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08 年度以降 07 年度以前 歴史と文化1(歴史学 1)(「15 年戦争」をどう
08 年度以降 07 年度以前 歴史と文化1(歴史学 1)(「15 年戦争」をどうとらえるか) 歴史学 a(「15 年戦争」をどうとらえるか) 講義目的、講義概要 担当者 丸浜 昭 授業計画 一般に、1945 年に終わった戦争の相手はアメリカだった 1 1945 年に終わった戦争の呼称・相手をめぐって ととらえられているだろう。しかし、それだけでいいだろ 2 日中戦争と対米英戦争 うか。この戦争を何と呼ぶか。そもそも、いつ、どこで始 3 真珠湾からか、コタバルからか まったのか。これらの問いへの答えをみると、日本人のこ 4 被害の問題①―空襲は何を示すか の戦争への認識が浮かび上がってくる。戦後 60 年を越えた 5 被害の問題②―原爆投下をどうとらえるか 今日でも、田母神論文が登場するなど、日本人のこの戦争 6 加害の問題①―731 部隊とは何か への認識は多くの課題をかかえており、政治的な争点にも 7 加害の問題②―南京事件をどうとらえるか なっている。春は、現代との関わりを意識しながらこの戦 8 加害の問題③―三光作戦をめぐって 争をとらえることを中心課題とする。 9 兵士と民衆①―日本軍隊の特徴をみる 被害や加害の事実をしっかりと見たい。見るのがつらい 10 兵士と民衆②―教育でどう兵士が育てられたか ところもあるが、ビデオをかなり使う。そして、教育のあ 11 戦時下の社会―天皇制と国家神道・戦争への動員 り方など社会の状況、経済との関わりなども含めて、戦争 12 戦争と経済の関わりを考える① の全体像を考える。できれば、秋学期とあわせて受講して 13 戦争と経済の関わりを考える② 欲しい。 14 まとめとして―この戦争の原因をどうとらえるか テキスト、参考文献 評価方法 定期試験の時間の中で、論述の形式で試験を実施する 授業の中で紹介する 08 年度以降 07 年度以前 出席点等による平常点をいくらか加味する予定 歴史と文化1(歴史学 2)(戦後史の中の「15 年戦争」) 歴史学 b(戦後史の中の「15 年戦争」) 講義目的、講義概要 担当者 丸浜 昭 授業計画 1945 年 8 月 15 日に敗戦を迎えた戦争は、戦後 60 年を越 1 沖縄戦が私たちに投げかけたこと えた今日でもさまざまな課題を残している。そこには、戦 2 本土決戦と日本の戦争の終わり方 後のアメリカとの関係が、講和や賠償問題、また日本人の 3 日本国憲法はどう生まれたか 戦争認識にも大きな影響を与えてきた事実がある。 4 東京裁判をめぐって この問題を体現しているひとつに、沖縄がある。なぜ沖 5 サンフランシスコ講和のもった問題 縄には、本土にはないたくさんの米軍基地があるのか…。 6 日本とドイツの戦後補償① 戦後の沖縄の歩みを知らなければ、今日の沖縄の問題をと 7 日本とドイツの戦後補償② らえることはできない。また、今もなお中国や韓国・朝鮮 8 日韓条約はなぜ 1965 年に結ばれたか の人々から戦後補償が求められ、戦争の認識をめぐる論議 9 日中国交回復を考える が起こる背景にも、この戦後の歴史がある。 10 沖縄の復帰が「日本」に問いかけていること 11 アジアの民衆からの戦後補償要求 秋は、戦後の出来事を取り上げて、戦争の実相もふり返 りながら、日本の政府が、また民衆が、この戦争をどうと 12 「731 部隊展」の取り組みが意味したこと らえどう対処し、どのような課題を残してきたのか考えて 13 戦後 50 年の国会決議をめぐって みたい。できれば、春学期とあわせて受講して欲しい。 14 戦争の歴史から私たちは何を学ぶか テキスト、参考文献 評価方法 定期試験の時間の中で、論述の形式で試験を実施する 授業の中で紹介する 出席点等による平常点をいくらか加味する予定 62