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海の守護者 ID:72504
海の守護者 ふえるメガネくん ︻注意事項︼ このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP DF化したものです。 小説の作者、 ﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作 品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁 じます。 ︻あらすじ︼ 海が大好きな男が艦これの世界で海の守護者として頑張るお話。 と言っても取り敢えず思いつきで書いたので続くかは不明。 目 次 終わりと始まり │││││││││││││││││││││ 1 終わりと始まり ⋮⋮⋮⋮⋮沈んでいく⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 俺の乗っていた船は嵐に煽られて転覆、乗組員は皆海へ投げ出され た。 ⋮⋮⋮⋮⋮体が冷えていく⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 体は動かない。仕方が無い。俺は転覆する直前まで網の手入れを していた。その網と一緒に放り出され、絡み付いた。 もがく事も、網を解く事もできない。こんな時の為に持っていたナ イフに手が届かない。 ⋮⋮⋮⋮⋮⋮光が消えていく⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 落ちていく、暗闇へと。脳裏に色々な情景が浮かぶ。走馬灯だろう か。辛かった、苦しかった。 ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮闇へ溶けていく⋮⋮⋮⋮⋮⋮ でも、それでも。 楽しかった。嬉しかった。 死んだと思ったら、知らない部屋にいて、 神を名乗るお爺さんに気に入られて。 生まれ変わって、生きて。 仲間と出会い、笑い、泣き。 この大好きな海で、俺は生きていた。 1 ⋮⋮⋮⋮⋮⋮瞼が閉じていく⋮⋮⋮⋮⋮⋮ だからだろうか。 この暗闇も、不思議と怖くない。 大好きな海の中だからか、短くも充実した人生だったからか。 理由はわからない。今となってはこの冷たい海は心地いい。 ⋮⋮⋮⋮⋮意識が消えていく⋮⋮⋮⋮⋮ だから、今俺が願うのは1つだ。 俺の大事な仲間達に⋮⋮⋮⋮⋮ どうか⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ ﹃光あれ﹄ ︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳ ︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳ ⋮⋮⋮⋮⋮フォフォフォ⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 流石儂が見込んだ男じゃ まるで聖人のよう⋮⋮⋮ いや、あれは本当に聖人じゃな。儂が認める。 誇り高き魂 穢れなき精神 純真な心 素晴らしい人間じゃ。 だからこそ、我が加護を与える。 そして、海の守護者となってもらおう。 受け取るがいい、海神ポセイドンの、 2 力を ︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳ ︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮光が見える⋮⋮⋮⋮⋮⋮ あのお爺さん、ポセイドンだったんだなぁ⋮⋮⋮⋮⋮ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮体が浮上していく⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 海の守護者とか任されたなぁ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ ⋮⋮⋮⋮⋮闇が遠ざかる⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ まぁ、海好きだし、いいか。 ⋮⋮⋮⋮⋮光が近づく⋮⋮⋮⋮⋮⋮ ︶凄く邪魔なんだけど⋮⋮⋮⋮ 一体どれくらいの間沈んでいたんだろう⋮⋮⋮⋮⋮ と言うかこの槍︵トライデント あ、消えた。念じれば出せるのか あ、出た。なにこれ便利。 さぁ、久方ぶり の空だ⋮⋮⋮⋮ ⋮⋮⋮⋮⋮海面はもうすぐそこに⋮⋮⋮⋮⋮⋮ ? ? 今はどんな海なのか、楽しみだ⋮⋮⋮⋮⋮ ? 3 !