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スライド タイトルなし - JPモルガン・アセット・マネジメント

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スライド タイトルなし - JPモルガン・アセット・マネジメント
臨時レポート
世界の株式市場の動向について
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
2010年5月7日
■欧州の財政問題への警戒感が広がり、世界株式市場は大幅下落
ギリシャなど南欧諸国に対する信用不安が懸念される中、4月27日に格付け会社のS&P(スタンダード・ア
ンド・プアーズ)がギリシャのソブリン格付けを3段階、ポルトガルのソブリン格付けを2段階引き下げたことか
ら、米国債など安全資産への逃避が見られました。また、5月5日には、ギリシャ政府による赤字削減策への
抗議デモが暴徒化し死者が出たことや、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがポルトガルの
信用格付けについて引き下げの可能性を指摘したことも悪材料となりました。
欧州の財政問題が世界景気回復の足かせになるとの危惧が広がるなか、最近の世界の株式市場の下落
率は大きなものとなりました。またそれに伴い為替相場も大幅に変動しています。特に、ギリシャ財政問題の
先行きの不透明感からユーロ売りが加速しており、 大幅下落となりました。
5月6日までの主要株価指数の騰落率(前月末比)
5月6日までの主な通貨の騰落率(対円:前月末比)
騰落率
(前月末比)
4月30日
5月6日
11,008.61
10,520.32
-4.44%
ナスダック総合指数
2,461.19
2,319.64
-5.75%
英FT100指数
5,553.29
5,260.99
-5.26%
独DAX指数
6,135.70
5,908.26
-3.71%
ギリシャアテネ総合指数
1,869.99
1,678.42
-10.24%
10,492.20
9,352.60
-10.86%
ポルトガル リスボンBVL総合指数
7,408.45
6,824.80
-7.88%
ロシア
ロシアRTS指数
1,572.84
1,450.47
-7.78%
アジア
上海総合株価指数
2,870.61
2,739.70
-4.56%
12,181.20
11,449.22
-6.01%
8,004.25
7,579.48
-5.31%
米国
NYダウ
欧州
スペイン IBEX35指数
ハンセンH株指数
台湾加権指数
-0.7%
米ドル
-2.3%
英ポンド
スイスフラン
-3.8%
ロシア
ルーブル
-4.2%
韓国総合株価指数
1,741.56
1,684.71
-3.26%
インドSENSEX指数
17,558.71
16,987.53
-3.25%
シンガポール FTSE ST指数
2,974.61
2,839.65
-4.54%
アフリカ FTSE/JSEアフリカ全株指数
28,635.76
27,512.83
-3.92%
中南米 ブラジルボベスパ株価指数
67,529.73
63,414.22
-6.09%
日本
11,057.40
10,695.69
-3.27%
現地通貨安
現地通貨高
987.04
956.72
-3.07%
(円高)
(円安)
日経平均株価
東証株価指数(TOPIX)
為替
米ドル (対円)
94.46
93.84
-0.66%
ユーロ (対円)
125.77
119.96
-4.62%
-10.0%
-5.0%
0.0%
5.0%
*主要通貨の騰落率の算出はブルームバーグが発表するスポット
レートを使用し、JPモルガン・アセット・マネジメントが加工。
(データ出所)ブルームバーグ
*2010年5月7日11:00現在取得可能なデータを使用
本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
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-4.6%
ユーロ
臨時レポート
世界の株式市場の動向について
■今後の見通し
ギリシャの国債を保有する投資家は30-50%もの損失を蒙るかもしれないという水準まで市場は織り込んで
います。こうしたことが起こるとするならば、多くの欧州の銀行が損失を計上し、ポルトガル、アイルランド、ス
ペインの債券にも悪影響が及ぶと考えられます。今回の下落の背景にはこのような投資家の懸念があると
考えます。
一方で、ギリシャの構造的な問題の解決には時間がかかると思われます。ギリシャ政府が打ち出した平均
退職年齢を53歳から67歳まで引き上げるといった政策は市場が望む有効な政策の例ではありますが、この
ような政策を実行するには痛みを伴うと思われます。欧州中銀はこのような痛みを軽減するために長期間に
わたって政策金利を低い水準に維持する可能性があり、これはユーロの下落要因となると考えます。
但し、EU(欧州連合)及びIMF(国際通貨基金)が更なる財政支援パッケージに合意する可能性も十分ある
と考えます。その場合、ギリシャ政府は満期を迎えた国債を償還し、支出削減と増税を実施して財政赤字を
削減するための時間が得られ、そうなれば、短期的には市場の安定化につながるでしょう。
また、今回の株式市場の下落は、これまで株式市場の上昇が続いていたことから、ギリシャ問題をきっか
けに利益確定売りが殺到したという面もあると思われます。ギリシャの経済規模はユーロ圏の2.6%に過ぎな
いことから、株式市場の今後を考える上では、企業業績とバリュエーションが重要であると考えます。当社グ
ループでは、世界的な景気回復を反映し、企業業績は世界的に上方修正が続いており、バリュエーションも
適正と考えます。
本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
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臨時レポート
世界の株式市場の動向について
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券の価格は市場環境、
有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投資信託の基準価額も変
動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失
を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。
又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等
が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に当たっては各投資信託の投資信
託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
● 投資信託に係る重要な事項について
・投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、取得、換金の申し込みの受付を行わない
場合があります。
・投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていること
や、1回の解約金額に制限が設けられている場合があります。
・分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が
減額されることや、分配金が支払われないことがあります。
● 投資信託に係る費用について
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下
記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない場合もあるため、詳細は各ファン
ドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧く
ださい。
投資信託の取得時:申込手数料、信託財産留保額
投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額
投資信託の保有時:信託報酬、監査費用
信託報酬、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その
他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資産の保管費用、信託財産における租税費用等が
実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託におい
て上記の費用がかかることがあります。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当
額が、信託財産中から支払われる場合があります。
<投資信託委託会社>
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:(社)投資信託協会
(社)日本証券投資顧問業協会
日本証券業協会
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る
参考情報を提供することを目的とし、特定の有価証券の勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が販
売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社は信頼性が高いとみなす情報等に基づいて本資料
を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を使用す
ることによりお客様が投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時
点での当社の判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではござ
いません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。
本資料に記載されている、リスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
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