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機械加工学

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機械加工学
授業科目名
機械加工学
科目コード
T130057
科目区分
専門教育科目
開講時期
後期
学部・学科等
工学部 機械システム工学科
曜日
火曜日
必修・選択区分
選択
時限
1~2
標準対象年次
2
授業形態
講義
単位数
2
教室名
721番(陽東)
電話番号 (代表者名)
028-689-6039
e-mailアドレス
(代表者)
[email protected]
担当教員名
オフィスアワー
市田 良夫
火曜日10:30-12:00 機械システム工学科棟1階市田教授室 (7-109)。
【授業の目標】
本講義は,(1)機械加工法の基本原理や加工機構を理解し,創造性豊かな思考力を身
につけること,(2)機械加工学と人間・社会との関わりを理解し,幅広い基礎知識と教
養を身につけること,(3)機械加工と加工機械・システムに関する専門知識の習得と応
用能力を養うこと,(4)工業製品の生産過程やものづくりの仕組みを把握し,安全で環
境にやさしい生産加工システムを柔軟に思考し,デザインする能力を養うことを達成目
標とする。
授業と学科の教育目標の関係:A(創造性豊かな思考力)20%,C(基礎知識と教養)
30%, D(専門知識と応用能力)30%,E(デザイン能力)20%
【前提とする知識・経験】
物理学及び化学の基礎知識があること,及びものつくりに対する関心と意欲を有する
ことが望ましい。
【授業の具体的な進め方】
講義は,配布するプリントを用いて進めることを基本とする。授業内容の理解を深め
るため,演習課題を与え,授業中に解いて提出してもらうか,宿題としてレポートを提
出してもらいます。
【授業計画】
1.生産加工技術の変遷(生産加工技術および工作機械の歴史) 2.加工法の分類(生
産と加工法の役割,付加価値,環境負荷等) 3.切削加工の基礎(切削の様式,切りく
ずの形態,構成刃先の生成) 4.材料除去機構と切削抵抗 5.比切削エネルギーと切削
温度 6.工具材料,工具摩耗及び工具寿命 7.加工精度,表面粗さ,加工変質層及び
切削液 8.切削工作機械と加工システム(旋盤,フライス盤,中ぐり盤,ボール盤,歯
切り盤,NC工作機械,マシニングセンタ等) 9.研削理論と応用 10.研削機構,砥粒
及び研削砥石 11.研削抵抗,研削温度,自生作用 12.研削方式と研削盤(平面・円
筒研削盤,内面研削盤,心なし研削盤,NC研削盤,グラインデングセンタ等) 13.砥
粒加工法と特殊加工法(超仕上げ,ラッピング,ホーニング,ポリッシング,音波加工
等,放電加工,電子ビーム加工,プラズマ加工等,レーザー加工等) 14.学外工場見学
15.期末試験
【教科書・参考書・教材】
教科書:教科書に相当するプリントを配布する。
参考書:1)「機械工作法」平井,和田,塚本共著,コロナ社
2)新編「機械加工学」橋本・山田共著,共立出版
教材:補足図・表等のプリント
【成績評価法】
①中間試験(20%),②期末試験(45%),③学習態度(10%),④課題レポート(25%)により
評価する。ただし,学習態度には受講状況,演習問題の内容を含むものとする。総合得
点90点以上を「秀」,80点以上を「優」,70点以上を「良」,60点以上を「可」,60点
未満は不合格とする。成績評価の必要条件は,2/3以上の講義に出席することである。本
授業の教育目標は,上記の①~④により,(1)①5%②10%④5%,(2)①5%②15%③5%
④5%,(3)①5%②10%④5%,(4)①5%②10%③5%④10%として評価を行う。
【教員からのメッセージ】
この授業では,機械工学技術者・研究者として少なくとも知っておかねばならない機
械加工学についての基礎知識を修得してもらいたい。また,演習問題や見学等を通し
て,新しいものづくりために必要な創造力や応用力を養ってもらうとともに,授業で学
んだことが社会の中でどのように応用されているかを理解し,考えてもらいたい。
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