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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

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知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会
い~な
あまみ
中 央
しらさぎ
さくら
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 688 号 2012.2.10 発行
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スペシャルオリンピックスきょう開幕
朝日新聞 2012 年 02 月 10 日
笑顔で最終調整に臨むフィギュアの高橋
和真さん(中央)と佐藤響美さん(右)=
郡山市熱海町玉川反田
スタートの練習に取り組む遠藤進さん(手前)と、後ろで見
守る弘之さん(左)=郡山市熱海町玉川反田
●7競技に最多900人が参加
知的発達障害者のスポーツの祭典「スペシャルオ
リンピックス(SO)日本冬季ナショナルゲーム」
が10日、猪苗代町で開会式を迎える。同町と郡山
市を会場とし、アルペンスキーやフィギュアスケー
トなど7競技に全国から約900人が参加。冬季大
会初出場となる県内勢は競技歴が浅い選手が多いが、
待ちに待った晴れ舞台に向けて最高の仕上がりで本番に臨む。
「よかった、よく似合う」
。競技会場となる郡山市の磐梯熱海アイスアリーナ。フィギュ
アに出場する高橋和真さん(16)=郡山市=と佐藤響美(きょうみ)さん(18)=同
=に3日、ヘッドコーチの安江恵美子さん(51)から手作りの大会用衣装が贈られた。
高橋さんは黄色地にチェックのシャツ、佐藤さんは黒地に赤いハートをあしらった衣装。
さっそく着替えてリンクに入ると、吉田一也選手団長(37)は「顔が引き締まった。本
番が近いことを自覚している」
。
2人がスケートを競技として本格的に始めたのはこの冬から。週2~3回、コーチとと
もに練習に励む。滑るたびに上達するのを感じるのか、コーチが止めない限り滑り続ける
ほど練習熱心という。
「自分で考えた振り付けをみんなに見てもらえるのが楽しみ」と高橋さん。佐藤さんは
1月にようやく1人でリンクの中央に立てるようになった。安江さんは「以前は『できな
い』と思うと挑まなかったが、できる喜びが上回るようになった」と目を細める。
スピードスケートの遠藤弘之さん(34)=本宮市=と遠藤進さん(22)=郡山市=
は7日、同アリーナで最後の練習に臨んだ。
進さんは25メートルの部に出場。夏季大会の出場を目指してボウリングやバドミント
ンを続けていたが、昨年11月からスケートに取り組む。初めは壁にしがみついてばかり
だったが、持ち前の運動神経を発揮してぐんぐん上達。この日は過去最速の13秒台を出
した。母恵美子さん(61)は「スケートを始めて笑顔が増え、体が締まった」と喜ぶ。
「もっと前を見て。腕を振って」
。コーチのげきに応えようと、弘之さんは懸命に最後の
仕上げにかかった。この日は見学者が多く少し緊張の様子。それでも「うまく動けた。た
くさん練習したので1位になりたい」。111メートルの部に出場する。
●米国発祥、全員が表彰台
ダウン症や自閉症、意思疎通や考えることが苦手な人たちの健康増進にスポーツが役立
つとして、SOは1968年に米国で始まった。オリンピックと同様に夏と冬の世界大会
が4年ごとに開かれている。国内大会は95年に熊本県で夏季大会が開かれて以降、夏冬
合わせて10大会目となる。
競技の特性にもよるが、出場者は2カ月ほどボランティアのコーチとスポーツを楽しみ、
その成果を披露する。性別や年齢、競技能力をもとにグループを分け、なるべく同程度の
能力の人同士で競う。予選はあるが全員が決勝に進み、表彰台に全選手が上るのもSOの
特徴だ。
今大会には33都道府県から選手・コーチら合わせ、冬季大会としては最多の約900
人が参加。県内勢は65人が選手団をつくった。ボランティアは15歳から80歳までの
2千人超が全国から駆けつける。
10日は猪苗代町総合体育館「カメリーナ」で開会式。競技は11、12日にアルペン
スキー、スノーボード、クロスカントリースキー、スノーシューイングが同町の沼尻スキ
ー場、スピードスケートとフィギュアは磐梯熱海アイスアリーナ、フロアホッケーと閉会
式はカメリーナである。
郡山と猪苗代3会場で7種目 きょう開幕
読売新聞 2012 年 2 月 10 日
雪が降りしきる中、雪上競技の会場ではテント設営などが行われ
ていた(9日午後、猪苗代町の沼尻スキー場で)
知的障害者のスポーツの祭典、スペシャルオリンピッ
クス(SO)の国内大会「スペシャルオリンピックス日
本冬季ナショナルゲーム・福島」が10日から3日間の
日程で始まる。大会には過去最多の898人の選手やコ
ーチが参加。アルペンスキーなどの雪上競技のほか、ス
ケート競技、フロアホッケーなど計7種目が、郡山市と
猪苗代町の3会場で開かれる。
■ボランティア 東日本大震災の影響で、一時は県内での開催が危ぶまれたが、「こういう
時だからこそぜひ福島で」という全国の関係者からの声に押され、開催にこぎつけた。関
係者たちは準備万全の受け入れ態勢で選手たちを待ち受けている。
大会運営を支えるのは、県内外から集まる約2300人のボランティア。県内の4大学
からも124人が参加し、会場での選手の誘導などを行う。福島大学3年の今村久美子さ
ん(21)は、
「復興のために何かしたいと思い、参加を決めた。福島の学生が主体的に動
くことで、県内外に福島は元気だと伝えたい」と意気込んでいる。
■郷土料理 選手団の宿舎となるホテルや旅館では、選手たちが快適に過ごせるようにと準
備が進められている。
スキー競技に参加する選手やスタッフ約50人が宿泊する猪苗代町・沼尻温泉の「沼尻
高原ロッジ」では、8日午前から従業員が料理の下ごしらえに励んでいた。会津地方の郷
土料理「こづゆ」も用意しており、同ロッジ従業員の猪俣和子さん(68)は「競技で頑
張ってもらえるように、温かくおいしいものを提供したい」と話した。
大会中、選手たちは自立促進のために保護者と離れて生活することになっており、宿舎
は別々となる。
「沼尻温泉のんびり館」では通常1人の宿直を6人に増やして対応する。女
将の笹生博美さん(54)は「いい思い出を作れるよう心からのもてなしをしたい」と歓
迎している。
■福島開催の意義 大会の実行委員会の佐久間啓委員長(56)は「震災と原発事故の被害
を受けた福島で、全国から選手が集まる大会が開かれるのは大きな意義がある」と強調す
る。
SO国内本部と地区組織のSO福島は、震災後から開催について協議を重ねた。放射線
への不安の声もあったが、本部が全国の地区組織に尋ねたところ、福島での開催を求める
意見が多かったという。佐久間委員長は「障害を持つ人が共に生きることができる社会作
りを考えるきっかけになれば」と期待している。
障害者自立支援法:廃止申し入れ…元原告団が厚労省に
毎日新聞 2012 年 2 月 9 日
申し入れをした障害者自立支援法違憲訴訟の元原告・弁
護団にあいさつする厚生労働省の津田弥太郎政務官(右)
=東京・霞が関の厚生労働省で2012年2月9日、石
川隆宣撮影
障害者自立支援法違憲訴訟の元原告・弁護団が
9日、厚生労働省の津田弥太郎政務官らと面会し、
同法の廃止と新法への障害当事者の意見反映を
強く求めた。厚労省は、理念や名称を改めた自立
支援法改正案を新法とみなし、今国会に提案する
方針を説明したが、元原告らは「到底納得できな
い」などと激しく反発した。
政府と原告団は「13年8月までに自立支援法を廃止し新たな福祉法制を実施する」と
する基本合意を交わし、10年に和解していた。
記者会見した弁護団の藤岡毅事務局長は「約束を全てほごにするもので、最低限の国家
としてのモラルさえ感じられない」と政府の姿勢を厳しく批判した。
【石川隆宣】
新たな支援制度、障害者団体が反発
TBS ニュース 2012 年 2 月 10 日
政府がまとめた障害者自立支援法に代わる新たな障害者の支援制度について、障害者団
体らが当事者の意見が反映されていないと反発しました。
厚労省と協議を行った障害者団体らは、政府がまとめた障害者自立支援法に代わる新た
な障害者の支援制度について、これまで求めていた福祉サービス利用料の原則無料化など
が盛り込まれておらず、障害者の意見が反映されていないと反発しました。
「どうしてこんな法案が新しい法律になってしまうのか」
(障害者団体らの会見)
会見を行った障害者団体は、福祉サービスの1割負担が求められる「障害者自立支援法」
は、障害が重いほどサービスの利用料が増える法律で違憲だとして、国を相手に訴訟を起
こしていましたが、国は来年8月までに障害者自立支援法の廃止を約束し、和解していま
した。
障害者団体は、
「新たな支援制度は障害者自立支援法とほとんど変わっていない。国は約
束を守って欲しい」と抗議の声をあげています。
宇都宮障がい福祉サービス案まとまる
下野新聞 2012 年 2 月 10 日
【宇都宮】市保健福祉部は、新年度から3年間の「市障がい福祉サービス計画」の素案を
作成した。新規事業として、障害者 20+ 件に対する相談支援の中心的役割を担う基幹相談
支援センターの整備、障がい者虐待防止センターの設置などを盛り込んでいる。
計画は2014年度の法定の障害福祉サービス見込み量として、ホームヘルパーが自宅
で身の回りの世話をする居宅介護や外出の手助けをする行動援護などの訪問系サービスは、
11 年度実績の1・7倍に当たる1カ月706人と想定している。
施設に通所し就労する際の支援を行う日中活動系サービスは同1・5倍の1615人を
見込んだ。いずれも障害者 20+ 件数が増加するとともに、サービスの認知度が高まってい
ることが背景にあるという。
計画はこうした需要増に対応し、きめ細かな施策を実現するための具体策として、新た
に(1)相談支援体制の充実強化(2)障がい者虐待に対する取り組み強化(3)障がい者自立支援
協議会の機能強化ーなどを盛り込んだ。
市障がい福祉課は 29 日まで市民から意見を募るパブリックコメントを実施する。問い合
わせは同課電話028・632・2228。
県、12年288万未払い
朝日新聞 2012 年 02 月 09 日 秋田
保護者と死別した障害者に年金を支給する心身障害者扶養共済制度を巡り、ある保護者
の死亡報告を県が12年間にわたって放置し、計288万円分の年金が払われていなかっ
たことが8日、分かった。県生活と健康を守る会連合会(県生連)がこの日、記者会見し
て公表した。
年金が未払いだったのは1998年2月分から2010年1月分まで。県障害福祉課は
この保護者の死亡を把握できておらず、ほぼ同期間に、この保護者の掛け金として、制度
を運営する独立行政法人「福祉医療機構」に計90万7600円を余分に支払っていた。
また、01年3月に制度から脱退した別の保護者についても事務処理ができておらず、
結果的に8年9カ月分の掛け金52万2900円を誤って支払っていた。このうち、8年
半分については機構から返金されず、県は50万2200円の損害を出す形となった。
障害がある人の保護者を対象につくられた共済制度は、年齢によって定められた月93
00~2万3300円の掛け金を払うと、保護者が亡くなったり、重い障害を負ったりし
た場合、残された障害者が月2万円の年金を生涯受け取れる。
これらの事務ミスは09年12月、補正予算の作業をする中で発覚していた。10年度
になって遺族に年金が支払われるなどしたが、県は一連の事案を発表せず、関係者の処分
も見送った。
県人事課は「時間がたっていて現場と本庁のどちらに責任があるかつかめなかった。管
理態勢を問おうにも当時の課長が全員退職しており、処分の対象者がいなかった」と話す。
県生連は8日、佐竹敬久知事あてに再調査を求める要請書を出した。情報公開して一連
の事案を知ったという鈴木正和会長は「10年以上もなぜミスに気がつかなかったのか。
県民が納得いく調査をしてほしい」と話している。
26歳知的障害者を恐喝、中2男子逮捕
読売新聞 2012 年 2 月 9 日
神奈川県警伊勢原署は8日、伊勢原市内の中学2年男子生徒(14)を恐喝容疑で逮捕
した。
発表によると、男子生徒は昨年11月28日午後6時ごろ、同市内の無職男性(26)
に対し、
「通帳とキャッシュカードを持って来い。手ぶらだと殺すぞ」と電話して呼び出し、
約40分後に同市桜台のコンビニ店で、男性が持ってきた金融機関のキャッシュカードを
使ってATMから現金4万円を引き出し、脅し取った疑い。
男子生徒は昨年10月、市内の祭りで男性と知り合い、男性が知的障害を持つことにつ
け込み、恐喝したとみられる。男性の家族が警察に相談し、発覚した。男子生徒はほかに
も複数回、男性を呼び出しており、同署でさらに調べている。
「自閉症の世界」知って 発達障害者
講演
朝日新聞 2012 年 02 月 09 日
◇長崎市が11日
自閉症の人たちが暮らしやすい世の中にするには?。長崎市は11日、
「自閉症の僕が語
る自閉症の世界」と題した講演会を、同市茂里町の長崎ブリックホールで開く。発達障害
への理解を深めるため毎年講演会を開いているが、発達障害者本人による講演は初めてと
いう。
5歳で「自閉傾向」があると診断され、会話が苦手な東田直樹さん(19)が、パソコ
ンと文字盤を使って講演する。東田さんは4歳の頃から詩や物語を書き2004、05年
にグリム童話賞大賞を受賞した。現在は作家として活動している。講演会では東田さんの
母も親の立場から講演する。
当日は午後1時半から。先着順で若干名、聴講が可能。問い合わせは、長崎市障害福祉
課(095・829・1141)
。
動物テーマにプレ企画展 11 日から、鞆の津ミュージアム
山陽新聞 2012 年 2 月 9 日
プレオープンへ準備が進む「鞆の津ミュージアム」
社会福祉法人「創樹会」
(福山市水呑町)が同
市鞆地区にある築150年以上の土蔵を改修し
た「鞆の津ミュージアム」で、11 日から障害者
20+ 件や現代アート作家による動物をテーマに
した「はじまるアニマル展」が開かれる。5月
のオープンを控えたプレ企画。同ミュージアム
は「幕末の雰囲気が残る独特な空間と、創造性
豊かな障害者とアーティストの作品のコラボレ
ーションを楽しんで」と来場を呼び掛けている。
地元の旧商家が倉庫などとして使用していた土蔵(木造平屋約400平方メートル)を
創樹会が借り受け、障害者 20+ 件の作品の魅力を発信する拠点として改修した。設計は建
築家竹原義二・大阪市立大教授が手掛け、吹き抜けの天井に黒光りする太い梁(はり)が
存在感を放ち、独特な空間を演出している。
プレ展では同会が運営する知的障害者 20+ 件施設・福山六方学園(福山市水呑町)の利
用者平野信治さん、同市の造形作家ヨシダコウブンさん、岡山市の造形作家細見博子さん、
広島市の作業所利用者山内紀彦さんの4人が出品。
パステルクレヨンで大好きなタレント志村けんさんやパンダなどを描いた平野さんの絵
画(4点)は、全て正面を向いた独特の表情が印象的。山内さんのアクリル画は動物たち
の特徴をとらえた愛嬌(あいきょう)ある表情が面白い。造形作家2人のユニークなオブ
ジェも目を引き、計 71 点を楽しめる。3月4日まで。
今月 13 日には関連イベントとして、同学園と親交のある女優東ちづるさんのトークイベ
ントがリーデンローズ(福山市松浜町)で午後6時半から開かれる。入場無料。問い合わ
せは同学園(084―956―0255)。
輿石さん(セイビドー社長)障害者の“目”に
クス」 ボランティアで視力検査
福島であすから「スペシャルオリンピッ
山梨日日新聞 2012 年 02 月 09 日
熊本県で開かれたスペシャルオリンピックス全国大会で、選手の視力
をチェックする輿石丈夫さん(2006年)
福島県を会場に10日開幕する知的障害者のスポーツの
祭典「スペシャルオリンピックス」全国大会に、眼鏡・補
聴器販売のセイビドー(甲府市丸の内1丁目)の輿石丈夫
社長(45)がボランティアスタッフとして参加する。
「眼
鏡のプロ」として、競技者の視力チェックを担当する。
同大会は2013年に韓国で開催する冬季世界大会の国
内選考も兼ねている。10~12日の3日間で、アルペン
スキーやスノーボードなど7種目が行われ、約600人が
エントリー。山梨県勢もショートトラックスピードスケートとフィギュアスケートに計5
人が出場する。
輿石さんは2002年から、選手の健康チェックを行う「ヘルシー・アスリート・プ
ログラム」に参加。眼科医とともに参加選手の視力を確認している。05年に長野県で開
かれた世界大会も含め、今回で5回目の参加となる。
「周囲にうまく気持ちを伝えられない選手もいて、実は視力が悪かったり、眼鏡の度数
が合っていなかったりすることがよくある」と輿石さん。視力検査表はハートや四角、丸
といったマークを使い、答えやすいよう工夫している。カウンセリングと呼ばれる面談で
は、相手の表情などを見て判断することも。
「視力が良くなれば、日常生活での負担も軽く
なる」と意義を話す。
輿石さんは9日に現地に向かう。交通、宿泊などにかかる費用は自己負担だ。
「競技者の
笑顔が楽しみ。仕事を抱えながらの参加は大変なこともあるが、今後も続けていきたい」
と話している。
ホテル、旅館で障害者雇用を 別府で交流会
大分合同新聞 2012 年 02 月 09 日
交流会には40人が参加
障害者の法定雇用が課題となっている中、別府
市障害者自立支援協議会(田川収一会長)の就労
部会は、民間企業との「障害者就労支援ネットワ
ーク交流会」を開いている。このほど、市内でホ
テル・旅館業者を対象に講演会を開いた。
別府市障害者自立支援協議会の就労部会による
と、市内では太陽の家や関連企業などで多くの身体障害者を雇用しているが、そのほかの
企業での雇用、知的や精神障害者の雇用は進んでいないという。
同部会は約2年前から、製造業や介護関連事業者などを対象に計3回の交流会を開催。
雇用者側と障害者の支援者が働き方や求める人材の要件などについて情報交換。就労につ
ながった例もあるという。
交流会には約40人が参加。知的障害者20人を雇用する京都市の旅館「日昇館尚心亭」
のおかみ、野村睦美さんが講演した。「人手不足がきっかけで雇用を考えた。働きぶりはよ
く7人の採用を決めた」と野村さん。清掃やベッドメーキングなど少しずつ仕事の幅が広
がったという。
「一人一人力量は違うが、個々に合わせたカリキュラムを作っている」と語
り、保護者との連携やグループホーム開設など取り組みも紹介。参加者からは給与や採用
後の支援などの質問が出た。
市旅館ホテル組合連合会の上月敬一郎会長は「福祉との接点はなく障害者雇用の情報は
なかった。今後、雇用の可能性を探ることはできる」と話す。同部会は「雇用者側も障害
者雇用について知識がないために踏み出せていない現状がある。情報を発信することが必
要」としており、田川会長は「別府の基幹産業である観光業で、障害者が働く機会はなか
った。事業者に関心を持ってもらいたい」と話した。
<メモ> 大分労働局によると、県内の民間企業の障害者雇用率は2・0%(2011年
6月)。身体障害者は1・65%(全国1位)だが、知的は0・29%(40位)、精神は
0・06%(14位)
。県内の宿泊業・飲食サービス業の就職者は09年度が25人、10
年度が26人となっている。
障害者向け学習ソフト 美来工生が開発
沖縄タイムス 2012 年 2 月 9 日
美来工科高の生徒が開発した漢字学習支援ソフト
【沖縄】美来工科高校コンピュータデザイン科の3年
生が、障がいのある人向けの漢字学習用パソコンソフト
を開発し、贈呈式が8日、沖縄市の泡瀬特別支援学校で
開かれた。学校の枠を越え、泡瀬校の児童や教諭らの助
言を受けて改良を重ねたソフトは、音声やアニメーショ
ンの動画を使った力作。美来工科の生徒は「分かりやす
く楽しんで覚えてもらえる」と胸を張った。泡瀬校の児
童も「みんなで大切に使っていきたい」と喜んだ。
ソフトは、脳性まひのある子どもが動作面の困難さだ
けでなく、視覚的に情報を取り入れることが苦手だという点を考慮。筆順や漢字の成り立
ち、形や部首などの組み合わせで覚える方法を七つのグループの37人が研究を重ね、昨
年4月から開発を進めた。開発途中の昨年10月には、音声の抑揚やイラストを加えてほ
しいという泡瀬校側の助言を受け、改良も加えた。
例えば「王」という漢字をイメージするには「横に大きめの『三』を書いて、真ん中か
ら縦に線を書いて…」などと音声やネコ、クマなど動物の動画を使って分かりやすく説明
している。美来工科3年の兼本みづかさんは「意見を取り入れて開発することの大変さを
学んだ」と話す。
一方、試作品を使った、泡瀬校小学部5年の玉城侑武君は「漢字がとても分かりやすく、
ネコ(のイラスト)がかわいかった」と話した。玉城君は漢字検定にも挑戦するという。
同校の下地直子教諭は「要望を取り入れてもらい、市販のソフトよりも使いやすい。肢
体不自由の子どもたちの助けになる」と感謝した。約40人の児童、生徒がソフトを使う
としている。
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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