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英国「歳出見直し(Spending Review)」の発表

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英国「歳出見直し(Spending Review)」の発表
http://www.jbic.go.jp/ja/report/reference/index.html
2010 年 10 月 22 日
株式会社日本政策金融公庫
国際協力銀行
ロンドン駐在員事務所
英国「歳出見直し(Spending Review)
」の発表
1.はじめに
10 月 20 日、ジョージ・オズボーン財務大臣は、
「歳出見直し」を下院で発表した。本年 5 月に発
足した保守党・自由民主党連立政権は、財政赤字削減を加速するため、6 月 22 日に発表した緊急予算
の中で、新たな歳出削減目標等を設定した。今回発表された「歳出見直し」は、目標達成のため、ど
の分野でどれだけ歳出削減が行われるか等を具体的に示した計画である。
2.緊急予算の発表(6 月 22 日)まで
英国の財政は、金融・経済危機後の経済状況の悪化を受けた税収の急減等により赤字が急速に拡大
するなど、深刻な状況にある。本年 5 月の総選挙でも、財政再建を今後どのように進めていくかが大
きな争点となった。総選挙の結果発足した保守・自民連立政権は、
「財政赤字の削減(及び経済回復)
」
を最優先課題と位置づけた。そして、構造的財政赤字の削減を大幅に加速するという方針の下、連立
政権合意等に従って財政再建に向けた取組を着実に進めてきた。
[図表 1] 「緊急予算」発表までの保守・自民連立政権の取組
【月 日】
【取 組 内 容】
5 月 17 日
財政責任庁(経済・財政見通し等を行う中立的機関)設立。
5 月 24 日
オズボーン財務大臣(保守党)及びロウズ筆頭財務副大臣(自民党)が、10 年度に約 60
億ポンドの歳出削減を実施すること等を発表。
6月7日
デビッド・キャメロン首相が財政について演説し、財政再建に伴う国民生活への影響に対
する理解を求めた。
6月8日
オズボーン財務大臣及びアレクサンダー財務筆頭副大臣(自民党)が、「歳出見直し(ス
ペンディング・レビュー)」の今後の進め方等を発表。
6 月 14 日
財政責任庁が 10~14 年度までの経済・財政見通しを発表。経済成長率・潜在成長率の
見通しを下方改訂する一方、構造的財政赤字(景気循環の影響を除いた、歳出削減・増
税での対応が必要な部分)の対 GDP 比は若干増加と予測。
6 月 22 日には、
「緊急予算」が発表された。その中で、2015 年度までに、イ)構造的経常財政収支1を
黒字化させること、ロ)純債務残高の対名目 GDP 比を減少させること、という新たな財政目標が設定され
た2。これらを達成するため、2014 年度までの歳出削減等の目標額が 1,130 億ポンドに引き上げられ3、
1
「構造的」財政収支を指標とするのは、景気に対する外生的ショックに対して財政が柔軟に対応できることを
確保するためであり、
「経常」財政収支を指標とするのは、生産性の高い公共投資を確保するためである。
2 前労働党政権は、①2013 年度までに財政赤字の GDP 比を対 2009 年度比で半分以下にまで減少させ、その後
も 15 年度まで毎年対前年度比で減少させること、②純債務残高の GDP 比を 2015 年度から減少させることを目
標としていた。
3 前労働党政権は 2014 年度までに 730 億ポンドの削減等を行うこととしていたが、この目標額に、歳出削減で
1
http://www.jbic.go.jp/ja/report/reference/index.html
このうち 830 億ポンドを歳出削減により措置するものとされた。さらに、2015 年度までに歳出削減等
を 1,280 億ポンド実現するという目標も設定され、このうち 990 億ポンドは「歳出削減」により、290
億円は「増税」により措置し、両者の比率を「歳出削減:増税=77:23」とする方針が示された。
そして、具体的にどの分野でどれだけ歳出を削減するか等の内容は、10 月 20 日に発表される「歳
出見直し4」の中で明らかにするものとされた。
[図表2] 各年度での歳出削減・増収措置額等
160 0.74
0.77
0.8
0.7
140 120 0.71
0.68
0.57
0.6
(
十億ポンド)
32
80 24
60 17
7
40 20 0
5.2
2.8
0
0.8
10年度
0.71
0.6
0.56
100 0 0.7
0.64
0.59
新政権の追加歳出
削減措置
47
8
8
52
52
9
0.5
0.4
0.3
39
9
6
14
25
11
17
18
21
21
11年度
12年度
13年度
14年度
15年度
新政権の追加歳入
増加措置
0.2
0.1
前政権の歳出削減
措置
前政権の歳入増加
措置
歳出削減の比率(緊
急予算後・右軸)
0
(注)前政権の15年度の額は、14年度と同額に置き。6月22日「Budget
2010」のデータを基に作成。
歳出削減の比率(前
政権・右軸)
3.
「歳出見直し」の概要
英国の予算を概観すると、2010 年度の歳出総額は約 6,900 億ポンドである。このうち各省庁の人件
費、物件費や業務計画の実施に要する経費である「省庁別歳出限度額」は約 3,900 億ポンドであり、
支出が法律等で義務付けられた経費である「年度管理歳出額」が約 3,000 億ポンドである。省庁別歳
出限度額約 3,900 億ポンドのうち、経常的経費の部分(
「経常的歳出限度額」
)は約 3,400 億ポンド、公
共投資等のための部分(
「資本的歳出限度額」
)は約 500 億ポンドとなっている。
今回の「歳出見直し」では、2011 から 14 年度までの各年度の省庁別歳出限度額が設定されたが、
その前提となる 2014 年度までの歳出削減目標額が、6 月の緊急予算時点の 830 億ポンドから 810 億ポ
ンドに縮減された(理由は以下(1)参照)
。そして同時に、年度管理歳出額のうち「社会保障費(Social
Security)
」
、
「税額控除(tax credits)
」
、
「公共部門雇用者年金(public service pensions)
」についての費用
削減・制度改革の計画も策定されたのであった。その際には、
「改革(reform)
」即ち可能な改善等は
洩れなく実施し行政サービスを時代に合ったものとすること、
「公平(fairness)
」即ち誰もが負担と貢
献を行い、助けを要する者には手を差し伸べる一方で分担能力が高い者ほど負担を重くすること、
「成
長(growth)
」即ち経済成長を支援するような歳出を優先すること、という 3 つの原則に則って「歳出
見直し」は策定された。
(1)
「省庁別歳出限度額」等
各省等の省庁別歳出限度額は末尾の[図表 3]のとおりである。各省等の限度額は上記のとおり、
2014 年度までの削減目標を 810 億ポンドに縮減した上で設定された。これは、
「歳出見直し」の中で
320 億ポンド、増税で 80 億ポンド、合計 400 億ポンドが上積みされた。
4 「歳出見直し」自体は 1997 年に成立した労働党政権により導入された仕組みである。長期的・戦略的な財政運
営への転換を図る観点から、各省庁と財務省とが協議し概ね 2 年毎に、向こう 3 年間の財政支出計画の策定等を
行うものであるが、議会の承認は各年度の予算案として年度ごとに行われることとなる。
2
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公共投資の各計画の経済的価値等を精査し、公共投資等のための歳出限度額を緊急予算時点に比べ約
20 億ポンド増加させた結果である。ただし、この措置は財政再建の目標時期に影響することはない。
6 月の緊急予算発表時には、歳出規模の維持等を約束された国営医療サービス事業(NHS)や海外
援助費(ODA)以外の分野では、2014 年度までの 4 年間で実質ベースで平均 25%の歳出(省庁別歳
出限度額)の削減が必要と見込まれていた。だが、
「歳出見直し」の中で年度管理歳出額についても
100 億ポンドを超える削減を行う一方で省庁別歳出限度額が増加したため、NHS 及び ODA 関連の経
費を除いた省庁別歳出限度額の実質累積伸率(名目額の変化に加えて物価上昇を勘案)は各省等平均
で約 19%のマイナス(削減)に止まった。
「歳出見直し」では「改革」の原則に則って無駄の削減、独立機関の統廃合、政府資産の売却等を
行うことにより、
中央政府の行政経費は 2014 年度までに 60 億ポンド削減される見込みである。
また、
対象期間の 4 年間で、公共部門の職員が 49 万人が削減されると見込まれている。
その一方で、
「成長」の原則に則って、交通や低炭素燃料(green energy)に関連する社会資本の整
備、英国の科学を支える基盤の強化、人々の技能及び教育の向上等の経済成長の促進に最も資すると
考えられる分野に歳出を重点化する方針が示された。具体的には、2014 年度までに、高付加価値道路
の修繕・整備に 100 億ポンド、ネットワーク・レール5に対して 140 億ポンドを投入するものとされた。
なお、都市間高速鉄道(the UK’s inter-city high speed trains)の車両更新については、
「歳出見直し」の
後に、交通省が最終意思決定を行うものとされている。
また、発電所における炭素回収・貯留事業に最大 10 億ポンド、海上風力発電等に 2 億ポンドを投
入するとともに、
「グリーン投資銀行6」に 10 億ポンドを拠出(2013 年度)するものとされた。さら
に、科学予算での経費節減額約 3 億ポンドは科学振興に再充当することや、職業教育の強化を図るた
め成年見習実習事業を拡充する等の措置も盛り込まれた。
(2)
「年度管理歳出額」等
上記のとおり今回の「歳出見直し」では、支出が法律等で義務付けられた経費である年度管理歳出
額についての費用削減・制度改革の計画も策定され、2014 年度までに 110 億ポンドの削減を行うもの
とされた。
具体的には、緊急予算で示された社会保障給付の 110 億ポンドの削減に加えて、
「公平」の原則に
則って、高額所得者の家庭に対する児童手当の廃止(25 億ポンド削減)
、雇用・生活補助手当の給付
期限短縮(20 億ポンド削減)等の社会保障給付や税額控除の改革により合計 70 億ポンド超の削減を
行うものとされた。
また、公共部門の「改革」の一環として、公共部門雇用者年金の保険料の段階的引上げ(18 億ポ
ンド削減)をはじめとして、社会保障関係以外の年度管理歳出を合計 35 億ポンド超削減する方針も示
された。
さらに、
「分担能力が高い者ほど負担を重くする」という「公平」の観点から、緊急予算で導入が
表明された「銀行負担金」に関する第一次市中協議後の法律案文を 10 月 21 日に公表7することや、銀
行の租税回避を抑制するため、前労働党政権が策定した「租税行動規範」を遵守する確約を主要銀行
から 11 月末までに取り付ける方針も示された(対象 15 行のうち確約済なのは 4 行のみ)
。
4.
「歳出見直し」に対する評価等
2002 年から英国の鉄道路線を保有・運営している会社。
低炭素社会実現のための投資促進の仕組みであり、連立政権発足に当たっての合意事項の一つである。
7 英国財務省 HP(http://www.hm-treasury.gov.uk/press_55_10.htm)で「draft legislation on the Bank Levy」
が公表されている。
5
6
3
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(1)与野党
保守党と連立政権を組む自民党党首ニック・クレッグ副首相は党員に対する書簡の中で、今回の「歳
出見直し」は連立政権による完全な共同作業の所産であるが「我々は『小さな政府』を望んだからで
はなく、正しいがゆえに困難な決定を下した。経済回復までには更に困難な道のりが待っているが、
我々はこの道が『公平』にも通ずることを確保しなければならないと決意している」と述べた。
一方、野党労働党のアラン・ジョンソン影の財務大臣は、デビッド・キャメロン首相の約束である
「NHS は守る」との約束は既に破られているなど「歳出見直し」は早くも破綻しつつあるとした上で、
「連立政権は『歳出削減等は公平だ』というが、有力シンクタンクによれば実際にはそうではないこ
とが明らかとなっている」
、
「歳出削減等の結果本当はどれだけの解雇が行われるのか、等の重大な疑
問が解消されていない」といった点を批判した。
(2)経済団体、労組
「英国産業連合(Confederation of British Industry:CBI)
」
、
「英国商業会議所(British Chambers of
Commerce:BCC)
」
、
「工業経営者連盟(Engineering Employers Federation:EEF)
」
、
「小規模企業連盟
(Federation of Small Businesses:FSB)
」といった有力経済団体は 10 月 20 日の談話等の中で、財政再
建は不可欠であるとの認識等を示す一方で、全団体一様に、今回の「歳出見直し」における資本的歳
出の削減額縮減(緊急予算時に比べ 20 億ポンド)や経済成長支援を優先する政府の方針に対して歓
迎・安堵の意を表明するとともに、
「今後は、企業が安心して投資することができるような成長戦略を
明確にしていくことが政府の課題である」旨の注文をつけた。
「ユナイト(Unite:英国最大の労働組合)
」は、
「今回の政府発表は、50 万人の仕事を奪い公共サ
ービスを破壊し、将来経済全体に打撃を与える『大虐殺(massacre)
』である。公共部門からの離職者
が民間部門で新職を見つけられるという証拠はないどころか、歳出削減の結果民間部門でも公共部門
と同じくらいの仕事が失われる」と批判した。
(3)市場
主要格付会社の中で Fitch 社は 10 月 20 日、
「今回発表された歳出削減は、英国が 2010 年度予算で
示した『歳出削減主導』による財政赤字縮減という方針と整合的である。英国の財政及び政府債務の
状況を安定化させ、英国のトリプル A の格付を保障するために必要な歳出の優先付けその他の措置が
『歳出見直し』で詳細に示されたことで、英国の財政赤字削減計画の信頼性は高まった」と評価した。
10 月 20 日の市場は、ポンド相場、金利、株価いずれについても、特段波乱の動きもなく終えた。
(以上)
4
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[図表3‐1]「スペンディング・レビュー」の概要
省庁等
教育省
健康省
交通省
地域・地方政府省
(地域関係)
地域・地方政府省
(地方政府関係)
ビジネス・革新・職業技能省
内務省
法務省
検察等
防衛省
外務・連邦省
海外開発省
エネルギー・気候変動省
経常的支出※1
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
経常的支出
資本的支出
計
5
(単位:十億ポンド、%)
10年度の
省庁別歳出
限度額※2
14年度の
省庁別歳出
限度額
14年度までの
実質累積伸率
※3
50.8
7.6
58.4
98.7
5.1
103.8
5.1
7.7
12.8
2.2
6.8
9.0
28.5
0.0
28.5
16.7
1.8
18.6
9.3
0.8
10.1
8.3
0.6
8.9
0.7
0.0
0.7
24.3
8.6
32.9
1.4
0.2
1.6
6.3
1.6
7.8
1.2
1.7
2.9
53.9
3.4
57.2
109.8
4.6
114.4
4.4
7.5
12.0
1.2
2.0
3.2
22.9
0.0
22.9
13.7
1.0
14.6
7.8
0.5
8.3
7.0
0.3
7.3
0.6
0.0
0.6
24.7
8.7
33.5
1.2
0.1
1.3
9.4
2.0
11.5
1.0
2.7
3.7
‐3.4%
‐60.0%
‐10.8%
1.3%
‐17.0%
0.4%
‐21.0%
‐11.0%
‐15.0%
‐51.0%
‐74.0%
‐68.4%
‐27.0%
‐100.0%
‐27.0%
‐25.0%
‐52.0%
‐27.6%
‐23.0%
‐49.0%
‐25.1%
‐23.0%
‐50.0%
‐24.8%
‐24.0%
‐46.0%
‐24.0%
‐7.5%
‐7.5%
‐7.5%
‐24.0%
‐55.0%
‐27.9%
37.0%
20.0%
33.6%
‐18.0%
41.0%
16.6%
http://www.jbic.go.jp/ja/report/reference/index.html
[図表3‐2]「スペンディング・レビュー」の概要(続き)
10年度の
省庁別歳出
限度額※2
省庁等
(単位:十億ポンド、%)
14年度の
省庁別歳出
限度額
14年度までの
実質累積伸率
※3
経常的支出
2.3
1.8
‐29.0%
資本的支出
0.6
0.4
‐34.0%
計
2.9
2.2
‐30.0%
経常的支出
1.4
1.1
‐24.0%
文化・報道・スポーツ省
資本的支出
0.2
0.1
‐32.0%
計
1.5
1.3
‐25.0%
経常的支出
6.8
7.6
2.3%
雇用・年金省
資本的支出
0.2
0.2
‐5.5%
計
7.0
7.8
2.1%
経常的支出
24.8
25.4
‐6.8%
スコットランド関係
資本的支出
3.4
2.3
‐38.0%
計
28.2
27.7
‐10.6%
経常的支出
13.3
13.5
‐7.5%
ウェールズ関係
資本的支出
1.7
1.1
‐41.0%
計
15.0
14.6
‐11.3%
経常的支出
9.3
9.5
‐6.9%
北アイルランド関係
資本的支出
1.2
0.8
‐37.0%
計
10.5
10.3
‐10.3%
経常的支出
3.5
3.2
‐15.0%
内国税・関税庁
資本的支出
0.2
0.1
‐44.0%
計
3.7
3.4
‐16.6%
経常的支出
0.2
0.1
‐33.0%
財務省
資本的支出
0.0
0.0
‐30.0%
計
0.2
0.2
‐33.0%
経常的支出
0.3
0.4
28.0%
内閣府
資本的支出
0.0
0.0
‐28.0%
計
0.4
0.5
28.0%
経常的支出
1.7
1.8
‐7.3%
情報機関
資本的支出
0.3
0.3
‐2.8%
計
2.0
2.1
‐6.6%
経常的支出
1.8
1.4
‐27.0%
独立機関
資本的支出
0.1
0.1
‐52.0%
計
1.9
1.5
‐28.3%
経常的支出
326.6
328.9
‐8.3%
合 計※4
資本的支出
51.6
40.2
‐29.0%
計
378.2
369.1
‐11.1%
(注)※1:「減価償却費」が控除。※2:一回限りの又は時限的な支出は控除。この結果、10年度の
省庁別歳出限度額は従前発表されていた各省等の当該計数とは異なる。※3:「計」については、経
常的・資本的支出の各実質累積伸率をそれぞれの10年度限度額で加重平均して算出。※4:表中の省
庁等に加えて「オリンピック関係」「留保」等をあわせた合計額。黒字は財務省発表資料のデータ。
緑字は筆者試算。
環境・食料・郊外省
このレポートは、国際協力銀行ロンドン駐在員事務所が信頼できると思われる情報ソースから入手し
た情報・データをもとに作成したものですが、本レポートに記載された情報の正確性・安全性を保証する
ものではなく、また、国際協力銀行の見解を示すものではありません。
本レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘する
ものではありません。なお、本レポートの全部または一部を予告なしに変更することがあります。
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