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2011 年 1 月号
つ く ば ス チ ュー デ ン ツ 2 0 11 年 1 月号 その痛み、一人で 抱え込まなくていいんだよ。 学生相談室 精神科窓口 TEL:029-853-2415 (受付) TEL:029-853-2406 (電話相談) 総合相談窓口 TEL:029-853-8430 茨城いのちの電話 http://www1.unetsurf.ne.jp/~IID TEL:029-855-1000 029-255-1000 あ やっ ち ゃ っ た いんしゅ うんてん は、 日本いのちの 電話連盟 http://www.find-i.jp/ ほうりつ で きんし されています 最優秀賞 松添冴李(芸術専門学群 2年) 副学長賞 中山菜々(芸術専門学群 3年) 筑波大学安全ポスターコンテスト2010受賞作 p.2-3 p.6 学生諸君へ 学生部長からのメッセージ/ 学群生の目/ p.10-11 p.14 大学院生の目/ p.8-9 つくばアクションプロジェクト 保 健 管 理 センター だより / p.16-17 p.23 p.7 展覧会より/ p.18-22 p.15 p.4-5 安全キャンペーンを振り返って つくばの仲間たち / p.12-13 リーダー研修会を振り返って 第 34 回 エ ン カ ウ ン タ ー 合 宿 セ ミ ナ ー へ の お 誘 い インフォメーションつくば 筑 波 大 学 安 全 ポ ス タ ー コ ン テ ス ト 2010 受 賞 作 紹 介 / Web版つくばスチューデンツ URL http://www.tsukuba.ac.jp/public/students/ p.24 キャリア 支 援 室 か ら の 案 内 学生生活支援の拠点 スチューデントプラザから 岡田 実(学生部長) 新しい年を迎え,学生の皆さんにとって素晴らし 今回特に,学生の皆さんにお伝えしたいことは, い年になりますよう心から願っております。 様々な悩みについての相談コーナーである「総合相談 昨年末の鈴木章先生と根岸英一先生のノーベル化 窓口の利用について」 , 「経済的に支援を必要としてい 学賞受賞の報道には,多くの方が感銘を受けたので る場合の相談について」 ,そして「就職活動に関する はないでしょうか。私たち大学関係者にとっても大 相談について」の3点です。 きな喜びであり,勇気づけられた学生の皆さんもお られたことと思います。 様々な悩みをお持ちの場合の相談については, 経済や雇用の回復の遅れなどから,学生の皆さん 学内の学生相談機関としては,保健管理センター を取り巻く環境は非常に厳しいものがありますが, 内に学生相談室や精神科があり,多くの方が利用さ 大学はいつの場合も,皆さんが安心して学べ,課外 れていますが,一昨年4月から,学生の皆さんはも 活動や学生生活,就職活動等を送ることができる環 とより,教職員,保護者の方からの相談も受け付け 境をつくることが重要と考えています。 る「総合相談窓口」をスチューデントプラザ内に設置 そこで今回は,スチューデントプラザ内で学生の しました。相談は保健管理センター学生相談室のカ 皆さんに対応している学生相談,経済支援,就職支 ウンセラーの先生が担当し,相談の内容によっては, 援等について,あらためてご紹介したいと思います。 それぞれ学内の担当者に紹介しています。現在,月, 火,木,金の午後に相談を受け付けています。予約 本学では開学以来,重点施策の一つとして学生生 制ではないので随時対応できます。電話相談も可能 活の支援を掲げ実践してまいりましたが,学生のよ です。何か困ったことが生じた場合は,一人で悩ま り身近な場所で,生活支援,就職活動支援等を総合 ずお気軽にご相談ください。 (総合相談窓口 1029- 的に行うことを目的に,平成19年9月に,学生と教 853-8430) 職員の約7割が活動している第一,第二,第三エリ ア内(第一エリア1D棟)に,スチューデントプラザ 奨学金等経済的に支援を必要としている場合の相談 を創設しました。 については, スチューデントプラザでは,学群・学類や大学院研 経済的理由により就学が困難と思われる学生が増 究科に対応する各支援室と連携して,学生生活に関 えていますが,本学では意欲や能力のある学生諸君 する様々な相談やキャリア支援・就職支援に関する が修学の機会を奪われることのないよう,奨学金や ことをはじめ,授業料の免除や奨学金等の経済支援, 授業料減免など様々な経済支援制度を設けています。 学生宿舎の入居や課外活動,食堂等の福利厚生施設, 奨学金制度として,日本学生支援機構奨学金(貸与 山中湖や館山湾にある研修施設等に係る窓口を配置 型) ,地方公共団体又は民間奨学団体奨学金(給付型 して対応しています。 または貸与型)のほか,昨年度創設しました本学独自 の奨学金制度「つくばスカラシップ」や,国内で地震・ 風水害・火災などに被災した学生(その世帯に属する 学生)を支援する茗渓・学都教育助成基金事業制度(給 付型)もあります。 「つくばスカラシップ」は,学生の皆さんが安心し て勉学に専念できる環境を確保することを目的に, 留学生に対する経済支援,学生への海外留学支援, さらに家計急変等の緊急時における学資支援をして います。いずれも給付型です。 また,授業料減免制度に関しては,基準を満たし 希望する学生全員が当該制度を受けることができる スチューデントプラザ 1D棟 2 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) よう,きめ細かな支援策を策定中です。 経済的に困ったことがありましたら,是非,お気 軽にご相談ください。 (担当:学生生活課 1029853-2385) 平成22年12月のOB・OG懇談会の様子(於:大学会館ホール) と思います。 (担当:学生生活課 1029-853-2248) 2点目は,交通マナーアップのお願いです。残念 就職活動に関する相談については, ながら本学周辺は決して安全ではなく,これまで多 キャリア支援室や就職課では,職員やキャリアカ くの事件・事故が発生しています。そこで本学では ウンセラーの資格をもつ専任教員が多様な相談に応 学生の皆さんが安全で安心に,また快適にキャンパ じています。 「4年間をどのように過ごしたらよいか」 スライフを過ごすことができますように,様々な取 など直接,就職に関わらない相談から,自己分析, り組みを行っています。毎年,年末には安全キャン 就職活動中に出会う様々な困難への対処,面接指導 ペーンを実施するとともに,本誌でも「安全特集・冬 など具体的な就職相談まで,常時,相談を受け付け 号」を発行して,様々な事件・事故防止活動を行って ています(年間1,400件強の実績) 。特に,企業への就 います。 職を目指す学生の皆さんにとって,これから企業の 特に「命」にかかわる交通事故に関しては,学生 採用活動が本格化します。就職課では,そのような 生活支援室,学生部,各支援室等,様々な部局が連 皆さんを支援するため,昨年秋から様々なイベント 携して重点施策として取り組んでいます。このうち を実施しています。現在(平成22年12月9日∼平成 自転車に関しては,並列走行,右側通行(逆走行) , 23年1月28日)も,大学会館においてOB・OG懇談 夜間時の無灯火,雨天時の傘差し運転が多く見られ, 会(企業約400社が参加)を開催し,学生の皆さんが 改善すべき課題です。 東京まで出掛けなくても企業研究が行えるよう便宜 現在,これら交通マナーアップの啓発と,ループ を図っています。 道路における自動車と自転車の共用化促進策を策定 また,スチューデントプラザでは,毎週2回程度, しているところですが,学生の皆さんが自ら交通マ ES対策,グループディスカッション対策,面接対策 ナーの向上に取り組み,安全で安心なキャンパスラ の実践練習や,就職活動が思うようにいっていない イフを送ることができるよう協力願います。 学生のための就職相談も行っています。 「就職情報提 供システム」や「就職課掲示板」には,求人情報・イ なお,上記に係る諸手続き等詳細に関しては,そ ベント情報など盛り沢山の最新情報を掲載しており れぞれ担当にご連絡いただくか,本学ホームペー ます。是非,その最新情報を活用し,イベント等に ジの教育・学生生活(http://www.tsukuba.ac.jp/ 積極的に参加してください。 education/index.html)を参照の上,お気軽にご相談 就職活動中の皆さんは,健康に留意しながら,学 ください。 習に支障が出ないよう,計画的にそして効率的に就 これから益々寒さが厳しくなりますが,健康に留 職活動を楽しく行っていただければと思っておりま 意され,充実した大学生活を送っていただきたいと す。うまくいかず,落ち込みそうなときも,お訪ね 思います。 ください。 (担当:就職課 1029-853-2254) 本学研修施設の利用と交通マナーのお願いについて 最後にお願いしたい点が2つあります。 1点目は,研修施設の利用に関するお願いです。 本学には,山中共同研修所(山梨県山中湖村) ,館山 研修所(千葉県館山市(房総半島) ) ,石打研修所(新 潟県南魚沼市)の3つの研修施設があります。いずれ も閑静な自然環境の中にあり,低廉な価格で利用で きますので,サークル活動等に是非ご利用願いたい Don’ t ride next to each other 並列走行は× Don’ t ride with an umbrella 傘差し運転は× つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 3 学生生活 支 援 室 安全キャンペーンを振り返って 斎藤 慎二(学生生活支援室員 人間総合科学研究科 生命システム医学専攻 准教授) 平成22年12月1日∼7日に「2010筑波大学安全キャ 署長賞などが選定されました。受賞全9作品は各エ ンペーン」が実施されました。このキャンペーンは, リアの食堂や図書館などで「安全ポスター展」として 毎年12月の第一週に学生生活支援室とセーフティプ 展示されました。何点かは,つくば中央警察署の防 ロジェクトが共催で行うもので,全学で様々な企画 犯ポスターとしても採用される予定です。 が行われます。その一つ,学内各所に掲げられた「安 12月1日に行われた「自転車環境シンポジウム」で 全キャンペーン実施中!」や, 「安全なキャンパス, は,スポーツ健康システム・マネジメント専攻の吉田 つくばの人々とつくる筑波大学」 「本当に安全?つく 章教授に「筑波大生としての自転車リテラシー」と題 ばセーフティスタイル総点検!」といったキャッチフ してご講演いただきました。吉田先生は全日本交通 レーズの記された横断幕は多くの方がご覧になった 安全協会自転車安全教育推進委員会委員長もお務め のではないでしょうか。それでは他の主な企画を振 であり,自転車問題の社会背景から,筑波大学の自 り返ってみましょう。 転車事情や安全走行のポイントまで,幅広く,また, 身近なところで食堂のテーブルに立っている「三 貴重なお話を伺うことが出来ました。第二部では, 角ポップ」 ,気づかれた方も多いのでは。これも安全 つくば市交通政策課の鈴木尚氏にもお越しいただき, キャンペーンの企画のひとつです。筑波大生の犯罪 施設部施設環境課長の前島謙氏,学生生活支援室長 被害の実態や本学周辺での事件発生状況をわかりや の加賀信広教授,全代会調査委員会委員長の藤原健 すくまとめ,紹介するとともに皆さんの交通マナー 二さん,情報学類副座長の河野翔太さんによる, 「よ についても問いかけをしています。これらの被 害,事件の事例は学生生活課の職員が警察署の協 力のもとに調べたものです。英語版もありますの で是非,手に取って見てください。その三角形の 一面に描かれた目を引くキュートなイラストは, 4月から進めてきた企画「筑波大学安全ポスター コンテスト2010」の特別賞受賞作からデザインし たものです。今年のポスターコンテストには学内 から多くのすばらしい作品が応募され,厳正な審 査を経て,最優秀賞,副学長賞,つくば中央警察 講演する吉田章教授 ←「自転車環境シンポジウム」 パネルディスカッションの様子 4 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 「筑波大学安全ポスターコンテスト2010」受賞式 後列:右から4番目 西川潔副学長 右から5番目 吉田康夫 つくば中央警察署長 右端 筆者 前列:受賞者のみなさん りよい自転車環境を目指して」と題するパネルディ と現場に教職員と全代会学生が立って安全指導を行 スカッションが行われました。学内の駐輪場不足や いました。筑波大生の自転車運転マナーについては, 多くの危険箇所の存在,自転車の無灯火や傘さし走 大学近隣の住民の方々からも多くの苦情が寄せられ 行といったマナーの悪さなど様々な問題が提起され, ています。是非とも学生や教職員が自発的に安全・安 学生のおよそ7割が利用する自転車中心の交通環境 「自転車のまちづく 心で快適なキャンパスを目指し, をめぐる根深い問題が明らかにされました。つくば り先進地区」といわれるような筑波大学にしたいもの 市の鈴木氏からは,つくば市が目指す自転車の街つ です。 くば, 「りんりんつくば」の基本計画の概要,安全・ 最後に,半年以上かけて熱心に企画を進めて頂い 快適な自転車利用環境づくりの方向性が紹介されま た学生生活支援室,学生生活課,共催の総務課の教 した。筑波大学とつくば市が一緒になって自転車環 職員の皆様に感謝したいと思います。 境についてシンポジウムを開催するのは初めてのこ とでしたが,大変有意義な意見交換の場となりました。 「朝夕の交通安全指導」では,事故が多発する時間 ※「筑波大学安全ポスターコンテスト2010」受賞作は, 表紙及び23ページにも掲載されています。 ど こかで 誰 か が 見 て る か も 。 つくば中央警察署長賞 倉持広美 (芸術専門学群 2年) やめよう、無理飲み。 紫峰会賞 平野春菜 (芸術専門学群 1年) 泡になって消えた キャンパスライフ。 あ け っ ぱ な し 、さ し っ ぱ な し 全代会賞 大久保心織 (情報メディア創成学類 2年) つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 5 学 の 群生 目 大学説明会やってみた 大澤 貴成 人文学類 2年 大説を通して感じたこと 私が大説の運営を通して感じたのは「意識の統一」と こんにちは。人文学類の大澤貴成と言います。今年の 「ほうれんそう」の大切さです。 「意識の統一」とは集団 夏休み,私は大学説明会班長として人文学類の大学説明 で活動する際の目標を明確にするということです。 「大 会を運営しました。その時のことをちょっと書いてみよ 説」という一語を聞いただけでも,それに対してどの うと思います。 ようなイメージを持っているかは人それぞれです。ま た,より細かい概念になれば,尚更個人間でのイメージ 大学説明会って? は違ってきます。私は,各企画が全くバラバラに活動し 大学説明会とは,名前の通り筑波大学を志願する方に ては,大説全体としてまとまりがなくなってしまう,と 対して大学をアピールする説明会,いわゆるオープン 感じていたので,今年の大説では,各企画の連携を密に キャンパスのことで,略して「大説」と呼んでいます。 し,参加者の方が複数の企画にスムーズに参加できるよ 人文学類では先生方・支援室の方とクラス代表者が中心 うにしました。そのために2年生が中心となって局長会 となって毎年の大説を運営しています。大説の運営方法 議を開き,常に全体に情報を共有できるようにしまし や企画は学類によって様々ですが,私たち人文学類の学 た。また「ほうれんそう」ですが,ビジネスの世界でよ 生側は主に,構内ツアー,研究室ツアー,模擬授業,な く言われるという「報告・連絡・相談」のことです。上 んでも相談室,資料室の五つの企画を中心に行っていま 記の理由と同様で,局長や副班長がしっかりと「ほうれ す。簡単に説明すると,構内ツアーは大学構内を参加者 んそう」をしてくれたお陰で,連携のとれた組織になっ の方に説明しながら歩いて回る企画,研究室ツアーはそ ていたと思います。 の研究室版,模擬授業は人文学類の先生方に行っていた だいています。相談室は各専攻や学生生活に関しての質 最後に 問を受け付け,資料室は学生生活一般に関する資料の展 最後に,大学説明会に限らず,新歓や学祭での企画な 示を行っています。そのほか,当日には参加者向けのパ ど,イベントはやってみると,とても楽しいです。苦労 ンフレットを作って,学類の公式パンフレットなどと共 があっても,仲間と共に何かを創り上げる体験は,非常 に配布しています。 に貴重なものだと思います。大学生活の中でそのような ことも勉学と同時に楽しめたら良いなと思います。 大学説明会班長のお仕事 そして…いっしょに活動してくれた人文のみんな,本 私は,そんな大学説明会の運営を取り仕切る「班長」 当にありがとうございます!! という役職をやっていました。とはいっても,やること は派手ではありません。大説運営における全体の流れや 日程,各企画の局から上がってきた企画書などを学類長 はじめ先生方・支援室の方と打ち合わせたり,企画間の 調整をするなど,まとめ役・事務方としての仕事がほと んどです。これだけを見ると「なんだか面倒な仕事で楽 しくなさそう」と思うかもしれませんが,そんなことは 全くありませんでした。年度初め前の3月頃から各企画 運営のトップである局長とミーティングを重ね,全体と してまとまりのある大説になるよう努力したり,支援室 に通って打ち合わせや先生方との折衝を行うことは,と てもやりがいのある仕事でした。更に,その過程で学類 の友人,後輩と仲良くなれたり,企画を行う上での様々 なスキルが身に付いたと思います。 6 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 人文学類 大学説明会の様子 大 の 院生 学 目 学ぶことは楽しい 石橋 千絵 数理物質科学研究科 化学専攻 博士前期課程 1年 お誕生会でもらったプレゼント 「学ぶことは楽しい」この言葉は研究室に入って間も ない頃,先生からいただいた言葉です。私の所属する生 物無機化学研究室ではお誕生会の文化があり,先生が大 きなバースデーケーキを買ってくださり研究室のメン バーが色紙を書いてくれます。私の誕生日は4月なの で,研究室に入ってすぐにお祝いをしてもらいました。 その時に先生が色紙に書いてくださった言葉が「学ぶこ とは楽しい」でした。 正直言って,この言葉をもらった時は,ピンときませ んでした。学類生の時は自分が勉強に向いていないこと を痛感する毎日で,小学校から高校まででも楽しいと感 じたことはなく,仕方なくやるというイメージがついて いました。また,先生からこの言葉をいただいた時は, 自分の研究テーマを見つけるために先輩たちの論文を読 んで勉強していた時期でした。論文を読んでもわからな いことだらけで,つらいことの方が多く「楽しい…?」 という感じでした。 たデータを再検討してみたところ,有用な相関関係を発 見しました。 「自分のデータの中にこんなことが隠れて たんだ!他のデータではどうなっているんだろう?」と ますます興味がわくと共に,自分の研究のオリジナリ ティに気付き,一気に研究を面白く感じ始めました。こ の時から学ぶことで得られるわくわく感のとりこになっ てしまいました。今も面白いデータが出るたびに,週に 一度のミーティングで報告すればいいのに待ちきれなく て「みてみてみて!」とはしゃいでしまいます。また, 同じ研究室のメンバーの成果を聞きディスカッションす ることも楽しいことです。 「これってこういうこと?気に なるから早く実験進めて!」と思うこともしばしばです。 遠足の日もミーティングしました バースデーケーキには名前も入れてもらえます 楽しさを実感 研究テーマが決まり,私はDNAの研究をすることに なりました。DNAは遺伝情報を伝える分子で生体内で は二重鎖構造をとっていることで有名ですが,その末端 は四重鎖構造をとりやすい性質をもっています。 「四重 鎖ってかっこいい!」という憧れだけで研究を始めたの で次第にモチベーションは下がり,自分の研究テーマな のだけれど実際にやっていることは先輩の焼き直しをし ているような感覚でいました。 そんな中,先輩からアドバイスをもらい今まで測定し 最もイメージが変わったのは論文を読むことです。た だでさえ英語が苦手なのに,専門の難しい論文を読むな んて…と学類生の時は思っていましたが今は違います。 DNAの四重鎖構造は細胞のガン化と関係があるため広 く研究され,次々と新しい論文が発表されます。ライバ ルが何をしているのか理解したい気持ちが強く,研究対 象や研究手法が似ていて親近感が持てるので論文を読む ことが楽しく感じます。今は「読みたい論文がいっぱ い!」と言えるようになりました。 大学院は楽しい この記事を書くに当たって改めて「学ぶことの楽し さってなんだろう?」と考えました。それは,よくわか らない事象が自分の言葉で説明できるようになること, 自分の頭の中で考えたことが目の前で再現されることだ と今は思います。院生はサークルもバイトもできないか ら楽しいことがなさそうとか,学類生の時と同じような 学生生活をだらだら続けているだけだろうとか思うかも しれません。けれど本当は,世界初の発見を自分で切り 開いていく刺激的で楽しい毎日です。今回の記事で楽し さが少しでも伝わっていたら嬉しいです。 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 7 ワンダーフォーゲルクラブ ∼温かな仲間たちと山に登る∼ 佐藤 夏美(比較文化学類 3年) ワンダーフォーゲルクラブって? 光が差し込む森林の中を歩き,頂上が近づくと森林 ワンダーフォーゲルとはドイツ語源で, 「縦走・登山・ を抜け見晴らしのよい稜線上へ,頂上は雲の上,掴 ハイキング」のことを指し,ワンダーフォーゲルクラ めそうなくらい青くて広い空があります。そこから ブとは,山登りをする体育会のサークルです。活動 のんびり,山の景色を眺めて,涼しい風が吹き抜け 内容は毎週火曜日にミーティング,月・水曜日にト る時間が私は好きです。山の空が夕日で茜色になる レーニングを行っています。週末や夏休みには,北 頃には,みんなでご飯を作って食べます。合宿の時 は北海道から南は屋久島まで,日本全国の山に登り はビールも飲んだりします。夜はテントの外に出て ます。軽登山から,2週間の長期合宿や沢登りと活 みると,星がとてもきれいです。こんな山での一日 動は多岐に渡っています。部員数は20名程の少人数 は本当に充実していて,ワンゲルでよかったなって で構成されるサークルですが,サークルの雰囲気は しみじみ感じます。 アットホームでみんな仲良しです。登山を通じてみ んなでご飯を作って食べたり,テントで寝たり,大 ワンゲルの仲間 学時代における家族のような存在です。 どんなに素晴らしい山でも,仲間がいるからこそ のワンゲルだと私は思います。一緒にトレーニング したり,ご飯を食べに行ったり,山行の計画に頭を 悩ましたり,アドバイスをくれる先輩がいたりして ワンゲルは成り立っています。そんな仲間がいるか らこそワンゲルが楽しくて,みんなで山に登りたく なるのです。今は冬であまり山に行けませんが,春 になればまた,たくさんの山に登れるので,今から 来春が待ち遠しいです。新入部員はいつでも募集し ています。興味をもってくれた方はいつでも連絡く ださい。私たちと一緒に山に登りましょう! 夏季長期合宿の様子 ワンダーフォーゲルクラブHP 登山は楽しい http://www11.atwiki.jp/twc/pages/57.html 「なんで山に登るの?」とよく聞かれますが,登山 メールアドレス はとても楽しいからです。登り始めは,あたたかい tsukuba.w.v.c@gmail.com ワンダーフォーゲルクラブ集合写真 8 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 将棋部 ∼盤上で戦う∼ 安藤 直貴(地球学類 2年) 将棋部の活動 皆さんは,将棋をやったことがありますか?ほと んどの人は,駒の動かし方は知っているけどやった ことがない,または年1回やるかやらないか,とい う程度だと思います。そして,多くの人は「将棋は堅 苦しくて,はっきり言って地味だ」と思っておられる のではないでしょうか。そのことについて否定はし ません。しかし,私たち将棋部の雰囲気に堅苦しさ はどこにもなく,みんな仲良く和気あいあいとして います。そして,地味に活動しているつもりもあり ません!!いつも,とても賑やかなサークルです。 将棋部の活動内容としては,平日は文化系サーク ル会館1階で,部員との対局を中心に活動を行って おり,休日には各種大会や研究会に参加しています。 研究会は,他大学や社会人の方と合同で行い,終 わったらみんなで焼き肉を食べに行って交流を深め ることができます。春と夏には合宿を行い,海水浴 をしたり甲子園中継に熱狂したりと,毎回とても楽 しいものになっています。そして年2回,春と秋に 行われる団体戦が重要な大会となっており,私たち はこれに向けて対局を重ねています。 夏合宿の集合写真 一丸となって戦った団体戦 前述した団体戦について説明します。この大会は 「団体戦」なので,筑波大学将棋部として他大学と 戦っていきます。互いの大学から7人を選出し,一 斉に対局を開始して,4人以上が勝利した大学の勝 利というルールです。各級8つの大学でリーグ戦を 行い,上位・下位2大学がそれぞれ昇級・降級する仕 組みとなっています。筑波大学将棋部は現在BⅡ級 に所属しており,BⅠ級,A級昇級を目指していま す。 私が将棋部の代表となって初めての団体戦が,昨 年(平成22年)秋に行われました。この団体戦に向 けて,平日はもちろん,休日も部室に集合して練習 に励みました。4年生にとっては最後の大会という こともあり,全員が「絶対昇級しよう」という気持ち で臨みました。しかし,結果は3位。大学としての 勝数と,個人の勝数の合計が2位の大学と全く同じ になり,前大会の順位の差で惜しくも昇級を逃しま した。悔しい結果になりましたが,その一方で,み んなが一丸となって戦い,健闘した3位であること に達成感も感じています。そして,次こそ昇級,と いう明確な目標の下,春の大会へのモチベーション も維持しています。 掛け持ちも余裕でできます! 将棋部の真剣に活動する一面を知っていただきま したが,普段は「真剣」というよりも「まったり楽 しい」という言葉が似合うのが将棋部です。という のも将棋部は,平日は毎日活動していますが,活動 時間は特に決まっておりません。つまり,空いた時 間に来て,いつ帰っても構わないのです。授業の合 間などに来て,読書をしたり,部員と談笑したりと, まったりとしたブレイクタイムを過ごすこともでき ます。このように将棋部はとても自由度の高いサー クルで,他のサークルとの掛け持ちも容易なので, 忙しい方も十分参加可能です。以前将棋をやってい た!という方や,アットホームな雰囲気で将棋を始 めたい!という方,大歓迎です。初心者の方でも部 員が丁寧に指導しますので,すぐに上達できます。 もし良ければ将棋部へ見学に来てください。 将棋部HP http://www.stb.tsukuba.ac.jp/~shogi/ 対局風景 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 9 変活2010 ∼一本でもニンジン,二足でもサンダル, (12) いくつでも“ひとまず”(10003A)∼ 松田 悟(生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程 2年) 変活とは? その前にちょっと質問です。皆さんは静岡県の山 奥に我が筑波大学の演習林があるのをご存知でしょ うか?…まぁあるんですよ。今の世の中,いつでも どこでも情報検索できるそうなので,ぜひ調べてみ てください。検索ワードは「井川演習林」です。… さて,いま私は皆さんに変化を与えました。今まで 知らなかったことを知る。素敵な変化だと思います。 そう, “変活”とは“変化のための活動”なのです。 詳細はT-ACTのサイトを開いて読んでください。 何でこんなことに 友人から「暇?」という突然の誘いにまんまと乗っ かった素直な私は,昨年度行われた変活に首を突っ 込むことになり,今に至るという感じです。その後, いろんな人に会いました。こんなことを考えている 奴がいるのか!?という驚きと,何で今まで気づかな かったのだろうか…という後悔の連続です。さすが は総合大学です。財源がない(らしい)この国にあっ て,human resourceという素敵な財源(=人財)は 豊富なようです。せっかくの学生生活という大事業 に,この財源を大いに利用しましょう。知らず知ら ずのうちに仕分けていませんか?モッタイナイ。 こじつけて考えてみる 我々は日々変化しています。定常であることの方 が難しいのかもしれません。では,なぜ日々変化し ていながら「変活」なのか?それはきっと「変活」が 加速度のようなもの(物理の先生に怒られるかもしれ ないのであえて「のようなもの」としております)な のだとこじつけてみましょう。日々の変化を変化さ せるのです。いままで出会わなかった人や考え方に 出くわして「はっ!!!」としたことありませんか? そこにはきっと“力”が働いています。その“力”を 生む“きっかけ”を提供する場として,この「変活」 があるのです。我々のココロには“質量”はなくと も“おもい”はあります。そこに「変活」が“加速度” となって“力”が生じる…という感じでいかがでしょ うか?こういうのダメですか?その“力”が良い仕事 をするかどうかの評価,その力を制御をするかの如 何は人それぞれの判断です。だから良くも悪くも“変 化”という言葉を用いております。筑波大学の中には 互いに大きな刺激を与えてくれる“人財”がたくさん いるはずです。昨年度のプランナーの友人が某人気 漫画からもじって発した言葉「人つなぎの財宝」…い ちいちもっともです。同じ学内にいながら出会わな かった人や考え方に出くわしてしまう場所,そんな “きっかけ”を「変活」では提供したつもりです。 活動例から見る変活 先日,起業しようとする人の本気のプレゼンを目 10 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) の当たりにしました。 「起業なんてできないよー。難 しそうだし」なんて思ったあなた,逆に就職は簡単な のでしょうか?何十社もの志望動機を書き出すのも 中々難儀なことと思いますが?しかも,就活のため の勉強本代,各種説明会・試験等の交通費を起業の初 期投資にしたらどんなことができるだろう…なんて ね。世の中にないサービス,世の中の“あったらいい な”を武器にして,さらにそれで世の中が,身近な人 が,何より自分自身がハッピーになるなら,起業は 選択肢の一つとして考えておいてもいいかもしれま せん。さらに,選択肢が多いということは,必然的 にどれかを選ぶ理由(または選ばない理由)が必要に なってきます。そう考えると選択肢を増やしてみる ことは「自分は何故就職を?」 「何故起業を?」その 他諸々の進路選択の理由を明確にするきっかけにな るかもしれません。 また別の日程では“農業”という切り口から世界平 和について考えてみたりしました。様々な専攻(?) の方に参加していただき,ホワイトボードいっぱい の議論を重ねました。農業を勉強している学生が, 農業について学んでいない学生からの意見に度肝を 抜かれる姿は忘れられません。それぞれの視点が新 たなソリューションを生み出したことは間違いない はずです。参加者から「世界平和とは?という問いへ の答えがガラリと変わった」との感想をいただきまし た。なぜ,あえて「ガラリ」という副詞を感想に織り まぜてくれたのか,彼の心は私の知るところではあ りませんが,そこに“加速度”たる変活を感じました。 プランナーとして,えも言われぬ思いでよだれが出 てきそうです。 プランナーの私が言うのもおかしいかもしれませ んが,結局のところ“変活”じゃなくてもいいんです。 「私,必然性があればやります!」という方もいるか と思いますが,大切なことは2度言います。必然性 は皆無です。なのになぜ…?気になる人はもう一度 読み返してみてください。この文章も数多くの変活 の一部です。何かの“きっかけ”になっていただけた ら幸いです。 この企画が僕にくれたもの −雙峰祭とT-ACTと仲間たちを通して− ∼そうだ! !スリラーを踊ろう! !@雙峰祭(10113A)∼ 鮏川 亮太(社会工学類 1年) 企画の夜明け… 企画の発端は「雙峰祭って目玉ないんだよね…」と いうサークル内での何気ない会話でした。目玉がな いなら俺たちが作ろうよ。そういう結論に至った時 に感じたあの尋常じゃない高揚感と漠然とした不安 は,今でもはっきりと思い出すことができます。ス リラーになった経緯は,どうせならかっこいい方が いい,人数が多い方が目立つというような理由だっ たかと思います。そんなこんなでこの企画は始動し たのです。 なぜ私なのか… 「1年生なの!?どうして?」 広報活動や他団体との交渉の際に,いつも聞かれ ました。雙峰祭未経験の1年生である私がこんな企 画を運営していることは,稀なことだったのでしょ う。では,なぜ私なのでしょうか。正直,大学入学 以前は,あまり突飛な行動をするような野郎ではあ りませんでした。大学に対しても「将来的に良い給料 をもらうためのツール」という認識でしかなく,大学 生活のイメージも,普通にバイトして,遊んで,彼 女作って,勉強は置いていかれない程度に…という ものでした。しかし大学入学後,先輩や同級生たち と携わっているうちに, 「無情に過ぎてゆく時間」に 対する恐怖が芽生え,そして,それはそれまでの認 識では払拭できないことに気付きました。その際, 先輩たちが「楽しむために精一杯努力する」という道 しるべを創ってくれたのです。私も「道しるべを得ら れる場」を創りたいと思い,この企画を進めていくこ とに決めました。 困難の連続… 参加者を募るところから困難を極めました。どう にかメーリングリストに加入してくれても練習に来 てくれない。100人という高すぎる目標からか母数自 体が増えない。そもそも指導者が足りない。そんな 中でも同じサークルに所属しているメンバー(特に私 と同じ1年生)がとても精力的に協力してくれたおか げで,なんとかこの企画自体が回っていったと思い ます。最終的にはメーリングリストの登録者数は78 名にのぼり,100人には及びませんでしたがたくさん の人が参加してくれました。協力してくれた皆さま には感謝,感謝です。 本番を迎えて… いよいよ本番の雙峰祭第1日目がやってきました。 前日のリハーサルも成功して,意気揚々と当日を迎 えたわけです。しかし,無情にも朝から雨が降り続 き,やむことはありませんでした。それでもダメも とで実行委員の方にお願いすると,なんとやらせて もらえることに。この時ほど実行委員の方が神に見 えた時はありませんでした。そしてみんなで決意を 固め,ステージへ。練習の成果を一瞬で放出し,控 室へ戻るとみんなの晴れやかな笑顔。人生で一番幸 せな瞬間でした。こんな幸せを自分が味わっていい のかというくらい幸せでした。他のみんなも少なか らず幸せを感じてくれていたので,それもまた幸せ でした。 最後に… この企画を終えて感じたことは,私が企画発起当 初考えていたものよりも,たくさんのかけがえのな いものを得ることができた,ということです。出会 い,苦労,喜び,経験,どれをとっても想像以上の ボリュームとクオリティでした。嬉しい時はいまま で味わったこともないような開放感を覚え,苦しい 時は抜け毛が異常に増えるくらいのストレスを感じ ました。そのすべてを経験できたからこそ,とても 濃い時間を過ごせた気がします。もちろん,まだま だ「無情に過ぎゆく時間」に対する恐怖を完全に拭う ことはできません。それでも,今回の企画を通して あの時,先輩から学んだ「道しるべ」を,確信をもっ て振りかざせていける自信を得ることができました。 この「道しるべ」を胸に今後も自分の心の赴くままに 活動してゆきます。T-ACTはこのように濃い時間を 過ごすことで,日々抱える不安,不満,閉塞感を和 らげる手助けをしてくれる場です。私のように気持 ちの右肩上がりを体験してくれる人が,今後たくさ ん出てくると思うと楽しみです。最後になりました が,T-ACTの皆さま,および協力してくれた皆さま, 本当にありがとうございました。そしてこれからも よろしくお願いします!! 当日参加してくれた皆さん→ つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 11 リーダー研修会を振り返って 原田 隆次(リーダー研修会実行委員長 体育専門学群 2年) リーダー研修会も今年で36回目を迎え,12月4日 (土)・5日(日)に行われました。リーダー研修会と は,筑波大学の文化系サークル連合会,体育会,芸 術系サークル連合会の課外活動団体のリーダーまた はリーダー候補が一堂に集まり,リーダーシップな どについて考えていくというものです。 今回のリーダー研修会のテーマは「未来想像(創 造) 」でした。このテーマは未来を想像できることに 加えて,想像した未来を実行していけるという,一 歩前に出たリーダーになってほしいという思いから 設定しました。 簡単に紹介すると,講演会Ⅰは保健管理センター の太刀川弘和講師によるメンタルヘルスについての 講演でした。リーダーとして,悩みを抱えた人にど のように接していけばよいかなど身につけるべき知識 を学びました。とても有意義なものだったと思います。 講演会Ⅱはガンガー総合研究所の藤井義彦先生の 講演でした。豊富な経験とリーダーシップの考え方 などを聞くことができたと思います。これらの講演 会を通して,リーダーシップとは何かということを 少なからず考えることができたのではないでしょう か。参加者の皆さんそれぞれが何かを感じているこ とを願っています。 系別会では各系 が工夫を凝らした 研修会を行いまし た。どの系も特徴 のあるものを行 い,参加者との意 見や情報の交換, また説明などを 行っていました。 3系でレクリ エーションも行い 講演する藤井義彦先生 (ガンガー総合研究所) 12 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) ました。今年のレクリエーションは,各系が企画し たレクレーションを系ごとに行う形式でした。体育 会は「人間知恵の輪」 ,芸サ連は「高速伝言ゲーム」 , 文サ連は「相手を褒めるためのゲーム」を行いました。 それぞれ趣向を凝らした楽しいレクとなりました。 今回のリーダー研修会は,私が生まれて初めて委 員長として企画運営したイベントでした。なかなか うまく時間を割けず,うまく進まなかったりもしま した。そんな中でもやっていけたのは,周りの方の 協力があったからだと思います。本当に感謝してい ます。 今回学んだのは,一人だと思っている時に限って, 一人で突っ走っていて,周りが見えていないという ことでした。これからの人生に,この経験が役立つ ことを確信しています。 最後になりましたが,学生生活支援室の先生方や 紫峰会の職員の方々に多大なご協力をして頂き,あ りがとうございました。また,一緒に準備を進めて くださった学生生活課の職員の方々,ありがとうご ざいました。 よりいっそうの課外活動団体の発展を願って終わ りとさせて頂きます。 体育会企画「人間知恵の輪」 リーダー研修会を振り返って 潘 亮(学生生活支援室員 人文社会科学研究科 国際日本研究専攻 准教授) リーダー研修会への参加は今回で2回目となりま した。右も左もわからないままで二日間を過ごした 前回に比べて,今回はだいぶリラックスしながら最 後まで「エンジョイ」できたといえます。教員は傍で 観察しながら,勉強すればいいとわきまえたからで す。そして,観察すればするほど,ある「現象」に 気付き,また感心させられました。それは即ち皆さ んの行動の中で見られる一種の「暗黙のチームワー ク」でした。今回の参加者たちは日頃,常に行動を共 にする仲間とは限らず,むしろ初対面のケースが多 かったのです。にもかかわらず,当初から単に機械 的に役員の指示に従うのではなく,一体感を持ちな がらもごく「自然な」形で日程を効率よくこなしてい ました。その意味では,皆さんが研修会に参加する 段階で既に「リーダーシップ」のエッセンスをある程 度,体得していたと言っても過言ではありません。 そもそも「リーダーシップ」には二種類のものがあ ります。一つは職権上のものであり,組織における 一定の職階に自動的に付与されるリーダーシップで す。ただ,それはあくまでも職務に付随する物理的 なものであり,部下に強制的に受け入れさせる受動 的なリーダーシップに過ぎません。他方,組織内の 特定の個人に関し,その資質や経験が組織の構成員 に認められ,その指示が快く受容されるという意味 でのリーダーシップもあります。そちらの方は必ず しも職権に由来するのではなく,人間の内面にある 資質によって生み出されたもので,その分,より能 動的に発揮できます。リーダー研修会でイメージさ れる「リーダーシップ」とは後者の方を指すと理解し ていますが,それを身につけるには経験と努力が必 要であることは言うまでもありません。そして,こ うした経験と努力のなかで最も基本的なものとして 「スマートな部下」になることが挙げられます。 「元帥 になろうとしない兵士は良い兵士とはいえない」と いうナポレオンの言葉がよく知られていますが, 「良 い兵士でなければ,元帥になることはまずありえな い」ということもまた真実でしょう。それに鑑みれ ば,今回のリーダー研修会で示された皆さんの参加 者としての行動力は良い部下になる潜在的な資質が 既に身についていることを表しています。もちろん, これだけで全員将来よいリーダーになれるという保 証はまだどこにもありません。今後,自らの組織内 でリーダーとしての経験を積む一方で,より大きい 組織における部下としての修業を続ける必要もある でしょう。ただし,職務上のポジションはいかなる ものであれ,構成員の需要をちゃんと理解し,リー ダーの指導力も「観 察」しながら,よい チームワーク作りに 努める姿勢を保って いけば,いずれより 高い次元でリーダー シップを発揮する機 会が訪れます。この 日に備える心構えが 今回の研修会に参加 された多くの方々に 看取できたことは何 より心強く感じてお ります。 リーダー研修会集合写真 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 13 Mental Wellness 島田 直子(保健管理センター 学生相談室 人間総合科学研究科 助教) はじめまして。昨年9月より保健管理センターと 留学生センターで相談員をさせていただいております。 大学卒業後,一般企業の国際部門で数年勤務し,20 代後半で渡米。5年間の留学を経て,2年前に帰国 しました。私の滞在していたところはアメリカコロ ラド州のGreeleyという町で,ロッキー山脈が美しい ところです。先日偶然,茨城県守谷市がGreeleyの国 際姉妹都市であることを知り,とてもうれしい気持 ちになりました。 私の専門はSchool Psychology(学校心理学)とい う分野で,アメリカでは,小,中,高等学校にSchool Psychologist(学校心理士)がいて,こども達の学習, 生活,心の問題について先生方と協力してサポート しています。 さて,留学当初の私は“Overwhelmed”そのもの でした。まさに“いっぱい,いっぱい”です。週に 100ページ近いReading,隔週でレポート提出,学外 実習,試験,授業での発表の準備等,次から次にし なければならないことがあり,息つく暇もありませ ん。 生活面でも最初はつまずくことばかり。スーパー に食料品を買いに行っても,どこに欲しい商品があ るのか分からない。どうにかそれらしきものを見つ けて買ってきても,食べてみると期待していたもの とは全く違う味でがっくり。今まで簡単に出来てい たことが思うように出来なくてストレスは溜まる一 方です。 そんな生活でも最初は無理をして,どうにか乗り 越えていました。しかし,そのペースも長くは続き ません。授業や課題のハードルは容赦なく上がって いきます。こんなに頑張ってきたのに一向に楽にな らない。疲れもたまり,集中力もなくなり,自信喪 失です。さて,こんな風に行き詰ったときにはどう したらよいでしょうか? Mental Wellness Wellness(ウェルネス)という言葉を聞いたことが ありますか? Wellnessは健康=病気のない状態とは 少し違います。 “Mental Wellness”is the healthy state of mind that motivates individuals to improve their quality of life and maximize their potential within social circumstances (Harari, et al., 2005; Mullen, 1986). シンプルに言えば,心が元気で自分の能力 を最大限に発揮できる状態といった感じです。行き 詰ってやる気が失せてしまったときは,このMental Wellnessを向上させることが大切です。まずは自分の 心が元気になる環境を整えてみましょう。 14 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 睡眠(Good Sleep) 眠りはとても大切です。どうしても夜寝つけない ときには,早起きをしてみてください。そして,朝 起きて朝食を食べ,日の光を浴びる。入浴は就寝の 1∼2時間前にするとリラックスして眠れるといわ れています。 人とつながる(Social Connectedness) ある国際研究では,人とつながっているという感 覚がその人のポジティブな気持ちに影響を与えると いう結果が出ています。家族や友人と話をする,イ ベントに参加するなど,意識的に人とつながってみ ましょう。 気分転換(Distraction) 自分が気分転換できる方法を知っておくというの も重要なことです。音楽を聴く,映画を観る,おい しいものを食べる,運動をするなど,自分にあった 方法を探してみましょう。ちなみに私の気分転換は ホットヨガでした。 こういったことは当たり前のことのようですが, 気持ちが行き詰ったり落ち込んでいるときほど,そ の大切さを忘れてしまっていることが多いです。で すから,まずはこれらの点について気を付けてみま しょう。 それでもどうしても行き詰ってしまったとき,専 門の相談機関を利用するというのも一つでしょう。 本学には日本各地,世界各国からさまざまな文化背 景を持って勉強に来ている学生さんがいます。その なかには相談するということに慣れていない方も いるかもしれません。しかしながら,みなさんの Wellnessを向上するために,まずは一度だけでも相談 室を利用してみてはいかがでしょうか。 参考文献 (1)Harari, M. J., Waehler, C. A., & Rogers, J. R. (2005). An empirical investigation of a theoretically based measure of perceived wellness. Journal of Counseling Psychology, 52, 93-103. (2)伊藤洋(2005)不眠症治療の実際 岡崎祐士・青木省三・宮 岡等(監修) こころの科学119 不眠と睡眠の科学 日本 評論社 pp.58-67 (3)Mullen, K. D. (1986). Wellness: The missing concept in health promotion programming for adults. Health Values: Achieving High Level Wellness, 10, 34-37. (4)Nelson, R. B., Huang, L., Chen, C., Kwon, K. Kodama, N. Supporting positive mental health in Asian children and adolescents. Paper presented at the International School Psychologist Acumination Annual Colloquium, Hangzhou, China, 2006 これまでとは違う人間関係を体験してみませんか? −第34回エンカウンター合宿セミナーへのお誘い− 保健管理センター学生相談室 あなたは新しい友達を作りたいと思いませんか。 人とホンネで話してみたいと思いませんか。将来に ついて,自分について,きちんと見つめてみたくは ありませんか。これまでの人間関係とは違う,新し い関係を体験してみたいと思いませんか。 そのようなみなさんのために,保健管理センター 学生相談室では,年に1回,筑波山のふもとで,エ ンカウンター合宿を開催しています。 “エンカウン ター”とは「出会い」という意味。3日間の合宿が終 日 程 3月15日(火)∼17日(木) 場 所 茨城県立中央青年の家(土浦市) 募集人数 約20名(男女約10名ずつ) 参 加 費 5000円(宿泊費,食事代,交通費込) 応募締切 2月28日(月) スタッフ 杉江征・佐藤純・寺島瞳・島田直子・ 田附あえか 応募方法 まずは学生相談室に事前説明のご参加 をお申し込みください。お申し込み わった後には,これまでに体験したことのない時間 に,友達関係に,自分に,出会ったことに気づくで しょう。 日々の生活に変化がほしい方,他学類・他学群の新 しい友達がほしい方,就職活動のために自己分析を したい方,人とのかかわり方を振り返りたい方,他 人から自分がどう見えるか知りたい方,その他すべ は,来室・電話・Webで可能です。 カウンセラーによる事前説明 → 参加かするかどうかの決定 → 合宿当日へ という流れになります。 問合せ先 保健管理センター学生相談室 (1029-853-2415) ての方にとって役立つ機会になると思います。この 合宿は今年で34回目を迎えます。主催は筑波大学保 参加者からの感想(掲載はご本人の承諾を得ています) 健管理センター学生相談室ですので,安心してご参 ・行われたセッションの数々は,真面目な目的や 加できます。ご興味のある方は,どうぞお気軽にお ちょっとした遊び心をミックスしたような感じで, 問い合わせください。 肩ひじ張らずに自由で気楽に取り組めました。セッ ション毎に行われるシェアリングで他の人の見方・ 考え方や自分に対する見方等を伺え,自分のことを 見つめ直せただけでなく,意外な一面や傾向も知 り,大変興味深かったです。 (大学院・男子) ・部活ではほとんど誰とも話さない自分でも,この合 宿ではいい所を見つけてもらってとても楽しかった です。自分のことをポジティブに見てくれる集団を 自分で確保することが大切だと思いました。 (学群・ 男子) ワークの様子 詳しい説明,事前説明の お申し込みはこちらから! 第2回キャンパスライフセミナー 日時 2月4日(金)12:15〜14:15 「ボードゲームでコミュニケーション」お楽しみに! 詳細は決まり次第,上記のQRコードでお知らせします。Check it out ! つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 15 酒井恒太「lim.」 第56回 一陽展 青麦賞(最高賞) 白田誉主也「野性の勘」 第37回創画展 奨励賞 牧野一穂「バビロンの昼下がり」 第37回創画展 奨励賞 馬場絢女「ヒナタ」 第56回 一陽展 奨励賞 坂元絵美奈「すがたかたち」 第42回日展 16 三政洋一「琴の音」 第42回日展 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 江村忠彦「白昼夢」 第25回国民文化祭・おかやま美術展 県知事賞 莫根美穂「I know」 第37回創画展 奨励賞 灰塚みゆき「道なりに」 第42回日展 榎本圭佑「strength」 第42回日展 展覧会より 人間総合科学研究科(芸術専攻) ,芸術専門学群所属の 学生作品の中から,公募展,コンクール等への入賞・入選 作品をご紹介します。 第56回一陽展において酒井恒太氏(彫塑・博士前期課程) が青麦賞(一般最高賞)を,第37回創画展において莫根 美穂氏(日本画・博士前期課程)が奨励賞を受賞するなど, 本学学生の作品は対外的に高い評価を得ています。 吉澤太雅「蘇文忠詩」 第42回 日展 福田喜美子「感涙」 再興第95回院展 林 岱瑩「心の隙間」 第8回雪舟の里総社墨彩画公募展 池田 傑「故郷のことのよう」 第23回美浜美術展 興膳春香「午後」 第37回創画展 荻島香織「ひぃ∼」 ゴールデンコンペティション2010 荻島香織「pantomimic mind」 第23回美浜美術展 佐藤 学「星月鰻」 第1回ART AWARD NEXT 森 智子「さつきのトビラ」 第8回雪舟の里総社墨彩画公募展 池田 傑「こちら側からのような」 ゴールデンコンペティション2010 上脇田直子「繰り返される日常」 第14回新生展 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 17 インフォメーションつくば 学生の定期健康診断及び麻疹(はしか)の抗体検査のご案内 (保健管理センター) 平成23年度に実施する教育実習(特別支援教育実習を除く)を予定している学生に対し,定期健康診断と麻疹(は しか)の抗体検査を下記により実施します。 また,介護等体験に参加希望の学生(対象者は掲示参照) ,医学類及び看護学類の臨床実習等を行う学生に対し, 定期健康診断を下記により実施します。 なお,今回の健康診断を受診できる介護等体験を履修する学生は,事前に申し込みをした者に限ります。 記 実施日 受付時間 9:00∼10:30 2月16日(水) 13:00∼14:30 9:00∼10:30 2月17日 (木) 13:00∼14:30 9:00∼10:30 2月18日(金) 13:00∼14:30 定期健康診断及び麻疹(はしか)の抗体検査を実施する学群等 体育専門学群(教育実習) ,旧第一学群・第二学群・第三学群 体育専門学群(介護体験) ,情報学群,医学類3年次生,大学院生, 科目等履修生 人文・文化学群,生命環境学群,旧図書館情報専門学群 芸術専門学群,社会・国際学群,医学類4年次生 人間学群,理工学群 医学類5年次生,看護学類3年次生 1.健康診断受付場所:大学会館講堂ホワイエ(受付をしてから健康診断を受けてください。 ) 学生証を持参のうえ指定された日時に受診してください。なお,どうしても都合の悪い場合は,期間中のい ずれかの日に必ず受診してください。 2.健康診断受診場所:大学会館,保健管理センター 3.麻疹抗体検査の対象者 ・教育実習を履修する学生で大学入学後,麻疹の抗体検査を実施していない者 ・大学入学後,本学または医療機関で抗体検査を実施し,検査結果が「陰性」であった者( 「陰性」のために ワクチンを接種した者を含む。 ) ※受診不要者:大学入学後,本学あるいは医療機関で麻疹の抗体検査を実施し,検査結果が「陽性」であっ た者 4.医学類及び看護学類の学生及び介護等体験に参加希望の学生は麻疹(はしか)の抗体検査は行いません。 5.検尿容器は保健管理センター,スチューデントプラザ(2階学生控室)に用意しますので,事前に受け取り, 受診当日に起床時の尿を持参してください。 また,医学類,看護学類は医学系支援室に,情報メディア創成学類,知識情報・図書館学類等は図書館情報 等支援室に検尿容器を用意しますので,受け取ってください。 6.胸部Ⅹ線撮影(結核の有無の検査)については,教育実習・介護体験・臨床実習等を行う際に,当該検査結 果を含む健康診断書の提出が求められますので,必ず受診してください。 7.健康診断結果については,再検査の必要がある学生にのみ連絡します。 8.未受診者には健康診断書,証明書の発行ができませんので,必ず受診してください。 9.今回の健康診断を受診した学生は,4月に実施される健康診断を受診する必要はありません。 10.健康診断に関して不明な点があるときは,保健管理センターにお問い合わせください。 18 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) インフォメーションつくば 第15回茗渓・筑波グランドフェスティバル −全学・全世代交流会2011−のご案内 茗渓・筑波グランドフェスティバルは,前身の諸学校(東京教育大学等)まで 含めた筑波大学の卒業生,および現役の教職員,在学生が所属や世代を超えて交 流し,親睦を深める場です。今回も学生が企画したシンポジウム,および懇親会 の同時開催を予定しております。 シンポジウムは,メインゲストに逢坂卓郎教授(人間総合科学/芸術専攻)を お迎えします。逢坂教授は,野口聡一宇宙飛行士の「もし宇宙にアートがあると すれば,それは光だ」に確信を得て,ISS「きぼう」日本実験棟で無重力アート 「Spiral Top」を制作しました。産学官から参加予定のゲスト陣が,宇宙市場創出, および宇宙啓蒙を取り上げながら,筑波大学の学際性を活かした地球観を探ります。 ゲスト紹介および企画詳細は,公式HP(http://www.mtgf.net/)よりご覧頂け ます。 「墨流し水球絵画」プラン/逢坂卓郎 実施/JAXA 日 時:1月22日(土) 13:00開場予定 会 場:筑波大学 大学会館 企 画:シンポジウム「宇宙利用の未来,新たな地球観形成へ向けて」 , 懇親会(演出:斬桐舞,応援部WINS) ゲ ス ト:逢坂卓郎教授(筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻) 内冨素子さん(JAXA国際部勤務) 上松佐知子助教(筑波大学大学院生命環境科学研究科地球進化科学専攻) 参 加 費:事前[卒業生・教職員 4,000円,学群(院)生 500円] 当日[卒業生・教職員 5,000円,学群(院)生 1,000円] 大会役員:山田信博(筑波大学長/大会会長) ,新井達郎(筑波大学大学院数理物質科学研究科教授/実行委員長) 申込方法:茗渓・筑波グランドフェスティバル公式HP(http://www.mtgf.net/)よりお申込み頂けます。 連 絡 先:[email protected](第15回茗渓・筑波グランドフェスティバル実行委員会事務局) 中央図書館本館5階及び旧東京教育大学図書の利用を再開します 3期にわたる中央図書館耐震改修工事により大変ご不便をおかけしましたが,まもなく工事の全工程が終了と なります。 本館5階及び旧東京教育大学図書の1階・中2階での利用再開を,平成23年4月上旬に予定しております。 そのため,現在1階に配架中の自然科学・工学関係図書の5階への移動作業及び旧東京教育大学図書の1階・中 2階への戻し作業を,春季休業中の3月9日(水)から3月末まで行う予定です。移動作業中は,自然科学・工 学関係図書の利用を一時停止させていただきます。 日程の詳細が決定次第,あらためて図書館ホームページ等でお知らせします。ご不便・ご迷惑をおかけします がご理解とご協力をお願いいたします。 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 19 インフォメーションつくば 平成22年度第3回献血のお知らせ 献血に協力を! (医学群長) 筑波大学では,日本赤十字社からの要請により,毎年献血バスを学内に配車して,学生・教職員の皆さまに献 血の協力をお願いしています。 今年度第3回目を以下のとおり実施しますので,ご協力をお願いします。 日時:1月26日(水)9:30∼12:15,13:30∼16:00 場所:大学会館講堂前の駐車場に停車中の献血バス(今回は献血のみ) 受付:大学会館エリアの留学生センター前 ※第1回:6月16日(水) 116名(ドナー登録37名) ,第2回:10月20日(水) 114名(ドナー登録33名) ご協力ありがとうございました。 多くの人の命を救う輸血用血液の供給は献血によって支えられていますが,大変不足しています。献血は16歳 以上の健康な人であれば,誰でも安全にできる社会貢献です。 当日のみならず,つくば献血ルームもご利用いただき,ひとりでも多くの方のご協力をお願いします。 ※つくば献血ルーム(つくばセンタービル2F,10:00∼12:00,14:00∼17:00,土・日・祝日も実施) 3R+1 EcoCycle 10-11からのお知らせ 不要になった家具・家電無料で引き取ります!! 「3R+1 EcoCycle 10-11(エコサイクル) 」は,全学学類・専門学群代表者会議(通称全代会)と環境サークルエ コレンジャーの有志学生が立ち上げたワーキンググループです。回収された物品は,来年度の新入生に無料で配 付されます。 ※取扱えない物品もあるので,詳細は必ずホームページにてご確認ください。キズ・汚れの激しいものや破損し ているものは引き取れない場合があります。 ○物品回収日程 2月12日(土) 3月11日(金) ,12日(土) ,16日(水) ,17日(木) , 20日(日) ,21日(月) ,22日(火) ,26日(土) ,27日(日) ,28日(月) ○物品提供者はお名前と提供物品と希望回収日をご明記のうえ, [email protected]へご連絡ください。 HPアドレス http://www.ecocycle-tsukuba.net/ Twitterアカウント @ecocycle1011 代表:知識情報・図書館学類2年 茅野美智子 20 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 承認番号:10019A インフォメーションつくば OB・OG懇談会開催中 (就職課) 就職課では,毎年12月から1月にかけて「OB・OG懇談会」を開催しています。 これは,様々な企業の人事(採用)担当者やOB・OGの方に大学に来ていただき,企業の説明や学生からの質 問に応じていただくもので,本年も全体で約400社,1日25社前後の企業が参加します。 特に学年の制限なども設けておりませんので,気軽に参加してください。 なお,今後の開催日程は次のとおりです。また,日程及び参加企業の詳細は,就職関係掲示板,就職情報提供 システムまたは就職課で確認してください。 開 催 日:1月24日(月) ,25日(火) ,28日(金) 時 間:12:15∼16:30 3クール(1クール:75分) 場 所:大学会館ホールほか 教職受験対策研修会のお知らせ (就職課) 教員志望の学生の知識・識見・能力を高め,教員採用試験合格の基礎をつくることを目的とする研修会が,茗 渓会(本学の同窓会)主催で開催されます。 内容は,わが国の教育改革の動きや教員採用試験の分析などの講義,論文作成・添削指導,模擬面接(個人,集 団) ,集団討論,体験発表など実践的な演習を多く取り入れた密度の濃い研修会を計画しています。 日 程:3月9日(水)∼11日(金) 会 場:筑波研修センター(つくば市天久保1-13-5) 定 員:先着60名(①全期間参加できる人 ②過去に参加した人は除く) 実施要項の配布および申込受付:筑波研修センター(1029-851-5152)において,2月1日(火)10:00∼ 問合せ先:茗渓会事務局 103-3941-0136 第3学期授業 臨時休業のお知らせ (教育推進部) 入試等による第3学期授業の臨時休業は,次のとおりとなっていますので,ご注意願います。 (東京キャンパス を除く。 ) 2月24日(木)∼2月25日(金) : 【学群】 【大学院】臨時休業(終日) 〔英語・ドイツ語検定試験および前期日程入学試験のため〕 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 21 インフォメーションつくば 平成23年度学年暦 事 項 第1学期(4月1日∼7月31日) 学年開始 春季休業 入学式 新入生履修ガイダンス 新入生オリエンテーション 第1学期授業開始 春季スポーツ・デー 第1学期授業終了 第1学期期末試験 夏季休業 第1学期末卒業式 大学院学位記授与式 第2学期(8月1日∼11月30日) 夏季休業 第2学期入学式 第2学期授業開始 開学記念日 ★1 学園祭 筑波キャンパス電気設備点検(全学停電) 秋季スポーツ・デー 第2学期授業終了 第2学期期末試験 学 群 4月1日(金) 4月1日(金)∼4月6日(水) 4月7日(木) 4月8日(金) 4月11日(月)∼4月12日(火) 4月13日(水) 第3学期(12月1日∼3月31日) 第3学期授業開始 冬季休業 第3学期授業終了 第3学期期末試験 春季休業 卒業式 大学院学位記授与式 学年終了 4月1日(金) 4月1日(金)∼4月6日(水) 4月7日(木) 4月7日(木)∼4月8日(金) 4月11日(月) 【4月12日(火)】 5月21日(土)∼5月22日(日) 5月21日(土)∼5月22日(日) 6月27日(月) 6月27日(月) 【6月25日(土)】 6月28日(火)∼7月4日(月) 6月28日(火)∼7月4日(月) 【6月28日(火)∼7月2日(土)】 7月5日(火)∼7月31日(日) 7月5日(火)∼7月31日(日) 【7月3日(日)∼7月31日(日)】 7月25日(月) 7月25日(月) 8月1日(月)∼8月31日(水) 8月8日(月) 9月1日(木) 10月1日(土) 10月8日(土)∼10月10日(月) 10月15日(土)∼10月16日(日) 10月22日(土)∼10月23日(日) 11月18日(金) 8月1日(月)∼8月31日(水) 8月8日(月) 9月1日(木) 10月1日(土) 10月8日(土)∼10月10日(月) 10月15日(土)∼10月16日(日) 10月22日(土)∼10月23日(日) 11月18日(金) 【11月11日(金)】 11月21日(月)∼11月25日(金) 11月21日(月)∼11月25日(金) ただし、11月23日(水)の休日に当たる 期末試験は、11月16日(水)に繰り上げ て実施する。 秋季休業 大学院学位記授与式 大 学 院 【 】は 東京キャンパス 11月26日(土)∼11月30日(水) ただし、11月23日(水)の休日に当たる 期末試験は、11月16日(水)に繰り上げ て実施する。 【11月12日(土)∼11月18日(金)】 11月26日(土)∼11月30日(水) 11月30日(水) 12月1日(木) 12月26日(月)∼1月7日(土) 2月29日(水) 12月1日(木) 12月26日(月)∼1月7日(土) 2月29日(水) 【2月25日(土)】 3月1日(木)∼3月7日(水) 3月1日(木)∼3月7日(水) 【2月28日(火)∼3月3日(土)】 3月8日(木)∼3月31日(土) 3月8日(木)∼3月31日(土) 【3月4日(日)∼3月31日(土)】 3月23日(金) 3月23日(金) 3月31日(土) 3月31日(土) ( 備考) 学園祭の実施に伴い,10 月7日(金)午後 ( 3時限以降)及び 10 月 11 日(火)午前(1,2時限)の授業は,準備及び後片 付けのため,臨時休業とする。(東京キャンパスを除く) 2 5月2日(月)は,振替え授業日とし,火曜日の授業を実施する。9月 22 日(木)は,振替え授業日とし,月曜日の授業 を実施する。12 月 20 日(火)は,振替え授業日とし,金曜日の授業を実施する。1月 12 日(木)は,振替え授業日とし, 金曜日の授業を実施する。1月 18 日(水)は,振替え授業日とし,月曜日の授業を実施する。(東京キャンパスを除く) 3 定期健康診断の日程については,別に定め,実施時間に当たる学群・学類の当該年次及び研究科の授業は,臨時休業とする。 (東京キャンパスを除く) 4 学群の入学者選抜の実施に伴う臨時休業は,準備及び後片付けに要する時間を含め,別に定める。 (東京キャンパスを除く) 5 卒業予定者及び修了予定者に対する第3学期期末試験に関する特別措置については,1月 26 日(木)∼2月1日(水)の 期間に実施する。 6 医学類に係る卒業日は平成 24 年3月9日とし,卒業式は上記日程に従い実施する。 7 10 月1日(土)の開学記念日は,東京キャンパスのみ授業を実施する。 ★1 22 つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 〈筑波大学安全ポスターコンテスト2010受賞作〉 Follow the Rules. and save your life. 優秀賞 岡部理咲子 (芸術専門学群 2年) 優秀賞 上林 芽 (人文学類 1年) 傘差し運転 見直そう!運転マナー。 ながら運転 並列走行 夜間の無灯火運転 30km/h よそ見運転 優秀賞 山本美都 (比較文化学類 2年) スピードの出し過ぎ 特別賞 茶山亜沙美 (芸術専門学群 2年) つくばスチューデンツ・平成 22 年度 № 6(通巻 623 号) 23 2 2 年 度 No .6 通 巻 6 2 3 号 発 行 筑波大学学生生活課 編集 学 生 生 活 支 援 室 TEL 029-853-4484 FAX 0 2 9 - 8 5 3 - 6 01 5 配布スタンド● 1D 棟 3 階 ・ 学生生活課前/学生生活支援室前/1C 棟 (2 階 )・3B 棟 ・ 医学 ・ 春日エリアの各掲示板前 2B 食堂入口前/宿舎 ・ 各共用棟事務室前/大学会館 UT ショップ前 発行日 平成 23 年 1 月 20 日