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5月22日 FX/CFDモーニング・コメント -22日の市場展望

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5月22日 FX/CFDモーニング・コメント -22日の市場展望
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 5 月 22 日
5 月 22 日 本日の為替見通し
ポイント
先日イタリアでは、財政再建の取り組の一環として、ペットとして飼われている犬や猫に課税する増税案が検討された。議会の委員会がペ
ット課税案を提出したとの報道に、動物愛護団体から猛反対の声が発せられ、国内全体でも市民からの強い反発を受け、あえなく撤回し
たと言う。しかし、報道では、景気回復と財政再建の取り組みで、議員らは新たな歳出増加の方法に知恵を絞っていると言われている。
G8 首脳宣言の期待感。 「ギリシャのユーロ残留で、必要なあらゆる措置を講じるとの」ことを発表、具体策の提示がない中で、市場参加者
はその反応を一日見守った。この宣言の直接的な影響によるものかは別として、結果として米国を中心に株高の流れと、リスク資産の買い
戻しと、ドル売り+円売りとなって、オセアニア・アジア市場に戻ってきた。
EU 首脳会議の期待感。 ショイブレ独財務相とモスコビシ仏財務相との会談では、ギリシャをユーロ圏にとどまるために、あらゆる必要な措
置を講じることで合意したと発表した。ドイツはユーロ圏共同債に依然として反対の立場を維持しているが、モスコビシ仏財務相は、ドイツ
の反対にもかかわらず、ユーロ圏共同債は強力な考えで、EU 首脳会議で協議し意見を表明する方針であることを公言している。
23 日の EU 首脳会議の期待感は否応なしに高まり、ドイツ主導の緊縮財政一本槍の流れが変わり、ギリシャ再選挙で、ユーロ離脱の可能
性が弱まることを期待した動きが期待される。 暫くは、底値を試す EURUSD の売りも弱まり、リスク資産の売りも弱まることが予想され、今ま
で積み上がったショートカバーにどこまで上昇できるのかを確認する動きも予想されるが、その結果を見るまでは、大きな流れの方向転換
まで発展することは難しいと思われる。
首脳会議を招集した、ファンロンパイ EU 大統領は、「危機対策の軸足を、成長と雇用創出へ移すことを提言」し、「タブーなき」議論を呼び
かけている。会議での討議の内容がどこまで具体的に伝わってくるか疑問が残るのと、今回の首脳会議では、結論を出し、決定を下すこと
ではなく、「6 月 28 日・29 日の次回サミットの決定に向けての政治的な地ならし」と説明している。
しかし、6 月 17 日のギリシャ再選挙後があり、それまでに何らかの具体案がなければ、再選挙後のユーロ離脱の可能性を否定することはで
きない。世論調査では約 70~75%ギリシャ国民がユーロ残留を希望する中、今回の首脳会議を契機にして、緊縮財政の速度を落とし、ギ
リシャ国民に経済成長の方向性を示唆することが可能となり、ユーロ圏に残留することができるのか、暫くはその期待感が続くことになりそう
である。
中国の金融緩和の期待感。 中国の不動産価格の下落や、経済成長の伸び率鈍化に、温家宝中国首相は「急激な景気鈍化の回避で積
極的な財政政策と慎重な金融政策を実施」と発言、一段の景気刺激策を続ける可能性が指摘されている。中国では景況感悪化でドル預
金が急増、1~4 月に外貨預金が 894 億ドル(約 7.1 兆円)増加し 3645 億ドルと 2007 年の統計開始以来最大となっている。
日銀金融政策決定会合の期待感。 円高傾向が続き日本の株安の流れが続いている中で、23 日の日銀金融政策決定会合で円安方向
へ動く何らかの決定をすることができるか、その期待に円売りが弱まり、クロスで円安の流れになっている可能性も否定できない。
今日より、明日 23 日の動きがより注目される。
本日の重要な経済指標 発言・その他
◎発言・その他
17:30 スペイン短期証券入札
18:00 OECD が最新の経済見通しを発表
19:15 ロックハート・アトランタ連銀総裁(講演)
21:30 ロックハート・アトランタ連銀総裁 討論会に参加
01:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁(講演)
OECD フォーラム(パリ、23 日まで)
◎注目の経済指標
12:00 NZ 第 2 四半期 BNZ インフレ期待
17:30 英国消費者物価指数、小売物価指数
23:00 ユーロ圏消費者信頼感
23:00 米中古住宅販売件数
本日の主な経済指標と発表予定
11:00
CHN 4 月 景気先行指数=予想 前回
12:00
NZD 第 2 四半期 BNZ インフレ期待=前期比予想 前回 2.5%
GBP 4 月 公共部門純借入所要額(PSNCR)=予想-60 億ポンド 前回 165 億ポンド、公的部門純借入額(除金融介入)=予想-200 億ポンド
前回 182 億ポンド、公共部門純借入額=予想-228 億ポンド 前回 159 億ポンド
GBP 4 月 消費者物価指数=前月比予想 0.6% 前回 0.3%、前年比予想 3.1% 前回 3.5%、コア前年比予想 2.0% 前回 2.5%
GBP 4 月 小売物価指数=前月比予想 0.6% 前回 0.4%、前年比予想 3.4% 前回 3.6%、コア前年比予想 3.5% 前回 3.7%
EUR 5 月 消費者信頼感=予想-20.5 前回-19.9
USD 5 月 リッチモンド連銀製造業指数=予想 11 前回 14
USD 4 月 中古住宅販売件数=予想 461 万件 前回 448 万件、前年比予想 2.9% 前回-2.6%
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 5 月 22 日
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EURUSD・EURJPY・USDJPY のマーケット・レベル
EURUSD(日足)=25 日指数移動平均線は 1.2975 で、この線を上限に売りが続いている。DOPup=1.2954、DOPdn=1.2507。スロー・スト
キャスティックは%K=28.82、%D=18.60、買いを継続し、ベースは売られ過ぎゾーンにある。上値のポイントは 1.2868、1.2892、2904、下
値のポイントは 1.2742、1.2651、1.2642。予想レンジは 1.2750~1.2850。
EURJPY(日足)=25 日指数移行平均線は 104.12 で、この線を上限に売りが続いている。DOPup=104.50、DOPdn=99.36。スロー・ストキ
ャスティックは%K=21.81、%D=15.67、買いを継続し、ベースは売られ過ぎゾーンにある。上値のポイントは 101.82、102.38、102.82、下
値のポイントは 100.85、100.20。予想レンジは 100.80~102.30。
USDJPY(日足)=25 指数移動平均線は 80.23 で、この線を上限に売りが続いている。DOPup=81.34、DOPdn=78.48。スロー・ストキャス
ティックは%K=27.90、%D=37.26、売りを継続し、ベースは売られ過ぎゾーンにある。上値のポイントは 79.42、79.44、79.58、下値のポイ
ントは 79.09、78.99、78.48。 予想レンジは 79.00~79.60。
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本日の CFD 見通し
Spot.WTI と Spot.Gold のマーケット・レベル
ポイント
G8 首脳宣言で、原油価格の上昇が懸念されたものの、米国ではナスダック、S&P の株価
は大幅上昇し、ドル安とリスクオンの流れに原油価格も値を戻している。その他の要因とし
ては、23
日の EU 首脳会議で、成長拡大に向けた対応策が検討されるとの期待感があり、
マーケット・レベル
フランスが提案しているユーロ共同債の構想も議論されることも買い要因になっている。ま
た、温家宝中国首相が、経済成長により焦点を絞ると発言、金融緩和策の実施を期待す
る動きも、プラスの材料となっている。
◎Spot.WTI(Light Crude Oil)
EMA は 98.13 でこの線を上限に売りの流れが続いているが、ストキャスティクスは買いに変
化し継続、ローレベルでの買い変化だけに、どこまで上昇できるか期待感ものこっているが、
買いの流れへの変化には、98.13 を確りと上回る必要がある。
◎Spot.Gold
EM は 1610.65 でこの線を上限に売りの流れが続いているが、ストキャスティクスは買いに
変化し、転換後 3 日連続陽線引けとなっている。EMA1610.65 を超えてクローズすると買い
の流れが強まる可能性があるが、この水準は当面のターゲットとなっている。
Spot.WTI(Light Crude Oil)(.WTI 日足)=25 日指数移動平均線は 98.13 で、この線を上限に売りが続いている。DOPup=96.73、DOPdn
=88.28。スロー・ストキャスティックは%K=18.26、%D=14.66、売りから買いに変化し、ベースは売られ過ぎゾーンにある。上値のポイント
は 93.9、95.48、下値のポインは 91.78、91.10。 予想レンジは 72.00~74.00。
Spot.Gold(.GOLD 日足)=25 日指数移行平均線は 1610.65、この線を上限に売りが続いている。DOPup=1616.95、DOPdn=1486.27。 ス
ロー・ストキャスティックは%K=57.91、%D=36.28 で買いを継続、ベースはニュートラルゾーンにある。上値のポイントは 1599.0、1610.65、
1616.2、下値のポイントは 1582.1、1567.9。 レンジ予想は 1580~1600。
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 5 月 22 日
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5 月 21 日の海外市場の動き
日経平均株価 8,633.89 22.58 0.26%、 上海総合 2,348.30 3.78 0.16%、 NY ダウ 12,504.48 135.10 1.09%、
59.82 0.95%、 英 FTSE 5,304.48 36.86 0.70%、
.GOLD 1,592.40 -0.40 -0.03%、
.WTI 92.85 1.37 1.50%。
独 DAX 6,331.04
週末 G8 の首脳宣言では、ギリシャにユーロ残留を求め、財政健全化と経済成長の並列を確認したが、具体的な行動を示すことができず、
週明けの相場が注目された。
アジア株は小幅上昇で推移し、EURUSD 売りも短時間で終了、アジア株も比較的堅調に推移し、EUR の買い戻しが強まり、円は総じてク
ロスで下落し、USDJPY も買いも続いた。温家宝中国首相が、急激な景気鈍化の回避で積極的な財政政策と慎重な金融政策を実施と発
表し、一段の景気刺激策を続ける可能性が意識された。中尾財務官が要になれば円上昇に歯止めをかける措置の準備が整っていると発
言、政府・日銀の円売り介入の期待感と、23 日の日銀金融政策決定会合で円安阻止の期待が広まった。
欧州市場は、株価は下げて始まったが値を戻し、スペイン・イタリア 10 年債利回りは先週末より小幅低下、ドイツ・英国債利回りは小幅上
昇。欧州当局者が域内債務危機で、新たな対策を発表するとの期待感もあり、弱いリスクオンの流れに、EURUSD は上昇、リスク資産の買
いがみられたが、上昇幅は限定的となった。ショイブレ独財務相とモスコビシ仏財務相と会談が期待されたが、ユーロ圏共同債をめぐり意
見の相違がみられ、EURUSD の上昇も限定的となった。
米国市場は、米国株はアップル社やグーグル社が大幅上昇、ナスダックが 2.46 %、S&P500 種が 1.6%の大幅上昇となり、EUR やリスク資
産は堅調に推移し、原油価格も上昇し、リスクオンの流れが強まった。経済指標の発表も少なく、23 日の EU 首脳会議を控え、ポジション調
整のドル売りの動きが続き、リスク資産の買い戻しと、USD+JPY 売りの流れが続いた。
USDJPY OPEN 79.10 → HI 79.44 → LOW 79.09 → CLOSE 79.30
アジア市場は、前週末終値より若干の円安となる、79.10 で取引が始まり、開始直後の 79.09 を安値に、週末の G8 首脳宣言にも反応は鈍
く、日経平均株価が小幅上昇する中で、大枠 79.10~25 の狭いレンジで推移した。欧州市場は、政府・日銀の円売り介入警戒感に下げ止
まり、79.20 を安値に、23 日の日銀金融政策決定会合で円安政策を期待する円売りと、実需筋の買いに、79.44 まで上昇したが、79.50 近く
のドル売りは厚く、18 日の高値 79.46 もトライできず、79.20 台まで値を下げた。米国市場は、堅調な米国株に一時 79.40 まで値を戻したが
続かず、79.30 以下の買いにも厚く、大枠 79.25~35 の狭いレンジで推移した。
EURUSD
OPEN 1.2764 → HI 1.2824 → LOW 1.2725 → CLOSE 1.2816
アジア市場は、G8 首脳宣言を受け、先週末終値より若干 EUR 安となる、1.2764 で取引が始まり、一時 1.2748 まで値を下げたが、先週 16
日・17 日の高値圏で、18 日の上昇後の安値圏に位置し底堅く、18 日の高値 1.2794 を超え 1.2812 まで上昇した。1.28 台は 15 日の急落
時のスタート地点で 1.28 台の売りは厚く、1.2770 台まで値を下げた。欧州市場は、債券・株式相場共に動き鈍い中、株高の流れに変化、
債券市場も安全資産のドイツ債利回りは上昇、大枠 1.2760~85 のレンジから、徐々に上値は重くなり、1.2750 近くまで値を下げた。米国市
場は、アジア市場の安値を割り込み、短期投機筋の売りに一時 1.2725 まで値を下げたが、EU 首脳会議の期待感も強く、堅調な米国株に
1.2790 台を回復し、大枠 1.2770~90 のレンジから、終盤にかけては薄商いの中、米株の上昇にストップを誘発し 1.2824 まで上昇した。
AUDUSD OPEN 0.9836 → HI 0.9917 → LOW 0.9802 → CLOSE 0.9913
アジア市場は、先週末終値とほぼ同じ水準となる 0.9836 で取引が始まり、G8 首脳宣言の失望感に一時 0.9812 まで値を下げたが、0.98 近
辺の買い厚く、0.9876 まで値を戻したが、18 日の欧州・米国市場の高値 0.9883 を超えられず、0.9840 台まで値を下げた。欧州市場は、一
時 0.9821 まで値を下げたが、同意は鈍く、大枠 0.9830~65 のレンジで推移した。米国市場に入ると、一時 0.9815 まで値を下げたが底堅
く、米国株の上昇と中国の追加金融緩和の期待が強く、アジア市場の高値を更新し 18 日の高値水準と並ぶ 0.9882 まで上昇、終盤にかけ
ては薄商いの中、米株の上昇にストップを誘発し、0.9890 を超えストップの買いに 0.9917 まで上昇した。
金・原油価格
◎Spot.WTI(Light Crude Oil) OPEN 91.67 → HI 93.31 → LOW 91.10 → CLOSE 92.85
アジア市場は、前週末終値とほぼ同じ水準となる 91.67 で取引が始まり、91.10 まで値を下げたが、91 近辺の買いは厚く、18 日の安値
91.06 をトライできず、92.32 まで値を戻し、大枠 92.00~20 の狭いレンジで推移した。欧州市場に入り、一時 92.46 まで上昇したが続かず、
大枠 91.90~25 のレンジで推移した。米国市場に入り、一時 91.76 まで値を下げたが、米国株は堅調に推移、ゴールドマン・サックスが原油
の大幅下落には根拠がないとのレポートを発表、中国の追加緩和策の期待が高まり、終盤には米国株の上昇とドル安の流れに 93 台を超
え買いが加速し、93.31 まで上昇した。
◎Spot.Gold
OPEN 1,590.60 → HI 1,599.00 → LOW 1,584.80 → CLOSE 1,592.40
アジア市場は、先週末終値とほぼ同じ水準となる 1590.6 で取引が始まり、直後の 1590.3 を安値に、安全資産としての買いと温家宝中国首
相が成長維持をより優先との発言に、追加の金融緩和策実施が意識され 1957.4 まで上昇、1592.0 を安値に 18 日の高値 1597.60 を超え
1599.0 まで上昇した。欧州市場に入ると、流れは一変、1.60 の大台を直前にした 1598.7 を高値に、アジア市場の安値を割り込み 1588.9 ま
で下落したが、1593 台まで値を戻した。米国市場に入ると、EURUSD の下落と、利食い売り一時 1584.8 まで下落、米株高と EURUSD の
買いに 1596 台まで値を戻したが、1600 の大台を前に利食い売りが続き上げ止まった。売り買い交錯しながら、EURUSD の上昇に底堅く、
1587~1595 のレンジで売り買いが交錯した。
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 5 月 22 日
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前日の主な発言・出来事
欧州関連
ショイブレ独財務相(20 日独ビルト紙)=◎フランス大統領の交代で新たな戦略提示を望んでいることを、我々は非常に歓迎 ◎ド
イツ政府はいかなる協議にも応じる用意がある ◎ただ、債務を増やす措置は認められない
ロストフルキ・ポーランド財務相(21 日 FT 紙)=◎ギリシャ再選挙を前に、欧州に必要なファイアウオールを提供できるのは ECB だ
け ◎ギリシャがユーロ圏を離脱する場合には、ECB が他のユーロ圏の国債 1 年~1 年半などの一定期間、無制限に買いつける
用意を表明すべき
ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)のツイプラス党首=◎再選挙で政権を樹立しても、ユーロ圏を離脱することを意味しない ◎再
選挙の結果をユーロ離脱か残留の選択肢と位置付けるのは間違い ◎膨大なコストを伴う、ギリシャのユーロ離脱のデマを飛ばす
ことはナンセンスで、プロパガンダ
ECB の緊急流動性支援の上限引き上げ(独シュピーゲル紙)=◎ECB はギリシャの銀行向けに金融流動性支援(ELA)プログラム
の上限額を 900 億ユーロ→1000 億ユーロに拡大 ◎限度額の引き上げは 15 日の政策委員会で決定 ◎ギリシャ中銀は ELA プ
ログラムを通じて、担保的確の提供ができず資金を利用できないギリシャの銀行に流動性を供給する
バイトマン独連銀総裁(19 日独紙フランクフルター・アルゲマイネ)=◎ギリシャの情勢は極めて深刻 ◎通貨同盟離脱の判断は
ギリシャ国民と国民の代表に委ねられる ◎ギリシャの銀行の資金繰りは ECB のリスクを著しく高める恐れがある ◎欧州の納税者
が追加リスクを背負うべきかの判断は、財政政策の任務 ◎ギリシャ関連リスクをさらに増大させることは、適切だと考えない
23 日の EU 臨時首脳会議=◎オランド仏大統領などが提唱するユーロ圏共同債について協議される見込み
スペイン政府(ABC 紙)=◎スペイン政府が一部国有化したバンキアへの資金注入額は 100 億ユーロ
アスムセン ECB 理事=◎ギリシャをユーロ圏にとどまることが ECB の第一案 ◎第 1 案のために作業しており、第 2 案のことは考
えていな ◎ユーロ共同債の発行を否定 ◎財政協定の条件変更は不可能だが成長促進の取り組みを追加することはできる ◎
欧州安定化メカニズム(ESM)を今年中に設立することが急務
独政府報道官=◎ドイツはユーロ圏共同債を依然として反対
ショイブレ独財務相=◎モスコビシ仏財務相と会談後、ギリシャをユーロ圏にとどまるために、あらゆる必要な措置を講じることで合
意した
EU 報道官=◎欧州連合統計局(EU・ユーロスタット)はスペインの 2011 年財政赤字の上昇修正を調査するため、専門家チームを
マドリードに派遣
ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首=◎ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、ユーロ圏はおそらく崩壊する ◎緊縮
策を主導しているメルケル独首相は、債権者に仕える属国があるかのように振る舞うことはできないと理解すべき
プライスウォーターハウスクーパース会計事務所の調査報告書=◎欧州の銀行は昨年のローン債権の売却実績 300 億ユーロか
ら、今年は拡大し、500 億ユーロになる可能性がある ◎ソブリン危機を背景に資本増強の必要が高まっている
モスコビシ仏財務相=◎ユーロ圏共同債は強力な考えで、EU 首脳会議で協議し、意見を表明する方針 →ドイツは否定し対立
が目立つ
英バークレーズ=◎保有する 61 億ドル相当のブラックロック(米投資会社)の株式 19.6%全額を売却する方針 ◎ブラックロックは
売りだしに加えて最大 10 億ドルの自社買いを実施する→ ポンド買いの材料となる
UBS レポート=◎先週の EURUSD の取引量は今年 2 番目の出来高 ◎アセットマネジャーと個人の売りが中心で企業やヘッジフ
ァンドの動きは弱かった
GBP
GBP
GBP
JPY
JPY
NZD
OTH
USD
キャメロン英首相=◎ユーロ圏各国は、ギリシャのユーロ圏残留と離脱の双方に対応した準備が必要 ◎ギリシャの国民に非常に
明瞭なメッセージを送っており、過去に約束した全てのコミットメントを履行しユーロに残るか、事実上離脱するかのどちらかを選択
オズボーン英財務相=◎一律 30%の所得税率の導入を検討
ボーゼン英中銀金融政策委員=◎欧州問題の原因はギリシャではなく銀行の資本金不足 ◎ユーロ圏各国政府は銀行の資本
増強で積極的に役割を担うべき
5 月 23 日の日銀金融政策決定会合と EU 臨時首脳会議が注目=◎日経平均株価が下落の中で、5 月 23 日の日銀金融政策決
定会合と、EU 臨時首脳会議が注目される
中尾財務官=◎日本政府は円相場の動向を注視し、必要になれば円上昇に歯止めをかける措置の準備が整っている ◎最近の
為替相場の動きはは行き過ぎ
NZ キー首相=◎NZ ドル安は輸出企業を助けている
ゴールドマン・サックス=◎石油の大幅下落には根拠がない ◎イラン原油禁輸が本格的に始まる前に、サウジが需要に対応し増
産したことで、原油市場は供給過剰になっている ◎イラン原油が市場から締め出されれば過剰は解消する
ロックハート・アトランタ連銀総裁=◎米経済は欧州の景気悪化リスクに直面し、景気てこ入れのために新たな債券購入の選択肢
を排除すべきでない ◎QE3 に適した条件はまだ整っていない ◎米経済は穏やかに成長、インフレ率は 2%前後を予想 ◎個
人消費者伸び製造業は拡大しているが、雇用創出ペースは鈍化
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CHN
CHN
CHN
2012 年 5 月 22 日
中国証券報=◎景気刺激策を発表する可能性がある
中国人民銀行(中銀のデータ)=◎1~4 月に外貨預金が 894 億ドル(約 7.1 兆円)増加し 3645 億ドルと 2007 年の統計開始以来
最大に拡大 ◎4 月に中国の銀行は 606 億元(約 0.76 兆円)の外貨出張で資本流出 →中国の景況感悪化でドル預金が急増
温家宝中国首相=◎成長維持をより優先 ◎急激な景気鈍化の回避で積極的な財政政策と慎重な金融政策を実施 →一段の
景気刺激策を続ける可能性
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前日の経済指標と結果
8:01
13:30
14:00
18:00
21:30
GBP
JPY
JPY
EUR
USD
5月
3月
3月
3月
4月
ライトムーブ住宅価格=前月比 0.0%(前回 2.9%)、前年比 2.0%(前回 3.4%)
全産業活動指数=前月比-0.3%(予想-0.1% 前回-0.1%
景気先行 CI 指数・確報値=96.4(前回 96.6)、景気一致 CI 指数・確報値=96.7(前回 96.5)
建設支出=前月比 12.4%(前回-10.4←-7.1%)、前年比-3.8%(前回-16.3←-12.9%)
シカゴ連銀全米活動指数=0.11(前回-0.44←-0.29)
pg. 5
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 5 月 22 日
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日経平均株価・NY ダウ平均株価・SpotGold・SpotWTI・$Index の(Daily 変動率)、 10 年債利回りの Daily 推移と比較
.
主要通貨の Daily 変動率 (%)
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2012 年 5 月 22 日
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円クロスの Daily 変動率(変動率)
USD=米国、JPY=日本、GER=独、GBP=英国、CAD=カナダ、AUD=豪州、NZD=ニュージーランド、CHF=スイス、NOK=ノルウェー、SEK=スウェーデン、
CHN=中国、FFR=フランス。 本レポートで言及している市場予想の出所=fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。各国経済指標・日時の出所=
fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。
外国為替保証金取引(FX)及び CFD には、高いレベルのリスクが潜在しており、全てのお客様に適した投資商品とは言えません。高いレ
ベルのレバレッジは、利益ももたらしますが、損失ももたらします。預託した資金を超えて損失を被る可能性もあるため、損失に耐えられな
い金額を投資するべきではありません。過去のパフォーマンスが、必ずしも将来の結果を示唆しているわけではありません。
本レポートの内容は

情報提供の目的にのみ供されるものとし、いかなる投資商品の提供・勧誘その他法的に拘束され得る行為、また、それら投資商品
の推奨、助言等を意図したものではありません。

マーケットに関する意見・予想はその正確性や完全性についてそれらを保証するものではありません。

レポート著者の予想・意見は必ずしも、弊社及び弊社関係者の見方を反映したものではありません。

筆者によって提供される市場に関する如何なる予測や見解についても、その正確性が検証されている訳ではありません。

当社は本レポートの内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。
GFT はお客様への一般的な情報として本資料を提供していますので、投資判断を行う際の詳細な独自調査に代えて本資料に依拠する
ことはお控えください。
GFT は、本資料に含まれる情報に基づいた投資の結果として発生した損害に対して、如何なる責任も負いません。また、投資、法律、会
計、税務、またはその他の専門的助言についても、一切提供することはありません。これらの専門的助言が必要な場合は、専門家にご相
談ください。
同支店は、日本においては、グローバル・フューチャーズ・アンド・フォレックス・リミテッドとして第一種金融商品取引業者登録(関東財務
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CD08J.005.113011
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