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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会
い~な
あまみ
中 央
しらさぎ
さくら
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 1848 号 2014.4.8 発行
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「いじめに遭わない服」 NYで披露
NHK ニュース 2014 年 4 月 6 日
「子どもたちがいじめに遭わない服」を
テーマにしたユニークなファッションシ
ョーが5日、アメリカ・ニューヨークで開
かれ、いじめに遭わないために自分の存在
感を主張するような服が披露されました。
このファッションショーは、ニューヨー
クを中心に子どもたちからいじめの相談
を受けているグループが、デザイナーたち
と協力して企画しました。
ショーでは、いじめに遭わないためには男の子も女の子も自分の存在感を主張する服を
着ることが大事だとして、およそ20種類の服が披露されました。
このうち女の子向けには、友達の間で話題になるようパステルカラーなどの明るい色で
さまざまな素材が使われた服が紹介されました。
会場には、いじめを受けた経験のある子どもたちも招かれ、太っていることでいじめら
れたという14才の女の子は、
「これからは自分の個性を出して、好きな色やサイズの服を
自信を持って着たいと思います」と話していました。
アメリカでは、子どもの4人に1人がいじめを受けた経験があるということで、イベン
トを主催したケリー・デンプシーさんは、「明るい服を着ることで子どもたちは自分に自信
が持てるようになるし、いじめられることもなくなると思う」と話しています。
大津 「くれおカレッジ」開校 知的障害者の就労支援
京都新聞 2014 年 4 月 7 日
特別支援学校などの卒業者を対象に4年間かけて就労訓練など
を行う「くれおカレッジ」の開校式(大津市一里山1丁目)
特別支援学校などを卒業した知的障害のある人が対
象の就労移行支援施設「くれおカレッジ」がオープンし、
大津市一里山1丁目の同カレッジでこのほど開校式が
開かれた。関係者ら約60人が出席し、新入校生の新た
なスタートを祝った。
同施設は、知的障害者が社会生活と就労に必要な技能を学ぶ大学相当の場として、大津
市が進めている事業の2カ所目の施設として開設された。国の自立訓練事業2年と就労移
行支援事業2年を組み合わせ、4年間で国語や英会話などの教科学習や生活・就労訓練な
どを行う。本年度、18~24歳の男女10人が入校した。
開校式では、同カレッジを開設した社会福祉法人共生シンフォニー(同市大将軍2丁目)
の柴田與一郎理事長が「入校生のみなさんには、ここで自分を磨いて、オンリーワンの自
分を見つけて社会に出てほしい」とあいさつ。入校生を代表し、別所真基さん(18)=
同市=が「友達をつくったり、サークル活動をやって、友達とのきずなを深めたい」と抱
負を述べた。その後、一人一人に学生証が手渡された。
別所さんの父親の勝美さん(49)は「少人数で一人ずつ対応してもらえる。4年間で
美術の腕と自信をつけ、成長してほしい」と話した。
重度障害児の放課後預かり施設開所…愛知
読売新聞 2014 年 4 月 7 日
オープンした「キッズサポートセンター千兵衛」
ノコギリ屋根の織物工場を改修した障害児デイサービ
ス施設「キッズサポートセンター千兵衛」が5日、愛知
県蒲郡市三谷町にオープンした。
特別支援学校に通う子どもたちを夕方まで預かるほか、
お年寄りや地域の人たちの交流拠点としても活用しても
らうという。
同工場は1951年に建てられ、4年前までカーテン生地や自動車のシートカバーなど
を製造していた。繊維工場特有のノコギリ屋根をしている。繊維は蒲郡の地場産業で、三
谷町でも最盛期の1970年代には47棟で操業していたが、2010年には16棟に減
少したという。
施設を運営するNPO法人「楽笑」の小田泰久理事長(35)が新しい施設を開設する
建物を探していたところ、ノコギリ屋根の工場が「貸家」に出ているのが目に留まった。
「子
どもたちを地域の中で育むには地域のシンボルとして親しまれた建物が最適」と判断し、
約4000万円かけて改修。工場の外観はそのまま残す一方で、室内は明るいフローリン
グが施され、生まれ変わった。木造で162平方メートル。遊戯室、作業室、調理室など
を備える。費用は日本財団と市が補助した。
蒲郡市、幸田町と豊川・西尾市の一部から重度障害のある小学生から高校生までの18
人が利用。平日は岡崎、豊川の特別支援学校に迎えのバスを出し、放課後から夕方まで過
ごしてもらう。高校生には就業に備えてパソコンなどの訓練を行う。小田さんは「障害の
ある子どもが地域でともに暮らせる笑顔に満ちた施設にしたい」と話している。
(榊原宗一)
風疹、無料検査スタート
県など「妊娠希望女性は受けて」
岡山
産經新聞 2014 年 4 月 8 日
妊婦が感染すると、新生児に障害が出るおそれがある風疹について、県は今月から、妊
娠希望の女性を対象とした無料の抗体検査をスタートした。20~30代の女性の一部は
ワクチン接種を受けていない可能性が高いため、特に注意を呼びかけている。
県によると、妊娠20週ごろまでに風疹に感染すると、白内障や先天性心疾患、難聴な
ど「先天性風疹症候群」の子供が生まれる可能性がある。このため、ワクチン接種を検討
する前段階として無料検査の新規事業化を決め、新年度当初予算に約1500万円を計上
した。
妊娠希望者のうち、予防接種や妊婦健診時の抗体検査を受けたことがない人とその配偶
者・同居者が対象。岡山、倉敷の両市も4月から同様の検査を始めている。
風疹のワクチン接種は1回で抗体獲得率95%。2回摂取で99%とほぼ感染の危険性
がなくなる。しかし、一部の世代では、集団接種がなくなったことなどから接種を受けて
いない場合がある。なかでも昭和54~平成元年度生まれの女性は他の世代よりも可能性
が高いという。妊娠を希望するちょうど20~30代世代と重なることから、無料検査に
踏み切った。
風疹は24、25年に全国的に流行し、県内でも25年に76人の患者が出た。また、
24年10月~26年2月までに全国で42人の先天性風疹症候群の患者が報告された。
今年も全国で風疹の患者は118人(先月26日現在)が確認され、厚労省などが注意を
喚起中。県内でも2人の患者が出ている。
県健康推進課は「妊娠を希望する女性にはぜひ検査を受けてもらい、抗体がないことが
判明した場合はワクチンの接種を」とPR。検査は県内554カ所の医療機関で行ってい
る。
詳しくは県と2市のホームページで確認する。問い合わせは同課(電)086・226・
7331。
別府のNPO:障害者も楽しく温泉を…観光充実本格化
毎日新聞 2014 年 04 月 07 日
大分県別府市のNPO法人が4月から障害者の入浴支援事業を観光事業の一環として始
めた。これまではボランティアで介助してきたが、新たに職員4人を採用し、支援態勢を
本格化させ、障害がある人が気兼ねなく温泉観光を楽しめる街を目指す。大分県も今年度
に人件費や事業費などを助成し、温泉観光の充実につなげる考えだ。【祝部幹雄】
NPO法人はカウンセリングなどで障害者支援をしてきた「ゆぴあ」
。理事長の土谷雄一
さん(48)は、市内の温泉88カ所に入ると「名人」に認定される「別府八湯温泉道」
で何度も名人になっているほどの温泉通。
土谷さんはまちづくり団体の会合で知り合った身体障害者と意気投合し、2008年に
「車椅子温泉道」と名付けたボランティアの入浴支援チームをつくった。脱衣所と浴室に
大きな段差がある共同浴場では2、3人で抱え上げて入浴を介助し、4人の障害者が「名
人」になる手助けをした。
上下肢ともに力が入らない障害者の場合、浴槽に入れた後も両サイドから体を支えてあ
げなければおぼれかねないなど、障害によって介助の仕方が異なることも学んだ。
土谷さんは「ゆぴあ」が11年に設立された時からの中心メンバー。障害者の入浴介助
に本格的に取り組もうと考え、今春から理事長になった。新たに職員3人を採用し、4月
には更に1人を採用した。
県の助成金1200万円で人件費を賄い、入浴支援の相談や調整、介助スタッフ育成の
テキスト作りや講座の企画を行う。介助スタッフはアルバイトとして雇う予定。利用料は
3、4人の介助を必要とする人で1万5000円程度になると見込んでいる。
土谷さんは「一緒に温泉に入れば文字通りの『裸のつき合い』。縁が深まる」。県観光・
地域振興課も「入浴支援は他の温泉地にもあるかもしれないが、スタッフが地元の温泉施
設を熟知していることなど、きめ細かい支援ができるのは別府だけではないか。大分の温
泉力の底力を全国に知らせたい」と話している。
見抜けブラック企業
朝日新聞
2014 年 4 月 7 日
横浜弁護士会が主催したブラック企業の被害を考えるシンポジウ
ム=横浜市中区
新入社員が真新しいスーツで街を歩く春。就職活動を
終え、やっと入社した会社が「ブラック企業」だったら
――。過重な労働やパワハラが横行し、働き手を使い捨
てにする企業による被害が深刻化している。本人や家族
は自己防衛が必要だ。
県内に住む20代後半の女性は以前の会社で受けた傷
が癒えず、再就職に不安を感じている。
大学卒業後に4年間アルバイトをしていたが、2011年に25人規模の小売業者に入
社した。
顧客からの電話やメールへの対応が主な業務で、給与は月に手取り20万円。最長で月
約90時間の残業があり、日付が変わって帰宅する時もあった。自宅にパソコンを持ち帰
り、日曜の夜も仕事をした。残業代は一切、支給されなかった。
前任者からは「インフルエンザの時も、同僚がパソコンを自宅まで持ってきて仕事をさ
せられた」と聞いた。社員の健康診断の手配や年賀状の配送など、本来の業務とは関係な
い仕事もふられた。
昨年2月、勤務場所が本社に変わると、ストレスを感じるように。会議で発言すれば社
長に「会社の方針に従わないなら辞めてもらっていい」と叱責(しっ・せき)された。
腹痛で早退するようになり、過敏性腸症候群と診断された。早退してもパソコンは持ち
帰り、自宅で仕事をする状況は続いた。電話応対にも声が震えるようになった。社長から
は「髪の毛が抜けたらいい病院を紹介する」と言われた。会社は自分の味方ではないと思
い知った。
5月、後任が決まるまで保留になっていた退職を再び申し出ると、「手続きはしない。退
職手続きしないと他のところでは働けない」と脅された。医師に「会社を辞めることも休
むこともできない」と伝えたところ、適応障害と強迫神経症で「1カ月の休養が必要」と
の診断書が出て、5月中旬から休んだ。
5月分から給与は振り込まれず、7月中旬付の退職届を送ると、解雇通知が届いた。「損
害賠償を請求する」とも書かれていた。
女性は、若者の労働相談などを受け付けるNPO法人「POSSE」
(本部・東京都)に
相談。その後、未払い分の給与や残業代の支払い、慰謝料など約500万円を求め、労働
審判により一部を受け取った。
横浜弁護士会は2月、ブラック企業の被害を考えるシンポジウムを横浜市内で開いた。
過労死や、自殺を考えるまで追い詰められるなど取り返しのつかないケースも報告された。
パネリストの今野晴貴・POSSE代表によると、ブラック企業という言葉は、10年
ごろから学生の間で広く使われるようになったという。若者の非正規雇用の問題が大きく
取り上げられ、学生は「なんとしても、安定した正社員にならなければならない」と学校
や家庭で言われてきた。
だが、
「正社員雇用」を掲げながら使い潰すのがブラック企業だ。離職率の高さが特徴で、
外食や小売り、介護、保育といった業種に多く、3年で5割が辞める小売業もあるという。
「若者にこらえ性がないのではなく、会社が巧妙に自己都合による退職に追い詰めている」
と今野代表は話した。
嶋崎量弁護士は「100人採用しても、最初から全員を育てる気がない。正社員を求め
る若者の心理を悪用し、悪質だ」と述べた。
親や周囲ができることは何か。今野代表は「親世代は頑張ればなんとかなるという考え
が強い。だが、我慢していたら思うつぼ。実情を把握して欲しい」と語った。帰宅時間を
親がメモするなどして、子どもの異変に気づいたら相談機関につなぐよう提案した。
県が作成したリーフレットでは過重労働のほか、賃金不払い残業やパワハラ、
「正社員募
集で採用されたにもかかわらず、入社したら契約社員だった」といった合意のない労働条
件などを、
「ブラック企業」の一例として挙げている。
神奈川労働局が昨年9月、若者の使い捨てが疑われる222事業所を調べたところ、8
割を超える185事業所で法令違反が見つかった。違法な時間外労働が101事業所で、
賃金の不払い残業は70事業所で見つかった。39事業所で、時間外・休日勤務が月10
0時間を超えた労働者がいた。
こうした被害を未然に防ごうと、労働局は昨年度、県内の12大学で働く上での基礎知
識を知ってもらうための出前講義を開いた。
■求人や選考でこんな会社に要注意!
・業務内容を具体的に説明しない
・
「若手でも活躍できる」とうたう
・不自然に大量採用する
・給料が明らかに安かったり、高かったりする
・過酷な労働条件について普通であるかのように説得される
・すぐに内定がでる
・内定後のフォローがない
(ブラック企業対策プロジェクト「ブラック企業の見分け方」より抜粋。全文はhtt
p://bktp.org/よりダウンロード可能)
生活保護受給者の雇用創出
川崎市が「ISFネット」と連携で自立支援サポート
産經新聞 2014 年 4 月 7 日
ISFネットケア川崎でパソコン研修に臨む就業者ら=
川崎市幸区
川崎市が生活保護受給者の雇用創出に乗り出
した。IT関連企業「アイエスエフ(ISF)ネ
ット」(東京都)と連携し、生活保護受給者を雇
用する「ISFネットケア川崎」(川崎市幸区)
を2月に設立。既に内定者を含む雇用者は100
人を超えており、受給者の自立への一歩をサポー
トする取り組みとして注目されそうだ。(古川有
希)
「ずっと正社員になりたかったのでうれしい。先行きに不安もあるけど、できる限り挑
戦していきたい」
3月中旬、ISFネットケア川崎でパソコン研修を受けていた川崎区の女性(47)は
“新生活”に期待を膨らませる。女性は離婚を機に4年前から生活保護を受給していたが、
「保護を抜けたいという気持ちはずっとあった」。そんな中、同社の存在を知り、長女の高
校入学に合わせて2月に入社したという。
ISFネットは平成12年設立。コンピューターネットワークの導入・構築サポートや
運用管理支援などを手がける。障害者やシングルマザー、引きこもりなど就職弱者とされ
る人々を積極的に雇用している。国内外に20のグループ企業があるが、生活保護受給者
に特化した会社を設立したのはISFネットケア川崎が初めてのケースとなる。
同社は特定派遣の形を取っており、ある派遣先での仕事が終了した後でも雇用は継続さ
れる。同社の梶原恒明本部長(38)は、「(一つの)仕事がなくなっても失業することは
なくなる」とメリットを強調する。
7日時点の同社の雇用者は86人、内定者も20人に上る。3カ月~半年程度の試用期
間を経て正社員になれば月額16万9千円の給料が支払われる。
市にとっても、受給者の自立支援は喫緊の課題だ。リーマン・ショック以降、失業を理
由とした生活保護受給者が激増。市生活保護・自立支援室によると、市内の受給者約3万
2千人のうち、就職を支援しているのは4500人に達した。これらの人たちが安定的な
職を得ることで受給費が圧縮され、
「財政的効果も大きい」という。
担当者は「働ける人は働いてもらうのが自立支援の考え方。今回のノウハウを生かして、
賛同してもらえる企業を増やしたい」と話している。
日中おむつのゼロ特養 認知症改善に効果
羽咋、
「元の生活」目指す
北陸中日新聞
2014 年 4 月 6 日
日中、利用者におむつを使用しないで介護をする特別養護老人ホームがある。自らトイ
レに行くことがきっかけになり利用者の生活の質が改善し、認知症の軽減にも効果が見込
めるという。
(島崎勝弘)
施設の廊下を散歩する利用者たち=羽咋市的場町で
石川県羽咋市の特別養護老人ホーム眉丈園
(びじょうえん)。ソファに座っていた高齢の
女性がすくっと立ち上がった。すると介護職員
が女性をトイレに誘導する。職員の西塔江里香
さん(31)は「昔は、流れ作業的に大きなカ
ートを押しながら持ち場の各部屋を2時間も
かけておむつ交換していた」と振り返る。
利用者の尊厳の観点から眉丈園が排せつケ
アの見直しを始めたのが2007年。日中の人
員を確保するためにそれまでの16時間の夜間勤務を
見直し、8時間の交代勤務体制に変更したり、車いすの
まま入ることができるようにトイレを広く改修したり
しながら準備を進めてきた。
職員たちも09年から3年間、全国老人福祉施設協議
会主催の「介護力向上講習会」を受講して意識改革に取
り組み、11年6月に県内の老人福祉施設では初めて、
昼間、排便のためにおむつや代用品を使わない「日中お
むつゼロ」を達成した。
同園では入所とともに布パンツをはいてもらう。12
0人の利用者のうち、7割強が認知症を患っているが、
利用者の9割は夜間もおむつを使っていない。利用者の
女性(87)は「おしっこをしたいなあと思うころに職
員の方が『
(トイレに)行きませんか』と声をかけてく
れるし、何も不安はないわいね」と話す。
同園を運営する社会福祉法人の加中英喜理事長(59)は「排せつ介護は日常生活の改
善にもつながり、自分のことを自分でできるようになると生活の質も高まる」と指摘する。
園では水分を十分に摂取することや栄養をしっかり取ること、運動量を増やすことにも
併せて取り組んでおり、
「施設の生活に適応することで認知症の改善にも効果がでてきてい
る」と話す。
今後は「特養ホームは終(つい)の棲家(すみか)」との意識を取り払ってもらうべく、
利用者の4分の1に希望する生活に戻ってもらえるよう、さらに介護力を高めたいという。
福島・いわき市の授産施設が全焼 障害者ら全員避難 ANN ニュース 2014 年 4 月 7 日
福島県いわき市で障害者が働く授産施設が全焼し、現場周辺は一時、騒然としました。
消防などによりますと、7 日午後 2 時前、いわき市の「内郷授産場から火が出た」と施設
の職員から消防に通報がありました。火は約 1 時間後に消し止められましたが、木造平屋
建ての施設 1 棟が全焼です。当時、施設には障害者 25 人と職員がいましたが、全員が避難
し、けが人はいませんでした。
内郷授産場場長:
「一番奥の部屋だと思うんですが、原因は分からないです」「(Q.当時、
使っていた部屋か?)使っていた部屋ではないです」
施設の近くには病院や住宅もあり、周囲は一時、騒然としました。警察などが火事の原
因を調べています。
障害者の生活と平和守る運動を 障全協が総会
しんぶん赤旗 2014 年 4 月 7 日
障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)は6日、東京都内で第48回総会
を開き、結成50年を前にした運動推進「5カ年計画」とともに、地域単位の運動・組織
づくりをすすめるなどの方針を確認しました。
中内福成会長はあいさつで、安倍自公政権が国連の障害者権利条約を批准する一方で、
障害者の暮らしを破壊する消費税増税と社会保障の解体や戦争する国づくりをすすめてい
ると指摘。「障害者の暮らしを守ることと同時に平和を守るための運動を地域ですすめよ
う」と呼びかけました。
白沢仁事務局長は、障害者権利条約に照らして障害者施策の改善・拡充を求める運動と
障害児の発達を保障する教育の実現を求める運動の強化を訴えました。
障害児支援や地域組織づくり、障害者の暮らしの場などについて発言がありました。
「障害乳幼児の療育に応益負担を持ち込ませない会」の池添素さんは、障害児支援をか
たって営利企業の参入が増える中で、保護者の就労と子どもの発達を保障するためのかか
わりが大きな課題だと述べました。
岡山市の浅田達雄さん(65)は、障害者が65歳になるとそれまで使っていた障害福祉サ
ービスではなく介護保険を優先して利用しなければならないのは違憲だとして昨年9月提
訴しました。訴訟で、介護保険制度が重度障害者の支援にそぐわない実態を明らかにし、
必要な支援が適切に利用できるよう求めてたたかっていることを報告しました。
災害看護リーダー養成へ共同大学院…国公私立5大学
読売新聞 2014 年 4 月 7 日
決意を述べる池田さん(高知市の県立大池キャンパスで)
災害看護教育に力を入れている高知県立大(高知市)
など5大学が5日、全国で初めて専門家育成のための共
同大学院を開設した。
被災地での救護活動や被災者ケアの計画立案など、国
際的に活躍できる災害看護のリーダー養成を目指す。
災害看護は、看護師の知識などを生かし、自然災害や
大規模火災、放射能事故などの現場で、被災者の救命看護から健康維持、心のケアまでを
担う。
阪神大震災(1995年)で注目され、東日本大震災(2011年)でも、避難所や仮
設住宅で被災者の健康チェックや生活相談にあたった。重要性への認識は増している。
高知県立大のほか、看護学の研究科がある兵庫県立大、東京医科歯科大、千葉大、日本
赤十字看護大の国公私立5大学が参加。「共同災害看護学専攻」(5年制博士課程)を設置
し、初年度は学生が各大学から2~3人ずつの計11人、教員は計35人置いた。
学生はテレビ会議システムを通し、各大学で看護学、国際福祉、英語などを同時に受講
する。年に数回程度、一か所に集まって合同講義を行う。実務経験を積むため、国内の災
害拠点病院や東日本大震災の被災地での実習、世界保健機関(WHO)の就業体験もある。
この日、高知県立大池キャンパスで行われた開校式には、各大学の関係者ら約120人
が出席。高知県立大の南裕子学長が式辞を述べ、学生代表の日本赤十字看護大大学院1年、
池田稔子さん(47)が「5年間の学びを通して、災害時に人々の健康、安全を守る役割
を果たせる人材になります」と宣誓した。
1期生となる、高知県立大大学院1年、諸沢美穂さん(32)は、「世界の災害現場で、
一人でも多くの命を救い、息長く被災者支援ができるように学びを深めたい」と意欲を語
った。
(菊池真司)
4月7日付・心のバリアフリー
四国新聞 2014 年 04 月 07 日
年度替わりの1日、パラリンピック選手強化の所管が厚生労働省から、五輪と同じ文部
科学省に移った。2020年東京五輪・パラリンピックの成功に向け、一体的に取り組む
体制が整った。
同日、日本障害者スポーツ協会は「日本障がい者スポーツ協会」と名称を変えた。組織
の英語表記も「障がい者スポーツ」を「Para Sports」とし、日本のパラリン
ピック運動は転換期を迎えた。
同協会は「害」を不快に思う人に配慮し、社会の意識を変える一つの誘因にもなるよう
期待して「がい」に改めたという。
「社会の意識を変える」とは、誰もが区別なくスポーツ
を楽しめる「バリアフリー」を実現させることだと理解する。
1964年東京パラリンピックに出場した近藤秀夫さん(高知県在住)は当時を振り返
り「隔世の感がする」
。初参加の日本は病院や施設から体力のある人を寄せ集めた。試合で
は全く歯が立たなかった。
リハビリテーションから競技スポーツへ。パラリンピックは変貌を遂げてきた。写真家
の越智貴雄さんは2000年シドニー大会からパラリンピックを撮影してきた。レンズを
通して「競技力の圧倒的なレベルアップ」を実感している。
パラリンピックを開くことで市民の意識も変わる。「発祥国」の英国でさえ、12年ロン
ドン大会を経験して「社会が変わった」とされる。困っている人がいたら、助けるのは当
たり前。20年東京大会に一番求められるのは「心のバリアフリー」かもしれない。(K)
<金口木舌>血の通った社会保障を
琉球新報 2014 年 4 月 7 日
好物だというまんじゅうを口元に運んであげると、ベッド上で無表情だった女性の頬が
緩んだ。一口ずつ味わう姿を、家族はいとおしそうに見詰める▼沖縄市で「NPO法人口
から食べる幸せを守る会」の理事長で看護師の小山珠美さんの講演を聞き、高齢者医療の
原点に触れたような気がした(3月31日付ライフ面)▼病後、自力での飲み込みが困難
となった高齢の患者を、看護師、言語療法士、栄養士など病院スタッフがチームでサポー
トする。胃ろうで口から食べられなかった患者が再び自ら口で食べる姿は、人間らしい生
活にとって食がいかに大切か、考えさせられる▼「長生きを楽しみ、口からおいしく食事
を取れることが人間の尊厳の基本だ」
。小山さんはこう強調する。患者の食べる力を回復し、
退院させることが守る会の目標だ。
「目の前にいる患者を、自分の将来像だと思って見てほ
しい」
。小山さんは、この国の高齢者医療や介護の在り方を問う▼一方、この春から高齢者
医療への風当たりがますます強まっているようだ。70~74歳の医療費窓口負担で2割
の引き上げ、後期高齢者医療制度の保険料の変更などだ。社会保障の充実と税の改革は一
体で-との政府の国民への約束は偽りだったのか▼この国は個人の尊厳を守り、血の通っ
た社会保障を打ち出せるのか。国民は答えを待っている。
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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