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クイズの質問
小学校 国語 (低学年) 1 学 年 また,児童の興味・関心に応えられるよ 第2学年 うな図書環境の充実に努めたい。クイズ大 2 単元名 会後は,クイズを一冊の「どうぶつのひみ 「どうぶつのひみつクイズ大会を つブック」にまとめ公民館などに展示して しよう」 もらい,地域の人から感想をもらうことで, 3 自分たちの読み取った動物の秘密が相手に 単元について 伝わったかどうかを確かめ,満足感が味わ (1) 単元観 えることを期待したい。 児童にとって,話したり聞いたりする言語 活動は,具体的な相手を設定することが大 切である。本単元は,児童が興味をもった 4 動物について,図書や資料などから情報を 単元の目標 ○ 集め,分かったことをお互いにクイズにし 様々な動物に関する本を進んで読み広げ, て知らせ合う学習である。この時,「クイズ 読み取った情報をクイズにして伝え合おう 大会」という場を設定することによって, とする。 (関心・意欲・態度) 話し手は,聞き手を意識して分かりやすく ○ 話そうとし,一方,聞き手はクイズに答え クイズ大会で相手に分かりやすく話した るため,大事なことを落とさずに聞こうと り,大事な事を落とさないようにしながら いう意識をもつことができる。 聞いたりすることができる。 【学習指導要領の内容項目 また,クイズを出題する際には,読み取っ A アイ】 たことを台本形式に加工することが必要に ○ なってくる。そのため,内容を「読み取る クイズに必要な情報を集め,台本形式に 力」のみならず,相手に分かりやすく「書 まとめることを通して,相手や目的を考え いて伝える力」の育成にもつながり,多様 ながら書くことができる。 【学習指導要領の内容項目 な言語活動を総合的に駆使できる単元であ B ア】 る。 ○ (2) 指導観 教材文や図書を叙述に即して,順序を考 えながら正確に読み取り,クイズにするこ 指導に当たっては,話し手にはただ単に とができる。 クイズを出題させるのではなく,「司会者」 【学習指導要領の内容項目 「出題者」「解説者」などの役割を決めて発 C イ】 表させるようにする。役割を明確にするこ ○ とによって,それぞれの立場で,相手に分 姿勢,口形などに注意して,はっきりし た発音で話すことができる。 かりやすく話すためには何が必要かより具 【学習指導要領 体的に考えることができるようにしたい。 -13- 言語事項 (1)ア(ア)】 5 ア 評価規準 国語への関心・ イ 話す・聞く能力 ウ 書く能力 エ 読む能力 オ 言語についての知識・ 意欲・態度 ① 理解・技能 自分が興味をも ① 声の大きさや速さに気 ① 読み取ったこ ① 時間や事柄の順序な ① 姿勢,口形等に注意して った動物について をつけて聞き手に分かり と を ク イ ズ 形 式 どの内容的な順序性に はっきりと話すことができ 書かれた本を進ん やすくクイズを出すこと に す る こ と が で 着目し,内容の大体を る。 で探して読もうと ができる。 読むことができる。 している。 ② きる。 ② 大事なことを落とさな ② 「どうぶつクイズ いようにしながら,友達 大会」を開くという の発表を聞くことができ 見通しを持って学 る。 丁寧な言葉と普通の言葉 の違いに気を付けて話すこ とができる。 ③ 平仮名を正しく書いたり 片仮名で書く語を文章の 習に取り組もうと 中で正しく使ったりする している。 ことができる。 6 次 指導計画(全9時間) 学 習 内 容 関 意 1 2 評 話 聞 書 ・教材文を読み, ◎ 「どうぶつのひみ つ」クイズ大会を 開くという学習の 見通しをもつ。(2) 評 ア② 価 規 準 動物のひみつクイズ大会を開くと 評価方法 授業中の態度や 様子の観察 いう見通しをもって学習に取り組もうと している。 エ① 説明されている事柄と叙述を結び付け て,正しく読み取ることができる。 ○ ・教材文から読み 取ったことをク イズにまとめ, クイズ作りの練 習をする。 ・グループで決め た動物について 書かれている本 ○ を探して読む。 ・台本を作り,ク イズ大会の準備 をする。(5) ・ 「どうぶつの ひみつ」クイズ 大会をする。 (2) 本時1/2 読 価 言 語 ○ エ① ○ ワークシートの 内容 説明されている事柄と叙述を結び 付けて正しく読み取ることができる。 ウ① 読み取ったことをクイズ形式にするこ とができる。 ◎ 発表の内容 オ③ 平仮名を正しく書いたり,片仮名で書く 語を文章の中で正しく使ったりすること 授業中の態度や 様子の観察 発表の内容 ワークシートの 内容 ができる ア① 自分が興味をもった動物について書か れた本を進んで探して読もうとしている。 ◎ イ① 声の大きさや速さに気を付けて聞き手 に分かりやすくクイズを出すことができ る。 ◎ イ② 発表の内容 大事なことを落とさないようにしなが ら,興味をもって友達の発表を聞くことが できる。 3 ○ 授業中の態度や 様子の観察 オ① 姿勢,口形等に注意して,はっきりした 発音で話すことができる。 オ② 丁寧な言葉と普通の言葉の違いに気を 付けて話すことができる。 -14- ワークシートの 内容 7 本時の展開 (1)本時の目標 ○ 聞き手によく分かるような声で,はっきりとクイズを発表することができる。 ○ 絵や展示物などを利用して分かりやすい発表の仕方を工夫することができる。 ○ 大事なことを落とさないように,発表を聞くことができる。 (2)観点別評価規準 ◎ 話す・聞く能力 相手を意識して,わかりやすくクイズを出題している。(イ①) ◎ 話す・聞く能力 大事な事を落とさないように,クイズの内容を考えながら聞く。(イ②) ○ 言語についての知識・理解・技能 姿勢,口形などに注意して,はっきりした発音で話すことができる。(オ①) (3)学習の展開 学習活動 指導上の留意事項 1 学習課題を確かめる。 ・学習の目標を確認させる。 2 クイズ大会のルールを ・あらかじめ,掲示しておいたルールを見なが 確かめる。 評価規準 評価方法 ら,全体に意識させる。 3 クイズ大会をする。 ○クイズを出す。 ・聞く人を意識させて,グループごとに出題さ イ① せる。 大きさや速さ,提示物などを ・イラストや図を分かりやすく提示することを 意識させる。 考え,分かりやすくクイズを 出題している。 イ② ・答えを番号で解答用紙に書かせる。 いように,集中して聞いてい ○正解を発表する。 ・効果音などを使って,雰囲気を盛り上げる。 る ・解説者は,答えについ て解説を加える。 ・どんな本を調べたか,簡単に発表させる。 ○自分たちがクイズを作 るために,調べた本を ・相手にわかりやすく質問させる。 紹介する。 ・うまく聞けない児童には,発言形式を思い出 ○クイズに関わって,も っと知りたいことや聞 させる。 ・よかったことを中心に発表させる。 いてみたいことを質問 する。 クイズ大会の感想を出 し合う。 5 大事なことを落とさな ○答えを書く。 ・各々にまるをつけさせる。 4 聞き手を意識して,声の 行動観察(発表) 次時の確認をする。 -15- 行動観察