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食品栄養科学部 - 静岡県立大学

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食品栄養科学部 - 静岡県立大学
ご案内図(大学所在地・交通)
流通センター通り
東名高速道路
新静岡駅
▶至清水I.C
静清バイパス
▶至清水
JR東海道本線
静岡鉄道
JR静岡駅
JR東静岡駅
食品栄養科学部
Food & Nutritional Sciences
1
◀至名古屋
F
「食と健康の科学」の最先端をめざして
JR草薙駅
▶至東京
グランシップ
県立美術館前駅 草薙駅
南幹線
テンジンヤ マクドナルド
学 部 案 内
セブンイレブン
済生会病院
静岡県立大学
SBS通り
谷田キャンパス
静岡県立
美術館
静岡I.C
150
静岡県立
中央図書館
Guide
…バス停
静岡までのアクセス
(いずれも「東海道新幹線ひかり号」
を利用した場合)
◎東京から………東京→静岡 約1時間
◎大阪から………新大阪→静岡 約2時間
◎名古屋から……名古屋→静岡 約1時間
東 京
静 岡
名古屋
新大阪
草 薙
JR東海道新幹線
JR東海道本線 7分
最寄り駅からのアクセス
◎徒歩の場合…JR「草薙」駅、
または静岡鉄道「県立美術館前」駅、
同「草薙」
駅から徒歩15分
◎バスの場合…JR「草薙」駅前より、
しずてつジャストライン 草薙団地行き
(三保草薙線)
で、
「県立大学入口」下車約5分
※平日の午前のみ、
「県立大学前」下車が可能 下車0分
静岡県公立大学法人
静岡県立大学
U N I V E R S I T Y OF S H I Z U O K A
〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1
tel.054-264-5102(代表)054-264-5007(学生部入試室)
http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp
食品栄養科学部
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/
個 を 拓 き 、強 い 絆 で 知 を 発 信
静岡県公立大学法人
静岡県立大学
U N I V E R S I T Y OF S H I Z U O K A
2016 - 2017
26年4月
●食品生命科学科、栄養生命科学科に加え、環境生命科学科を新設。 平成
25年4月
●第8代学部長に、合田敏尚が就任。 平成
23年4月
●第7代学部長に、大島寛史が就任。 平成
21年1月
●(独)科学技術振興機構(JST)
と
(財)静岡産業創造機構による 平成
地域結集型研究開発プログラム
「静岡発世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」がスタート
(5年間)。
●静岡県公立大学法人静岡県立大学が設立される。
●食品学科を食品生命科学科に、栄養学科を栄養生命科学科に名称変更。
19年4月
平成
●第6代学部長に、中山勉が就任。
●文部科学省グローバルCOEプログラムに
本学「健康長寿科学教育研究の戦略的新展開」が採択される。
18年3月
●県議会において、公立大学法人定款および評価委員会設置条例が承認される。 平成
17年4月
●文部科学省より、産学官連携推進のための「発展型都市エリア事業」が採択される。 平成
16年11月
●21世紀COEプログラム中間評価で、本学は最上位にランクされる。 平成
15年4月
●第5代学部長に、木苗直秀が就任。 平成
「食と健康の科学」
を究め、
健康長寿への道を拓こう!
(食品栄養科学部アドミッションポリシー)
●文部科学省21世紀COEプログラム
(研究拠点形成費補助金)に
本学「先導的健康長寿学術研究推進拠点」が採択される。 平成
●文部科学省より、産学官連携推進のための
「一般型都市エリア事業」が採択される。
14年4月
13年3月
●厚生労働大臣より、食品栄養科学部栄養学科が 平成
管理栄養士養成施設として指定を受ける。
本学部では、食と環境と健康に関する総合的な知識と技術を身につけ、様々な
11年4月
平成
問題に挑戦できる人材を育成するため、生命科学を基礎とし、国際的に通用する
コミュニケーション能力を有し、健康に関わる食とそれを支える環境の様々な課題に
食品栄養科学部長
合田 敏尚
9 4
平成 年 月
ついて地球規模で取り組むことができる、研究意欲を備えた専門技術者や管理
7 3
栄養士を育成しています。
平成 年 月
食品生命科学科では食材の開発や食品の機能性・安全性などについて、栄養
5 4
平成 年 月
生命科学科では食を通しての健康の増進と保健・医療への貢献などについて、
また環境生命科学科では食料生産を支え、
安全で快適な環境の創成などについて、
3 3
平成 年 月
総合的な教育・研究を実施しています。
したがって、
本学部の志願者には、
数学、
物理、
62年4月
化学、生物、英語などの基礎学力を有し、生命科学に関心が高く、探究心旺盛で、
昭和
将来「食と環境と健康」
の分野で活躍したい人が望まれます。
学部沿革
62年3月
昭和
61年12月
昭和
●第4代学部長に、竹石桂一が就任。
●第3代学部長に、高瀬幸子が就任。
●文部大臣より、大学院生活健康科学研究科
(博士後期課程)の設置が認可される。
●第2代学部長に、伊勢村護が就任。
●文部大臣より、大学院生活健康科学研究科
(博士前期課程)の設置が認可される。
●開学。初代学部長に、星猛が就任。
●厚生大臣より食品栄養科学部栄養学科が栄養士養成施設として指定を受ける。
●文部大臣より、静岡県立大学の設置が認可される。
(既存の県立3大学 静岡薬科大学、静岡女子大学、静岡女子短期大学を改組・統合)
FOOD & NUTRITIONAL SCIENCES HISTORY
01 学部長挨拶
学部沿革 02
Food & Nutritional Sciences
26年9月
●文部科学省 地(知)の拠点(COC)整備事業に、 平成
本学「ふじのくに
「からだ・こころ・地域」の健康を担う人材育成拠点」が採択される。
食品栄養科学部
28年4月
●栄養生命科学科に栄養教諭教職課程を開設。 平成
卒業後の
社会的役割
食品成分の機能性や個人ごとの栄養摂取量の提案など、
「食と健康」
に関して大きな関心が寄せられています。
また、
地球規模での食糧生産や食品の
安心・安全の問題、環境汚染の問題等、
「環境と健康」に関して多くの解決すべき課題があります。
これらの課題に取り組むため、本学部では学際的な
生命科学を基盤とした体系的な教育と研究を展開しています。
栄養生命科学科
2. 三学科の緊密な連携
食品生命科学科は、栄養学を深く理解した食品科学者・食品技術者の養成を、栄養生命科学科は、食品学を完全に習得した管理栄養士の養成を、
環境生命科学科は、食の安全性とヒトの健康科学を理解した環境科学者・環境技術者の養成をそれぞれの目標にしています。三学科は、共通の講義
や卒業研究における研究室配属、研究室間の共同研究などの緊密な連携体制をとっており、人材育成と研究の両面で成果をあげています。
◎食と人間の健康に関する専門家
◎管理栄養士 等
3. 活躍する卒業生
環境生命科学科
◎食と人の健康に関わる環境分野の専門家
◎環境計量士 等
卒業研究
・インターンシップ
卒業研究
・臨地実習
3-4年次
卒業研究
・フィールドワーク
バイオテクノロジー・生命科学
・蛋白質工学
・代謝工学
・分子生物学
・バイオインフォマティクス など
環境科学と生命科学
・植物環境学
・環境微生物学
・分子生物学
・発生遺伝学 など
2-3年次
生命現象と健康維持
・生理学
・病理学
・免疫学
・健康管理概論
・微生物学 など
食品成分の化学と安全性・機能性
・食品化学
・栄養学
・食品衛生学 など
1-2年次
公衆および臨床栄養
・臨床栄養学
・公衆栄養学
・栄養教育論
・給食経営管理論 など
食品の分析と生産技術
・食品分析化学
・有機化学
・食品工学
・発酵学
・食品技術者倫理 など
環境分析と環境保全
・環境分析化学
・環境計量論
・環境工学
・循環資源論 など
食品成分の体内利用と機能性
・栄養学
・生化学
・食品衛生学 など
環境リスク・安全性評価
・環境健康科学
・環境毒性学
・ヒューマンエコロジー など
学部基礎科目 :化学 物理学 生物学 情報科学 科学英語など
全学共通科目 :人文・社会科学・自然科学などの基礎教養科目
食品生命科学科の卒業生は食品会社を中心とした民間会社に就職して、食品製造、品質管理、商品開発に従事し、栄養生命科学科の卒業生は食品
会社、病院、学校等で栄養士あるいは管理栄養士の資格を生かして活躍しています。大学院進学者も多く、修了後は研究機関や企業の研究員や大学
教員として活躍しています。
4. 語学教育を強化
三学科とも、1-2年次の英語科目
(8単位)はネイティブスピーカーが担当するオーラルコミュニケーションとTOEIC対策中心の科目です。
さらに、食品
生命科学科は、食品科学英語(文法、科学英語)
と食品生命科学英語(専門書の講読、英語でのプレゼンテーション)、栄養生命科学科は、栄養生命
科学英語
(専門書の講読)
をそれぞれ増設し、
環境生命科学科は、
環境科学英語
(文法、
科学英語)
と環境生命科学英語
(専門書の講読など)
をカリキュ
ラムに取り入れ、専門的・実践的な英語能力の習得を図っています。
5. 充実した設備とインターンシップ
本学部の大学院組織である食品栄養科学専攻は、
文部科学省21世紀COEプログラム
(2002年度採択)
、
同グローバルCOEプログラム
(2007年度採択)
の中核専攻の一つでした。
また、2009年より独立法人科学技術振興機構(JST)の地域結集型研究開発プログラムにも参画しています。
これらのプロ
グラムにより研究設備の充実が図られ、
「食と健康」に関する優れた教育と研究が展開されています。また、企業や病院でのインターンシップや臨地
実習などの充実を図っています。
食品生命科学科
食品生命科学科では物質としての食品を扱います。
食品の一番大切な役割、
栄養となって体を作ったりエネルギーの源となることを説明するにも、
蛋白質、
糖質、脂質といった化学の言葉が必要です。最近注目されている
「食品の機能性」
を学ぶのにも食品成分に関する知識やヒトの栄養や生命科学に関する
理解が必要です。食品生命科学科では食品分野を先端的に担う人材を育てるために、基礎から専門まで幅広い科目を配置してこれらのニーズに対応
できるようにしています。1-2年次では、全学共通科目や化学、物理学、生物学、英語など学部基礎科目を重点的に学びます。2-3年次では食品化学、有機
化学、生化学、遺伝子工学、食品衛生学、食品プロセス学、ケミカルバイオロジー、食品工学などの専門科目が実験や実習とともに配置されています。
4年次には研究室に配属されて卒業研究を行い、卒業論文にまとめて発表します。卒業生の多くは食品関連企業で特定保健用食品などの開発に関わる
ことになりますが、
それに必要な最先端の生命科学・技術を身につけ科学的な見方ができることを重視しています。
また、
大学院に進学し更に高度な食品
技術者・研究者を目指すことを期待しています。
◉取得できる資格など
食品生命科学科の卒業生は、食品衛生監視員、食品衛生管理者の申請資格を取得することができます。
また、食品生命科学科は、JABEE(日本技術者教育
認定機構)の認定を受けています。JABEE認定プログラム修了生は、国家試験である技術士資格試験の第一次試験が免除されます。
栄養生命科学科
栄養生命科学科は、
人間の健康と長寿を支える栄養科学の専門家を養成することを目指しています。
すなわち、
保健行政、
医療機関、
福祉施設、
学校などで
主として栄養指導に当たる管理栄養士、研究所や大学教育機関で栄養学を教育・研究する研究者、企業において栄養学の知識を活かして医療用食品や
健康食品を開発する技術者などの人材の育成です。本学科は、管理栄養士養成施設としての認可を受けており、卒業時には管理栄養士国家試験を受験
して管理栄養士の資格を得ることになります。
学部4年間で、
食と栄養に関する基礎的な科目、
栄養学に関わる専門的な科目、
栄養業務に関わる実践的な
科目などを学び、
さらに臨地実習など職場体験を積んでいきます。4年次には研究室に配属され卒業研究を行って卒業論文をまとめます。
また、
日本の
リーダーや世界で活躍できる人材育成のため、
英語教育にも力を入れています。
このような教育を通じて、
学問的知識だけでなく、
創造性あふれる豊かな
人間性と倫理観を育み、
コミュニケーション能力を身につけ、
教養や社会人基礎力を有する人材を育てています。
本学科では、
将来このような分野で活躍
することを目指し、
栄養学領域における幅広い知識と深い専門性を修得する意欲があり、
国際的視野を持って積極的に行動できる人材を求めています。
◉取得できる資格など
所定の課程を修了すると、
栄養生命科学科卒業生は栄養士免許、
管理栄養士国家試験受験資格を取得することが出来ます。
例年、
栄養生命科学科4年生の
9割以上が管理栄養士国家試験に合格しています。
また、所定の単位を取得すると栄養教諭一種免許状が取得できます。
環境生命科学科
環境生命科学科では、
環境科学と生命科学を基盤に食とヒトの健康に関わる環境分野について学びます。
健康の維持・増進を図るためには、
安全・安心な
食品や水の確保が重要であり、
生命の生存基盤となる環境や生態系を保つことが不可欠です。
環境が食を育み、
食がヒトを育み、
そしてヒトが環境を育む、
そのサイクルを学ぶことにより、
広い視野に立ち、
多分野で活躍できる人材を育成します。
他の環境系学科や農学系学科にはない「食とヒトの健康に関わ
る環境科学」
を探求することができる新しい学科です。
まず1∼2年次には、全学共通科目や化学、生物、英語などの学部基礎科目により、基礎学力を身に
つけます。続いて2∼3年次には、専門教育科目に加え、実験・演習を通して環境生命科学に関わる知識や技能を身につけます。
また、食品生命科学科と
栄養生命科学科の多彩な授業科目の中から、興味のある科目を選択することにより、食と人の健康に関わる食品科学と栄養科学の知識を習得します。
そして4年次には研究室に配属され、
卒業研究を行って卒業論文をまとめます。
さらに高度な知識と技能を身につけるため、
大学院への進学を目指します。
◉取得できる資格など
環境生命科学科では、
以下の資格に関して、
いくつかの授業で関連する知識を習得することができます。
環境計量士、
公害防止管理者、
放射線取扱主任者、
気象予報士など。
※各学科の教育理念やカリキュラム等の詳細はHPで紹介しています。 http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/
03 学部、学科で学べること
食品生命科学科&栄養生命科学科&環境生命科学科のご案内 04
Food & Nutritional Sciences
1. 生命科学を基盤とした教育と研究
◎食の安全と機能・開発に関する専門家
◎食品衛生管理者 等
食品栄養科学部
本学部の特徴
食品生命科学科
主要機器のご紹介
西 尾(環) 勉強面では大学で学ぶことの基礎と
川 田(栄) 谷田キャンパスは、赤レンガの建物と
入らない、
手に入りづらい状況があると知ったことが、
良いと思いました。生活面では高校ならではの学校
雰囲気が変わります。
また、
近くには芝生公園があり、
一つのきっかけでした。そこで食品に興味を持ち、
行事やクラス活動など、
高校でしかできない事を大事
春にはお花見をする学生が多く見られます。
自然豊
食品を専門に学べる食品栄養科学部に進学しま
にして欲しいです。
かな自慢のキャンパスです。
した。
村 松(環) 食品栄養科学部では科学と英語の
渡 仲(栄) 全ての学部棟が繋がっていて便利で、
食品栄養科学部進学のきっかけは?
加 藤(食) 生きるために必要な食べものが手に
なる化学、生物、英語を特に頑張っておいた方が
松 本(食) 世界には、
十分な食べ物が入手でき
授業がたくさんあります。
中でも生物に関係した授業
銀杏並木が特徴的で、新緑や紅葉など季節ごとに
赤レンガのお洒落なキャンパスです。
また、
周辺には、
ない人々がいます。食品の知識を学び、
それを発信
が多いと感じます。生物の基礎を勉強しておくと、
手軽に友達と遊びに繰り出せるお店もありますし、
することで食料問題を減らしたいと思い、本学科に
スムーズに授業に入り込めると思います。
山や神社などへの散歩やジョギングにも適した環境
進学しました。食品製造の効率化や低コスト化が
です。
この問題を解決できる一つの方法であると考えて
学生生活はどうですか?
います。
加 藤(食) 毎日充実した時間を過ごしていると
ところだと思います。春には芝生公園に桜が咲き、
思います。
講義の内容が専門的な内容で実験も多く、
秋にはキャンパス内の銀杏並木がとても綺麗で登校
乱れたことにより、体調を崩すことがよくありました。
毎日新しいことを知る楽しさがあります。
部活動では、
して見るたびに和みました。
このような経験から、食と健康は切り離せないもの
先輩や後輩とつながることができ、
自分の成長も
であると感じて、食と健康について専門的に詳しく
感じられます。
村 松(環) 校舎の隣に芝生公園があり、
自然が
学べるこの学部に進学しました。
松 本(食) 本学科は教員と学生の距離が近く、
な場所です。授業の合間や疲れた時などリラックス
教員の先生方と参加するイベントが沢山あり、
とても
するため訪れたりします。
またキャンパス内で秋に
中学1年の時に食について勉強したいと思い始め
楽しいです。
また、
学生同士の仲が良く、
実験実習や
黄葉するイチョウの木も綺麗です。
ました。担任であった家庭科の先生の食品表示の
講義では、
互いに助け合いながら課題に取り組んで
からくりやオレンジジュースの香料についてなどの
います。
将来の進路をどう考えますか?
興味深い授業に大きく影響を受けました。
川 田(栄) 学業にバイトに学外活動にと、
とても
加 藤(食) 私は研究者になりたいと思っている
川 田(栄) 私は大学に入学するまで、
食生活が
渡 仲(栄) 小学生の頃から食べることが好きで、
西 尾(環) 私は人の健康について興味があり、
春
西 尾(環) 私は静岡県立大学はとても落ち着く
●入学式
●ガイダンス
●前期授業開始
●新入生歓迎会
●開学記念日
豊かです。子供やお年寄りなどが多く訪れ、和やか
忙しい日々を過ごしていますが、
やりがいがあり充実
ので、
大学院への進学を考えています。
そこでさらに
その基本となる食と環境を総合的に学べる本学は
しています。地域の健康増進活動に参加しながら、
専門的な知識や考え方を身につけ、
器具の操作にも
とても魅力がありました。食と環境と健康の関係に
専門知識を実践で学習しています。
慣れていきたいです。将来は食品の保存に関する
ついてもっと知りたいと思ったからです。
渡 仲(栄) 比較的専門科目が多く、面白い授業
研究をしたいと思っています。
村 松(環) 小さい頃から生物や植物などを育て
世界的な研究を行うためには最先端の分析
機器が必要です。
静岡県立大学には研究室や
学部の枠を越えて、
すべての教員や学生が使
える共通機器が多くあります。
ここでは食品栄
養科学部棟に設置されている一部の機器を
紹介します。
がたくさんあります。
課題については、
普段からやって
松 本(食) 食品製造や食品開発の仕事に就き
●スポーツフェスティバル
前期試験●
夏休み●
インターンシップ(3年生)
●
リアルタイムPCR装置
学部概要説明会●
(オープンキャンパス) 極微量試料中の特定のmRNAの細胞内濃度を
測定する装置です。
集中講義●
いないと後で大変になります。
バイト・サークル・友達
たいと考えています。
またその先の将来的には、本
やテレビで環境問題が報道されている中で自分でも
と遊びに行くなど自由に生活できる面もあり、
とても
学科と仕事で身に付けた知識を使い、
発展途上国に
できることがあるのではないかと考えました。
また、
充実しています。
ボランティアとして行き、
より多くの人に安全でおいし
それについて学びたいと思い、
進学を決意しました。
西 尾(環) 一言で言うととても楽しいです!大学
い食品を届けたいと考えています。
高校までに学んでおくとよいことは?
をしっかりしないといけないですが、
サークルに友達
まだ絞りきれていない状況ですが、食の専門家であ
加 藤(食) 大学では日本全国、
また海外の人
に勉学にとても充実した日々を送っています。
る管理栄養士として、食を通して人々の健康を、
村 松(環) 大学では高校生活にくらべて、
自由な
一次予防や運動のパフォーマンス向上の観点から
●後期授業開始
たちと関わることになるので、
自分の地元のことを
学んでおくとよいと思います。
いろいろな人から話を
川 田(栄) 私は将来やりたいことがたくさんあり、
研修旅行●
(1年生/日帰り 3年生/1泊2日) 秋
時間が増えます。
その中で勉学や部活動、
バイトなど
サポートできる仕事につきたいと思います。
●公開講座
聞いていろいろな地域のことを知れば、
自分の世界
非常に充実しています。
環境生命科学科ではフィー
●大学祭(剣祭)
を広げられると思います。
ルドワークがあり、
自然の中で学科の仲間と楽しみな
渡 仲(栄) 特にこの職業に就きたいと決めてい
るわけではなく、機会があったら色んなことに挑戦し
松 本(食) 高校で特別な勉強をするよりも、
高校
がら学ぶこともできます。
たいと考えています。
学校や病院の現場で働いたり、
経験に出会い、
多様な考え方に触れて、
自分の考え
大学キャンパスや周辺の環境は?
いスキルを身に付けたいと思っています。
生の内に部活や課外活動に参加し、
いろいろな人や
を固めておくことが大切だと思います。
●集中講義
加 藤(食) 春は芝生公園の桜、
秋は学校の銀杏
だ上で、
自分が人や自然のためにどうしたら役に立て
いなかったため、大学の授業についていくことが
通学路からは富士山が見え、疲れが癒されます。
るか考えていきます。
まだ興味あることが沢山あるの
たいへんでした。本学部の受験を考えている方は、
また、飲食店もあり、学校帰りにみんなでご飯を食べ
で進路は定まっていませんが、本学で学びながら決
高校までに生物を学んでおくとよいと思います。
また、
に行ったりします。
めていこうと思います。
化学や英語も重要です。
松 本(食) 閑静な住宅街が広がりとても静かで
村 松(環) まだ明確には決まっていませんが大学
卒業研究発表会●
身に付けられるよう自分で調べる力を鍛えてください。
子供たちの遊ぶ声などが聞こえ、
心が落ち着きます。
いく中で自分が本当にやりたいこと、
自分にあってい
臨地実習●
(栄養生命科学科3年生) 大学で学びたいことを、今持っている興味から広げ
地域の方々も学生に親切にしてくれます。
ることを探していきたいと思います。
過ごしやすいです。
また緑も多く、鳥の鳴き声や、
院進学を視野に入れ、
これからいろいろ経験して
て考えてみてください。
加藤 沙也佳
05 学生の声
蛋白質や核酸、生体高分子の挙動を発光・蛍光
プローブを用いて検出する装置です。
西 尾(環) 食と環境と健康についてしっかり学ん
と、季節を感じられる自然に囲まれています。学校や
食品生命科学科 3 年
バスケットボール部
発光・蛍光イメージング装置
食品企業や大学で開発・研究したりを通して、幅広
川 田(栄) 私は、高校生のときに生物を学んで
渡 仲(栄) 興味ある分野について、深い知識を
食事や食品機能成分を摂取したときの遺伝子の
発現変動を検出する装置です。
夏
ることが好きだったことが一番の理由です。
また、
新聞
は自由なところで自己責任が伴ってくるので自己管理
DNAチップ解析装置
冬
後期試験●
入学試験●
(前期、後期日程) MALDI-TOF-MS(質量分析装置)
質量の違いにより蛋白質を分離し、同定する装
置です。
卒業式●
松本 昌浩
食品生命科学科 3 年
陸上部
川田 久美子
栄養生命科学科 3 年
渡仲 亮太
栄養生命科学科 2 年
ジャグリングクラブ「五臓六腑」
卓球部
西尾 春菜
環境生命科学科 2 年
Mimi miel、Pesca Peito、
ワンダーフォーゲル
村松 孝亮
環境生命科学科 3 年
サッカー部
NMR(核磁気共鳴装置)
食品中の機能成分の化学構造を解析する装置
です。
年間行事・主要機器紹介 06
Food & Nutritional Sciences
食品栄養科学部 学生インタビュー
食品栄養科学部
学生の声
研究室紹介
研究室紹介
NMRやMSによる食品成分の分析化学研究
食品分析化学研究室
プロバイオティクス研究から有害微生物の解析まで
新規乳酸菌の探索や食品由来有害微生物の挙動調査および新興感染症の制御への挑戦
微生物学研究室
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodproc/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/microbiol/
◎(主任)教授/熊澤 茂則
◎(主任)教授/大橋 典男
近年、食品に含まれる非栄養性成分に特異的な生理作用が見出され、
その潜在的な健康維持や疾病予防機能が指摘されてきました。
このよう
な背景から、
本研究室は、
食品成分に関する分析化学的な研究を通じ、
食品の機能性に科学的根拠を与えることを目標に研究を展開しています。
微生物や植物の遺伝子情報を人々の健康に役立てる
植物のポリフェノールを微生物でつくる
ケミカルバイオロジー研究室
◎(主任)准教授/鮒 信学
当研究室では、
(1)
植物発酵食品からの乳酸菌の分離とその性状解析、
(2)食品由来の有害微生物の挙動や感染機構の解析、
( 3)マダニが
媒介する細菌性新興感染症の実態調査と感染メカニズムの解析、など
プロバイオティクスから有害微生物までの研究を展開しています。
生体分子の利用・活用による ものづくり
いのちに学び、
いのちを越えて
生物分子工学研究室
研究成果の臨床応用を目指して
生化学研究室
臨床栄養学研究室
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/cellbioc/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/clncnutr/
◎(主任)准教授/三好 規之
◎(主任)教授/熊谷 裕通 ○助教/吉田 卓矢
社会の高齢化にともない、がんや糖尿病などの生活習慣病が増加して
います。
生活習慣病の発症には、
喫煙、
食事・栄養の偏り、
運動不足など
が関係しています。
当研究室では、
生活習慣病発症の分子メカニズムや
発症予防の食品・栄養成分について研究しています。
健康長寿社会実現への分子レベルからの挑戦
食と運動の生体への影響を分子レベルから解明し、効果的な疾病予防法を開発する
栄養化学研究室
病気の治療には、
薬物や外科治療と同様に栄養や食事を管理することが
重要です。
また、
病気の栄養療法を行うためには、
病態や症候を理解して
適切な治療法を選択する必要があります。私たちは、
このような病気と
栄養の関わりについて教育・研究を行っています。
「代謝」
を理解した新たな臨床栄養管理法を構築する
基礎と臨床を繋ぐ知識と技術を学び、健康長寿を支える栄養管理を社会へ
臨床栄養管理学研究室
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/nutrbioc/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/nutrcont/
◎(主任)准教授/河原崎 泰昌
◎(主任)教授/三浦 進司 ○助教/守田 昭仁
◎(主任)准教授/新井 英一 ○助教/佐久間 理英
酵母は、紀元前からパンやビールなどの発酵・醸造に用いられてきた、
人類と最もなじみの深い真核微生物です。私たちはこの酵母を用いた
新しい発酵技術や、産業用組換え酵素・蛋白質の効率的生産法の確立
など、酵母の新しい可能性を開拓する研究をしています。
食品加工プロセスの高機能化をめざして
植物機能の発現制御機構の解明およびその活用
食品工学研究室
栄養学の視点から疾病を診る
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/geneng/
私たちは、食を通して、大豆のイソフラボンやワインのポリフェノール
などの天然有機化合物の恩恵を受けています。
当研究室では、
微生物や
植物のゲノム情報を基に、
天然有機化合物の生合成に関与する酵素遺
伝子の働きを調べ、
新規な天然有機化合物を微生物で生産しています。
食品成分の変化や相互作用を考慮した加工技術の開発
生命科学の基盤として生化学を通して健康・長寿に挑戦
静岡から世界で活躍できる若手研究者・技術者の養成を目指して
植物の環境ストレス耐性およびバイオ医薬品・燃料生産
植物機能開発研究室
健康で長生きするためには、適切な運動や正しい食生活を継続する
ことが重要です。当研究室では、運動や食事の健康維持への役割に
ついて遺伝子改変動物などを用いて分子レベルで解明し、疾病予防に
活用できる科学的情報を提供することを目指しています。
健常者および医療現場における様々な栄養の問題を持つ患者に対して、
適切な栄養管理を行うことは極めて重要です。
生体で起きている現象に
ついて、
「代謝動態」
と
「分子レベル」
という視点に基づいた研究を通じて、
栄養評価および臨床栄養管理法の構築を目指した研究を行っています。
食と健康の分子栄養学と健康長寿実践研究の融合
栄養学の研究成果を食環境づくりに生かす
「健康長寿科学教育研究の戦略的新展開」
による人間栄養学の体系化
栄養生理学研究室
Evidence based practice & Practice based research
フードマネジメント研究室
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/mfe/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/pctech/
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/nutrphys/
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/fmanage/
◎(主任)教授/下山田 真 ○助教/増田 勇人
◎(主任)教授/小林 裕和 ○助教/丹羽 康夫
◎(主任)教授/合田 敏尚 ○助教/本間 一江
◎(主任)准教授/市川 陽子 ○助教/佐野 文美
食品の加工工程における食品成分の変化と品質との関係について
解析し、
より高品質な食品加工技術をめざしています。また、工場に
おける生産工程を見直し、消費者にもメリットのある高品質、低価格な
加工食品の加工プロセス開発をめざしています。
生活習慣病の予防や改善、食糧の供給、バイオ医薬品・燃料の生産等、
植物の社会への貢献は計り知れません。モデル植物シロイヌナズナに
加えて、
レタス、チャ等も用い、葉緑体の機能構築を中心に、基礎から
応用まで分子生物学的研究を展開しています。
外にある食物を体内に取り入れる接点が小腸です。小腸における栄養
成分の消化・吸収とその調節の仕組みを分子・遺伝子のレベルまで
掘り下げて研究しています。メタボリックシンドロームや糖尿病の
予防への栄養面からの取り組みの鍵が見つかると考えています。
人々が望ましい食生活を営むための
「食環境」
整備を中食・外食企業に
働きかけ、栄養士の新領域として方法論を探索。食後血糖抑制機能、
抗酸化機能をもつ食事の開発から、
ヒト介入試験による生活習慣病因
子との関係の検証、商品化、経営・システム評価までが研究範囲です。
産業応用を見据えた食品機能開発化学の推進
蛋白質の働く仕組みを分子レベルで理解し応用へ
消化管の機能を分子機能から考える
食生活を基盤として人々の健康の維持増進、疾病の一次予防を図る
美味しさと健康を創る機能性ペプチドミクス
食品化学研究室
環境負荷の少ない蛋白質に無限の可能性を求めて
食品蛋白質工学研究室
栄養素・電解質吸収機構の分子基盤の解明
生理学研究室
栄養行政に役立つ研究を
公衆栄養学研究室
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/foodchem/
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/proeng
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/physiol/
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/pubnutr/
◎(主任)准教授/伊藤 圭祐
◎(主任)准教授/伊藤 創平 ○助教/中野 祥吾
◎(主任)准教授/林 久由 ○助教/石塚 典子
◎(主任)講師/円谷 由子
食品とその成分には栄養機能、感覚機能(美味しさ)、生体調節機能が
あることが知られています。
私達は、
食品成分の分子レベルでの網羅的
機能解析を基盤として、産業界とも連携しながら、美味しく健康に良い
高付加価値な食品の開発を進めています。
ファイトケミカルがつなぐ食と健康
独自の物質変換反応を用いて環境に優しい効率的なファイトケミカル合成法の開発
蛋白質が持つ多様な機能は、生命活動を支えるだけでなく、多くの産業で
利用されています。当研究室では、蛋白質の構造と機能の理解し、改変を
行うことで応用を図っています。
また、近年増え続ける膨大なデータを活用
し、新規な機能を持つ蛋白質の探索・再設計する手法の開発をしています。
健康な身体を維持するためには、摂取した栄養素、電解質は生体内に効率
的に取り込まれる必要があります。
これは消化管に存在する輸送体や、
その
関連蛋白が協同して働くことにより担われています。本研究室ではそれら
分子の機能から消化管の生理機能を明らかにすることを目指しています。
生活習慣病の新しい予防法の開発を目指して
生活習慣病の予防と健康長寿を目指した栄養疫学研究の展開
ヒト遺伝子の機能をモデル動物で探る
新しい切り口による健康づくり政策の立案とその実践方法の確立に挑む
食べ物のおいしさを科学する
おいしさを構成する物理的要因や化学的要因を解明し、新たな調理・加工法を提案する
食品有機化学研究室
人類遺伝学研究室
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/cellphys/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/phealth/
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/cooksci/
◎(主任)教授/江木 正浩 ○助教/杉本 収
◎
(主任)
教授/小林 公子 ○助教/大原 裕也
◎(主任)准教授/栗木 清典 ○助教/遠藤 香
◎(主任)教授/新井 映子 ○助教/伊藤 聖子
植物性食品に含まれるファイトケミカルは、
病気の予防・治療から美容
まであらゆる可能性を秘めています。生活習慣病に対して予防効果が
期待できるファイトケミカルに着目し、
独自に開発した物質変換反応を
用いて環境に優しい効率的な合成に取り組んでいます。
食を通して、生を衛る
(まもる)
食品中に存在する化学物質の安全性評価および食中毒制御法の開発
本研究室では、生活習慣病の発症に関与する遺伝要因と環境要因
(特に食生活)の相互作用を調べています。また、ヒトで見つかった
生活習慣病関連遺伝子の機能をモデル動物であるショウジョウバエを
「生きた試験管」
として用いて解析する研究にも取り組んでいます。
食品の中に宇宙を見る
食品の力学的、熱的、電磁的特性の追求
公衆衛生学研究室
地域に貢献できる研究を目指しており、
県や市町村との共同研究を実施
しています。
特定健康診査結果の分析、
住民の生活習慣や食事調査等を
実施して、地域の課題や地域差などを明らかにし、行政の施策支援や
地域の課題を改善するための健康教室等も行っています。
ヒト集団を対象にした栄養疫学研究から、従来は検討できなかった
生活習慣病の病因の解明に努めています。そして、その成果を欧米
諸国のデータと比較することにより、
日本人に効果的な食生活変容の
アプローチを確立し、医療や健診・検診への適用を目指しています。
既存の技術とは異なる新たな発想から見いだされた調理・加工法の
提案、社会的ニーズが高い食べ物、例えば機能性成分を強化した新規
加工食品の創製、
高齢化社会において必要とされる高齢者食・介護食の
開発などを手がけています。
科学的根拠に基づいた栄養教育方法と評価方法の確立
食の大切さをしっかり教えられる栄養教諭の養成を目指す
ヒトの一生を通じての健康・長寿を目指して
食品衛生学研究室
食品物理学研究室
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/foodhygn/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/physics/
http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/commnutr/
◎(主任)准教授/増田 修一 ○助教/島村 裕子
◎(主任)准教授/一ノ瀬 祥一
◎(主任)教授/桑野 稔子 ○助教/橋本 彩子
現在、
食品の安全性
(化学物質、
食中毒、
食品添加物、
放射能等)
に関す
る問題が起こっています。
当研究室では、
日常的に摂取している食品の
ヒトに対する安全性、機能性を評価し、
また制御方法を開発することを
目的として、
研究を行っています。
07 食品生命科学科 各研究室のご紹介
学生に食品物性を幅広く指導しています。力学特性(粘性率、弾性率)、
電磁気特性(電気伝導率)、熱特性(比熱、熱伝導率)等を調べます。
食品の舌触り、
歯応え、
まろやかさ等を科学的に追求します。
調理科学研究室
栄養教育学研究室
食育基本法が施行され、
日本全国で食育の推進が活発に行われていま
す。私たちは、対象者の健康の保持・増進、生活習慣病の予防・改善の
ために、科学的根拠に基づいた健康・栄養教育方法の開発と評価方法
の確立を目指し、教育・研究を行っています。
超高齢化・長寿命化社会を見越した食育と教育のあり方を探求する
教育学研究室
◎(主任)教授/角替 弘規
子どもたちや家庭を取り巻く状況にも配慮しつつ、健康な身体と心の
基礎となる
「食」の大切さをしっかり子どもたちに教えることができる
栄養教諭の養成を行いながら、
現代社会における学校の役割やその中
での食育のあり方について探求していきます。
栄養生命科学科 各研究室のご紹介 08
Food & Nutritional Sciences
分析化学的手法により食品の機能性に科学的根拠を与える
栄養生命科学科
食品栄養科学部
食品生命科学科
研究室紹介
大気や室内空気中の化学物質がもとでおこる疾病の一次予防を目指して
大気環境研究室
光の役割を問う
光が環境・ヒトに与える影響を毒性学の観点から解き明かす
光環境生命科学研究室
http:// atmos.u-shizuoka-ken.ac.jp/lab/lab-01.htm
http://sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/ photobio/
◎(主任)准教授/雨谷 敬史 ○助教/三宅 祐一
◎(主任)教授/伊吹 裕子
ヒトは空気がなければ数分しか生きられません。
その空気には、
PM2.5
やシックハウスの原因となる化学物質も微量ですが含まれています。
このような物質がどこに、
どのくらい存在するかを機器分析により調べ、
どのような健康影響の可能性があるか検討しています。
ヒトの体が様々な光にどう反応しているのかを、
細胞、
そして個体レベル
で検討しています。光傷害を予防する食品成分の探索や、光をリスク
評価や環境浄化に役立てる新しい手法の開発にも取り組んでおり、
これまでと異なる視点から光の重要性を発信していきます。
水と土の汚れを科学する
21世紀は予防がキーワード
マクロな視点・ミクロな視点からのアプローチ
水質・土壌環境研究室
環境・社会的ストレスの生体への影響と生命を衛るための予防に関する研究
生体機能学研究室
http://opt12507.u-shizuoka-ken.ac.jp/top.html
http://seitai.u-shizuoka-ken.ac.jp/
◎(主任)教授/坂田 昌弘 ○助教/光延 聖
◎(主任)教授/下位 香代子 ○助教/保田 倫子
有害化学物質による農作物や魚介類の汚染は、
水や土壌を介して行わ
れます。
当研究室では重金属を中心に、
マクロな視点から発生源や環境
中での分布と挙動を調べています。一方、最先端の分析手法を用いた
ミクロな視点から、
土壌汚染機構を解明しています。
私たちのからだは様々な環境・社会的ストレスに応答して健康を維持
していますが、
ストレスが過剰かつ慢性的になると病気になります。
環境・社会的ストレスによる生体応答メカニズムを研究し、病気を未然
に防ぐための予防についても研究しています。
身近な環境に潜む非意図的生成物の分析と高精度評価
からだの内なる外部環境―消化管―の恒常性維持機構の解明
物質文明の影を化学のランプで照らしだす
物性化学研究室
腸管神経‒内分泌‒免疫系による消化管恒常性維持機構の生理・形態学的研究
環境生理学研究室
http://physchem.u-shizuoka-ken.ac.jp/newpage.htm
http://physiology.u-shizuoka-ken.ac.jp/
◎(主任)准教授/牧野 正和
◎(主任)教授/桑原 厚和 ○助教/唐木 晋一郎
多種多様な化学物質が、
現代の快適な生活を支えています。
この殆どが
使用後に廃棄され、
あるものは形を変え、
食品等を通して私たちに影響
をおよぼす場合があります。当研究室では、農医薬品に着目し、分子
レベルでの変化や身体への影響を研究しています。
消化管は食物の消化と栄養素の吸収という生理機能に加え、
100兆個を
超える腸内細菌との共生関係を維持しています。
私たちは消化管の恒常
性維持の中核である腸管神経-内分泌-免疫系について、器官生理学的
手法と組織形態学的手法を主軸に研究を進めています。
環境と植物の相互作用を科学する
負から有を生み出す環境負価低減バイオプロセスの開発
環境制御による高品質植物の生産と、植物を用いたファイトレメディエーション研究
植物環境研究室
熊谷 裕通
薬食生命科学
総合学府に
ついて
食品栄養環境科学と薬学の両面から
健康長寿を捉えることができる高度
な専門職業人と研究者を育成する
ために、
2012年度に大学院生活健康
科学研究科と薬学研究科を統合し、
「大学院薬食生命科学総合学府」を
開設した。
薬食生命科学総合学府
博士課程
博士(薬学)
医療薬学コース
臨床薬学コース
◎(主任)教授/谷 晃 ○助教/望月 智貴
◎(主任)准教授/原 清敬 ○助教/関川 貴寛
廃棄され環境に負価を与えている未利用再生可能資源からの有用物質
生産を目指し、微生物の力を利用して、主に人・動物・農林水産生物の
健康を維持・増進するファインケミカルを、環境にやさしい方法で生産
するバイオプロセスの研究開発を進めています。
環境微生物学を通してこれからの地球環境を考える
※
薬科学専攻
薬食生命科学専攻
食品栄養科学専攻
環境科学専攻
博士(薬科学)
博士(薬食生命科学)
博士(生命薬科学)
博士(食品栄養科学)
博士(環境科学)
博士前期課程
薬科学専攻
薬学科
(6年制教育)
食品栄養科学専攻
環境科学専攻
食品栄養科学部
薬学部
薬科学科
(4年制教育)
環境工学研究室
http://sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/ env-bioeng/
博士後期課程
薬学専攻(4年)
食品加工残渣や非可食部位から機能性食品/飼料/肥料を生産し、資源価値を高める
http://kankyo.u-shizuoka-ken.ac.jp/2007HP/home.htm
本研究室では、投入エネルギーを抑えかつ地域資源を活用した環境
制御による、高品質植物の生産方法の確立を目指すとともに、植物に
よる環境浄化研究を進めています。対象植物は県の代表産品である
ワサビや富士山麓の森です。
大学院食品栄養環境科学研究院長
1990年以降、
全国の大学院修士課程への進学者は、
特に理系の分野で倍増しています。
これは、
バブルの崩壊により就職状況が
悪化したこともありますが、
それだけではありません。社会のニーズが大学卒よりも大学院卒に移行してきたからです。
日経BP社の
調査によれば、
企業などでは、
特にクリエイティビティー関連スキルのある学生を求めていることが明らかになっています。
クリエイティビ
ティー関連スキルとは、
自ら課題を設定する課題設定力、
ものごとを国際的な視点や視野で見るグローバル視点、
自ら行動を起こす
能動性、既成概念にとらわれない発想をする創造力、伝えたいことを、
きちんと伝えられる伝達力、考えやアイデアをデータや図表で
表現する視覚化力、
の5つの力を指します。
このようなスキルは、
大学における受動的な講義や演習、
結果の明らかな実験だけで養う
ことは難しいです。大学院においては、
“研究”
が学生さんの主たる仕事になりますが、未知の領域を切り開くこの
“研究”
こそが、
クリ
エイティビティー関連スキルを磨く絶好の手段なのです。
修士課程の
“研究”
では、
教員の指導の元、
自ら課題を設定し、
英文の論文を
読み、
自ら実験を行い、
結果をまとめ、
学会や修士論文発表会で発表するというプロセスを学生誰もが経験します。
この過程で、
これらの
スキルが自然に身についていくのです。
本学の就職率は、
毎年、
学部も大学院もほぼ100%を達成していますし、
就職先も、
学部と大学院とであまり大差はないように感じられ
るかもしれません。
しかし、
採用後の仕事は異なっており、
研究や開発に従事できるのは、
大学院修了者が中心になります。
大学院修了
生の優遇措置は給与面にも現れており、
大学院修士課程修了者の初任給は、
大卒者の約1.15倍となっており、
生涯賃金を計算してみると
大きな差が生じることがわかります。
本大学院では、
奨学金など学生さんに対する経済的サポートも充実しており、
安心して学業が続け
られるようになっています。
食品栄養環境科学分野の研究に興味がある学生さんは是非本大学院に進学されることをお勧めします。
食品生命
科学科
栄養生命
科学科
環境生命
科学科
※食品栄養科学専攻の一部の研究室は、博士後期課程において、
薬食生命科学専攻に所属する。
大学院連携やインターシップも充実
◎カリフォルニア大学デーヴィス校、
カリフォルニア大学バークレー校、
ネブラスカ大学リンカーン校、
オハイオ州立大学、
マヒドン大学、
チュラロンコーン大学、
マッセイ大学
New zealand
マッセイ大学
◎ニュージャージー州立ラトガー大学(臨床栄養エキスパート演習)
◎(独)国立長寿医療研究センター研究所、
(独)国立健康・栄養研究所、
(独)医薬品医療機器総合機構
環境微生物の力を利用した新しい資源回収・環境保全法の開発
◎静岡県工業技術研究所、静岡県農林技術研究所、静岡県水産技術研究所、静岡県環境衛生科学研究所
環境微生物学研究室
◎聖隷福祉事業団聖隷浜松病院、藤枝市立総合病院(特別インターンシップⅠ・Ⅱ)
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/emb/
◎(主任)准教授/谷 幸則 ○助教/内藤 博敬
■大学院附置センター
地球温暖化や資源・エネルギー問題、食料問題など私たちを取り巻く
環境が急激に変化しています。
当研究室では、
環境変化が微生物を基点
とした生態系(水産資源)に与える影響を評価するとともに、
微生物を
用いた水質保全や有用資源回収の研究を進めています。
食品環境研究センター
環境要因による発生現象の
「揺らぎ」
の分子機構の解明
茶学総合研究センター
環境
(個体外・内)
に対する生物応答性の個体・集団間の差異の分子メカニズム
生態発生遺伝学研究室
http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof392.html
◎(主任)教授/小林 亨 ○助教/明正 大純
モデル動物としてメダカを中心に据えて分子発生遺伝学を駆使して、
系統間でみられる遺伝的脆弱性による環境要因に対する応答性の差異
を遺伝子レベルで詳細に解析し、
環境応答機構の共通・多様性を明らか
にすることを目指しています。
09 環境生命科学科 各研究室のご紹介
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/fec/
○助教(兼)/藁科 力
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/tsc/
○助教(兼)/斎藤 貴江子
■基盤教育分野
基盤教育分野(科学英語)
U.S.A
カリフォルニア大学デーヴィス校
JAPAN
静岡県立大学
カリフォルニア大学バークレー校
ネブラスカ大学リンカーン校
Thailand
マヒドン大学
オハイオ州立大学
チュラロンコーン大学
ニュージャージー州立ラトガー大学
○助教/太田 敏郎
大学院ご案内 10
Food & Nutritional Sciences
空気中の有害物質の挙動とそのリスク評価
大学院の案内
食品栄養科学部
環境生命科学科
卒 業 生
私は現在、
キユーピー株式会社にて外食チェーン店向けに提案営業を
Food & Nutritional Sciences
加藤 あかね
キユーピー株式会社 広域営業本部 食品栄養科学部
活 躍 す る
山梨 敬子
牧野 尚恵
東京都健康安全研究センター 食品微生物研究科
福井県済生会病院 栄養部
仁田原 瑠衣
(株)
マリンワークジャパン 海洋地球科学部 海洋底探査室
行う仕事をしています。高校時代、進路を決められず大変悩みましたが、
私は現在、
東京都で食品衛生監視員として働いています。
飲食店などに
私は福井県済生会病院で管理栄養士として働いています。
現在は、
栄養
子供の頃から母の料理を手伝うのが好きだったことを思い出し、
「食品会社
対する営業許可業務、
卸売市場や食品工場に立ち入っての監視指導業務、
サポートチーム
(NST)
での活動を専門に担当しており、特に集中的に栄養
協力隊員として中米グアテマラで2年間を過ごしました。
そこでの活動内容
で働けたら楽しそう
!」
という気持ちから食品分野を志望することを決めました。
都内に流通する食品の微生物学的・理化学的検査業務など、
仕事内容は
の管理が必要な患者さんの適切な栄養療法について多職種と検討し、
は、小学生や地域住民に対する環境啓発を通して、水資源として重要な
念願かない卒業後は食品メーカーに勤務することができています。
今の目標
多岐にわたります。
主治医に提案するのが主な仕事です。
アティトラン湖の汚染を減らすことでした。
さらに、大学院で学んだ水環境に
は、楽しい外食の時間を過ごしてもらえるような商品を得意先に提案する
入庁して4年目になりますが、すでに配属された部署は3つ目です。
どの
大学では国家試験合格のための知識はもちろん、沢山の情報の中から
対する知識を活かして、
地元大学のスタッフと湖の生態調査もおこなうことが
ことです。
ただ食べるのではなく
「食べることが楽しくなるメニュー」
を日々
部署においても、
食品栄養科学部で学んだ幅広い食品学の知識が非常に
自分に必要な情報を入手し、理解し、人に説明する力を身に着けることが
できました。
考案しています。
役に立ち、根っこの部分で仕事の支えになっていると実感しています。
私は、
静岡県立大学大学院環境科学専攻修士課程を修了後、
青年海外
できました。
また、大学院では半年間、病院でのインターンシップに参加した
帰国後は、
(株)
マリンワークジャパンに入社し、
ラボテクニシャンとして海洋
大学4年間では、
身近にある食品を科学的に捉える面白さを学びました。
ことで、
実践に基づいた栄養管理を学ぶことができました。
学生時代は授業、
調査船上での分析装置の保守管理や環境試料の分析をしています。
海洋
様々な講義を聞く中で
「毎日食べるものなのに、
なんて奥深いのだろう
!」
と
実験、実習と非常に忙しかったはずですが、楽しかった思い出ばかりです。
調査では、
同乗した研究者の方々と一緒に多量の試料を長時間かけて測定
感動したことを覚えています。
その気持ちは社会人になった自分のモチベー
みなさんもぜひ、
この大学でたくさんのことを学んでください。
します。毎日緊張の連続ですが、
とてもやりがいのある仕事です。
ションの支えとなっています。みなさんも是非将来に繋がる貴重な時間を
「環境問題」
に興味があるみなさんは、
大学でしっかりと基礎学力
(と基礎
食品栄養科学部で過ごして下さい。
体力)
を身につけて、世界の環境問題の解決を目指してください。
吉村 康佑
世田谷区立千歳台小学校 栄養士
大原 裕也
川上 佳延
みなさんの夢は何ですか?私の夢は
「一人でも多くの人が健康で生活で
静岡県立大学 食品栄養科学部 助教
きる社会を創ること」
です。
もともと体が弱かった私は、
人はどうやったら健康
伊藤 信靖
株式会社ブルボン 製品開発部
になることができるのか、
を知りたくて静岡県立大学食品栄養科学部に入学
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 主任研究員
私は食品栄養科学部を卒業後、
大学院食品栄養科学専攻へ進学しました。
しました。
そこでは、親切丁寧に教えてくださる先生方をはじめ、
同じ目標を
個性豊かな先生方や仲間たちと一緒に研究にとり組んで行く中で、
生命現象
持つ仲間や先輩たちと一緒に切磋琢磨することができました。
同時に、
「普段
組んでいます。
自分が作った料理やお菓子を人に食べてもらうのが好きで、
の面白さ・不思議さを実感するとともに、
研究活動の楽しさを経験することが
摂る食事がどれだけ体に影響を及ぼすか」
を深く理解できました。
「この知識
より多くの人に自分が考えたお菓子を食べて笑顔になってもらいたいと思い
私は、
環境物質科学専攻の博士後期課程を修了した後、
二年間の博士
できました。
このことがきっかけとなり、
基礎研究に従事したいと思うようになり
を一人でも多くの人に伝えたい」
という願いと、
「子どもが好きだ」
という自分の
ブルボンに入社しました。
研究員を経て、現職に就きました。毎日を必死に駆け抜けてきて、気がつい
ました。
学位取得後は、
カリフォルニア大学リバーサイド校での研究員を経て、
性格を踏まえ、私は小学校で栄養士として働くことに決めました。
私は元々特別料理ができたわけではないのですが、
とにかく食べることが
たら中堅と言われる年齢です。今日までには、
自分の専門とは異なる仕事を
現職に就きました。
現在は、
栄養をはじめとした生き物を取り巻く環境要因が
小学生は将来の日本を担っていく存在です。
つまり、
給食を作ることは単純
好きで、高校時代は常にお菓子を持ち歩いていたと思います。
この学部に
しなければならない期間や、様々な経歴の方々と一緒に仕事をする機会も
個体の成長や健康維持にどのような影響を及ぼすのかを研究しています。
に彼らの体(健康)作りだけでなく、彼らの夢や希望をサポートすることにも
入学してからは
「食」
に関わる勉強が楽しくて、
友人や先生にも恵まれた良い
たくさんありました。
そのような時には、広い視野や知識が必要とされます。
私は現在、
株式会社ブルボンの製品開発部でスナック菓子の開発に取り
食品栄養科学部には、食、栄養、
そして環境にまつわる学問を学ぶには
つながります。
給食を作ることは、
衛生面や安全面など気をつけるべきことが
学生生活を送ることができました。
自分と同じ、
「食」
に興味を持った人々が
「環境」
と言うのは、
自分たちの周りにあるもの全てが研究対象となるため、
うってつけの場が整っています。
これらの学問を通して、将来の糧となる
たくさんあり、責任ある大変な仕事だと感じます。
しかし、
自分が作った給食
周りにいたから、
自分はここまで来られたのだと思います。
「好きこそものの
その内容は多岐に渡ります。社会に出てからも役に立つ広い視野と知識を
経験を積んでみてはいかがでしょうか。
で子供たちの笑顔を作ることができるとても幸せな仕事だと思います。
上手なれ」
です。少しでも興味があったら足を運んでみてください。
得るために、
「環境」
という切り口で勉学に取り組んでみては如何でしょうか。
卒 業 後 の
進 路 状 況
食品栄養科学部卒業生の進学・就職率
(全卒業生に占める進学者および就職者数の合計)
および
就職希望者(全卒業生の60-70%)の内定取得率は平成24-27年度と4年間連続して100%です。
右記のリストは、過去5年間の代表的な卒業生就職先です。
他の理系学部卒業生と同じく、
本学部卒業生の大学院進学率は年々増加傾向にあります。
本学部
卒業生の30-40%は大学院(主に静岡県立大学大学院薬食生命科学総合学府)に進学し、高度で
専門的な知識・技術を身につけます。大学院修了後は高度専門職能人として公的機関や企業研究
所で研究・開発職に就くほか、
病院・医療機関で管理栄養士として、
大学等で最先端研究に従事する
博士研究員や教員として、社会の「食と健康」に関わる様々な領域で活躍しています。
11 活躍する卒業生・卒業後の進路状況
■ 最近の主な就職・進路先〈抜粋・順不同〉
進学(大学院)
静岡県立大学大学院薬食生命科学総合学府
東京大学大学院 京都大学大学院
名古屋大学大学院 お茶の水女子大学大学院
他
公務員
静岡県 茨城県 東京都 長野県 新潟県
宮城県 青森県 静岡市 浜松市 袋井市
さいたま市 四日市市 倉敷市 船橋市 他
公的機関
㈶日本食品分析センター
㈶食品農医薬品安全評価センター
国立遺伝学研究所 京都大学 自治医科大学
常葉大学 長崎県立大学 他
医療機関
磐田市立総合病院 大垣市民病院
神奈川県立病院機構 金沢大学医学部附属病院
金沢脳神経外科病院 岐阜県立総合医療センター
京ヶ峰岡田病院 ㈶恵愛会聖隷富士病院
国立病院機構 静岡県立病院機構
自治医科大学附属病院 市立島田市民病院
聖隷浜松病院 トヨタ記念病院
十和田市立中央病院 日本赤十字社
榛原総合病院 湖山医療福祉グループ
山形県社会福祉事業団 他
一般企業(食品製造) 味の素ベーカリー㈱ アヲハタ㈱ イチビキ㈱ ㈱伊藤園 伊那食品工業㈱ エスエスケイフーズ㈱ オタフクソース㈱ ㈱オリエンタルフーズ キスコフーズ㈱ キユーピー㈱ 三栄源エフ・エフ・アイ㈱ 三共食品㈱ 三立製菓㈱ 敷島製パン㈱ 清水食品㈱ ㈲春華堂 スガキコシステムズ㈱ 大東カカオ㈱ 東海物産㈱ 名古屋製酪㈱ ニチフリ食品㈱ 日研フード㈱ ㈱ニッセー 日本ゼネラルフード㈱ ハウス食品㈱ はごろもフーズ㈱ ㈱万城食品 フジパン㈱ ㈱ブルボン 丸信製粉㈱ ㈱マルハチ村松 三井農林㈱ ㈱ミホミ ㈱武蔵野 明治製菓㈱ 明治乳業㈱ 森永乳業㈱ 焼津水産化学工業㈱ ㈱ヤタロー ヤマサちくわ㈱ ㈱ヤマザキ ㈱柳屋本店 山崎製パン㈱ ヤヨイ食品㈱有楽製菓㈱ 米久㈱ ㈱隆祥房 他
一般企業(その他:食品卸・販売を含む)
大塚薬品㈱ 花王販売㈱ ㈱カネボウ化粧品 ㈱杏林堂薬局 ㈱クリエイト・エス・ディー
興和㈱ 興和創薬㈱ さわやか㈱ 静岡銀行 ㈱静環検査センター ㈱シャンソン化粧品 JA静岡経済連 JA静岡市 JA大井川 JA水戸 スズキ㈱ 大鵬薬品工業㈱ ㈱高田薬局 ㈱たこ満 トヨタ生活協同組合 鳥居薬品㈱ 中北薬品㈱ 日清医療食品㈱
㈱分子生理化学研究所 ポーラ化成工業㈱
横浜市場冷蔵㈱ 他
活躍する卒業生・卒業後の進路状況 12
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/fec/
食・環境・健康の研究・情報発信拠点
食品環境研究センター
●センター長╱若林 敬二 ●副センター長╱熊澤 茂則 ●センター研究員╱熊谷 裕通、坂田 昌弘、谷 晃、藁科 力 他
●センター客員研究員╱梅垣 敬三、津金 昌一郎 他
静岡県立大学は、
平成26年4月1日、
大学院食品栄養環境科学研究院の附置施設として、
食品環境研究センターを開設しました。
本センター
は、
地域における健康と福祉の向上、
および地域産業の推進を目指して、
「食と健康」や「環境と健康」に関連した研究とともに地域の人達への
教育・啓発活動などを行います。
食品環境研究センターの連携体制
静岡県
研究機関
静岡
商工会議所
食品環境
研究センター
国立
研究機関
◎静岡県の農林水産品は極めて豊富であり、食材の王国です。
◎食は健康長寿に大きく貢献しています。
◎食料の確保には、
「人を育む食」、
「食を育む環境」、
「環境を育む人」
の好循環が必要です。
国内外の
大学研究機関
◎本センターは、食品、栄養、
環境に関する研究、教育を通して、
健康長寿社会の構築に
貢献します。
1. 食品および環境に係わる研究の推進
○食品分野:成分分析、機能性評価、安全性評価等
○環境分野:環境分析、
リスク評価、環境負荷の低減化、環境の保全方法等
2. 教育と啓発活動
茶の栽培加工から、機能性、販売、経営手法までの総合的研究
茶学総合研究センター
●センター長╱中村 順行 ●副センター長╱下位 香代子 ●センター研究員╱小林 裕和、岩崎 邦彦、海野 けいこ、斎藤 貴江子 他
●センター客員研究員╱伊勢村 護、佐野 満昭、今井 伸二郎、陽東 藍 他
食品栄養科学部、薬学部、経営情報学部、薬食生命科学総合学府等で茶に関する研究が各々の専門性を活かして実施されています。
茶学総合研究センターではそれらの情報の一元化と研究の深化を図るとともに、
相互に連携します。
また、
県内の他大学や公設試験研究機関
を始め行政、茶業界とも強固に連携して茶業振興はもとより、社会の発展に積極的に寄与することを目的とします。
薬学研究院
食品栄養環境科学研究院
茶学総合
研究センター
食品環境
研究センター
他学部・他研究科
食品栄養
科学部
茶学総合講座(2013年5月開設)
県内茶業界の活性化
ゲノム解析、生産・加工研究、
化学研究、発酵学研究、疫学的研究、
機能性研究、茶学教育、人材育成、
行政機関
県内大学
公設試験研究機関
1. 緑茶の機能性及び疫学に関する研究
緑茶の機能性の強化と各種疾病との関連を調査します。
2. 茶学教育と人材育成
研究の柱
平 成 2 9 年 度 入 学 者 選 抜( 平 成 2 8 年 度 実 施 )試 験 日 程
一般入試
特別入試
編 入 学
◉前期日程
受付期間:H29.1.23(月)∼2.1(水)
試 験 日:H29.2.25(土)
合格発表:H29.3.5(日)
◉推薦入学
受付期間:H28.11.4(金)∼10(木)
試 験 日:H28.12.1(木)
合格発表:H28.12.10(土)
◉後期日程
受付期間:H29.1.23(月)∼2.1(水)
試 験 日:H29.3.12(日)
合格発表:H29.3.21(火)
◉帰国子女
受付期間:H28.11.4(金)∼10(木)
試 験 日:H28.12.1(木)
合格発表:H28.12.10(土)
◉私費外国人留学生
受付期間:H29.1.6(金)∼1.11(水)
試 験 日:H29.2.25(土)
合格発表:H29.3.5(日)
受付期間:H28.6.10(金)∼6.15(水)
試 験 日:H28.7.7(木)
合格発表:H28.7.15(金)
単位:人
特別入試
前期日程
後期日程
推薦入学
帰国子女
私費外国人留学生
食品生命科学科
15
5
5
若干名
若干名
栄養生命科学科
15
5
5
若干名
若干名
環境生命科学科
12
4
4
若干名
若干名
編入学
若干名
オープンキャンパス
食品栄養科学部オープンキャンパスは以下の日程で開催します。
参加には申し込みが必要です。
スケジュールやお申し込み方法等、詳細はWebサイトに随時掲載します。
(http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/event/oc2016/)
●日時╱平成28年8月10日(水)10時∼16時
茶学総合研究センターの連携体制
茶業界
入学者選抜に関するお問い合わせ先
〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1 静岡県立大学学生部入試室 E-mail: [email protected] tel.054-264-5007 fax.054-264-5199
一般入試
http://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/labs/tsc/
薬食研究
推進センター
食品栄養科学部の入学者選抜は、一般入試(前期日程、後期日程)、特別入試(推薦入学、帰国子女、私費外国人留学生)、編入学があります。
詳細については募集要項(http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/admissions/ から入手可)を必ず参照ください。
入学定員(H28年)
○食品および環境が健康に与える影響についての情報収集と提供
○公開講座、食育および環境教育に関するワークショップの開催等
創薬探索
センター
募集要項
◎食品産業製造品の出荷額も全国第1位です。
民間企業の
研究機関
研究の柱
食 品 栄 養 科 学 部・入 試 情 報
茶の都しずおかを牽引し、
お茶の総合的知見を有する人材を育成します。
3. 茶葉及び茶飲料の嗜好特性の解析
茶の品質特性の評価と嗜好性の解析により販売促進戦略を構築します。
4. 茶の高付加価値化とマーケティング
経営研究、
マーケティング 他
就職活動支援
❶ 就職情報の提供
民間企業、各種団体の求人情報のほか、就職活動や公務員試験に関する参考図書や先輩の就職活動の記録など、就職活動に役立つ
情報を提供しています。
❷ 就職ガイダンス
就職活動の方法から具体的な試験対策講座、公務員試験の対策講座まで、多種のガイダンスをきめ細かく開催しています。
❸ 個別相談
民間企業の人事経験者、理系の研究・技術職経験者をキャリア・アドバイザーとして配置し、個別の相談に対応しています。
(要予約)
キャリア支援センター
就職・キャリアに関する疑問・悩みについて、年間を通じて、何度でも相談に応じています。
自己分析の方法、
自己PRについて、業界研究・職種
研究について、
さらに、面接の練習、提出前の履歴書・エントリーシートのチェックについても応じています。
「食と健康 Express」
のご紹介
Webサイト
健康長寿に関する研究成果や情報を
「食と健康 Express」
として分かり易く紹介しています。
●http://sfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/express/
消費者の視点に立脚した緑茶のマーケティング戦略を調査研究します。
13 食品環境研究センター&茶学総合研究センター
入学試験のご案内 14
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