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インナーウェア・レッグウェアに関する調査結果 2013
2013 年 10 月 1 日 インナーウェア・レッグウェアに関する調査結果 2013 【調査要綱】 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のインナーウェア・レッグウェア市場の調査を実施した。 1.調査期間:2013 年 7 月~9 月 2.調査対象:インナーウェア・レッグウェア市場に参入している製造業、卸売業、小売業 3.調査方法:当社専門研究員による直接面接、及び郵送アンケートを併用 【調査結果サマリー】 2012 年のメンズインナーウェア市場規模は前年比 100.2%の 2,735 億円、 機能性インナーウェアの量的拡大がとまる 2012 年のメンズインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比 100.2%の 2,735 億円と、4 年 連続の市場拡大となった。 ただし 2012 年は、ここ数年市場を牽引してきた機能性インナーウェアの量的拡大がとまり、買い替え 需要中心となったことから小幅な伸びにとどまった。小売の店頭においては、売場、商品の見直しや新 しい分野の商品への取組みが進むと考える。 2012 年のレッグウェア市場規模は前年比 99.8%の 6,190 億円、 プレーンストッキングが人気も他に牽引する商品なし 2012 年のレッグウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比 99.8%の 6,190 億円だった。 2012 年は、プレーンストッキング(パンティストッキング)やタトゥストッキング(タトゥを入れているように 見える柄ストッキング)などが注目されたが、それ以外に市場を大きく牽引するヒット商品がみられず、微 減となった。プレーンストッキングは、人気を一過性のものとしないための取組みに重点がおかれてい る。 ◆ 資料体裁 資料名:「2013 年版 インナーウェア市場白書」 発刊日:2013 年 9 月 17 日 体 裁:A4 判 623 頁 定 価:105,000 円(本体価格 100,000 円 消費税等 5,000 円) 株式会社 矢野経済研究所 所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越 孝 設 立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/ 本件に関するお問合せ先(当社 HP からも承っております http://www.yano.co.jp/) ㈱矢野経済研究所 営業本部 広報チーム TEL:03-5371-6912 E-mail:[email protected] 本資料における著作権やその他本資料にかかる一切の権利は、株式会社矢野経済研究所に帰属します。 本資料内容を転載引用等されるにあたっては、上記広報チーム迄お問合せ下さい。 Copyright © 2013 Yano Research Institute Ltd. 2013 年 10 月 1 日 【 調査結果の概要 】 1. レディスインナーウェア市場概況 2012 年のレディスインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比 99.9%の 6,715 億円だった。 2012 年は、爆発的なヒットはなかったものの、極端に落ち込んだアイテムも見られなかったことから微 減となった。ここ 1~2 年、市場を牽引してきた肌着は、買換え需要が中心となったが激減することはなか った。ファンデーションは、体型変化にもとづいた商品や手軽にボディラインを整える商品など、各社が得 意な分野を伸ばそうとしている。 また、各社ともに常に新しいコンセプトを打ち出し需要を喚起するスタイルから、中長期的に訴求するこ とで市場を育てようという姿勢へと変化している。 2. メンズインナーウェア市場概況 2012 年のメンズインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比 100.2%の 2,735 億円と 4 年連 続の市場拡大となった。 但し 2012 年は、ここ数年市場を牽引してきた機能性インナーウェアの量的拡大が止まり、買い替え需 要中心となったことから小幅な伸びにとどまった。 小売の店頭においては、これまで機能性インナーウェアを中心に作られていた売場の見直しに取り組 みはじめている。2013 年からは、これまでの合繊機能性肌着一辺倒から、着心地や肌触りを打ち出した 商品が拡充され、多様性が出てきている。 今後は、レディスと比べ遅れているエイジ(年齢別)対応商品や、シニア対応商品への取組みなども進 んでいくと考える。 3. レッグウェア市場概況 2012 年のレッグウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比 99.8%の 6,190 億円だった。 2012 年はプレーンストッキング(パンティストッキング)やタトゥストッキング(タトゥを入れているように見 える柄ストッキング)などが注目されたが、それ以外に市場を大きく牽引するヒット商品がみられず、市場 規模は微減となった。 レッグウェアは機能商品としての一面をもつ一方で、ファッションをコーディネイトするのに欠かせないア イテムとしても定着してきた。以前は外出時のマナーとして履かれていたプレーンストッキングも、若い世 代を中心に、美脚やファッションのために着用されるようになっている。 人気を一過性のものとしないために、素材や透明感、着圧など、各社とも商品開発に工夫を凝らしてい る。プロモーションも、若い女性を念頭に入れて引き続き強化している。訴求方法も、機能を前面に出す のではなく、その結果どう見えるか、どういったファッションに合うかということに重点が置かれるようになっ ている。 Copyright © 2013 Yano Research Institute Ltd. 2013 年 10 月 1 日 図 1. レディスインナーウェア市場規模推移 単位:億円 9,000 7,580 7,500 7,400 7,250 6,820 6,500 6,595 6,720 6,715 6,660 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 (予測) 6,000 4,500 3,000 1,500 0 2005年 2006年 2007年 2008年 矢野経済研究所推計 注 1:小売金額ベース 注 2: (予測)は予測値 図 2. メンズインナーウェア市場規模推移 単位:億円 3,500 3,000 2,740 2,690 2,580 2,500 2,540 2,590 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2,500 2,730 2,735 2,680 2011年 2012年 2013年 (予測) 2,000 1,500 1,000 500 0 矢野経済研究所推計 注 3:小売金額ベース 注 4: (予測)は予測値 図 3. レッグウェア市場規模推移 単位:億円 9,000 7,500 6,290 6,230 6,400 6,600 6,300 6,150 6,200 6,190 6,100 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 (予測) 6,000 4,500 3,000 1,500 0 矢野経済研究所推計 注 5:小売金額ベース 注 6: (予測)は予測値 Copyright © 2013 Yano Research Institute Ltd.