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(平成19年度以降入学生用の科目です。 【授業の目標】 植物界全般

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(平成19年度以降入学生用の科目です。 【授業の目標】 植物界全般
授業科目名
基礎実験Ⅰ
科目コード
A007073
科目区分
専門教育科目
開講時期
前期
学部・学科等
農学部 森林科学科
曜日
木曜日
必修・選択区分
必修
時限
5~8
標準対象年次
2
授業形態
実験
単位数
1
教室名
工作実験室(峰)
電話番号 (代表者名)
028-649-5543(小林幹夫)
e-mailアドレス
(代表者)
[email protected]
担当教員名
オフィスアワー
小林 幹夫
逢沢 峰昭
月曜日午前10時半~午後2時半,国際学部C棟3階の研究室
(平成19年度以降入学生用の科目です。
【授業の目標】
植物界全般にわたる構成員について自分自身の目でその実態を確かめることによって植
物観察能力,同定能力,植物調査のデザイン能力を養うことを目標とします。
【前提とする知識・経験】
特別な予備知識は必要としません。
【授業計画】
1.多心皮類の花の比較観察;モクレン科1種の花の分解スケッチ(第1週)
2.尾状花類の花の比較観察;ブナ科、カバノキ科、クルミ科、ヤナギ科、ヤマモモ科
のいずれか2科より各1種ずつを選び、花序・花の観察スケッチ(第2・3週)
3.バラ花類、ツバキ花類各1種の花の分解図および葉の観察、スケッチ(第4週)
4.イネ科の検索と同定;カラスムギの穂、小穂、小花、鱗被および葉の観察とスケッ
チ。タケ亜科を含む、2つの亜科の各1種の花や葉の形態の比較観察(第5・6週)
5.藻類の観察;緑藻2種、珪藻1種、藍藻1種を観察・スケッチし同定する。光学顕
微鏡の使用法の習得(第7週)
6.菌類の観察;セルロース分解菌1種、リグニン分解菌1種、絶対的寄生菌1種、い
ずれも、宿主の植物、子実体、菌糸、分生子などの胞子を観察スケッチ。殴打法に
よる樹木の菌類侵食マップの作成(第8・9週)
7.着生センタイ類5種(セン類3種、タイ類2種)の検索と同定(第10・11週)
8.シダ植物の観察;大葉シダ類2種の胞子体と前葉体の観察、裸茎植物、有節植物、
小葉植物のうちの2種を観察(第12週)
9.裸子植物5科より各1種ずつを選び、花、球果、枝葉の比較観察(第13週)
10. 樹木の葉からのDNAの抽出・精製・確認(第14・15週) 【教科書・参考書・教材】
教科書は使用せず,各項目毎にプリントを配付し、課題の説明を行なう。DNA抽出精製
実験以外のすべての項目においてスケッチを伴うので、各自必ずF4サイズのスケッチ
ブックとHB以上の濃くて柔らかい鉛筆と消しゴムを用意すること。また、10倍程度の
ルーペを各自持参のこと。実験材料はすべて毎回、峰のキャンパス内で採集調達する。
【成績評価法】
各項目毎にスケッチブックを提出するものとし、すべてを提出した者についてのみ成績
評価の対象とします。評価はそれぞれの課題の達成度によってランク付けを行います。各
項目について、課題内容を全てやり遂げた上に、①ていねい・正確・精密に観察・スケッ
チされていること、②必要な部分にすべて説明書きが付されていること、③課題が超過達
成されていること、もしくは、自分の知的興味に基づいて課題を発展させた内容を含んで
いること、の3条件が満足されているものを”優”、いずれかを欠くものを”良”、3条件を
欠くものを”可”と判定します。全項目のうち、過半数の”優”判定のある場合は最終成績評
価を”優”、半数に満たない場合を”良”、1つも優判定が無い場合を”可”とします。各項目
の良、可の判定の場合には、レポートに対するコメントに従って補充・改訂、再提出し、
再評価を受けることができます。
【教員からのメッセージ
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