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S・計算機による数学
科 目 名 (英 訳) S・計算機による数学 Mathematics with Computer 主に第2学年 開講学期 曜日・時限 後期 金曜日3時限 対象学年 単位数 1単位 受講資格 募集人数 10〜20名程度 担当教員 中口 悦史 ●授業の概要 (Outline of content and teaching method) 数学は、自然科学や社会科学など諸分野に現れる様々な問題を解決するために非常に有益な道具を与えてくれる が、現実の問題は非常に大規模で複雑であることが多く、特に代数的手順や解析的解法だけで解ける問題は非常に 限られているため、計算機の助けを借りて問題解決に望む必要がある。この授業では、実際に計算機を用いた演習 を交えながら、数式で記述される問題に対する計算機を用いた解法の概要を述べる。 数学や計算機プログラミングに関する知識は仮定しない。板書による講義と、演習を交えて進める。定期試験は 行わない。 ●授業の目的 (Primary goal) 計算機を用いた数学問題の解決方法について理解する。 ●到達目標 (Objectives) ニュートン法やオイラー法など基本的な数値計算法を習得する。 ●授業計画 (Schedule) 1. 数理モデルとシミュレーション 2. 十進 BASIC 概説 3. 計算機で扱える数値の範囲、計算機が得意とする計算の種類 4. 数列の漸化式を数値的に解く、数列の漸近挙動 5-6. 連立一次方程式の解法、ガウスの消去法 7. 前半の演習 8-9. 代数方程式の解法、ニュートン法 10-11. 微分方程式入門 12-13. 微分方程式の数値解法(オイラー法、ルンゲ・クッタ法) 14. 後半の演習 ●成績評価の方法 (Grading scheme) 出席点(25%)と演習点(75%)により総合評価する。 ●教科書および参考書 (Textbooks and materials) 教科書 特に指定しない。 参考書 洲之内・石渡「数値計算」(サイエンス社)、マッカーラ「計算機のための数値計算法概論」(サイエ ンス社)、菊地・山本「微分方程式と計算機演習」(山海堂)など。 167