられているか等も 判断基準とする。採点基準として、平常点7 0%、実技試験30%とす る。 ◆教科書 特に使用しない。 ◆参考書・参考資料等 特になし。