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鳥類 - Bulgaria
鳥類 マルチメディア www.bulgariatravel.org 地域開発実行プログラム2007~2013年 www.bgregio.eu あなたの未来へ投資しています! 欧州連合地域開発基金およびブルガリア共和国の国家予算で実施していま す。 無償資金協力スキームBG161PO001/3.3-01/2008「観光商品の効率的なマーケティングおよび情報サービス改善の支援」、契約番号 BG161PO001/3.3-01/2008/001-5ブルガリアにおける観光名所のマルチメディア・カタログおよびデスティネーション「ブルガリア」 の電子マーケティング」 このマルチメディア・パンフレットの内容は、欧州連合の欧州地域開発基金「地域開発2007~2013」実行プログラムが支援する「ブル ガリアにおける観光名所のマルチメディア・カタログおよびデスティネーション「ブルガリア」の電子マーケティング」計画として、 契約番号BG161PO001/3.3-01/2008/001-5の下で作成されました。マルチメディア・パンフレットの内容に関する一切の責任は、受益 者となる経済・エネルギー・観光省に帰依し、決してマルチメディア・パンフレットが欧州連合および管理機関の公的な立場を反映す るものではありません。 www.bulgariatravel.org 一般情報 いくつもの渡り鳥のコースが国内を横切っていることから、 ブルガリアは欧州において、生物そして特に鳥類がたいへん 豊富な国に数えられています。 この50年の間に初めてブルガリアで目撃された59種を含 む、397種の鳥類が現在確認されています。 渡り鳥の主なコースであるヴィア・ポンティカ(黒海岸)や ヴィア・アリストテリス(ストルマの川沿い)が国内を通っ 2 鳥類 ています。 ブルガリアには鳥類学上重要な地域が90あり、そのうち57が 湿地です。アクセスしやすい40箇所ほどへは多くの観光者 が訪れ、さまざまなバードウォッチングプログラムが用意さ れています。 その中でも目立つのはスレバルナ湖、ドナウ川沿いの湿地、 ブルガス付近のブルガス湖やアタナソフスコ湖、ポダ地区、 ポモリエ湖、保護区のカムチヤとロポタモ、アレプー沼、黒 海岸のカリアクラ岬、シャブラ湖、ヅランクラク湖、東ロド ピのマジャロヴォ市付近などです。この場所の多くで観光案 内所や野鳥観察の設備が整っています。 欧州保護区ネットワーク「ナトゥラ2000」(NATURA 2000)に は、ブルガリア全土の20.3%に相当する114箇所の保護区が野 鳥保護のために登録されています。 3 www.bulgariatravel.org 4 鳥類 5 www.bulgariatravel.org 生物圏保護区スレバルナ スレバルナ湖はドナウの川 沿い、シリストラ市から西 へ16キロ離れた場所に位置 しています。豊富な生物を 保護するために保護区に指 定されています。ユネスコ 世界遺産にも登録されてい るこの保護区では、200羽 を超えるヨーロッパ最大級 6 のニシハイイロペリカンの 群れが確認されています。 ここは、ヒメヨシゴイ、ゴ イサギ、カンムリサギ、ブ ロンズトキ、ヘラサギなど が巣作りをする国内でも数 少ない場所の一つです。ま た、ここで冬を越す鳥類に は、絶滅の危機に瀕したコ 鳥類 ビトウやアオガンを挙げる ことができます。 冬になると国際的に見て も大きな数にのぼるマガ ン、ハイイロガン、ノハ ラツグミが集まってきま す。 7 www.bulgariatravel.org ペルシナ自然公園 ペルシナ自然公園はブル ガリアの北国境、ドナウ の川沿いにあります。こ の区間の中洲がすべて含 まれています。公園自慢 の宝物には、200種以上確 認されている鳥類です。 ベレネ附近の中洲にはカ ワウ(Phalacrokorax carbo) 、コビトウ(Palacrocorax 8 pygumeus)、ゴイサギ (Nycticorax nycticorax)、カン ムリサギ(Ardeola ralloides) などが棲み、重要な保護地 域の上位5位までに入ってい ます。公園内ではオジロワ シ(Haliaetus albicill)の巣が5 つ確認され、2組のつがいが 生息しています。公園内に は、休憩所やバードウォッ 鳥類 チングができる場所が設置 された自然観察コースが整 備されています。ベレネ付 近の中洲は、ブルガリアの 鳥類学上重要な場所である 50箇所の中の一つと数えら れています。公園は2002年 にラムサール条約に登録さ れました。 9 www.bulgariatravel.org アタナソフスコ湖 アタナソフスコ湖はブルガ ス市の北西に位置していま す。ここでは300種の鳥類が 確認されています。そのう ち、ニシハイイロペリカン (Pelecanus crispus)、コビト ウ(Phalacrocorax pygmeus)、 アオガン(Branta ruficollis)、 10 カリガネ(Anser erythropus) 、シロハラチュウシャクシ ギ(Numenius tenuirostris)、 ウズラクイナ(Crex crex)、 メジロガモ(Aythya nyroca) などを含む14種は世界的に 絶滅に瀕したものです。渡 り鳥のコースヴィア・ポン 鳥類 ティカがここを経由してい ます。アタナソフスコ湖は 湖面が凍結せず、鳥にとっ て冬を過ごす最適な場所と なっています。夏になると セイタカシギ(Himantopus himantopus)、ソリハシセ イタカシギ(Recurvirostra avosetta)などが羽を休めに やってきます。 11 www.bulgariatravel.org ポダ保護地域 ポダ保護地区はブルガス市 から南に4キロ、ブルガス とイスタンブールを結ぶ国 際道路の左側に位置してい ます。ブルガリア野鳥協会 (BSPB)の管理下におかれ ています。ヨーロッパの中 でも鳥類が特に豊富なこの 地域で、265種が確認されて います。 ここは黒海岸で唯一ヘラサ ギ(Platalea leucorodia)やブロ 12 鳥類 ンズトキ(Plegadis falcinellus) が共に暮らす群れが確認さ れ、サギ(Ardea)の仲間( ゴイサギ、カンムリサギ など)が多く生息していま す。46種がここで巣作り をしており、その中でもア ジサシ(Sterna hirundo)、カ ワウ(Phalacrocorax carbo) 、ハジロ(Aythya)の仲間、 カモ(Anatidaе)の仲間、ヨ ーロッパチュウヒ(Circus aeruginosus)などが目を引き ます。 13 www.bulgariatravel.org ブルガス(ヴァヤ)湖 ブルガス湖は、二つの住宅 地(ゴルノ・エゼロヴォと ドルノ・エゼロヴォ)に挟 まれたブルガス市内にあり ます。別名ヴァヤ湖とも呼 ばれるこの湖はブルガリ ア最大の天然湖です。四季 を通じて260種の鳥類が確 認されています。国内やヨ ーロッパで希少種とされ るものの他、世界で絶滅 14 に瀕した9種も含まれてい ます。ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)、コサギ(Egretta garzetta)、カンムリサギ (Ardeola ralloides)が同じ場 所で巣作りするところを見 ることは、ここ以外の国内 ではありません。冬に湖畔 で散歩をすると、コビトウ (Phalacrocorax pygmeus) 、ニシハイイロペリカン (Pelecanus crispus)、美し さが際立つアオガン(Branta ruficollis)、華奢なカオジロ オタテガモ(Oxyura)、オシ ハジロ(Aythya ferina)など の姿を楽しむことができ ます。 鳥類 15 www.bulgariatravel.org ポモリエ湖 ポモリエ湖は、ブルガス市 から25キロ、ポモリエ市か ら北へ2キロ離れたところ に位置しています。渡り鳥 のコース、ヴィア・ポンテ 16 ィカがここを経由しており 269種が確認されています。 子育て、越冬、通過や休憩 などに利用されています。 巣作りをする57種には、サ 鳥類 ンドイッチアジサシ(Sterna sandvicensis)、ソリハシセ イタカシギ(Recurvirostra avosetta)、セイタカシギ (Himantopus himantopus) 、シロチドリ(Charadrius alexandrinus)、アジサシ (Sterna hirrundo) 、コアジサ シ(Sterna albifrons)などが含 まれています。 ポモリエ湖 の湖畔にブルガリアで唯一 の塩博物館があります。 17 www.bulgariatravel.org アレプー沼 アレプー沼はソゾポル から7キロ離れた場所に 位置しています。動植 物の希少種が多く確認 されている場所です。 コビトウ(Phalacrocorax 18 pygmeus)の越冬場所の 一つです。黒海岸でア オジロワシ(Haliaeetus albicilla)が巣作りをする 数少ない場所の一つでも あります。 鳥類 19 www.bulgariatravel.org ロポタモ保護区 20 ロポタモ保護区はブルガ シ(Haliaeetus albicilla)、 スから南へ約50キロ離れ シロエリヒタキ(Ficedula たロポタモ川の両岸を占 semitorquata)、各種サ めています。260種確認さ ギ、カモ、コビトウ(Ph. れており、シュバシコウ Pygmeus)などの名を挙げ (C. Ciconia)、アオジロワ ることができます。 鳥類 カムチヤ保護区 カムチヤ保護区はヴァルナ 種となった鳥が子育てをし から南へ25キロ離れたカム ています。ナベコウ(Ciconia チヤ川下流を占めています。 nigra)、アシナガワシ(Aquila 保護区内ではブルガリア鳥 pomarina)、チゴハヤブサ 類の66%に相当する258種が (Falco subbuteo)などがその 確認されています。ここで 例です。ヴィア・ポンティカ は国内やヨーロッパで希少 もここを経由しています。 21 www.bulgariatravel.org カリアクラ岬 22 カリアクラ岬はヴァルナ リ、ペリカン、サギやウス から北へ80キロ、カヴァ ハイイロチュウヒ(Circus ルナ市から東へ12キロ、 macrourus)、セーカーハヤ バルガレヴォ村から4キロ ブサ(Falco cherrug) 、カタ 離れた場所に位置してい シロワシ(Aquila heliaca)な ます。8月から10月にかけ どを含む、猛禽3000羽がこ て約29000羽のコウノト の場所を経由します。 鳥類 23 www.bulgariatravel.org シャブラ湖 シャブラ湖保護地域はブ ルガリアの北東部シャブ ラ市から約5キロ、ルー マニア国境から18キロ 離れた場所にあります。 ここでは247種の鳥類が 確認されており、内ヨー 24 ロッパで重要とされる種 は137種にも上ります。 絶滅に瀕したウズラクイ ナ(Crex crex)やメジロガ モが(Aythya nyroca)が巣 作りをしています。秋冬 には、カオジロオタテガ 鳥類 モ(Oxyura leucocephala) 、 ニシハイイロペリカ ン(Pelecanus crispus)、 コビトウ(Phalacrocorax pygmeus)などを見るこ とがあります。秋冬に なると世界中のアオガ ン(Branta ruficollis)の80 ~90%がここへ集中しま す。 25 www.bulgariatravel.org ドゥランクラク湖 ドゥランクラク湖はシャブ ラ市から北へ15キロ離れ た場所にあります。渡り鳥 のコース、ヴィア・ポン ティカの通過点です。256 種の鳥類が確認され、 ヒメヨシゴイIxobrychus minutus)、ハグロカタシ 26 ロモズ (Lanius minor)、メ ジロガモ(Aythya nyroca) 、シロチドリ(Charadrius alexandrinus)など92種が巣 作りをしています。3種の 水鳥(マガン、アオガン、 マガモ)がこの場所で越冬 します。 鳥類 マジャロヴォ 東ロドピ、マジャロヴォ市か ら北東へ少し離れたボリスラ ヴォフツィー付近に、国内で 大変人気のあるバードウオッ チング場所があります。174 種の鳥が確認されており、 内78種がヨーロッパで重要 な種とされています。興味 深いものにカオグロサバク ヒタキ(Oenanthe hispanica) 、オリーブウタムシクイ (Hippolais olivetorum)、シラヒ ゲムシクイ(Sylvia cantillans) 、クロガシラムシクイ(Sylvia melanocephala)、イワゴジュ ウカラ(Sitta neumayer)、ズグ ロチャキンチョウ(Emberiza melanocephala)、ヒメチョ ウゲンボウ(Falco naumanni) 、シロエリハゲワシ(Gyps fulvus)、ナベコウ(Ciconia nigra)などがいます。 27 www.bulgariatravel.org 28 鳥類 29 地域開発実行プログラム2007~2013年 www.bgregio.eu あなたの未来へ投資しています! 欧州連合地域開発基金およびブルガリア共和国の国家予算で実施していま す。 無償資金協力スキームBG161PO001/3.3-01/2008「観光商品の効率的なマーケティングおよび情報サービス改善の支援」、契約番号 BG161PO001/3.3-01/2008/001-5ブルガリアにおける観光名所のマルチメディア・カタログおよびデスティネーション「ブルガリア」 の電子マーケティング」 このマルチメディア・パンフレットの内容は、欧州連合の欧州地域開発基金「地域開発2007~2013」実行プログラムが支援する「ブル ガリアにおける観光名所のマルチメディア・カタログおよびデスティネーション「ブルガリア」の電子マーケティング」計画として、 契約番号BG161PO001/3.3-01/2008/001-5の下で作成されました。マルチメディア・パンフレットの内容に関する一切の責任は、受益 者となる経済・エネルギー・観光省に帰依し、決してマルチメディア・パンフレットが欧州連合および管理機関の公的な立場を反映す るものではありません。