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011子ども医療費助成(乳幼児)
板 橋 区 事 務 事 業 評 価 表 (平成19年度) № 011 事務事業名 事務事業評価コード 子ども医療費助成(乳幼児) 事業コード(予算科目)款・項・目・細目・細々目 3‐3‐1‐11‐1 児童課児童医療費助成係 担当課係 基本計画で 個別目標 安心して子どもを産み育てられるまち の位置付け Ⅰ 事務事業の概要 (開始年度:平成6年度) 板橋区に住民登録があり、かつ出生日から6歳になった日以 後の最初の3月31日までの乳幼児を養育する者に対して(* 1)、当該乳幼児に係る医療費の一部を助成することにより(* 2)、その保健の向上及び健全な育成を図る(*3)。 110503 実施計画事業番号 電話番号 3579-2374 施策名 多様なニーズに対応するサービスの提供 1 対象 ①対象乳幼児住民登録者数(3月31日現在) ② 2 活動指標 ①乳幼児医療費助成費 ②乳幼児医療証交付者数(3月31日現在) 3 成果指標 ①乳幼児医療証交付率(交付者数/対象乳幼児数) (*1=「誰・何に対して」、*2=「どんな方法で」、*3=「どのようにしたいか」) Ⅱ 事務事業を取り巻く環境 1 区民意見等の状況(アンケート調査や個別要望等) ② 2 国・他自治体・民間等における同一(類似)事業との比較 乳幼児医療費助成事業は、当初3歳未満を対象としてスタートし、順次 これまで23区では、ほぼ同一の事業を実施してきた 年齢拡大され、就学前となっていた。平成17年度より小学生に係る入 が、各区とも対象を拡大する傾向にあり、中学生の通 院医療費の助成を対象に加え、子ども医療費助成事業と名称変更し 院・入院医療費まで助成する区が大半を占める。 た。区民からは、更なる拡大の要望がある。 Ⅲ 事務事業の目標と実績 1 単 位 対 象 指 標 数 値 平成19年度 平成27年度 計 画 目 標 値 28,098 27,788 27,788 27,670 27,670 28,900 ① 円(1人年間) 37,476 43,016 42,037 42,970 42,587 42,000 ② 人 27,649 27,509 27,788 27,373 27,670 28,900 ① % 98.40 99.00 100.00 99.00 100.00 100.00 43,016 42,205 42,970 42,587 27,331 26,725 26,604 42,587 ① (2) 活動 指標 (3) 成果 指標 2 コスト 指標(円) 平成18年度 計 画 実 績 人 (1) 対象数 と 平成13年度 平成17年度 過去の実績値 実 績 ② ② 単位名 対象乳幼 総経費(円) 児1人当た 区負担(円) り(円) 3 (経費説明) 事 正 規 職 員 (人) 6 6 6 6 特記事項 再雇用・再任用職員(人) 0 0 0 0 経費増減理由等 務 非常勤職員等(延日数) 0 0 0 0 量 人件費換算額(千円) 43,020 43,152 43,152 42,493 及 人件費を除く事業費(千円) 1,152,316 1,129,629 1,145,821 1,135,880 び 総 事 業 費 (千円) 1,195,336 1,172,781 1,188,973 1,178,373 国支出金 0 0 0 0 事業費には、 小中学生分は 含まない。 また、都補助 金は、平成19 年度から都区 財調に移行し た。 都支出金 435,874 430,157 452,849 0 その他 0 0 0 0 759,462 742,624 736,124 1,178,373 所 (特定財源名称) 要 東京都乳幼児医療費 経 助成事業補助金 費 特定財源 (千円) 差引一般財源(千円) 1 達成率(%) 対計画値・対目標値 2 指標の達成度に対する評価 19年度 27年度 ■達成 ・ □未達成 18年度 100.8 102.3 102.2 ① <理由>毎月、未申請者に勧奨通知を送付 (1) 活動指標 98.9 94.7 98.5 しているが、出生日から申請日までのタイム ② ラグや生活保護受給者など他法優先者を考 99.0 99.0 99.0 ① (2) 成果指標 慮すると、ほぼ達成していると考えられる。 0.0 0.0 0.0 ② Ⅴ 目的妥当性・有効性・効率性・代替性評価 1 施策の目的に合致し、区が行う妥当性・必要性はあるか ■ある ・ □ない 施策への寄与度は高いか ■高い ・ □中位 ・ □低い Ⅳ 指標の達成状況と評価 <理由>乳幼児の医療費助成により、安心して医療が受けられることについて、保護者の関心は非常に高い。本事業 は区の子育て支援策に十分に寄与している。 2 今後、成果を向上させる可能性はあるか ■ある ・ □ない <理由>従来から、中学生まで医療助成の対象を拡大するよう区民の強い要望があった。こうした要望に応えることに より、本事業の成果を一層向上させることができる。 3 今後、コストの縮減・受益者負担を見直す可能性はあるか □ある ・ ■ない コスト削減 □可 ・ ■不可 受益者負担 □可 ・ ■不可 ・ □導入済 少子化問題は、日本の人口構造の変化をもたらし、社会保障費の負担増等の諸々の弊害を招くとされている。そのため、各自治体 にとって少子化対策は喫緊の課題となっている。乳幼児等への医療費助成は、こうした課題への取り組みとして、各自治体が最も力 を入れている福祉施策の一つであり、また、区民の関心も高い。このような背景を考えると、コスト縮減や受益者負担は困難である。 4 今後、公共サービスの民間開放または協働の可能性はあるか ■ある ・ □ない 一部委託化 ■可 ・ □不可 ・ □導入済 指定管理者制度 □可 ・ ■不可 ・ □導入済 補助事業化 □可 ・ ■不可 ・ □導入済 NPO等との協働 □可 ・ ■不可 ・ □導入済 <理由>乳幼児等への医療費助成事業は、都道府県の関与及び各医療機関の協力のもと、国保連から医療機関への診療報酬の 支払いという形で、患者の自己負担額を助成していること等、同様な実施形式をとっている。このような特殊性から、協働をはじめとし た事業の実施形態の変更は、本事業にはなじまない。なお、医療証の更新の際、医療証や案内チラシ等の封入・封緘については外 部委託している。 Ⅵ 今後の事業のあり方(今後の方向性) ※ 前回(18年度)の二次評価結果 【改善】 1 一次評価(所管課の評価) □拡 大 ■継 続 □改 善 □縮 小 □統 合 □休廃止 (1) 理由及び今後の展開方針 今日の経済状況をみると、子どもの医療費負担は、子育て世帯の家計を確実に圧迫している。本事業は、「安心して子 供を産み育てられるまち」づくりにとって必要かつ不可欠である。今後もなお継続が必要である。 (2) 20年度に向けての具体的方策等(成果向上や経費削減など) 今後も広報紙やホームページを積極的に活用し、制度の周知徹底を図っていく。また、未申請者への勧奨にも重点を置 き、全ての対象者が速やかに本制度による助成を受けられるようにしていく。さらに、郵送による償還払いの申請受付を これまで以上に推進し、区民の利便性向上や窓口事務の効率化を実現する。 2 外部評価(行政評価委員会) □拡 大 □継 続 □改 善 □縮 小 □統 合 □休廃止 所見及び点検・改善点等 3 二次評価(区の最終評価) ■拡 大 □継 続 □改 善 □縮 小 □統 合 □休廃止 (1) 指標の達成度に対する評価 【対象改善】活動指標、成果指標ともにほぼ計画値を達成しているが、未申請者が存在しないように引き続き周知活動 に努められたい。また、今後の事業拡大に合わせて対象及び数値の修正をされたい。 (2) 総合評価・今後の展開方針 【活動量拡大】平成19年10月1日診療分から、子ども医療費助成制度の助成対象を小中学生の入院・通院分まで拡大 するので、制度の周知徹底を図るとともに、事業対象の拡大による効果を把握し、今後の事業展開に生かされたい。