ダーツは形からして人類が太古の昔から狩猟のため使用していた弓矢の

平成２７年７月１４日
兵庫県立尼崎小田高等学校「看護医療・健康類型」２期生 ＮＯ．８
【第６回】５月２２日（金）
５・６限目：実技講習『世界のスポーツを楽しもう！Ⅰ』
【第７回】５月２９日（金）
５・６限目：実技講習『世界のスポーツを楽しもう！Ⅱ』
～第３学年（一期生）
『スポーツ医療』との交流～
ダーツは形からして人類が太古の昔から狩猟のため使用していた弓矢の矢である。それが 14 世紀頃のイ
ギリスで百年戦争の最中に、酒場にたむろしていた兵士たちが、余興でワイン樽めがけて矢を放つようになっ
たことがダーツの起こりと言われている。当時は戦争中であり、ワイン樽も貴重なものであったことから、木を
輪切りにしたものを使うようになり、また矢が手投げしやすくするために短く変化していった。この木を輪切り
にしたことにより、もともとあった木の年輪や乾燥によるひび割れが現在のダーツボードの得点システムの基
となり、19 世紀末になって現在のような得点システムが確立された。
２２日、２９日の２日間、日本ボードダーティング協会（JBDA）から３名の指導員の方に来ていただき、
ダーツの起源、ルール、技能、ゲームの進め方についてご指導していただきました！２９日は看護医療・健
康類型の一期生と二期生の交流も兼ねてダーツを楽しみました！
【指導員（特別非常勤講師）の紹介】
助田
敦 氏（日本ボードダーティング協会：事務局長）
道中 義一 氏（平成２４年度 全日本ボードダーティング協会ランキング４位）
辻田
勝 氏（平成２４年度 全日本ボードダーティング協会ランキング１位）
１レーン４人で様々なゲームを教えていただきました。ダーツは全て“不干渉”“自己責任”の
スポーツといわれ、周りで観ている人は、例え良いプレーであっても声を出して讃えてはいけませ
ん。ましてや、失敗に対して、クスクス笑ったりするなど決して音をたててはいけないのです。聞
こえる声は指導員のアドバイスとダーツが刺さる音と抜く音だけです。ですから、それぞれがマナ
ーを守ってプレーに専念する、まさに紳士・淑女のイギリスのスポーツなのです。
ボードダーティングはスタンダードダーツの入門編とも言われ、数値の上からも数倍容易にプレー
できますし、得点計算のほとんどは九九の暗算で行えます。また、難易度も下がり、競技対象世代や性
別、障がいの有無（車椅子）など福祉スポーツ、障がい者スポーツとしても深く親しまれています。
３０種類以上もゲームの種類があり、１回３投でゲームが構成されており、全てのゲームが本日（２
９日）最後におこなった最後の『２５１（スタンダードは５０１）』という２５１点からの減算で
競うゲームに通じる、非常に奥の深い競技です。
【レッスンⅠ】
まずは構えと投げ方を学んでいます。ここまでは綺麗なフォームです。
①立ち方から構える
②狙いを定めてセット
③腕を伸ばしフォロースルー
【レッスンⅡ】
JBDA ランキング上位の助田氏のデモンストレーション！そしていよいよ練習開始！
綺麗なフォームが正確性を生む！ ダーツは決して中心を狙うのではありません！が… あらら…
・肘を固定！右目の下でセット！「自分で抜くのがルール」
女子も頑張れ！
【ゲーム】
第一投者は、指導員の方の「ゲームオン！」というかけ声に合わせて全員の拍手の中で投げるこ
とができるという、とても名誉な投者になります！
久城先生も生徒も真剣です！
ゲームは「ゲット・ポイント」「ベースボール」「ダブルダウン」「アラウンド・ザ・クロッ
ク」と、個人対抗からチーム対抗まで様々なゲームを教えていただき、３年生（１期生：スポー
ツ医療）と共に、集中し、共に盛り上がりました。どのゲームも、指導員の方々に出された課題
をクリアできる生徒が現れました。さすが運動部員達の集まりです！
そして、いよいよ最後のゲーム「２５１」です。教えていただいた数々のゲームは、すべてこ
のゲームに通じるもので、持ち点から得点を減算してゆき、相手より先にちょうど「０」にする、
ボードダーティングの究極のゲームです！
一番向きになっているのは、スポーツ医療担当の今安先生！ターゲット型競技は特に得意だとか…
今回は、指導員の方々、先生方、３年生、２年生とみんなで、２時間みっちりボードダーティン
グで競い合いました。このスポーツは老若男女、障がい者など全ての人が楽しめるスポーツです！
指導員の方々、教師、３年生、２年生も垣根を無くし、楽しめました～！来年もやるぞ！