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自身の拳を信じて ID:86055

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自身の拳を信じて ID:86055
自身の拳を信じて
ドルキ
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので
す。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を
超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。
︻あらすじ︼
個性というものが現れた現代社会。
これは個性がなくても努力しだいでヒーローになれると信じている虎鉄 一心︽こて
つ いっしん︾の物語。
2作品目です。
原作が少ないのでゆっくり更新します。
目 次 友との出会い ││││││││
第1章 入学前そして新学期
入学試験 ││││││││││
1
個性把握テスト │││││││
入学 ││││││││││││
6
11
17
第1章 入学前そして新学期
友との出会い
事の始まりは中国の軽慶市に発光する赤子が生まれたというニュースだった
以降、
各地で﹃超常﹄が発見され原因も判然としないまま時は流れる。いつしか﹃超常﹄は﹃日
!
かつて誰もが空想し憧れた1つの職業が脚
世界総人口の約8割が何らかの﹃特異体質﹄である超人
混乱渦巻く世の中で
常﹄に﹃架空﹄は﹃現実﹄に
社会となった現在
光を浴びていた
﹂
!
ここの景色が好きで走っていたがゴミだらけとなった今も走るコースを変えていな
惨なゴミだらけとなっている。
走っている場所は昔はきれいな砂浜がある海沿いの海浜公園だったが今は見るも無
﹁はぁっはぁっ。あと10キロ
1人の少年が走っている。
!!!
!
!!
!
1
い。
しばらく走っていると、
﹂
﹁君、何をしているんだ
﹂
思わず声を掛けてしまった。
ゴミを運んでいる縮れ毛の少年がいた。
﹁うがぁぁぁー
!
?
﹂
いきなりこんなことを聞くのは失礼だと思ったがなぜか聞いてみたと思った。
君は
?
お互いに挨拶をする。
﹁いやそんな、謝らなくてもいいですよ。僕は緑谷 出久です。﹂
し訳ない。﹂
る者はいても片付ける者はいないから気になって声を掛けてしまった。驚いたなら申
﹁これは失礼した。俺は虎鉄 一心だ。いつもこのまわりを走っていてな。ゴミを捨て
いきなり声を掛ければそれは驚くだろう。
﹁えっ
?
緑谷はあわふたしながら答えた。
す。僕のヒーローを目指すための第一歩と言うことです。﹂
﹁僕が掃除をしてる理由はですね、体を鍛えることとヒーローとして奉仕をするためで
友との出会い
2
﹁そういうことか。それは邪魔をした。では俺も少し手伝いをしてもいいか
ローを目指していてね。それにここはきれいな方が好きだ。﹂
﹂
!
オールマイトは思う。
﹂
それに虎鉄くんもヒーローを目指してるんだって。﹂
﹁オールマイト、この人は悪い人じゃないよ
片付けてくれたの
緑谷が言う。
!
﹁ほう、君もヒーローに。名前を聞いてもいいかな
?
!
俺もヒー
?
さっき会ったばかりなのにゴミを一緒に
︵おや、緑谷少年以外にも人がいたのか。それは失敗した。︶
虎鉄が言う。
﹁ほう、これは驚きだな。﹂
この人こそがナンバーワンヒーローことオールマイトだ。
筋肉質で大きな男の人が来た。
﹁少年よ、私が来た
片付けをしていると、
しかし量が多すぎるので今日だけでは無理なようだ。
それから2人でゴミの片付けを始めた。
﹁は はい。お願いします。﹂
3
﹁虎鉄 一心だ。今日は会えて光栄に思うオールマイト殿。﹂
手を伸ばし握手をする。
﹂
﹂
﹁オールマイト殿。せっかく会えたので聞きたいことがある。﹂
﹁む、なんだね虎鉄少年
﹂
虎鉄少年よ仮に聞きたい。もし個性を手に入れることができ
︵この虎鉄少年は緑谷少年と同じではないか。︶
虎鉄が熱く語る。
したい。努力こそが諦めないことが真の個性だと俺は思う。﹂
人としてそれは理不尽だ。俺は無個性でも努力次第で立派なヒーローになれると証明
﹁俺には個性がない。しかし世界の2割の人々は個性がないことで蔑まれている。同じ
虎鉄の一言に緑谷とオールマイトは驚く。
﹁個性がないことをどう思いますか
?
!
!
オールマイトは思う。
たらほしいか
﹁立派なことじゃないか
オールマイトが聞く。
?
個 性 の ヒ ー ロ ー に 憧 れ る 子 供 達 に 希 望 を 与 え た い。己 の 拳 と 体 の み で 無 個 性 の ヒ ー
﹁確かに幼いころはほしいと思っていた。しかし今は無個性でもヒーローになれると無
友との出会い
4
ローになって見せる。﹂
虎鉄が言う。
﹂
てられないぞ緑谷少年
﹂
﹁はい、オールマイト
!
物語は動き出す。
!
は力強い意思を感じた。おそらく個性がなくてもヒーローになれるだろう。君も負け
﹁そうかもしれないが虎鉄少年は個性はいらないとはっきり言った。それに彼の目から
2人残った緑谷がオールマイトに聞く。
﹁オールマイト、彼の方が個性を受け継ぐのにふさわしいんじゃないのかな。﹂
虎鉄は走っていった。
た会おう。﹂
﹁俺も雄英を受ける。お互いにヒーローを目指そう。緑谷 出久、オールマイト殿。ま
﹁う うん。雄英の試験は受けるけど。﹂
虎鉄が緑谷に聞く。
﹁緑谷 出久、君もヒーローを目指してるんだったら雄英高校に行くのだろう。﹂
5
入学試験
今日はいよいよ雄英高校の入学試験だ。
虎鉄が試験会場に向かっていると固まっている緑谷がいた。
﹁緑谷 出久ではないか。あの時以来だな。何を固まっている
い いや何でもないよ。﹂
﹂
?
虎鉄と緑谷は試験会場に向かう。
﹁う うん。お互いに頑張ろうね。﹂
虎鉄が言う。
﹁とりあえず落ち着け。そんなことでは受かるものも受からないぞ。﹂
ものすごく慌てている。
﹁あああわ、こ 虎鉄君
!
試験会場の中は大勢の受験者が席について待っていた。
﹁隣だね虎鉄くん。﹂
話していると、
﹁そのようだな。﹂
入学試験
6
﹁デク、試験前にうるせぇ。﹂
﹂
いかにも不良のような少年が言う。
﹁か かっちゃんごめんよ。﹂
﹂
てかお前誰だ
?
緑谷が謝る。
誰が友達だ
!
﹁緑谷 出久の友達か
﹁あぁ
!
もう。名前だけでも教えてくれないか
﹁⋮⋮爆豪。﹂
﹂
試験の会場では各自で準備をしている。
試験は仮想ヴィランを多く倒して得点を出すようだ。
虎鉄と緑谷と爆豪は違う会場のようだ。
それから試験の説明があり実技試験が始まった。
?
実戦じゃカウントなんざねぇんだよ
走れ走れぇ
!
﹁よし、問題ない。﹂
どうしたぁ
﹂
!!? !
!?
虎鉄はストレッチを終えて試験開始を待っていた。
﹁ハイ、スタートー
賽は投げられてんぞ
!
﹁それはすまない。俺は虎鉄 一心だ。お互いに今日は悔いが残らないように試験に挑
?
7
︶
ボイスヒーロー﹃プレゼント・マイク﹄が叫ぶ。
時間は10分間。
排除する
虎鉄は走り出した。
︵ぶっ殺す
!
﹂
!
﹂
!
﹂
!
﹂
受験者が逃げる中、虎鉄は巨大ヴィランの前に立つ。
﹁あんなのに勝てるか
﹂
巨大な0ポイントの仮想ヴィランが現れた。
ドゴォォォン
虎鉄が次の仮想ヴィランを探していると
﹁これで35ポイント
次々現れる仮想ヴィランを拳で蹴りで蹴散らしていく。
﹁うらぁぁぁ
回りの受験者も仮想ヴィランを倒しているが虎鉄はその中でも一歩先に出ていた。
虎鉄は殴り飛ばす。
﹁ふんっ
仮想ヴィランが現れるが、
!
!
!
﹁逃げろ
入学試験
8
﹁お前逃げろよ
﹁なんでだよ
﹂
試験に関係ねぇじゃねぇか
﹂
﹁逃げたければ逃げろ、俺は逃げん
ツンツン頭の少年が言う。
!
﹂
!
﹂
!
ズドーン
﹁うらぁぁぁ
﹂
足を破壊しバランスを崩した。
仮想ヴィランが倒れてくる。
﹁終了∼
﹂
試験が終わった。
!!!!
倒れてきた仮想ヴィランを殴り飛ばした。
!
!
﹁もう一発いこうか。うらぁぁぁ
﹂
虎鉄は仮想ヴィランの足元に走り、
︵確かにデカイ。ジャンプしても上までとどかないだろう。ならば。︶
虎鉄は向かっていった。
れはしない。だから俺は立ち向かう
﹁0ポイントでも仮想ヴィランだ。ヒーローがヴィランを背に向けてはヒーローを名乗
!
!
9
﹂
虎鉄が帰ろうとしてると、
﹁いやぁ、お前すごいな
﹁なんでだ
0ポイントだぞ
﹂
﹁ほう、あれに立ち向かったか。しかし受かってると思うぞ。﹂
でも誰かを助けたとか。しかもそいつ0ポイントらしいぞ。落ちたかな。﹂
﹁そういえば虎鉄以外にも0ポイントのヴィラン吹っ飛ばした奴がいたんだってな。何
握手を交わす。
﹁俺は虎鉄 一心だ。﹂
﹁俺は切島 鋭児朗だ、よろしくな。﹂
先程のツンツン頭の少年が虎鉄に話かけてきた。
!
?
﹁そうかぁ。それもそうだな。お互いに合格してたらよろしくな。﹂
を助けた方だと俺は思う。だから雄英はそんな奴を落とさないと思う。﹂
﹁人を助けて0なのと逃げ回って点数を取るのではヒーローとしては優れているのは人
?
後日結果が届き見事に虎鉄は合格していた。
﹁ああ、よろしく頼む。﹂
入学試験
10
入学
﹁実技総合成績出ました
﹂
﹁爆豪 勝己、レスキューポイント0で2位とはなぁ
﹁ここが俺のクラスか。﹂
春、新学期
﹁本当に無個性か疑わしい位に強かったですね。﹂
とがあるが1位になった奴は初めてだ。﹂
中々の個性だ。﹂
35点、レスキューポイント45点の80ポイント 過去にも無個性の受験者はいたこ
﹁そしてもう1人、アレをブッ飛ばし成績1位になった虎鉄 一心。ヴィランポイント
いたけどブッ飛ばしちゃったのは久しく見てないね。﹂
﹁対照的に緑谷 出久はヴィランポイント0で8位。アレに立ち向かったのは過去にも
!
!
11
!
お互いに入学できたな
虎鉄は教室の中に入る。
﹁おっ、虎鉄じゃん
﹂
!
虎鉄もおめでと
﹂
﹁切島 鋭児朗か。お前も入学できたのか。おめでとう。﹂
﹁切島でいいって
!
﹁思わねーよ
端役が
くそエリートじゃねぇか
﹂
﹂
ぶっ殺し甲斐がありそうだな
﹁ボ⋮俺は私立聡明中学出身の飯田 天哉だ
﹁聡明∼
!
﹂
虎鉄が思っていると扉の方を見て歩み寄る。
同じクラスになったな
!
﹁聞いてたよ。あ ⋮っと緑谷。よろしく飯田くん。﹂
﹂
先輩方や机の製造者方に申し訳ないと思わないのか
てめーどこ中だよ
!
入学早々喧嘩をするとはこの先思いやられる。
!
﹁机に足をかけるな
虎鉄と切島が話していると口論する生徒がいる。
!
!
﹂
!
!
!
よかった怖い人ばかりじゃなくて。﹂
﹁緑谷 出久
﹁虎鉄くん
!
!
!
︵全く、ヒーローを目指すものが喧嘩とは止めるか。︶
!?
緑谷と飯田が目があったのか飯田がこっちに来る。
!
﹁俺は私立聡明中学出身の⋮。﹂
入学
12
﹁緑谷くん君はあの実技試験の構造に気づいていたのだな
︶
見謝っていたよ。悔しいが君の方が上手だったようだ。﹂
︵気づいてなかったよ
緑谷は思う。
﹂
巨大仮想ヴィランを倒したのは緑谷だったのか。﹂
﹂
虎鉄と飯田は握手する。
﹁こちらこそよろしく。﹂
﹁俺は虎鉄 一心だ。よろしくな、飯田 天哉
飯田が聞く。
﹁君は
﹁た 倒したと言うかただ無我夢中で⋮。﹂
虎鉄が言う。
?
?
俺は気づけなかった。君を
!
﹂
!
虎鉄は聞く。
﹁緑谷、知り合いか
﹂
緑谷に少女が声を掛ける。
ね
﹁あっ、そのモサモサ頭は地味目の プレゼント・マイクが言ってた通りに受かったんだ
!
﹁何だ
!
13
?
!
﹂
﹁し 知り合いというか、えっ⋮と。﹂
緑谷は困惑している。
﹁私、麗日 お茶子。君は
︶︶︶︶︶
廊下で寝袋に入っている男性が言う。
﹁お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ヒーロー科だぞ。﹂
しばらく話していると、
挨拶を済ませた。
﹁うん、よろしく。﹂
﹁俺は虎鉄 一心だ。よろしくな。﹂
?
担任だったようだ。
﹁担任の相澤 消太だ、よろしくね。﹂
寝袋から出て男性が言う。
﹁ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限君たちは合理性に欠くね。﹂
クラス全員がそう思った。
︵︵︵︵︵何かいる
!
言われるがままにグラウンドに出る。
﹁早速だが体操服着てグラウンドに出ろ。﹂
入学
14
﹁﹁﹁﹁﹁個性把握テスト
﹂
﹂﹂﹂﹂﹂
ガイダンスは
?
!
﹁爆豪、中学のときソフトボール投げ何メートルだった
﹁67メートル。﹂
﹁個性を使って投げてみろ。﹂
﹂
爆豪が爆破の個性を使ってボールを投げる。
﹁死ねぇ
﹂﹂﹂﹂
!
回りが盛り上がる。
﹁﹁﹁﹁オォー
︽705.2メートル︾
相澤先生が記録を見せると、
﹂
﹁まずは自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。﹂
虎鉄は思う。
︵死ねは駄目だろうヒーローとして。︶
!
?
句、そしてそれは先生側もまた然り。﹂
﹁ヒ ー ロ ー に な る な ら そ ん な 悠 長 な 行 事 出 る 時 間 な い よ。雄 英 は 自 由 な 校 風 が 売 り 文
誰かが聞くが、
﹁入学式は
?
15
﹁個性使ってもいいテストなんて面白そう。﹂
﹁個性使ってもいいなんてさすがヒーロー科。﹂
皆が口々に言う。
このテストは波乱が起きそうだ。
のは見込みなしとして除籍処分にしよう。﹂
﹁面白そう⋮か。そんな腹づもりでヒーローになる気でいるのか。トータル最下位のも
入学
16
個性把握テスト
﹂
第1種目:50メートル走
︽3秒04︾
すげぇ
!
見たまんまだ
足が速い
︵次は虎鉄くんか、しっかりと見ておこう。︶
越えていく。
クラスの皆は自らの個性を使って中学生の時の個性を使わない体力テストの記録を
相澤先生が思う。
︵まあ⋮水を得た魚。他がどうするかが見物だな。︶
飯田は思う。
︵50メートルじゃ3速までしか入らんな。︶
!
飯田 天哉 個性﹃エンジン﹄
飯田の記録聞いて皆々が声を上げる。
﹁おぉ
!
!
17
飯田は構えている虎鉄を見る。
虎鉄が走り出す。
飯田が考えている間に虎鉄は走りきる。
︵個性を使ってる様子はないな。︶
3秒台が2人目だぜ﹂
︽3秒20︾
﹁すげぇ
︵本当に無個性か
相澤が思う。
速すぎる
第2種目:握力測定
︶
540キロってあんたゴリラか
タコか
﹂
!
!
﹁では俺もやらせてもらおう。﹂
!
?
自分が個性を使っての記録とそれほどかわりがないからだ。
飯田は呆然としていた。
虎鉄は言う。
﹁中学の頃より速く走れたな。﹂
回りが声を上げる。
!
!
障子の記録に驚く生徒たち。
﹁すげぇ
個性把握テスト
18
あんたもゴリラかよ
﹂
!
虎鉄が握る。
500キロだぜ
!
どれも上位じゃねぇか
!
いま麗日が個性を使って∞を出した。
﹁すげぇな虎鉄
!
﹁緑谷くんはこのままだとマズいぞ。﹂
緑谷は思う。
個性の虎鉄くんはすごい記録を出してるのに。︶
︵みんなは1つは大記録を出しているのにこのままだと僕が最下位になってしまう。無
緑谷の番が来た。
虎鉄が言う。
﹁確かに上位ではあるが1位は1度もない。やはりこのクラスは優秀なやつが多いな。﹂
切島が言う。
﹂
そして今は第5種目:ボール投げをしている。
虎鉄は1位は今のところないものもどれも上位の成績だ。
第3種目:立ち幅跳び、4種目:反復横飛びも終わる。
ゴリラは失礼だろ。
驚く生徒。
﹁すげぇ
!
19
﹁ったりめーだ、無個性のザコだぞ
飯田の問いに爆豪が答える。
﹂
彼が入試時に何を成したか知らんのか
﹂
!?
!
りだったか
﹂
?
また行動不能になって誰かに助けてもらうつも
?
ド﹄だったのである。
この人はメディアには全くでない、人の個性を消す抹消ヒーロー﹃イレイザー・ヘッ
相澤先生が答えた。
﹁個性を消した。﹂
緑谷が呆然としていると、
﹁今確かに個性を使おうって⋮。﹂
しかし記録は46メートルと大した記録ではない。
緑谷がボールを投げた。
虎鉄は思う。
個性とは思えないが⋮。︶
︵やはり無個性だったか。しかしオールマイト殿と修行をしていた所を見るとただの無
飯田が声を上げる。
﹁無個性
!?
﹁見た所個性を制御できないんだろう
個性把握テスト
20
相澤先生が緑谷に聞く。
まだ⋮動けます。﹂
!
︽698.5メートル︾
虎鉄が投げる。
﹁次は俺が投げるぞ。﹂
このあと爆豪が暴れだすが相澤先生が止めた。
緑谷の人差し指は腫れ上がっている。
﹁先生⋮
︽705.3メートル︾
ものすごく飛んでいく。
そしてボールを投げる。
少し緑谷は考える。
相澤先生が緑谷から離れる。
いよ。﹂
は1人を助けて木偶の坊になるだけ、緑谷 出久おまえの力じゃ、ヒーローにはなれな
大災害から1人で1000人以上救い出すという伝説を作った。同じ蛮勇でも、お前の
﹁どういうつもりでも回りがそうせざるをえなくなるって話だ。昔暑苦しいヒーローが
﹁そんなつもりじゃ⋮。﹂
21
﹁すげぇ
あいつほとんど上位だぞ
﹂
!
偽。﹂
︵︵︵︵︵はーーーーー
︶︶︶︶︶
相澤先生の一言にほとんどのものは驚いた。
そして結果は虎鉄が総合1位だった。
﹁虎鉄、少しおまえの個性のことをみんなに話してもいいか
相澤先生が虎鉄に聞く。
﹁構いません。むしろ話してもくれた方が助かります。﹂
虎鉄が言う。
指すように。﹂
相澤先生が言う。
﹂﹂﹂﹂﹂
!!!!!!
﹂
は無個性だ。お前らは無個性に負けたんだ。その自覚を持ってこれからヒーローを目
﹁そうか。では、お前らに少し言うことがある。今回のテストの総合1位の虎鉄の個性
?
!!!???
﹁で は、結 果 を 出 す ぞ。ち な み に 除 籍 は ウ ソ な。君 ら の 最 大 限 を を 引 き だ す 合 理 的 虚
全てのテストは終わった。
このあとの持久走は虎鉄は1位だった。
!
﹁﹁﹁﹁﹁えーーーーーー
個性把握テスト
22
クラスの緑谷以外が驚いた。
﹂
﹂
緑谷は保健室に行き他の者達は教室に戻った。
お前本当に無個性かよ
そして、放課後
﹁虎鉄
飯田が聞く。
﹂
﹁しかし鍛えた程度で巨大ヴィランをブッ飛ばすのはいささか不可能なのでは
虎鉄が笑いながら言う。
﹁個性がないから己の体を鍛えたのみだ。俺には鍛えた体しかないからな。﹂
切島が聞くが、
﹁でもおまえ入試の時に巨大ヴィランをブッ飛ばしてたじゃねぇか
﹁本当に俺は無個性だ。﹂
虎鉄は質問攻めにあっていた。
﹁絶対身体能力の強化の個性ですわ
!
﹂
!
これから彼らの学校の生活が始まる。
虎鉄は拳を前につきだし宣言した。
でな
﹂
﹁誰が不可能だと勝手に決めた。俺は個性がどうこう言う常識を越えて見せる。この拳
?
!
!
!
23
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