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PDFファイル - Pmda 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
この添付文書をよく読んでから使用してください。 体外診断用医薬品 製造販売届出番号 07A2X10001008110 **2012 年 4 月改訂 (第 06 版) *2010 年 12 月改訂 (第 05 版) クラス I 生化学・免疫検査用シリーズ(80035001)* BBx パック Type 1 【警告】 TG プラリドキシムヨウ化メチルを投与中の患者において、実際の血糖 値より高値を示すおそれがあるので、プラリドキシムヨウ化メチル を投与中の患者における血糖測定値に対する影響について、事 前に製造販売業者から情報を入手すること。〔プラリドキシムヨウ 化メチルを投与中の患者で、実際の血糖値よりも高値を示すこと があり、その偽高値に基づきインスリン等の血糖降下剤を投与す ることにより、昏睡等の重篤な低血糖症状があらわれるおそれが ある。〕 T-CHO 【重要な基本的注意】* 1.指先から採血する場合は、穿刺前に、必ず流水でよく手を洗 うこと。 2.果物等の糖分を含む食品などに触れた後、そのまま指先から 採血すると指先に付着した糖分が血液と混じり、血糖値が偽 高値となるおそれがある。[アルコール綿による消毒のみで は糖分の除去が不十分との報告がある。] 3.以下のような抹消血流が減少した患者の指先から採血した 場合は、血糖値が偽低値を示すことがあるため、静脈血等他 の部位から採血した血液を用いて測定すること。 ・脱水症状 ・ショック状態 ・抹消循環障害 【全般的な注意】 1.本品は体外診断用医薬品であり、それ以外の目的に使用しな いで下さい。 2.診断は、他の関連する検査結果や臨床症状等に基づいて総合 的に判断して下さい。 3.添付文書以外の使用方法については保証いたしません。 4.使用する機器の取扱説明書をよく読んでから使用して下さい。 GLU ALB 〈R1 試薬〉 リポプロテインリパーゼ(LPL) 2.50 U グリセロール脱水素酵素(GlyDH) 0.40 U ジアホラーゼ(DI) 0.20 U 〈R2 試薬〉 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD) 6.63μg 2-ベンゾチアゾリル-3-(4-カルボキシ-2-メトキシフェニル)-5-[4-(2-スルフォ エチルカルバモイル)フェニル]-2H-テトラゾリウム(WST-4) 14.52μg 〈R1 試薬〉 コレステロールエステラーゼ(CE) 0.10 U コレステロール脱水素酵素(CHDH) 0.08 U ジアホラーゼ(DI) 0.10 U 〈R2 試薬〉 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD) 6.63μg 2-ベンゾチアゾリル-3-(4-カルボキシ-2-メトキシフェニル)-5-[4-(2-スルフォ エチルカルバモイル)フェニル]-2H-テトラゾリウム(WST-4) 17.42μg 〈R1 試薬〉 グルコース脱水素酵素(GDH) 0.10 U ジアホラーゼ(DI) 0.05 U 〈R2 試薬〉 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD) 6.63μg 2-ベンゾチアゾリル-3-(4-カルボキシ-2-メトキシフェニル)-5-[4-(2-スルフォ エチルカルバモイル)フェニル]-2H-テトラゾリウム(WST-4) 14.52μg 〈R1試薬〉 ブロモクレゾールパープル(BCP) 3.55μg 本試薬パックの構造は図のようになっています。 〈試薬パック外観〉 【形状・構造等(キットの構成)】 構成 GOT GPT γ-GTP 成分 (1 回測定分中) 〈R1 試薬〉 L-アスパラギン酸 0.75μg オキザロ酢酸脱炭酸酵素(OAC) 0.04 U ピルビン酸オキシダーゼ(POPG) 0.06 U パーオキシダーゼ(POD) 0.04 U 〈R2 試薬〉 α-ケトグルタル酸 0.37μg 10-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-3,7-ビス-(ジメチルアミノ) フェノチアジンナトリウム(DA-67) 0.41μg 〈R1 試薬〉 L-アラニン 1.50μg ピルビン酸オキシダーゼ(POPG) 0.06 U パーオキシダーゼ(POD) 0.04 U 〈R2 試薬〉 α-ケトグルタル酸 0.37μg 10-(カルボキシメチルアミノカルボニル)-3,7-ビス-(ジメチルアミノ) フェノチアジンナトリウム(DA-67) 0.41μg 〈R1 試薬〉 グリシルグリシン 14.86μg 〈R2 試薬〉 L-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリド・アンモニウム塩 2.60μg 〈反応エリア断面図 例〉 【使用目的】 血液中グルタミック・オキザロアセティック・トランスアミナーゼ(GOT)、グルタミック・ピ ルビック・トランスアミナーゼ(GPT)、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)、 中性脂肪(TG)、総コレステロール(T-CHO)、グルコース(GLU)、アルブミン (ALB)の測定 BBx パック Type1 S1081111-(06) 4.中性脂肪(TG) 【測定原理】 50μL の検体を、試薬パックの検体供給部に滴下します。滴下さ れた検体は試薬パック内の反応エリアに導入されます。検体が全 血の場合は、装置の加圧機構により血球成分が分離され、血漿 成分が試薬パック内の反応エリアに導入されます。導入された試 料は、試薬を溶解し検査対象成分の量に比例する発色を生じま す。その発色濃度を吸光度の変化量として捉えることにより、試薬 パックの持ち手部分に貼られた二次元コードラベルに記載された 検量線から検体中の各活性及び濃度を定量します。 1.グルタミック・オキザロアセティック・トランスアミナーゼ(GOT) L-アスパラギン酸 +α-ケトグルタル酸 GOT オキザロ酢酸 + L-グルタミン酸 OAC オキザロ酢酸 ピルビン酸 + CO2 ピルビン酸 + O2 + HPO42POPG H2O2 + アセチルリン酸 + CO2 POD H2O2 + DA-67 メチレンブルー 検体中のGOTは、基質として加えたL-アスパラギン酸とα-ケトグル タル酸に作用して、オキザロ酢酸とL-グルタミン酸を生成します。さら に生成したオキザロ酢酸は、オキザロ酢酸脱炭酸酵素(OAC)の作 用により、ピルビン酸となります。生成したピルビン酸は、リン酸イオン、 コカルボキシラーゼ、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、Mg2+の存在下で ピルビン酸オキシダーゼ(POPG)の作用により酸化され、過酸化水素 を定量的に生成します。生成した過酸化水素は、パーオキシダーゼ (POD)の作用によりDA-67をメチレンブルーにします。このメチレンブルー の生成速度を波長630nmで測定することにより、GOT活性を求 めることができます。 2.グルタミック・ピルビック・トランスアミナーゼ(GPT) L-アラニン +α-ケトグルタル酸 GPT ピルビン酸 + L-グルタミン酸 ピルビン酸 + O2 + HPO42POPG H2O2 + アセチルリン酸 + CO2 POD H2O2 + DA-67 メチレンブルー 検体中のGPTは、基質として加えたL-アラニンとα-ケトグルタル酸に 作用して、ピルビン酸とL-グルタミン酸を生成します。生成したピルビン 酸は、リン酸イオン、コカルボキシラーゼ、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、 Mg 2+ の存在下でピルビン酸オキシダーゼ(POPG)の作用により酸化 され、過酸化水素を定量的に生成します。生成した過酸化水素 は、パーオキシダーゼ(POD)の作用によりDA-67をメチレンブルーにしま す。このメチレンブルーの生成速度を波長630nmで測定することに より、GPT活性を求めることができます。 3.γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP) LPL 中性脂肪 + H2O グリセロール + 脂肪酸 GlyDH グリセロール + NAD ジヒドロキシアセトン + NADH DI NADH + WST-4 ホルマザン + NAD 検体中のTGは、リポプロテインリパーゼ(LPL)により、グリセロールと脂 肪酸に加水分解されます。生成したグリセロールは、グリセロール脱水 素酵素(GlyDH)の作用により、ジヒドロキシアセトンに変換され、それ と同時に酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)は還元型ニコチ ンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)に変化します。このNADHはジア ホラーゼ(DI)の作用で、WST-4を還元しホルマザンを生成させます。 生成したホルマザンを波長630nmで測定することにより、TG濃度 を求めることができます。 5.総コレステロール(T-CHO) エステル型コレステロール + H2O CE コレステロール + 脂肪酸 コレステロール + NAD CHDH コレステ-4-エン-3-オン + NADH DI NADH + WST-4 ホルマザン + NAD 検体中のエステル型コレステロールは、コレステロールエステラーゼ(CE)の作 用により、遊離型コレステロールと脂肪酸に分解されます。この遊離 型コレステロールと検体中の既存の遊離型コレステロールは、コレステロール 脱水素酵素(CHDH)の作用により、コレステ-4-エン-3-オンに変換さ れ、それと同時に酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)は 還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)に変化します。この NADHはジアホラーゼ(DI)の作用で、WST-4を還元しホルマザンを生 成させます。生成したホルマザンを波長630nmで測定することによ り、T-CHO濃度を求めることができます。 6.グルコース(GLU) グルコース + NAD GDH D-グルコノ-δ-ラクトン + NADH DI NADH + WST-4 ホルマザン + NAD 検体中のGLUは、グルコース脱水素 酵素(GDH)の作用により、 D-グルコノ-δ-ラクトンに変換され、それと同時に酸化型ニコチンアミド アデニンジヌクレオチド(NAD)は還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド (NADH)に変化します。このNADHはジアホラーゼ(DI)の作用で、 WST-4を還元しホルマザンを生成させます。生成したホルマザンを波長 630nmで測定することにより、GLU濃度を求めることができます。 7.アルブミン(ALB) 検体中のALBは、酸性溶液中でブロモクレゾールパープル(BCP)と結 合し複合体を形成し青色を呈します。生成した複合体に基づく 色調変化を波長630nmで測定することにより、ALB濃度を求め ることができます。 COOH NH2 CHCH2CH2CONH COOH NO2 + H2NCH2CONHCH2COOH γ-グルタ ミ ル- 3 -カ ルボキシ-4 -ニト ロアニリ ド グリ シルグリ シン NH2 γ-G T P COCH2CH2CH COOH COOH + NH2 NO2 HNCH2CONHCH2COOH γ-グルタ ミ ル-グリ シルグリ シン 3 -カ ルボキシ- 4 -ニト ロアニリ ン 基質L-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリドはグリシルグリシンの存 在下で、γ-GTPが作用すると、γ-グルタミルグリシルグリシンと3-カル ボキシ-4-ニトロアニリンを遊離します。この反応における3-カルボキシ4-ニトロアニリンの生成速度を波長405nmで測定することにより、 γ-GTP活性を求めることができます。 BBx パック Type1 S1081111-(06) 【操作上の注意】* 測定試料の性質、採取法 検体はなるべく新鮮なものを使用して下さい。全血を使用する場 合には、採血後速やかに測定して下さい。 血清または血漿を4℃保存した場合には、GOTは3日間(1)、GPTは 2日間(1)、γ-GTPは1ヶ月間(1)、TGは数日間、安定とされています が、GLUは変動する恐れがありますので、血清分離後は速やかに 測定して下さい。 血中TGは、採取した食事中の脂肪量と吸収の割合で程度は異な りますが、食後に上昇し4~6時間後に最大値となるため、一般に 早朝空腹時、12~16時間絶食後に採血する必要があります。 血中T-CHOは、検体を室温に放置しますと、血中のレシチンコレステロー ルアシルタランスフェラーゼなどの作用により経時的に変化しますので、血 清分離後は速やかに測定して下さい。 血中GLUは、赤血球の解糖作用により、全血をそのまま放置した 場合は、血糖値が低下します(25℃で、1時間あたり8mg/dL、4℃で、 1~3mg/dL)ので、採血後速やかに測定するか血清分離を行って 下さい(2)。 高GOT、高GPT検体を測定した場合、測定上限を下回る 値を示す場合がありますので注意して下さい。 妨害物質・妨害薬剤 赤血球中のGOT値は、血清値の約40倍といわれています。したが って、軽度の溶血でも正誤差を与えますので注意して下さい。また 赤血球中のGPT値は、血清値の約7倍といわれています。高度の 溶血の場合は、正誤差を与えますので注意して下さい。 ビリルビン、アスコルビン酸などの還元性物質は、GOT、GPTでは負誤 差、TG、T-CHO、GLUでは正誤差を与えますので注意して下さい。 遊離グリセロールは、TGでは正誤差となりますので注意して下さい。 解糖阻止剤のフッ化ナトリウムは誤差を与えます。クエン酸塩、EDTA塩、 シュウ酸塩等の凝血防止剤を添加するとGOT、GPT活性が低下する 場合があります。 【用法・用量(操作方法)】 試薬の調製方法 個別包装を室温に戻してから開封し、試薬パックを取り出します。 試薬パックは開封後、速やかに使用して下さい。未開封の試薬パ ックは、冷所(2~10℃)に保存して下さい。最終使用期限はラベ ルおよび外箱に表示されています。使用期限の過ぎた試薬パック は使用しないで下さい。 必要な器具・器材・試料等 小型臨床化学検査装置 BBx専用 【測定結果の判定法】 健常人の参考基準範囲として、次のような報告(3)(4)がありますので、 参考にして下さい。なお、基準範囲値は各施設において設定して 下さい。 測定項目 GOT GPT γ-GTP TG T-CHO GLU ALB 参考基準値 13~33 U/L 男性 8~42 U/L、女性 6~27 U/L 10~47 U/L 35~150 mg/dL 122~244 mg/dL (平均値 176 mg/dL) 60~100 mg/dL (早朝空腹時) 3.9~4.9 g/dL 【性能】 性能 1.感度 (1)GOT 活性 75U/L の試料を測定するときの測定値は、60~ 90U/L の範囲です。 (2)GPT 活性 67U/L の試料を測定するときの測定値は、54~ 80U/L の範囲です。 (3)γ-GTP 活性 186U/L の試料を測定するときの測定値は、 149~223U/L の範囲です。 (4)TG 濃度 265mg/dL の試料を測定するときの測定値は、212 ~318mg/dL の範囲です。 (5)T-CHO 濃度 226mg/dL の試料を測定するときの測定値は、 181~271mg/dL の範囲です。 (6)GLU 濃度 197mg/dL の試料を測定するときの測定値は、 158~236mg/dL の範囲です。 (7)ALB濃度4.5g/dLの試料を測定するときの、測定値は3.6~ 5.4g/dLの範囲です。 2.正確性 既知活性及び既知濃度の管理用血清を測定するとき、既知活 性及び既知濃度の±20%以内です。 3.同時再現性 同一検体を 10 回同時に測定するとき、測定値の再現性は 10% 以下です。 4.測定範囲 GOT 10~200 U/L GPT 10~200 U/L γ-GTP 10~700 U/L TG 20~700 mg/dL T-CHO 20~450 mg/dL GLU 20~400 mg/dL ALB 1~7 g/dL 測定(操作)法 1.測定方法 50μL の検体を、試薬パックの検体供給部のガラスフィルターを 覆うように滴下します。エッジに付着したり、検体供給部からこぼ れた検体は、装置にセットする前に拭き取って下さい。 続いて、装置のカバーを開け、試薬ステージにセットします。装置 のカバーを閉じると、自動的に測定を開始し、試薬パックの持ち 手部分の二次元コードラベルを読み取ります。測定が終了する と、測定結果が印字されます。測定終了後、装置のカバーを開 けて、試薬パックを取り出します。 装置の取り扱い方法や画面の表示例などの詳細は、装置の取 扱説明書を参照して、その指示に従って下さい。 2.算出法 検体供給部の背面には、検量線情報が記載された二次元コード が添付されており、試薬パックを装置にセットすることにより、自 動的に読み取り測定項目を識別して測定することができます。 BBx パック Type1 S1081111-(06) 相関性試験成績 廃棄上の注意 ヒト血清を検体とするとき、対照試薬(x)と本法(y)との相関性は次 の通りです。 対照試薬 相関性 GOT N-アッセイ L GOT y = 0.988x + 0.90 ニットーボー r = 0.997 (JSCC 標準化対応試薬) n = 50 GPT N-アッセイ L GPT y = 1.009x - 0.39 ニットーボー r = 0.998 (JSCC 標準化対応試薬) n = 50 γ-GTP N-アッセイ L γ-GTP-H y = 0.992x + 1.07 ニットーボー r = 0.999 (JSCC 標準化対応試薬) n = 50 TG N-アッセイ L TG-H y = 1.011x + 0.63 ニットーボー r = 0.995 n = 50 T-CHO N-アッセイ L T-CHO-H y = 1.003x + 0.77 ニットーボー r = 0.995 n = 50 GLU N-アッセイ Glu-UL y = 0.997x + 0.49 ニットーボー r = 0.999 n = 50 ALB N-アッセイ L ALB-S y = 0.978x + 0.10 ニットーボー r = 0.990 n = 50 1.検体はHIV、HBV、HCV 等の感染性のものが存在する場合があ りますので、取扱い時には、手袋等の保護具を着用して感染防止 に十分注意して下さい。検体および検体に接触した器具、試薬パ ック等は、次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素1,000ppm、1時間 以上)または、グルタールアルデヒド(2%、1時間以上浸漬)による 消毒処理あるいは、オートクレーブで滅菌処理(121℃で20分以 上)を行って下さい。 2.試薬パック、包装容器、器具等を廃棄する場合には、廃棄物の 処理および清掃に関する法律、水質汚濁防止法等の規定に従っ て処理して下さい。 較正用基準物質 (1)GOT (2)GPT (3)γ-GTP (4)TG (5)T-CHO (6)GLU (7)ALB 常用参照標準物質:JSCC 常用酵素 (JCCLS CRM-001b) 常用参照標準物質:JSCC 常用酵素 (JCCLS CRM-001b) 常用参照標準物質:JSCC 常用酵素 (JCCLS CRM-001b) NIST SRM1951-Ⅰ、Ⅱ NIST SRM1951-Ⅰ、Ⅱ NIST SRM917 D-Glucose IRMM ERM DA-470 【使用上又は取扱い上の注意】 取扱い上(危険防止)の注意 検体はHIV、HBV、HCV 等の感染性のものが存在する場合があり ますので、取扱い時には、手袋等の保護具を着用して感染防止に 十分注意して下さい。検体および検体に接触した器具、試薬パッ ク等は、次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素1,000ppm、1時間以 上)または、グルタールアルデヒド(2%、1時間以上浸漬)による消 毒処理あるいは、オートクレーブで滅菌処理(121℃で20分以 上)を行って下さい。 【貯蔵方法、有効期間】 貯蔵方法 2~10℃で保存 有効期間 製造後 1 年間 最終使用期限は容器ラベル及び外箱に記載してあります。 【包装単位】 BBx パック 商品コード 統一コード 包装サイズ 0811101 479000853 30 枚入り 対応機種 小型臨床化学 検査装置 BBx 【主要文献】 (1)Medical Practice 編集委員会,臨床検査ガイド ’92, 文光堂, 東京, 220-225(1992) (2)金井正光編著, 臨床検査法提要, 改訂 30 版, 金原出版, 東京, 529-537(1993) (3)桑克彦, 検査と技術, 26(8), 635-644(1998) (4)血清蛋白質基準範囲設定プロジェクトチーム, 臨床病理臨時 増刊号, 101, 5, 207-209(1996) 【問い合わせ先】** ニットーボーメディカル株式会社 TEL.03-4582-5420 FAX.03-3238-4590 【製造販売業者の氏名又は名称及び住所】** ニットーボーメディカル株式会社 福島県郡山市富久山町福原字塩島 1 番地 使用上の注意 1.使用の際には、この説明書に記載された方法に従って下さい。 記載された使用方法および使用目的以外での使用については、 測定値に影響を与えるおそれがありますので、絶対に行わない で下さい。 2.赤血球中の GOT 値は、血清値の約 40 倍といわれています。し たがって、軽度の溶血でも正誤差を与えますので注意して下さい。 また赤血球中の GPT 値は、血清値の約 7 倍といわれています。 高度の溶血の場合は、正誤差を与えますので注意して下さい。 3.血中 GLU は、赤血球の解糖作用により、全血をそのまま放置し た場合は、血糖値が低下しますので、採血後速やかに測定する か血清分離を行って下さい。 4.ビリルビン、アスコルビン酸などの還元性物質は、GOT、GPT では負誤差、 TG、T-CHO、GLU では正誤差を与えますので注意して下さい。 5.遊離グリセロールは、TG では正誤差となりますので注意して下さい。 6.試薬パックは、冷所(2~10℃)で保存し、凍結させないで下さい。 凍結した試薬パックは使用できません。 7.使用期限の過ぎた試薬パックは使用しないで下さい。 BBx パック Type1 S1081111-(06)