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本から学ぶもの - 埼玉県立上尾高等学校
No 56 。 私 孤 、 命 いかだ に乗 って 大 西洋 を 、 キ ヤラ ハン の孤 、 海 、 ラ ハンが出 力 でカリ ブれ に淳 か ぶグ アド ループ島 にたど り 、 若 いた のは な んと 七 六 日目 . だ った のです いかだ の修 理 、 と か 魚 を 柿 ると か 、蒸 留 器 、 毎 日自 分 に 。 あ ると 思 いま す こんな身 近 な教 科 書 の中 にも 心 を動 か さ 。 れ るも のがあ る のです 皆 さ んも 本 に触 れ る機会 はたく さ 。 んあり ま す そ の機会 を 大 切 、 に し 多 く の こと を 学 ん で い ってく だ さ い。意外 と身 近 、 なと こ ろ に す ば ら し い本 が 。 あ るかも し れま せ ん さ て、 私 が印 象 に残 って い る本 を改 め て紹 介 します 。先 、 、 ず 高校 生 の時 読 んだ本 では 井 上 ひさ し の ﹃ 青 葉 繁 れ る﹄ 、 。 社 の都 仙 台 を 舞 台 に です 課 題を 課 し 五人 の高 校 生 が青 春 を 証歌 す る温 かく楽 し い小 説 です 。 五 、 人 は 幾 度 と な く決 し て許 さ 、 れ な い問 題 を 起 こ しま す が 、 今 の高 校 純 粋 で勇気 があ り 漂流と いう 不規 、 め ると 思 いま す 大 学時 代 には 言 分布 か ら 始 ま るな ど 件 解決 の手 が かり が 日本 の方 、 読 本清 張 の ﹃ 砂 の器﹄ です 。 みま した 犯 人 捜 し に夢 中 に 。 な った こと を 覚 え て いま す これも 読 書 の持 つ本来 の楽 し さ です 。 そ の中 で皆 さ ん に是 、 非 読 ん でも ら いた いのは 松 。 事 松本清 張 の推 理小 説を多 く読 、 ラ スで愛 情 に溢 れ 。 則 な 生 活 の中 に規 則 を 作 り 漂 流を 航 海 にし て い つた ので 。 す キ ご フハンは こ 三 弓 て 。 いま す ﹁た だ 寝 転 が って い 、 るより 肉 体 的 な苦 痛 は伴 う 、 が 生 き るた め に努力 す る こ と の方 が 楽 に思 え た 。﹂ 私 は こ の言葉 に感 動 しま し た。 苦 し い状 況 の中 で、 そ の時 を 一 。 生 懸命 に生き る 私 はと う て いキ ャラ ハンにはな れま せ ん 、 が ■ き て いく■ で の手 本 に し て いま す . 、 本 か ら宇 ぶも の たく さ ん 横満 正史 や 生 にも 是非 持 って いても ら い 。 た い 一面も 窺 え ま す ユー モ 、 しく 楽 読 を修 理す ると か 、 独 と 恐怖 でわず か 二 日以内 に 死 ん でしま う と 言わ れ て いま 、 。 す 食 料 のな い状 態 から キ ャ で道 難 し た 人 の九 〇 %は 独 な 漂流 が始 ま りま す が た った 一人 本 から学 ぶも の 随 分前 の話 になり ま す の子供 が小 学生 の時 のこと で 、 。 す 毎 日音 読 の宿 題 が出 さ れ 大 き な声 で国 語 の教 科 書 を 読 ん で いま した 。歯 切 れ の良 さ と 心 地 よ いテ ンポ も 加 わ り 、 、 聞 いて いる私 は い つの間 に 。 か 覚 え て し ま って いま し た 、 小 学 校 の教科 書 の中 にも 心 に残 るも のは いく つも あ るも 。 のです 楡居 勝 彦 そ の中 で特 に感 動 し 、 も き 今 生 方の たも のがあ り 手 本 にし て いるも のを 紹介 し よう と 思 いま す 。 ア メリ カ の ス テ ィー ヴ ン キ ャラ ハンと いう 人 の実 話 で 。 ャラ ン 、 カ リ キ ハ は ナ ア す 諸 鳥 か ら カ リブ海 へ向 け て小 型 ヨ ット で航 れ し て いま し た 、 、 が あ る日 の深夜 ヨ ット は 、 嵐 の中 鯨 に激 突 さ れ て沈 没 し てしま いま す 。 ゴ ム梨 の故 者 を 引 き 込 む 松 本 清 張 の作 、 , そ し て 単 に犯 人挫 し に 、 、 当 時 日本 社会 が 風 終 わ らず 抱 え て いた問 題を 背 景 にしな 、 合場 人物 の心情 ま でを がら も 考 え さ せ ら れ る長編 小 説 で 。 す スケ ー ル の大 き さ に驚 く 。 と ま い す 思 、 さ 最後 に 山本 同 五郎 の ﹁ 、 。こ れ は 教 員 にな っ ぶ﹂です た ば か り の こ ろ に読 みま し 。 た 二人 の男性 ﹁ 栄 二﹂と ﹁さ ド 、 り の心 流 ま る友 情 た ふ と 、 を 中 心 に 人と 人と の結 び つ き を描 いた 小説 です 。動 の﹁ 栄 、 二﹂ と 静 の ﹁さ ぶ﹂ ふ た り 、 と 夢 心 があ ると 思 の関 わり合 いがど う な って い 、き っと 感 動 す る でし ょ くか 卜 つ。 本 には 。 いま す 夢 が あ る か ら 面 白 く 、心 があ るか ら温 か いので 、 。 す 今 振 り 返 ってみ ると 岩 い時 読 んだ 本 の方 が強く 心 に 。 残 って いま す 若 い時 は感 性 、 が豊 か であ り 人 間的 にも ま 、 だ ま だ未 先成 で 成 長 の段 階 にあ るか ら です .皆 さ んも こ 、 の時 期 に数 多 く の本 に触 れ ,、自 分 の心を 人 の考 えを知 ︱ 大 き く豊 か にし て い つてくだ さ い。 -1- 頭 教 10日 3月 2014年 L尾 高 寺 学 校 図 幸 委 員 会 年 一組 年 二組 年 二組 年 三組 年 六組 年 末組 年九組 田偉 根本 日 橋爪 駿平 酒井 貫太 戸村 吉希 松本茉奈実 山 田宮 土 里 黒 須 一 源太 ∼□書 館 見学 に至 るま で∼ 我 々あ し び 班 の 一年 生 グ 、 ループ は 今 ま で の上 尾高 校 図書 委 員会 では行 った こと の な い新 し い試 み に挑 戦 しま し 。 た 皆 さ ん ! こ の広報 を 手 に どう せま た 、本 の と った時 、﹁ 紹 介 ば っかり な んだ ろう ﹂ と 思 ったり しま せ ん でした か ? と こ ろがド ッコイ大 外 れ 1 今 回 は 一味 ち が いま す よ び 何 を 特 集 にしよう かと 頭を 抱え 、 る我 々に 司書 の渡 辺先 生 が ﹁ 大 学 の図書館 を 見 てみ ると 。と ヒ ン 面 白 いかも し れな い ﹂ トを く だ さ いま した 。 そ こか ら ﹁ な らば大 学 の図書 館 と 他 の高 校 の 図 書 館 を 見 て み よ う ︱﹂ と いう こと に決 定 1本 校 と 他校 の図書 館 を 比較 す る こと を 目標 に掲 げ て今 回 の特 。 集 が企 画 さ れま し た 。 見 学 した学校 は 四校 です 初 め て のこと だ った ので不安 も あ り ま した が、無事 こ のよ う に形 になりま した 。上 尾高 に見 ら れ ま し た。 、 非 常 に参 考 に な り 今 回 の見学 で学 んだ こと を 皆 さ ん にも ぜ ひ知 ってほし い と 思 いま す 。 そ し て、 上 尾高 校 図書館 の更 な る発 展 に貢 献 。 す ることができれば本望 です 、 ま ず ト ップ バ ッタ ー で図 書館 訪 間 を し た のは私 たち で 。 す 担 当 は伊 奈 学 園総 合 高等 。 学 校 他 校 の図書館 を 見 学 す 、 る のは初 め て で ど こ の学 校 の図書 館 も 同 じよう なも のだ 。 ろう と 思 って いま し た し か し、 こ こ の図書館 の広 さ には 。 驚 き ま し た 館内 は ゆ ったり と した スペー スが目立ち、 個々 の自 習机 も 数多 く置 か れ て い 、 て 上 尾高 校 の図書 館 と は随 。 分違 いま した 入 日 の広 いス ペー スに新 着 本 や図書 館 だ より の ﹃ ぺ んだ 、 > となどが椅麗 に飾 ってあり 本と 接 す る のが楽 しく な るよ う に レ イ ア ウ ト さ れ て いま 、 。 す 設 置 場所 の関係 で 芸 術 、 学系 の生徒 の利用 が多 く 芸 術 関係 の本 がす ごく充 実 し て 。 いま した レオ ナ ルド =ダ H ヴ ィ ンチ素 描集全 二巻 な ど は 。 大変珍 し い蔵書だ そう です こ のよう な点 が こ の図書 館 。 の特 徴 だ と 思 いま し た パ ラ 、 パ ラ漫 画 も あ り ま し た が 漫 画 に つ いては 司書 さ んが購 入 、 を 決 め て いるそう で テ ー マ のは っき り したも のを 選 ん で 。 いるそう です 、 ま た 応 対 し てく だ さ った 司書 さ ん にお薦 め本 を 伺 った と ころ、 ﹃ 万能 鑑定士 Q の探偵 諄﹄ ︵ 松 岡圭祐著 ︶を紹介 され ま した。 ︵ 松本 山 田︶ 聖学 院 大 学 は短 期 大 学と し 。 て スタ ート し た そう です 当 初 か ら 図書 館 は設置 され て い ま した が 、 四年制 大 学 の設 置 を機 に ﹁ 総 合 図書 館 ﹂ と な り ま した 。 キ リ スト教 の大 学と 、 いう こと も あ り 聖書を は じ めと す るキ リ スト教 関連 の蔵 、 書 が多 数 お か れ 貸 出 が多 い 。 のも 聖書 だ そう です 、 訪 ね てま ず驚 いた のは 図 書 館 が 四階 建 て の独 立 し た建 。 物 だ った こと です 一階 か ら 四階ま で非 常 に多 く の蔵 書 が 、 あり 各 種 雑誌 や専 門紙 の ス 、 ベー ス バ ック ナ ンバーを 保 管 す る特 別 な書 架 もあ り ま し 。 た 四階 には グ ループ学 習 用 、 の問覧 室 が 二部 屋 あ り こ こ では グ ループ デ イ スカ ッシ ョ ンやプ レゼ ン の練 習を 行 って 。 いるそう です 聖 学院大 学 で 、 は 話 し合 いを 通 じ て学 生 の コミ ュニケ ー シ ョン能力 を 高 め る こと に貢献 でき る図書 館 を 目 指 し て い る のだ そ う で 。 す 高 校 にも こ のよう な施 設 、 があ れば 学 校 生活 に彩 が で 。 ると 思 いま した 聖学 院 大 学 では年 二回 の広 、 ぱ ぴ るす﹄ 発 行 の他 報誌 ﹃ 、 学 生と と も に街 へ繰り出 し 本 を購 入 す る ﹁ 選書 ツアー﹂ 、 を実 施 した り 貸 出 利用を 増 やす た め に学 生自 ら がポ ツプ 、 を 作 成 し 多 く の人 に 手 に 取 って貰 え るよう 工夫 を凝 ら したり し て いま す 。高 校 と 違 い大 学 の図書 館 は調査 研究 が 利 用 の 目 的 に な つて いま 。 す ノ ー ト P C や J社 の貸 、 出 し 視聴 覚 コー ナ ー等 の機 、 器を 使 って の情 報 収集 など 本校 図書館 と の違 いは大 き い と 思え ま す 。 、 大 学 の図書 館 を 見 学 し て 高 校 よ り は る か に多 い蔵 書 、 数 資料 の専 門性 の高 さ に驚 、 。 かさ れま した ま た 僕 は図 静 か なと こ ろだ ﹂ と 書館 は ﹁ 、 思 って いま し た が む し ろ話 しな が ら生 徒 が交 流 でき る場 、 所 があ るなど これま で の図 書 館 像を が らり と変 え るよう な イ ンパ クトを受 けま した 。 、 尚 司書 さ ん には ﹃ 武士道 シ ック ス テ ィ ー ン﹄ ︵ 誉 日哲 也 著 ”文 窒 春 秋 ︶ を始 めと し た ﹃ 武士 道﹄ シ リーズ を お薦 めと し て紹介 し て いただき ま した 。 ︵ 根 本 ・黒 須 酒 井 ︶ 需彗 0 ン セ チ 1 ﹃ の 空 ﹄ 浅暮 〓 二文 著 一年 末 組 山 田宮 土 理 こ の本 の主 人 公 敏 也 は空 に 十 セ ンチ だ け 浮 く こと が でき 。 た 特 殊 な 能 力 が あ る彼 に は 、 悩 み事 が あ り 一つは 就 職 の 、 こと も う 一つは 自 分 の能 力 。 のこと だ った だ が あ る声 優 のラジ オ番 組 を 聴 く よ う に 、 な ってか ら 就 職 の悩 み よ り も 能 力 の悩 み のほう が 強 く な り だ す 。 そ し て敬 也 に は な ぜ 十 セ ンチ し か 浮 く こと が でき な いのかと いう 理 由 を タ イ ム ス リ ップ を し て知 る こと にな Z。 つ 、 こ の本 の 中 の文 章 に ﹁強 く そう 求 め る こと で言 葉 は 本 。 当 にな る 言 葉 が 先 にあ る の 。 で は な く 気 持 ち が先 にあ る 言 葉 は そ のた め の補 助 にす ぎ 。 な い 言 葉 ど お り に強 く 奇 跡 を 求 め る こと で言 葉 が 現 実 に な る。﹂ と いう フ レ ー ズ が あ 。 る 誰 でも 叶 え た いこと は 白 分 の心 に 言 葉 と し て 強 く 刻 む 。 そ れ が 現 実 にな る た め に は 言 葉 ど お り に強 く 奇 跡 を 信 じ る こと だ と 物 語 は 私 た ち に 、 。 伝 え る 何 か に迷 い 心 が 折 、 れ そ う な 時 こ の本 が 支 え に 。 な ってく れ る だ ろう お薦 め 。 の 一冊 です 碧] M O M E N T﹄ ﹁ 本多 孝 好 著 一年 八 組 久 保 書 票 子 、 あ る病 院 に 死 ぬ 前 に 一つ -2- 寵 栄東 高 等 学 校 は施 設 が整 、 い 図書 館も と ても 綺 麗 でし 。 た 本校 の図書 館 と 明 ら か に 違 う のは自 習 用 と 問覧 用 の ス ペー スが完 全 に区 別 さ れ て い 、 。 る点 です 一階 が閲 覧 室 二 階 は自 習室と し て独 立 し て い 、 て そ れぞ れ に集 中 でき ると こ ろが素晴 ら し いと 思 いま し 、 。 た ま た 検索 用 のパ ソ コン も 本校 より多 か った です 。 栄東 高 校 では生 徒 が主体 と な るよう な図書 館 運営 を 目指 し て、生 徒 が利 用 し易 く でき 。 て いると感 じま し た 活 動 と 、 し ては ﹃ 読 書 百 選﹄を 発 行 し 先 生方 が生徒 に読 ん でも ら い 、 た い本を 推薦 した り 図書 館 通信 の発行 やポ ップ づ くり を 企 画 し て いると いう こと でし 。 た 生徒 に人気 があ る本 のジ ャ 、 ン ルは ライ ト ノ ベ ル 著者 で 、 、 は芥 川龍 之介 太 宰 治 東 野 。 圭 吾 だ そう です 入 日付 近 に 置 か れ た ﹃ハリ ーポ ッタ ー﹄ の英 語版 メィ キ ング本 には驚 き ま した。 写真 が多 いのと 英 語 教材 と し ても 利 用 でき る の 。 で閲覧 が多 いそう です 名 司書 さ ん のお薦 め本 は ﹃ 辻村深月 前 探 し の放 課 後 ﹄ ︵ ぼく は落 ち着 き がな 著 ︶と ﹃ 。 い﹄︵ 長嶋 有 著 ︶だ そう です ご 協 力 有 り 難 う ご ざ いま し 。 戸村 黒須 ・根 本 ︶ ︵ た 市 立 浦 和高 校 の図書 館 は岡 覧 用 の座 席 の数 がと ても 多 く 。 触席も あ りま した ニク ラ ス 分 の生 徒 が楽 々と 座 れ る規 模 う ら やま し い∼︶。 そ です ︵ の他 に個 机 ま であ る ので本を 、 読 む だ け でな く 勉 強 を 目的 と し て いる生徒 も 利 用 し やす く な って いま す 。ま た 、多 く の授 業 が図書 館 で行 わ れ て い 。 るそう です 様 々な形 で利 用 さ れ て い る の に感 心 し ま し 。 た 図書 館 は中学 校 と高 校 に 、 そ れ ぞ れあ り どち ら でも 利 用 で き る の で自 分 に 必 要 な 、 本 自 分 に合 った本 を 見 つけ 。 る こと が でき るそう です さ ら に、 司書 さ んが本 に関す る ち ょ つと し た疑 間 にも 相 談 に も気 軽 に応 じ て助 け てく だ さ 、 る の で と ても 利 用 し やす い 。 図書 館 に思え ま した 何 か変 わ った蔵書 があ り ま 現代戯 す か ?と たず ね ると ﹃ 4 曲 全 集﹄ ︵ 大 正 1年 刊 行 ︶ を 。 見 せ てく だ さ いま し た 大 変 。 古 く 貴 重 な本 のよう でした ま た生 徒 に人気 の本 は ﹃ 旅猫 レポ ート﹄ で、貸 出 利 用も多 。 いそう です 司書 さ ん のお薦 小野不 め は ﹃ 丞緒 の鳥 ﹄ ︵ 本 自 分 を愛 す る力﹄ 由美 著 ︶と ﹃ 乙武 洋 E著 ︶ と のこと でし ︵ 。 た ︵ 酒 井 橋 爪 ︶ ①1995年 ②図書館棟として独立、 れに図書館 があるが、 フロア ー が違 う ③485甫 ④中学校 9,329冊 高校 95,525冊 ⑤年間合計14,磁冊 入 日か ら見 た図書館 …広 い 1 ① 1942年 ②高校 ・中学校 それぞ れに図書館 が ある。 別棟 だが同 じ3階 に あり、通路 で繋 が っ ている。 閥覧場所 か ら脅架 を見 た ところ だ け 願 いを 叶 え てく れ る ﹁必 、 殺 仕 事 人 ﹂ が いると いう う 。 わ さ が 流 れ て いる そ のう わ 、 、 さは 長期 入 院 息 者 で そ の 中 でも 末 期 息 者 し か 知 ら な い も のだ った。 病 院 で ア ルバ イ 、 ト を す る大 学 生 の ﹁ 僕﹂は あ る末 期 息 者 の願 いを 叶 え た 、 こと か ら 必 殺 仕 事 人 を受 け 、 維 ぎ 末 期 患 者 の願 いを 叶 え 。 て いく 、 こ の本 は 全 部 で 四 つ の話 。 に分 け ら れ て いる 病 院 を 舞 台 に二 人 公 の幼 馴 染 み の会 話 、 や 患 者 と の会 話 が 明 るく 表 。 現 さ れ て いて読 み やす い ま 、 た 一人 一人 の願 いの結 木 も 。 予 想 外 で驚 いて し ま う おも し ろ い の で、 ぜ ひ 読 ん で み て くだ さ い。 日 気 なギ ャングが地球を回二 伊 坂幸 太 郎 著 二年 二組 注 谷 舞 人 、 ど ん な 嘘 でも 見 破 る ﹁人 。 間 喧 発 見 器 ﹂ の成 瀬 演 説 の 。 達 人 であ る響 野 正 確 無 比 な 。 体 内 時 計 を 持 つ雪 子 若 き 天 。 才 スリ 師 の久 遠 こ の物 語 の 主 人 公 は 特 殊 な 能 力 を 持 つ四 。 人 組 の銀 行 強 盗 です 普 段 は 、 和気 議 々と し て いて 何 と も 、 ノリ の軽 い四 人 組 です が 銀 。 行 強 盗 と し て の実 績 は 本 物 。 成 功 率 は 実 に百 パ ー セ ント 綿 密 に練 ら れ た 作 戦 と 彼 ら が 、 持 つ能 力 に よ り 犯 行 か ら逃 走 ま で無 駄 な く 完 墜 に こな し ます 。 、 本 編 では 四人 そ れ ぞれ の 、 視 点 か ら 短 め の話 が ド ンド ン展 開 さ れ て いき ま す 。全 体 、 的 に コメ デ ィ要 素 が 強 く 会 話 が 面 白 く テ ンポ も 良 いの -3- 2階 にある広 い 自習室 2階 が 自習室 ③787甫 ④約16,31Xl冊 埼玉栄 ・栄北 ・花咲 徳栄 と相互貸出。 合計 で約301000冊 ⑤年間合計3,500冊、 自習室の利用 は 1日 平均約100人 ③369甫 ④42,028冊 ③ l日 平均232冊 1日平均86人 が利用 ①1976年 ②図書館様 として独立、 4階 建て f ③2,074「 ④約30万冊 ⑤年間合計 16,451冊(学生) 3,545冊 (教員) 21,260冊 (一般) ①1985年 ②高校 ・中学校それぞ ①図書館設置年 ② 場所の特徴 ③広 さ ④ 蔵書数 ⑤ 貸 し出 し利用数 一 年 一組 糸 井 望 一 年 三組 片 山 売輔 一 年 人組 ヽ 水井 香音 一 年 八組 船 戸小 百合 みな さ んは安 野光 雅 さ んと いう 人を知 って いま す か ? 、 安 野 さ んは 一九 二六年 島 、︲ 十回 棋 県 津 和 野 町生 ま れ で ︲ 師 範 学校 研究科 を修 T さ れ て じ いま す 小学 校 の美 術 教 員 を 、 経 験 さ れた後 画家 生 丁家 、 の仕事 に従事 さ れ 一九 六 人 、 年 ﹃ふし ぎ な え ﹄ で絵 本 界 にデビ ューしま した 。安 野 さ ん の作 品 は好 奇 心 や想 像力 を 膨 らま せ た独 創 的 なも のがた く さ んあ り ます 。ま た 、数 字 、 、 や科 学 文 字 にも 造 請 が深 く 絵 本 以外 にも 注 目 さ れ る作 品 。 が数多 く あり ま す 海外 でも 、 高 い評価 を受 け 色 々な 国 で 。 出 版 さ れ て いま す 、 こう い った業績 が認められ 、 最も 美 し い五十 冊 の本貨 国 、 際 ア ンデ ルセ ン賞 ブ ル ツク 、 リ ン美 術 館 賞 ケイ ト ・グ リ 、 ナ ウ ェイ賞 特 別賞 B I B金 、 、 のリ ンゴ賞 菊 池 党 貨 な ど 。 多 く の賞を受 賞 され て います 代表 的 な作 品 には ﹃ A BC の本﹄ ﹃ あ いう え お の本﹄ ﹃ 旅 は の絵 本﹄ ﹃ 天動 説 の絵 本﹄ ﹃ じ め て で あ う す う が く の絵 本﹄ ﹃ 算 私 語録﹄ ﹃ 絵 のま よ い 道﹄ ﹃ 緒 本 三団 志﹄ ﹃ 櫓 本平 家 物 語﹄ ﹃ 絡 本 シ ェイ ク スピ ア 劇 揚﹄ 霊日の子ども た ち﹄ ﹃ 絵 の教 室 ﹄ ﹃ 絵 のあ る白 伝 ﹄ な ど があ り ます 。 ど れも 色 々な 。 発 見 が あ る楽 し い作 品 です 是 非直 接 手 にと ってみ てくだ さ い。 、 そ れ に こんな こと を 言 っ 、 た ら失 礼 かも し れま せ んが 先 生方 にも 目を 通 し て いただ き た い作 品 が い っぱ いあ り ま 。 す どう か ご 一読 を ︱ 今 回 は数 あ る作 品 の中 か ら 。 四点を紹介 した いと 思 います ︲ 0 っこし﹄ ゆ か な 1 の い ﹁ 人 ひ 童話 圧 ︶ ︵ X 一 ■ 一 ナ 一 つ ” の 中 一 万″ こ の絵 本 の特徴 的 なと ころ 、 は 窓 のあ ると ころが切 り 抜 、 か れ て いて 家 の中 の様 子を 見 る こと が 出 来 ると こ ろ で 。 す 今 て のベージ が 同 じ よう 、 に見 え て 実 は家 の中 の子 ど も た ち は 引 越 し の真 っ最 中 、 で ベージを めく ると 隣 の家 に 引 っ越 し て いる 子 が いた り 、 ま だ準 備を し て いる子 が 、 。 いた り しま す そう した ズヤ 誰 が家 の中 で何 を し て いる の 、 か ﹂と い った こと が 切 り抜 ク か れ て いる 窓 クか ら確 認 す る こと が出 来 ま す 。 し か し子 ども たち全 員 が見 、 え るわ け ではなく 片方 の家 の人数 は分 か らなく な って い 、 る の で読 ん で いる子 ど も は 少 し頭 を 働 か せ る必要 があ り ま す . 頭 を 働 か せ て いる と 、 次第 に ﹁こ っち の家 には何 人 、 で こ っち の家 には何 人 ﹂ と いう こと が 分 か るよう にな つ 。 て いき ま す こ の本 の 目 的 は そ こ に あ り 、読 んだ 子ども は 、知 らず 知 らず のう ち に引き算 が出 来 るよう にな って いく のです 。 ま た 、 こ の本 の絵 の構 図 は 、 非常 に正 確 で 大 人 が見 ても 。 みと れ てしまう ほど です 色 も と ても 椅 麗 で、著者 は い っ た いど んな人 な のだ ろう と い う 興味 を そ そ られま した 。 絵 を 見 る のが好 き な 人 に も 、 オ ス ス メ し た い 一冊 と 、 ま 。 なっ にと っ て い 是 非 手 す 。 て観 てく だ さ い ︵ 永井 ︶ ﹃ 福音館 書 店 ︶ 旅 の絵 本﹄ ︵ 、 旅 の絵 本 は 人 シリ ーズ ま で出 て いるま さ に旅す る絵 本 、 。 です 繰 り 返 し 見 る た び に 安 野 さ んが仕 掛 け ただ ま し絵 や ミ エスト ー リ ーなど の隠 し メ ッセージ が見 つかり ま す 。 こ の絵 本 の読 み 方 と し て 、 、 ま ず 安 野 さ ん の描 く 世 は 界を芸 術 品 と し て楽 しむ 。 そ 、 れが 一段落 し た ら 同 じ人 が 別 の ページ にも 現 れ て いると 、 か 実 は有名 な 映 画 のシー ン や名 画 の 一部 が見事 にと け込 ま し てあ ったり と か、隠 し絵 やだま し絵 が仕 込 ま れ て いた り す る ので、 そ れを 独力 で探 し てみ る。 そう し て友 遣と お 互 いに見 つけ たと ころを言 い 、 合 い ま た新 た に発 見 したり 共感 した り す る こと でより 一 層 こ の本 を楽 し む こと が でき ます。 一つだ け絵 を 紹介 しま し ょ う 。最初 であ る絵 全 を除 い 扉︶ 。 て 二枚 日 の絵 です こ の絵 は 。 陸前高 日 の松 原 の絵 です 大 津 波 によ ってほと んど倒 れま した が、 ふしぎ に 一本 のな だ け が倒 れず に残 り ま した. し かし やが て枯 れ るおそ れ が で 、 、 てき た ので これを伐 り ﹁ 希 望 の松 ﹂と し て復 果 の願 いを 込 め て永 久 に残 す こと になり ま した。 こ の ベージ の真 ん中 、 に立 って いる のは そ の希 望 。 の松を結 いたも のだそう です ベージ の右 側 で青 っぽ い幅 子 と 服を着 た 人 が誰 かと話 し て 。 いま す これ が旅 人 であ る安 。 野 さ ん です そ の近 く ではイ カと魚 の子物 が作 ら れ て いて 右 の ベージ では馬 を 引 いた 男 。 女 が いま す 左 下 のカ メと 子 、 。 供 たち あ と あ の人 は ⋮ あ 。 のおとぎ 話 です ね こ のよう 、 に 他 の絵 にも た く さ ん の隠 し絵 や メ ッセ ージ が隠 され て 。 います 興味 があ る方 は是 非 。 借 り てみ てく だ さ い ︵ 船 戸︶ 、 で ア ッと いう 問 に説 み進 ん 。 でし ま いま す も ち ろ ん事 件 、 性 も あ り 犯 罪 千 であ る十 人 公 た ち が 別 の犯 罪 に巻 き 込 ま 、 れ そ の犯 人 を 追 う と いう 不 〓 思議 な 展 開 も 待 って いま す こ の作 品 は 映 画 化 も さ れ て 、 いる の で 面 白 さ は 保 障 でき ま す 。 ぜ ひ読 ん で み てく だ さ . い ﹃コンビ ニた そ が れ堂 ﹄ 村 山 早 紀 著 二年 四組 栗 原 萌 これ は 不 思 巌 な ヨ ンピ ニを テー マと す る いく つか の短 縮 。 か ら な る 一冊 です め った に 、 本 を 読 ま な い私 でも 一気 に 。 読 め て しま いま し た 、 不 思 議 な コンビ ニと は 何 か を 探 し て いる 人 だ け が た ど り な く と いう コンビ ニです 。 、 一話 ごと に主 人 公 も 変 わ り 、 探 し て い る も のも 十 好 き 、 だ つた 人 か らも ら った 手 帳 、 お気 に入 り の人 形 人 間 にな L れ る ア メと か 様 々です と に か く そ の コンビ ニには 何 でも 。 あ る ん です み な さ んも 探 し 物 の 一つや 二 つは あ る でし ょ う 。 探 し て いるう ち に、 あ な た も コンビ ニた そ が れ堂 に辿 , く かも し れ ま せ ん ね 1 1 持 こ の本 の 一話 一話 す べ てが 本 当 に心 が は か ば か し てく る よ う な 温 か い物 語 ば か り で 、 . す 読 き が 苦 手 だ った り つま ら な い本 な ん て 読 め な い1 って思 って いる 人 でも こ 。 れ な ら読 め ると 思 いま す 本 t 校 の田 辞 鮮 にも あ り ま す み 、 な さ ん ぜ ひ読 ん でみ てく だ さ いね 。 -4- 華ヨ 雪匝