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第11号

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第11号
団交速報
第50期
(7月9日)
第11号
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286−0202
千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室
0476−93−2919
2010年7月 11 日発行
email : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion/
会社側:清水氏、田岡氏
フライトキッチントレーニングルーム3(15:30∼18:00)
組合側:渡辺、遠藤、伊藤、菅野、岸間、木村、大友、吉永、芹川
「第35条
工具保険」を削除しなければ春闘決裂
前回の団体交渉終了後に協約書第35条工具保険について削除の意向を伝える連絡がありま
した。これを受け執行部では正式な場での説明を求めるべく団体交渉開催を申し入れました。
会)前回交渉のあとに第 35 条について本社よりコメントがきて前回の交渉と違う提案をしなければならな
くなった。新しい会社になったので早めに要求を出してもらったが、遅々として進まなかったことは我々
も読み切れていなかった。遅れた原因は各利害関係のある本社の上司(VP,SVP)に決済を仰いで
いるが、35 条についてはじめてコメントしてきた。変更後リビューしたので時間がかかった。35条は整
備課だけに関するものであるし、デルタの概念にないので日本だけ協約書に載せることはできない。
保険の記録も財務に確認して無かった背景からも他意はない。我々も困っているし不本意である。
組)35 条は適切な工具を持っているか、適切な工具保管場所の設置という会社の責任行為部分もうたっ
ている。保険を実際にかけていないとしてもビジネス・エクスペンス・レポートで補償された例は 1 人 2
人ではない。工具は多額のものであるので保険にこだわらないが、代替案が必要である。
会)アメリカでは工具のメーカー補償が充実している。工具を点検するというのは保険をかけるという事
を前提に書いてあると思う。また、整備のオペレーションマニュアル(TOPP:Technical Operation
Policies And Procedures)の中に工具に関して補償する内容が書かれ(ref.:TOPP70-10-05)、このマ
ニュアルにそって対処できる。オペレーションマニュアルを全て協約書に載せる訳にはいかない。
組)TOPP については、精査してみる。労組としては工具への保険が一番の要求ではなく、補償をして欲
しいという点である。また、アメリカの整備士と同様補償のある工具を使用しているが日本では補償適
用対象地区外になってしまう。 補償という点が削除されることに対し大きな反発になっている。
組)協約書とトップマニュアルはどちらがオーバーライドされるのか?
会)協約書に書いていなくてもトップマニュアルでカバーされているから協約書に載せることはできない。
組)例えばトップマニュアルに書いていることを和訳して、35 条に載せることはできないか?
会)それはできない。何故工具の問題にこだわるのか?
組)マニュアルはいつ変更されるかわからないが、協約に載せていると簡単に変更することはできない。
会)今までも現場のマネージメントで補償されてきたではないか。
組)具体的な請求の仕方は?日本で工具を整えるのは難しい。日本では修理や補償のための設備が整
っていないがこのマニュアルにそった対応は絶対にできるのか?
会)それは職場内で確認してもらえればいいと思う。
組)日系他社は全員の工具は会社が提供している。自分の工具を使用し業務する以上補償が必要。
ビジネス・エクスペンス・レポートで補償されていたので実態に沿った改定にしてもらいたい。
とにかく会社側より提出された TOPP マニュアルを精査し、実際に適応に耐えうるものか検討する。
会)何にもない訳ではなくマニュアルにちゃんと書かれている。工具を用意している会社と比べられても
困る。詳細は DAVE 氏に確認して欲しい。
合意書に則した記述変更訂正案は一部再検討
組)A330 型機のトレーニングおよび乗務開始に関する合意書に基づいた内容に変更するという会
社提案についてだが、それにより労働協約書第 2 部第 11 条インセンティブ・ペイに書かれている
合意前の旧レート表も削除されることになるが、例えば、FA がトレーニングに行く時に支払われる
2 時間 40 分の算出は、旧レート表に基づいており、是非これは残してほしいという声がある。
会)現行の労働協約書の記載方法だと協約内容を確認するときに合意書と照らし合わせなくてはな
らない。合意書にも記載されているように、合意内容はすでに A330 型機のトレーニングおよび乗
務開始が正式に決定された際に労働協約となっている。当然盛り込まれるべきものであり、一つ
にした方が見やすいということもあって提案した。旧レートが適用される条項箇所に旧レート表を
残せるかどうかは検討してみる。
組)2004 年の合意書は新協約書に添付されるということで間違いないか。
会)はい。
前回確認した回答は一時金係数 4−4−4.25
組)前回の交渉で確認した内容と今回の会社提案は異なる内容になっている。
会)こちらとしては 3 年先より 1 年目に早くもらえる方がいいだろうと思って、4.25−4−4で提案し
た。逆にこちらの案は受け入れられないということか?
組)前回交渉の場で清水氏に確認した記録も残っている。この内容で職場の反応も聞いて妥結に
近づいたものと考えていた。この変更は三役交渉前の状態にもどったもの。評価は下がる。
もう一歩の声に会社は
組)1年目2年目の複数定昇と最終年度一時金4.25ヶ月は一定の評価をうけたものの、定期昇給への
こだわりはまだ強い。全体の意見を考慮し、前回回答の3年目の定昇も2にする可能性を探りたい。
会)それは新たな提案か?だとしたらまたそっくり検討し直すことになると思うが。
何もかもやり直しになって、1から時間をかけることとなるが、ほんとうにそれでよいのか。
組)定昇を 3 年間で2ずつという検討は、できないのか?
会)3 年間全てに定昇2ずつという回答をしたことはない。全てのパッケージからやり直しになる。
組)前回の回答ありきでえた組合員の反応から、もう一歩進んだ回答努力があれば、より組合員の理解
をえやすいということ。
会)理由はどうであれ、更なる賃金アップの要求となれば、今皆さまに配った協約書改定案もなかったも
のになる。一度回収して、三役交渉以前の状態から話を進めなければならない。単なる並びの組み
換えならまだしも、新たな要求案を検討するのであれば、全てにおいて振り出しに戻すことになる。
組)では会社提案を組み替え、前回交渉時と同様の内容で確実に回答できるのか?
会)可能性は十分あるが訂正し確認をとるのに時間はかかると思う。確認が取れ次第連絡する。
あと少しの声を回答に結び付けるのには難しい状況に直面しています。要求内容への多種多様な声、
早期解決を望む声、など考慮しつつ、前回回答から下げず、トレードオフに反対する姿勢を貫くために、
どうするか選択の時が近づいてきました。
今回会社からの会社提案を書面にて受け取りました。執行部では細部にわたり検討していきます。
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