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GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 13 日 11:00 CHN 3 月

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GFT 東京支店 FX.CFD レポート 2012 年 4 月 13 日 11:00 CHN 3 月
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 4 月 13 日
4 月 13 日 本日の為替見通し
ポイント
本日は週末、13 日の金曜日。 意識しているつもりはないが、何事もなく取引が終わることを願いたい。
「オムレツが、スクランブルエッグに、なることは可能だ」・・・・・、ユーロ圏の債券国の中銀は債務国の中銀の、巨額の債券を抱えることにな
り、その回収は難しいだろう、 ジョージ・ソロス氏が ECB の流動性供給に関しての講演の内容である。
ソロス氏は、イングランド銀行と死闘を繰り返し、勝利したドラマを現実に見ていた人にとっては、彼の名前と発言の存在感は重く感じる。
1992 年 9 月 16 日、イングランド銀行は激しいポンド買い介入を繰り返しながら、通貨防衛のために公定歩合を 10%→12%に引き上げ、
同じ日に、12%→15%に引き上げたが、GBPUSD の下落を止めることができず、17 日に ERM(欧州為替相場メカニズム)を脱退、それがト
ラウマとなったのかは不明ながら、英国はユーロ圏に加盟していない。
ソロス氏は、ECB の金融流動性供給の措置で、中銀のバランスシートは昨年 11 月から 30%も拡大、そのことをバイトマン独連銀総裁は指
摘し、独連銀はユーロの終焉に備えて、マネーサプライの無制限な拡大に反対、ユーロ圏が分裂した場合に被る損失を限定する措置をと
っていると言う(ブルムバーグ ニュース)。 それでも、彼を含め危惧する声の中で EURUSD は 1.3 台を確りと維持しているのが現実。
先週金曜日に発表された、3 月の弱い非農業部門雇用者数に続き、昨日発表された週間新規失業保険申請件数は弱く、FRB 関係者の
発言も、複雑でよく理解できないでいる。
イエレン FRB 副議長=「米雇用見通しは非常に緩和的な政策を正当化されるが、回復ペースが加速したら FOMC は現在見通しより早急
に引締めを開始する可能性もある」と言う、「米経済は徐々に回復と予想するが、米経済見通しにかなりの不確実さ」
ダドリーNY 連銀総裁=「3 月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが弱く、米経済が難局を脱したと見るのは時期尚早、米経済はリ
スクに直面、強い逆風を受けている」と言う。そして、「天候の影響か失速の兆候なのか見極めが必要」、「増加した 1 月、2 月の反動の可能
性と、より悲観的な解釈も妥当」といい、「景気悪化では QE3 の利点が高まる」・・・・ なかなか複雑は内容である。
AUDUSD は、雇用者数がサプライズの増加に、大きく値を上げ、テクニカルでは調整が終了し、買いに変化している可能性も残っている。
EURUSD は、大枠で 1.3~1.5 のレンジを継続し、下値トライを失敗し 1.3150 を超え、底値を切り上げながらも、次のより狭い 1.31~1.33 の
レンジに入る可能性も考えられる。
USDJPY は、大枠 80~85 のレンジを継続し、より狭い 80.50~81.50 のレンジに逆戻りし、これを抜け出した方向に動き安くなっている。 と
は言え、主要通貨の次の流れは、25 日 FOMC と、27 日米第 1 四半期 GDP 速報値、そして、日銀の金融政策決定会合の焦点があてられ
ており、よほどサプライズな出来事がなければ、大きく抜け出すことは難しいとも考えられる。
そのサプライズになりうる要因の一部としては、本日の中国小売売上高、GDP があり、独・米の消費者物価指数があり、注意が必要!
◎発言・その他
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(3/12-13 日開催分)
本日の重要な経済指標
発言・その他
15:55 アスムセン ECB 専務理事(講演)
18:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁(講演)
21:00、02:15 ダドリーNY 連銀の総裁(講演)
22:00 クノット・オランダ中銀総裁(講演)
01:00 バーナンキ米FRB議長(講演)
◎注目の経済指標
11:00 中国鉱工業生産、固定資産投資、小売売上高、第 1 四半期 GDP
15:00 独消費者物価指数
21:30 米消費者物価指数
22:55 米ミシガン大学消費者信頼感指数
本日の主な経済指標と発表予定
11:00
11:00
11:00
CHN 3 月 鉱工業生産=年初来前年比予想 11.3% 前回 11.4%、前年比予想 11.6% 前回
CHN 3 月 固定資産投資(除く農村部)=年初来前年比予想 21.0% 前回 21.5%
CHN 3 月 小売売上高=年初来前年比予想 14.8% 前回 14.7%、前年比予想 14.8% 前回 14.7%、
11:00
CHN 第 1 四半期 GDP=前期比予想 1.9% 前回 2.0%、前年比予想 8.4% 前回 8.9%、年初来・前年比予想 8.4% 前回 9.2%
15:00
17:30
21:30
22:55
GER 3 月 消費者物価指数=前月比予想 0.3% 前回 0.3%、前年比予想 2.1% 前回 2.1%、EU 基準前月比予想 0.4% 前回
0.4%、前年比予想 2.3% 前回 2.3%
GBP 3 月 生産者仕入価格=前月比予想 1.4% 前回 2.1%、前年比予想 4.8% 前回 7.3%、生産者出荷価格=前月比予想
0.5% 前回 0.6%、前年比予想 3.5% 前回 4.1%、コア前月比予想 0.2% 前回 0.5%、コア前年比予想 2.6% 前回 3.0%
USD 3 月 消費者物価指数=前月比予想 0.3% 前回 0.4%、前年比予想 2.7% 前回 2.9%、コア前月比予想 0.2% 前回 0.1%、
コア前年比予想 2.2% 前回 2.2%
ミシガン大学消費者信頼感指数=予想 76.2 前回 76.2、景気現況指数=前回 86.0、消費者期待指数=前回 69.8
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 4 月 13 日
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EURUSD・EURJPY・USDJPY のマーケット・レベル
EURUSD(日足)=25 日指数移動平均線は 1.3189 で、この線を一時上抜けしたが終値で上げ止まっている。DOPup=1.3365、DOPdn=
1.2810。 スロー・ストキャスティックは%K=29.70、%D=28.82、売り~買いへ変化し、ベースは売られ過ぎゾーンに近い。 上値のポイン
トは 1.3233、1.3301、下値のポイントは 1.3101、1.3087。 予想レンジは 1.3100~1.3250。
EURJPY(日足)=25 日指数移行平均線は 107.89 で、この線を上限に売りの流れが続いている。 DOPup=109.37、DOPdn=104.34。 ス
ロー・ストキャスティックは%K=17.86、%D=19.01、売りから買いに変化する可能性が高くなり、ベースは売られ過ぎゾーン。上値のポイン
トは 107.46、107.75、下値のポイントは 105.54、105.44。 予想レンジは 106.00~107.50。
USDJPY(日足)=25 指数移動平均線は 81.80 で、この線を割り込み売りが続いている。 DOPup=83.23、DOPdn=80.28。 スロー・ストキ
ャスティックは%K=16.30、%D=22.88 で、売りを継続し強い下降トレンドの継続なのか、買いに変化するか注目、ベースは売られ過ぎゾ
ーンに近い。上値のポイントは 81.06 81.80、81.95 下値のポイントは 80.57、80.28。 予想レンジは 80.20~81.50。
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本日の CFD 見通し
Spot.WTI と Spot.Gold のマーケット・レベル
ポイント
国際エネルギー機関(IEA)は、石油市場は 2009 年以来で初めて供給が需要を上回って
いる、弱い需要でも OPEC 加盟国の産油量が過去 3 年で最高水準となる。また、OPEC の
マーケット・レベル
月報では、3 月の原油生産量は 3 年ぶりの高水準で、リビア、イラク、サウジアラビアが供
給を増加させたとのこと。 市場の反応は、金価格の上昇を含め、イタリア・スペイン債券利
回りの低下と、米国株高に反応しており、日米追加緩和策の期待感による可能性もあり、4
月 25 日の FOMC と、27 日の日銀金融政策決定会合と、米第 1 四半期 GDP まで流れが
継続する可能性も出ている。
◎Spot.WTI(Light Crude Oil)
EMA は 104.27 でこの線を上限に上げ止まってが、ストキャスティクスは買いに変化し、買
いの流れが続きやすく、104.27 を超えて終了すればブルになりやすくなっている。
◎Spot.Gold
EMA は 1667.33 でこの線を上抜けしてクローズし、買いが続いている。ストキャスティクスも
買いに変化しており、どこまで上昇することができるか、試す動きも考えられる。 また、本
日の終値で引き続き EMA1667.33 を超えることができるか注目したい。
Spot.WTI(Light Crude Oil)(.WTI 日足)=25 日指数移動平均線は 104.27、昨日はこの線で上げ度まっている 。DOPup=106.84、DOPdn
=98.81。 スロー・ストキャスティックは%K=38.81、%D=31.14 で、売りから買いに変化し、ベースは売られ過ぎゾーンに近い。上値のポ
イントは 104.75、105.14、下値のポインは 102.04、101.18、100.66。 予想レンジは 102.50~105.00。
Spot.Gold(.GOLD 日足)=25 日指数移行平均線は 1667.33、この線を上抜け買いに変化している。DOPup=1712.73、DOPdn=1556.02。
スロー・ストキャスティックは%K=63.41、%D=50.76 で、買いに変化し、ベースはニュートラルゾーンに近い。 上値のポイントは 1683.3、
1696.6、下値のポイントは 1664.1、1644.0。 レンジ予想は 1665~1695。
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2012 年 4 月 13 日
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4 月 12 日の海外市場の動き
日経平均株価(9,524.79=66.05 0.70%)、上海総合(2,350.86=41.94 1.82%)、NY ダウ(12,986.58=181.19 1.41%)、独 DAX(6,743.24
=68.51 1.03%)、英 FTSE(5,710.46=75.72 1.34%)、.GOLD(1,674.40=15.60 0.94%)、.WTI(103.6=1.07 1.04%)
イタリア国債の入札で利回りは前回入札から上昇したものの、イタリア 10 年債利回りは大幅低下+スペイン国債も低下、独+英国利回りは
小幅上昇。独+英+米株は上昇。 リスクオンの流れに、AUD+NZD+CAD は大幅上昇、GBP+EUR+CHF も強く、ドル全面安。円はク
ロスで全面安。
豪雇用者数は予想を大幅に上回り AUD 買いが始まり、白川日銀総裁がデフレ脱却を強く示唆、27 日の金融政策決定会合で追加緩和が
実施されるとの思惑が強く、リスクオンの流れにクロスでは円は弱く、ドル安の流れに USDJPY の上値は重い。米貿易収支は赤字額が減少
したが、新規失業保険申請件数が予想より弱く、ドル売りの流れが強まる。
◎豪失業率は 5.2%と予想より低く、雇用者数は 44000 人と前回・予想を大幅に上回る→ AUD 買いが強まる
◎イエレン FRB 副議長は、追加緩和の様子見姿勢を示唆、米経済見通しにかなりの不確実さ→ 一時ドル売りへ動く
◎イングリッシュ NZ 財務相は、財政の黒字化に向け軌道に乗っている
◎白川日銀総裁、デフレからの脱却に向け、強力に金融緩和を推進していく→ 円売りの材料にされる
◎イタリア国債入札は、目標上限 50 億ユーロ、48.8 億ユーロ発行、3 年債利回り 3.89%(3 月 14 日 2.76%)
◎ダドリーNY 連銀総裁は、米経済はリスクに直面、強い逆風を受けている→ ドル売りが強まる
◎米貿易収支は、-460 億ドルで予想・前回から赤字額が減少→ 米 GDP 予想引き上げの可能性も
◎米新規失業保険申請件数は、38.0 万件と予想・前回より悪化→ ドル売りが強まる
USDJPY OPEN80.85→HI81.12→LOW80.73→CLOSE80.88
アジア市場は 80.85 で取引が始まり、日銀の追加緩和の期待+仲値の買い需要に 81 台へ上昇、豪失業率を受けた AUDJPY の買いに
81.06 まで上昇、イエレン FRB 副議長発言を受けたドル売りに、80.83 まで下落、白川日銀総裁発言に再び 81 台を回復した。 欧州市場
は、日銀の追加緩和の期待+クロスの円売りに、81.12 まで上昇したが、買いも続かず 81.00 を中心に狭いレンジで取引が続いた。 米国
市場に入り、予想より弱い新規失業保険申請件数に、80.73 割れまで下落、クロスの円売りとも強く、売り買い交錯しながら徐々に 80.73 ま
で値を下げ、大枠 80.85~90 の狭いレンジで推移している。
EURUSD OPEN1.3108→HI1.3212→LOW1.3102→CLOSE1.3186
アジア市場は 1.3108 で取引が始まり、1.31 台を確りと維持、イエレン FRB 副議長発言を材料とし 1.3150 のトライが始まった。 欧州市場は、
1.3150 のオプション絡みの防戦売りに上値失敗、1.3110 割れまで下落、イタリア国債入札を受けた EUR 売りと、イタリア・スペイン 10 年債
利回り低下、強いユーロ圏鉱工業生産に、大枠 1.3110~40 のレンジで売り買い交錯から、1.3150~55 をブレークし 1.3176 まで上昇した。
米国市場に入り、予想より弱い新規失業保険申請件数と米貿易赤字の減少の発表直後は、1.3140 割れまで値を下げたが、米現物株が買
いから始まり、リスクオンの流れに 1.3180 台まで上昇し、ストップの買いを付けながら 1.3212 まで続伸し、1.3180 台まで徐々に値を下げた。
AUDUSD OPEN1.0298→HI1.0449→LOW1.0297→CLOSE1.0435
アジア市場は、1.0298 で取引が始まり、直後の 1.0297 を安値に、豪雇用者数が市場予想を大幅に上回り、1.0360 台まで急伸、AUDNZD
や AUDJPY の買いも強く、1.0380 だいまで続伸した。 欧州市場は、大枠 1.0370~1.0400 のレンジから、EURUSD の急伸の流れを受け
1.0415 まで続伸した。米国市場に入り、予想より弱い新規失業保険申請件数と米貿易赤字の減少の発表直後は、1.0380 近くまで値を下
げたが、米現物株が上昇して始まると、AUD 買いが再開され 1.0440 台まで上昇、大枠 1.0430~45 のレンジで売り買いが交錯した。
金・原油価格
国際エネルギー機関(IEA)=◎石油市場は 2009 年以来で初めて供給が需要を上回っている ◎弱い需要でも OPEC 加盟国の産油量が
過去 3 年で最高水準 ◎3 月のイラン石油生産は日量 5 万バレル減少、 ◎2012 年の石油需要見通しを日量 2 万バレル引き下げ
OPEC 公表の月報=◎3 月の原油生産量は 3 年ぶりの高水準 ◎リビア、イラク、サウジアラビアが供給を増加
◎Spot.WTI(Light Crude Oil) OPEN102.53→HI104.20→LOW102.37→CLOSE103.60
アジア市場は 102.54 で取引が始まり、102.37 を安値に 102.95 近くまで上昇した。欧州市場に入ると、103.00 を中心に大枠 102.70~30 の
レンジで売り買いが交錯した。米国市場に入り、一時 102.42 まで値を下げたが、米国株の上昇を受けた EURUSD の上昇に、104.20 まで
上昇、一時 103.06 まで値を下げたが、103.60 台を回復し、大枠 103.55~75 のレンジで推移した。
◎ Spot.Gold OPEN1,658.40→HI1,679.50→LOW1,649.90→CLOSE1,674.40
アジア市場は 1658.1 で取引が始まり、大枠 1655.5~1659.5 のレンジで推移した。 欧州市場に入ると 1654.0 を割り込み売りが加速、1650
近くまで下落した。米国市場に入っても大枠 1650~55 の狭いレンジで取引が続いたが、米国株の上昇を受けた EURUSD の上昇に、1675
台を回復、午前2時過ぎには 1679.5 まで上昇したが、1674.0 まで徐々に値を下げ、1675 中心で取引が続いている。
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2012 年 4 月 13 日
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前日の主な発言・出来事
欧州関連
ジョージ・ソロス氏=◎独中銀はユーロの終焉に備えており、金融市場は他国がこれに追随することを懸念 ◎
ラガルド IMF 専務理事=◎世界経済へのリスク低下に資金増額を 5000 億ドル→4000 億ドルへ削減の方針→ 欧州の努力が不足
との新興国の批判が要因の可能性もあり、カナダは欧州支援向けの IMF 基金拡大に反対している
ラガルド IMF 専務理事=◎スペインは著しい努力を実施した、一段の努力が必要 ◎経済へのリスクは依然高く、状況は脆弱 ◎
米国は転換点にさしかかっている可能性がある ◎IMF は資源の拡大が必要
ゴンザレスパラモ ECB 専務理事=◎スペインはかなりの努力をしている ◎ECB は依然としてソブリン国債の購入をすることは可能
スペイン議会=◎債務安定法案を可決
マトルチ・ハンバリー国家経済相=◎一部の国が 2020 年までにユーロ~離脱する可能性アある
イタリア国債入札=◎目標上限 50 億ユーロ、48.8 億ユーロ発行、3 年債利回り 3.89%(3 月 14 日 2.76%)
ECB 月報=◎中期的な物価安定のリスクは上向きで、インフレ圧力を抑制するために行動する手段は全てそろっている ◎景気見
通しには引き続き下振れリスクがある ◎ユーロ圏ではほぼ半数の国がリセッションに陥っているが、経済大国ドイツでは賃金上昇が
インフレ懸念が見られる
アスムセン・ECB 理事=◎アイルランドの銀行では資金増強は不要、アイルランドが追加支援を必要としていないと ECB は判断
リイカネン・フィンランド中銀総裁=◎世界の経済成長は鈍化しつつある ◎スペイン予算措置は中央・地方政府、双方に適用する
必要がある
エラリアン・PIMCO マネジメント=◎欧州の問題は一段と大きくなりつつある ◎債務問題と同時に成長の問題を抱えており、欧州が
両方に対処しない限り、市場の神経質な動きが繰り返されるだろう ◎ギリシャとポルトガルの国債投資を避けるべきだが、イタリアと
スペインは支払能力に問題なく魅力的 ◎平穏さが獲得したものではなく、買われたものであることを理解しつつある
ザキニディス・ギリシャ財務相=ギリシャの金融安定基金(HFSF)は、EFSF から第一弾資金を受ける準備
米国関連
米 30 年債入札=◎最高落札利回り 3.23%、応札倍率 2.76 倍(前回 2.70 倍)
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=◎経済のシグナルは追加緩和の必要性を示さず ◎FRB はトレンド重視すべきで、単月の
数字にとらわれてはならない ◎3 月米雇用統計はまあまあ
ダドリーNY 連銀総裁=◎3 月の雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが弱く、米経済が難局を脱したと見るのは時期尚早 ◎天
候の影響か失速の兆候なのか見極めが必要で情報を収集中 ◎増加した 1 月、2 月の反動の可能性と、より悲観的な解釈も妥当
◎QE3 は費用対効果次第 ◎景気悪化では QE3 の利点が高まる
ダドリーNY 連銀総裁=◎米経済はリスクに直面、強い逆風を受けている ◎第 1 四半期 GDP は 2.25%を予想 ◎失業率 8.2%は
受け入れがたい高水準 ◎中国の経済見通しはかなりポジティブで、望ましい経済活動の減速が見られる ◎中国の成長率は政
府の最新見通しを上回ると予想
ラインハート・モルガンスタンレー・エコノミスト=◎米経済成長は 2012 年と 2013 年は 2%を予測 ◎ブッシュ減税の年末失効、議会
の新たな合意なしでは、財政赤字削減の関連法案に基づき1兆ドルの歳出削減が始まる ◎リスクは「ソブリン危機、エネルギー価
格上昇、止められない財政面の窮地」
イエレン FRB 副議長=◎米雇用見通しは非常に緩和的な政策を正当化 ◎追加緩和は景気回復が予想より穏やかなペースで正
当化されるが、回復ペースが加速したら FOMC の現在見通しより早急に引締め開始さえる可能性もある ◎今後数年間は、最大限
の雇用達成目標にはほど遠く、インフレ率は FRB 目標の 2%か、それを下回る水準で推移を予想
イエレン FRB 副議長=◎最近の雇用増は我々の必要よりはるかに少ない ◎欧州債務危機と住宅市場がリスク要因の一部 ◎米
経済は徐々に回復と予想 ◎米経済見通しにかなりの不確実さ
アスムセン ECB 理事=◎FRB は赤字ファイナンスのために低金利続けず ◎米国の財政アプローチが持続的でないのは皆が知っ
ている
アスムセン ECB 理事=◎アイルランドの家計債務は懸念される水準 ◎債務再編は慎重に進める必要がある ◎秩序だった予想可
能な金融政策を支持
ブラード・セントルイス連銀総裁=◎先週の米雇用統計は見通しを大きく変更するものではない ◎ガソリン高はリスクだが、現在の
景気の足かせになっているとは考えていない ◎一段と上昇する恐れがあり、イラン情勢を考慮すると問題になる可能性がある
CHN
GBP
JPY
世界銀行の中国経済成長見通し=◎2012 年の中国成長率見通し 8.4%(1 月時点)→8.2%に下方修正、13 年ぶりの低い伸び率
◎短期的な成長鈍化 ◎2013 年は 8.3%→8.6%に上方修正 ◎預金準備率の引き下げが必要で、政策金利の引き下げが必要に
なる可能性
コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=◎追加緩和は必要ない ◎6~9 カ月内に出口戦略に着手する必要がある
白川日銀総裁=◎デフレからの脱却に向け、強力に金融緩和を推進していく
pg. 4
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NZD
OTH
OTH
2012 年 4 月 13 日
イングリッシュ NZ 財務相=◎財政の黒字化に向け軌道に乗っている ◎経済成長見通しは妥当 ◎NZDUSD は相対的に高い
国際エネルギー機関(IEA)=◎石油市場は 2009 年以来で初めて供給が需要を上回っている ◎弱い需要でも OPEC 加盟国の産
油量が過去 3 年で最高水準 ◎3 月のイラン石油生産は日量 5 万バレル減少、 ◎2012 年の石油需要見通しを日量 2 万バレル引
き下げ
OPEC 公表の月報=◎3 月の原油生産量は 3 年ぶりの高水準 ◎リビア、イラク、サウジアラビアが供給を増加
========================================================================================================
前日の経済指標と結果
9:00
10:00
10:30
17:00
17:30
18:00
21:30
21:30
21:30
21:30
21:30
NZD 3 月 QV 住宅価格=前年比 3.0%(予想 前回 2.9%)
AUD 4 月 消費者期待指数=3.0%(予想 前回 2.7%)
AUD 3 月 失業率=5.2%(予想 5.3% 前回 5.2%)、雇用者数変化=44000 人(予想 6500 人 前回-1.54 万人)、労働参加率=
65.4(予想 65.3% 前回 65.2%)
EUR ECB 4 月の月次報告書
GBP 2 月 貿易収支=-87.72 億ポンド(予想-76.5 億ポンド 前回-78.83←-75.32 億ポンド)、EU 外=-50.17 億ポンド(予想
-38.25 億ポンド 前回-37.17←-36.78 億ポンド)
EUR 2 月 ユーロ圏鉱工業生産=前月比 0.5%(予想-0.2% 前回 0.0←0.2%)、前年比-1.8%(予想-1.8% 前回-1.7←-
1.2%)
CAD 2 月 新築住宅価格指数=前月比 0.3%(予想 0.2% 前回 0.1%)、前年比 2.3%(予想 前回 2.4%)
CAD 2 月 貿易収支=2.9 億カナダドル(予想 22 億カナダドル 前回 19.5←21 億カナダドル)
USD 2 月 貿易収支=-460 億ドル(予想-518 億ドル 前回-525←-526 億ドル)
USD 3 月 生産者物価指数=前月比 0.0%(予想 0.3% 前回 0.4%)、前年比 2.8%(予想 3.1% 前回 3.3%)、コア前月比 0.3%
(予想 0.2% 前回 0.2%)、コア前年比 2.9%(予想 2.8% 前回 3.0%)
USD 新規失業保険申請件数=38.0 万件(予想 35.5 万件 前回 36.7←35.7 万件)
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2012 年 4 月 13 日
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日経平均株価・NY ダウ平均株価・SpotGold・SpotWTI・$Index の(Daily 変動率)、 10 年債利回りの Daily 推移と比較
.
主要通貨の Daily 変動率 (%)
pg. 6
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2012 年 4 月 13 日
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円クロスの Daily 変動率(変動率)
USD=米国、JPY=日本、GER=独、GBP=英国、CAD=カナダ、AUD=豪州、NZD=ニュージーランド、CHF=スイス、NOK=ノルウェー、SEK=スウェーデン、
CHN=中国、FFR=フランス。 本レポートで言及している市場予想の出所=fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。各国経済指標・日時の出所=
fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。
外国為替保証金取引(FX)及び CFD には、高いレベルのリスクが潜在しており、全てのお客様に適した投資商品とは言えません。高いレ
ベルのレバレッジは、利益ももたらしますが、損失ももたらします。預託した資金を超えて損失を被る可能性もあるため、損失に耐えられな
い金額を投資するべきではありません。過去のパフォーマンスが、必ずしも将来の結果を示唆しているわけではありません。
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