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8月16日 FX/CFDモーニング・コメント -16日の市場展望

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8月16日 FX/CFDモーニング・コメント -16日の市場展望
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
8 月 16 日 本日の為替見通し
ポイント
ブルームバーグ社の記事の中で、緊縮財政措置に苦しむイタリアの一面を表している出来事が報じられていた。イタリアのスー
パーカー「フェラーリ 458 イタリア」は日本年で約 2000 万円もし、イタリア国内でもあまり見かけることは多くなかったが、イラリアが債務危機
により緊縮財政措置により、高級車への課税強化で、最近は希少な存在になっているという。
イタリア人のオーナーが手放した高級車が大量に輸出され、外国車代理店協会(UNRAE)によると、今年 1 月~5 月の中古車スポーツカー
の輸出は 13,633 台で、前年同期 4,923 台から 3 倍近く増加している。最近はこの傾向がイタリア全体に及んでいるとのこと。
長い夏季休暇から戻ったメルケル独首相の行動が予想通り注目されている。ザイベルト独報道官は、サマラス・ギリシャ首相が 8 月 24 日に
ベルリンを訪問しメルケル独首相と会談することを発表した。サマラス首相は追加緊縮策の 2 年延長を求める方針との報道もあり、報道官
はこの会談では全ての面で話し合うと発表しており、その結果が注目される。
また、サマラス首相はパリを訪問しオランド仏大統領とも会談を予定し、別途、ファンロンパイ EU 大統領とも会談が予定されている。その、
オランド仏大統領とメルケル独首相は、9 月 6 日にスペインで会談が予定されており、スペイン国債の買い支えなどの支援の可能性を議論
することが予想され、今後の為替相場への影響を注目したい。
昨日の USDJPY の上昇は、動きは鈍く、半固定相場見たいな USDJPY 相場では珍しく動いた
との印象を持った市場参加者は多かったと思われる。確かな理由は不明ながら、米 10 年国債利回りと
の連動性を考えれば、市場参加者が想像しているように日米の金利差によるドル円相場の連動性が
高いこともうなずける。(右図を参照)
しかし、前日終値との%変化を見れば、決して大相場というわけではなく、最近の米経済指標が強い
内容となっていることで、次回 9 月の FOMC で QE3 の期待感が後退したことへの表れとも考えられる
が、昨日発表された米 NY 連銀製造業景気指数にやや水を差されたようにも感じられる。(右図を参照)
引き続き夏休みの時期で、取引量が減少気味と思われるが、海外のディーラーと話しをしていると、
今が夏休みで取引量が減少しているだけで、終わったら元の活発な相場へ戻ることを期待したいと言う、
そのわけは、6 月以降からすでに取引量は減少気味で、6 月からすでに夏休みが続いているようだとの
こと。ちょうどスペインの銀行不安が広まった時期にあたりリスク資産の動きが鈍化しているように思える。
その中で、スイス中銀による EUR の外貨準備の売却とのウワサが流れていた昨日の突然の EURUSD の
売りのように、投機的な取引が減少すると、相対的に実需や中銀の動きがより相場を動かす事が多くなり、
最近の流行は、引き続き EUR・NZD や AUD 等の資源国通貨に焦点が当てられているように思われる。
昨日、フレアティ・カナダ財務相は、「強いカナダドルは輸出を抑制する一方、国内企業の機械・設備購入を
後押しして、景気を支援する可能性がある」と発言し、この発言を受けて CAD ドルの買いも続いていたい。
本日の重要な経済指標 発言・その他
◎発言・その他
09:00 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(講演)
14:45 デベル豪中銀総裁補佐(パネルディスカッション参加)
20:00 トルコ中銀 政策金利発表
ドイツのメルケル首相がカナダ訪問(最終日)
◎注目の経済指標
17:30 英小売売上高
18:00 ユーロ圏消費者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米住宅着工件数・建設許可件数
23:00 米フィラデルフィア連銀景況感指数
本日の主な経済指標と発表予定
10:00
17:30
18:00
21:30
21:30
21:30
21:30
AUD
GBP
EUR
CAD
USD
USD
USD
23:00
USD
8 月 消費者インフレ期待=前回 3.3%
7 月 小売売上高=前月比予想-0.3% 前回 0.1%、前年比予想 1.4% 前回 1.6%
7 月 消費者物価指数=前月比予想-0.5% 前回-0.1%、前年比予想 2.4% 前回 2.4%、コア前年比予想 1.7%(前回 1.6%)
6 月 製造業売上高=前期比予想 前回-0.4%
新規失業保険申請件数=予想 36.5 万件 前回 36.1 万件
7 月 住宅着工件数=前月比予想 75.6 万件 前回 76.0 万件、前期比予想-0.5% 前回 6.9%
7 月 建設許可件数=前月比予想 76.9 万件 前回 75.5 万件、前月比予想 1.2% 前回-3.7%
8 月 フィラデルフィア連銀景況感指数=予想-5.0 前回-12.9、新規受注=前回-6.9、従業員数=前回-8.4、支払価格=前
回 3.7
pg. 1
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
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EURUSD・EURJPY・USDJPY のマーケット・レベル
EURUSD(日足)=25 日指数移動平均線は 1.2317 で、この線を割り込み終了し売りを示しているが、売り買い共に不透明。DOPup=
1.2490、DOPdn=1.2088 で売りを示唆。スロー・ストキャスティックは%K=47.23、%D=58.09、売りを継続し、ベースはニュートラル・ゾーン
に近い。上値のポイントは 1.2317、1.2324、1.23 下値のポイントは 73、1.2263、1.2251、1.2241。予想レンジは 1.2240~1.2350。
EURJPY(日足)=25 日指数移行平均線は 96.85 で、この線を超えて終了し買いを継続している。DOPup=99.25、DOPdn=94.40 でニュ
ートラル。スロー・ストキャスティックは%K=63.92、%D=63.00、弱いながら買いを継続、ベースはニュートラル・ゾーンに近い。上値のポイ
ントは、97.41、97.48、97.79、下値のポイントは 96.85、96.32、96.03。予想レンジは 96.30~97.50。
USDJPY(日足)=25 指数移動平均線は 78.64 で、買いを継続。DOPup=80.10、DOPdn=77.27 で買いを示唆。スロー・ストキャスティック
は%K=73.08、%D=61.18、買いを継続し、ベースはニュートラル・ゾーンに近い。上値のポイントは 79.02、79.04、779.57、下値のポイント
は 78.79、78.64、78.27。予想レンジは 78.60~79.05。
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本日の CFD 見通し
Spot.WTI と Spot.Gold のマーケット・レベル
ポイント
市場では米経済指標が強い内容が多くなり、最近の米 10 年国債の利回り上昇もこれを先取りし
た動きとの思惑も流れているが、9 月の FOMC で追加緩和策の期待感が弱まっている。一方、
温家宝中国首相は「中国経済への下向き圧力は強く、金融政策を講じる余地がある」と発言、ド
ラギ ECB 総裁のスペイン・イタリア債利回り引き下げることを目指しており、引き続き、中国とユ
ーロ圏の利下げ期待は続いている。原油価格はイスラエルとイランの有事が意識され緊張が続
き、昨日発表された、EIA 週間石油在庫統計で、予想外に在庫の減少により買いが強まってい
た。
◎Spot.WTI(Light Crude Oil)
EMA は 90.46 で引き続き買いを継続、ディナポリ・オシレーター・プレディクターも買いを示唆
し、ストキャスティクスは買いを継続しているが、ハイバンドで売り変化できるか注目したい。 引
き続き EMA90.46 をベースに、これを終値で下回るまでは買い方向が続きやすく、95.00 を超え
てくると買いが強まる可能性がある。
◎Spot.Gold
EMA は 1602.6 で終値では売り変化してているが、この水準近くで推移しやや不透明。ディナポ
リ・オシレーター・プレディクターは売りを示唆し、ストキャスティクスは売りを継続し、全体では売
り圧力が続いている。上昇トレンドの下限となる 1598 近辺を大きく下回って終わると、売りが加速
する可能性が高まってくる。
Spot.WTI(Light Crude Oil)(.WTI 日足)=25 日指数移動平均線は 90.46 で、買いを継続。DOPup=98.60、DOPdn=87.62 で買いを示
唆。スロー・ストキャスティックは%K=80.78、%D=76.89、買いを継続しているが売り変化の兆しもあり、ベースは買われ過ぎゾーンに近
い。上値のポイント 94.88、96.50、98.60、下値のポインは 92.66、91.69、90.46。 予想レンジは 92.50~95.00。
Spot.Gold(.GOLD 日足)=25 日指数移行平均線は 1602.6 でこの線を下回り終了したが不透明。DOPup=1658.7、DOPdn=1552.8 で売り
を示唆。 スロー・ストキャスティックは%K=50.49、%D=58.77 で、売りを継続し、ニュートラル・ゾーンに近い。上値のポイントは 1605.9、
1612.2、1626.3、下値のポイントは 1598.6、1598.2、1589.5。 レンジ予想は 1590~1605。
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
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8 月 15 日の海外市場の動き
アジア市場は、米 10 年債利回りは、午後 3 時近くでは 1.7206%→1.78%台まで上昇し、米長期金利の上昇を材料に USDJPY の買いが目立ち、
円は主要国通貨で値を下げた。株式市場では、日経平均株価がほぼ前日終値と変わらず-4.84(-0.05%)、中国株は総じて弱く、上海総合は
-23.58(-1.10%)値を下げている。為替市場では、豪ウェストパック消費者信頼感=前月比-2.5%(前回 3.7%)と非常に弱く、1.0480 台から一
時 1.0465 まで下落したが下げ止まり、1.0465~80 のレンジで推移。目立ったのは EUR 高+JPY 安で、JPY は USDJPY が 78.90 台を目指し上昇、
EURJPY も 97.30 台を目指し、GBPJPY も 123.70 台を目指して、円売り流れが続き、EUR は、EURUSD が 1.2340 台へ、EURAUD は 1.1780 台へ、
EURCAD は 1.2240 台へ上昇、AUD と NZD は比較的安定した値動きが続いた。
欧州市場は、USDJPY は売り材料とされた米 10 年債利回りは、1.7878%の高値から 1.763%近くまで低下、本邦実需筋のドル売りに上値は重く、
引き続き 78.90~00 のレンジで推移。BOE 金融政策委員会議事録では、金利据え置きと、資産買入枠の据え置きは 9 対 0 の全員一致で決定した
が、資産買入枠の拡大も議論された。英失業保険申請件数=-5900 人(予想 6000 人)と失業者の減少に 1.5670 台→1.5700 まで上昇、ドル高の
流れと GBP クロスの買いとで、大枠 1.5670~1.5695 のレンジで推移した。EURUSD は、スイス中銀のユーロ建て外貨準備の売却とのウワサもなが
れ下落、前日の安値 1.2316 を割り込むと売りが加速し、EUR クロスも売りへと変化し 1.2269 まで値を下げた。
スペイン 10 年債利回りは開始直後の高値 6.6524%→午前零時ごろには 6.5718%まで低下し 6.5831%で終了、ドイツ・フィンランド・オランダなどは
利回りの上昇が目立ち、ドイツ債利回りは前日比+0.095%上昇し 1.560%で終了。欧州株はイタリア MIB 株が+0.85%上昇したが、他は総じて軟
調に推移した。
米国市場は、消費者物価指数=前月比 0.0%(予想 0.2%)と予想より低い伸び率、NY 連銀製造業景気指数=-5.85(予想 7.0 前回 7.39)と予想
外のマイナス幅に、FRB の追加緩和策の可能性が高まり、EURUSD を除く主要通貨ではドル売りの流れが強まった。対米証券投資は 167 億ドル
(前回 1213)と買い越し額が大幅減少、米鉱工業生産=前月比 0.6%(予想 0.5%)、設備稼働率=79.3%(予想 79.2%)が共に予想を上回り、ドル
買いへと変化した。為替変動は通貨ペアで動きは異なり、USDCAD=0.9917 からドル売りが続き 0.9890 台を割り込み、EURUSD は 1.2265~90 の
レンジで動かず、AUDUSD=1.0469→1.0514 まで上昇後、1.0495~1.0510 のレンジ、NZDUSD=0.8044→0.8074 まで上昇後、0.8060~0.8075 の
レンジへと変わり、USDJPY=79.02→78.59→78.95 と米経済指標に素直に反応した。米 10 年債利回りは 1.8155%まで上昇し高値で終了、米株は
小幅な変動にとどまり、NY ダウは開始直後に-30 下落したが値を戻し前日比終値とほぼ同水準の-7.36(-0.06%)で終了した。
USDJPY アジア市場は 78.72 で取引が始まり、開始直後の 78.70 を安値に仲値に向けて前日高値 78.93 近くの 78.89 まで上昇、輸出筋の売りオ
ーダーに上値を押さえられ 78.75 割れまで値を下げたが、米 10 年債利回りの上昇に 78.85 台まで上昇した。欧州市場に入り、本邦実需筋の売り
に 79 円を達成できず、円クロスで円売りが続き、大枠 78.90~79.00 の狭いレンジから、日米金利差拡大に 79.04 まで上昇した。米国市場は、消費
者物価指数が予想より伸び率は低く、NY 連銀製造業景気指数が予想外のマイナス幅に、FRB の追加緩和策の可能性が高まり、79.01→78.59 ま
で下落、米鉱工業生産・設備稼働率が共に予想を上回り、米 10 年債利回りが再上昇し、78.95 まで買い戻され 78.90 近辺で推移している。
EURUSD アジア市場は 1.2321 で取引が始まり、朝方の 1.2316 を安値に、EURAUD の買いや、仲値での EURJPY の買いに、EURUSD は 1.2330
台まで上昇、大枠 1.2320~30 の狭いレンジで推移したが、EURJPY が 79.20 台をクリアに上抜け、EURAUD も 1.1780 近くまで上昇、EURUSD は
1.2337 まで上昇した。欧州市場に入り、スペイン 10 年債利回りは一時の上昇から利回りは低下し、欧州株はイタリア MIB が小幅上昇した以外は、
総じて軟調に推移、EURUSD は 1.2343 を高値に 1.2310 のストップを付け一時 1.2269 まで下落した。米国市場は、消費者物価指数が予想より伸
び率は低く、NY 連銀製造業景気指数が予想外のマイナス幅に、FRB の追加緩和策の可能性が高まり、主要国通貨ではドル売りへと動いたが
EUR クロスの売りに 1.2290 台の上値は重く、米鉱工業生産・設備稼働率が共に予想を上回り、ドル買い戻しが始まったが、1.2264 を底値に買いも
強く、大枠 1.2265~90 のレンジで推移した。
AUDUSD アジア市場は 1.0488 で取引が始まり、1.0490 台の上値は重い展開が続いたが、豪ウェストパック消費者信頼感=前月比-2.5%(前回
3.7%)と弱く 1.0465 まで下落、実需筋の買い支えられ下げ止まり、大枠 1.0470~80 のレンジで推移した。欧州市場に入っても大枠 1.0465~80 の
レンジで推移から、一時 1.0461 まで下落したが、再度レンジ相場に入り大枠 1.0460~75 で推移した。米国市場に入り、消費者物価指数が予想より
伸び率は低く、NY 連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに、FRB の追加緩和策の可能性が高まり、1.0469→1.0514 まで上昇、米鉱工業生
産・設備稼働率が共に予想を上回り、1.0494 まで値を下げたが、AUD クロスの買いが続き下げ止まり、大枠 1.0495~1.0510 のレンジで推移した。
金・原油価格
◎Spot.WTI(Light Crude Oil)
アジア市場は 93.22 で取引が始まり、92.95 まで値を下げたが、一時 93.49 まで値を戻した。欧州市場に入っても 93.50 を超えることはでき
ず、大枠 92.78~95 のレンジで推移した。米国市場に入り、ドル相場への連動性は薄く、一時 92.66 まで値を下げ、92.80~30 のレンジで
推移したが、EIA 米週間石油在庫統計で原油在庫の予想外の減少に、93.92 まで上昇、欧州勢の取引終了後には 94.88 まで続伸し、大
枠 94.15~35 のレンジで推移した。
◎Spot.Gold
アジア市場は 1597.5 で取引が始まり、直後の 1597.5 を安値に、大枠 1600~1602 のレンジで推移した。欧州市場に入り、一時 1589.5 まで
げらく、EURUSD の売りに戻りも鈍く、大枠 1592~1597 のレンジで推移した。米国市場に入り、消費者物価指数が予想より伸び率は低く、
NY 連銀製造業景気指数が予想外のマイナスに、FRB の追加緩和策の可能性が高まり、1605 台まで上昇、大枠 1601~1065 のレンジで
推移した。
pg. 3
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
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前日の主な発言・出来事
EUR
EUR
EUR
GBP
AUD
CAD
ザイベルト・ドイツ報道官=◎サマラス・ギリシャ首相は 8 月 24 日にベルリンを訪問してメルケル・ドイツ首相と会談を予定 ◎この会談では
全ての面で論じ話し合う ◎ドイツの姿勢は最新のギリシャ救済パッケージの基礎をなす覚書に基づく ◎トロイカによるギリシャに関する報
告をする
ギリシャ・ドイツ政府高官=◎サマラス・ギリシャ首相は来週にベルリンとパリを訪問し、メルケル独首相とオランド仏大統領と会談、後にユン
ケル・ユーログループ議長とも会談 ◎サマラス首相は、国際支援の条件となる財政緊縮の取り組みを示し、緊縮策の実施期間延長の可能
性を探る
レスラー独経済技術相=◎ECB による国債買い入れは、財政再建と構造改革の明確なコミットメントが必要 ◎ドラギ ECB 総裁も国債買い
入れには構造改革や財政規律が必要と強調しており、その言葉を信じる、これが正しい道だ ◎債務危機の影響が国内企業にも影響を与
えるが、ドイツ経済は底堅い ◎2012 年の独 GDP を 0.7%に据え置いた
BOE の緊急流動性供給オペ=◎15 日の拡大担保タームレポファシリティー(ECTR)の 6 か月物資金供給は、15 億ポンド(予定 50 億ポンド)
にとどまり、英国の銀行間市場の緊張は見られず
ムーディーズ=◎豪州の一部州・準州では赤字と債務増加が続き信用格付けを引き下げる可能性があるが、信用の本質は依然として高格
付けを支持している
フレアティ・カナダ財務相=◎カナダドル高は一部ファンダメンタルズを反映 ◎強いカナダドルは輸出を抑制する一方、国内企業の機械・
設備購入を後押しして、景気を支援する可能性がある ◎輸出関係者と話を下限りでは対応はできている
CAD
カナダ住宅金融公社(CMHC)=◎2013 年の住宅着工件数は今年を下回り、住宅市場の勢いは今後数カ月から来年にかけて減速する
CHN
温家宝中国首相=◎中国経済への下向き圧力は強く、当面は困難な状況が続く可能性があり、消費者物価の伸びは鈍化し、金融政策を
講じる余地がある
GBP
金融政策委員会議事録=◎金利据え置きと、資産買入枠の据え置きは 9 対 0 の全員一致で決定 ◎資産買入枠の拡大も議論されたが、
利下げの議論はなかった ◎資金調達スキーム(FLS)の効果を見極めたうえで、利下げの利点について検討する可能性を示唆
GBP
ビーン BOE 副総裁=◎7 月の消費者物価指数が予想外に加速しても、インフレ見通しは変わらず ◎インフレが今年下半期から来年にか
けて徐々に低下することを買えるとは思わない
OTH
EIA 米週間石油在庫統計=◎原油在庫-370 万バレル(予想-150 万バレル 前回-373 万バレル)、ガソリン在庫-237 万バレル(予想
-200 万バレル)、精製品=67.7 万バレル(予想-27.5 万バレル)、製油所稼働率+0.0%・92.6%(予想-0.6%)→ 予想外の減少で原油
価格は上昇
前日の経済指標と結果
9:30
17:30
AUD
GBP
8 月 ウェストパック消費者信頼感=前月比-2.5%(前回 3.7%)
BOE 金融政策委員会議事録
17:30
GBP
21:30
USD
21:30
USD
22:00
USD
6 月 対米証券投資 TIC フロー合計=167 億ドル(前回 1213←1017 億ドル)→ 買い越し額が大幅減少、米国の景気不安に社債・
株式は売り越しへ、ネット長期 TIC フロー=93 億ドル(予想 400 億ドル 前回 559←550 億ドル)
22:15
USD
7 月 鉱工業生産=前月比 0.6%(予想 0.5% 前回 0.1←0.4%)、設備稼働率=79.3%(予想 79.2% 前回 78.9%)→ 共に予想を
上回る
7 月 失業率=4.9%(予想 4.9% 前回 4.9%)、失業保険申請件数=-5900 人(予想 6000 人 前回 1000 人←6100 人)、ILO=
8.0%(予想 8.1% 前回 8.1%)
7 月 消費者物価指数=前月比 0.0%(予想 0.2% 前回 0.0%)、前年比 1.4%(予想 1.6% 前回 1.7%)→2010 年 11 月来の低い
伸び率、コア前月比 0.1%(予想 0.2% 前回 0.2%)、コア前年比 2.1%(予想 2.2% 前回 2.2%)→予想より低い伸び率に、 FRB
に追加緩和の期待が膨らむ
8 月 NY 連銀製造業景気指数=-5.85(予想 7.0 前回 7.39)、仕入価格=16.47(前回 7.41)、新規受注=-5.50(前回-2.69)、
従業員数=16.47(前回 18.52)→ 予想以上の悪化でマイナスは昨年 10 月以来
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
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日経平均株価・NY ダウ平均株価・SpotGold・SpotWTI・$Index の(Daily 変動率)、 10 年債利回りの Daily 推移と比較
.
主要通貨の Daily 変動率 (%)
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 8 月 16 日
========================================================================================================
円クロスの Daily 変動率(変動率)
USD=米国、JPY=日本、GER=独、GBP=英国、CAD=カナダ、AUD=豪州、NZD=ニュージーランド、CHF=スイス、NOK=ノルウェー、SEK=スウェーデン、
CHN=中国、FFR=フランス。 本レポートで言及している市場予想の出所=fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。各国経済指標・日時の出所=
fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。
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
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
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筆者によって提供される市場に関する如何なる予測や見解についても、その正確性が検証されている訳ではありません。
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