No.1

平成２７年５月７日
兵庫県立尼崎小田高等学校「看護医療・健康類型」２期生 ＮＯ．１
２学年では、授業として、看護医療系の進学希望の生徒が「看護医療基礎」を、健康スポーツ系の進学希望の
生徒が「スポーツ総合演習」を選択し、それぞれに「探求基礎」といった調査研究活動をする時間が設けられて
います。
今回は「スポーツ総合演習」の授業について紹介させていただきます。
１.スポーツ総合演習の目標
スポーツ総合演習は、実習、体験、発表、などの研究課題を通して、知識・技能の重要性を改めて認識し、情
報の【分析】
【評価】
【論述】や熟考、評価などの【言語】に関する能力の育成に資するとともに、自らに適した
生涯を通した豊かなスポーツライフの実現に向けた見通しを立てると共に、スポーツと多様に関わることのでき
る能力の育成を目指すことを目的とする。
【第３回】４月２４日（金） ５・６限目：実技講習『卓球の練習法』
本日は、スポーツインストラクターも進路の視野に入れた生徒による指導者体験授業をおこなった。卓
球はネット型の種目として、従来の体育の授業でも取り扱えるが、本校の保健体育科の年間計画には入れ
ていない種目である。生徒達は小中学校時代に、公共施設やレジャー施設等体験している生徒がほとんど
であるが、設営された卓球台で遊びの中でおこなっているため、卓球台の設営方法やゲームの進め方や、
詳しいルール等についてはあまり知らない生徒がほとんどであった。
【写真①】
【写真②】卓球台の準備開始！
卓球のラケットの持ち方などを説明する様子
【写真③】ウォーミングアップ開始！ 丁寧な基本動作の指導中です
【写真④】いよいよゲーム！ゲームの進め方とサービスのデモンストレーション！
彼のサービスで生徒達は大いに盛り上がっていました（笑）
ルール説明では、結構しないことあったみたいで、数々の質問も出ていました。このあたりは、年齢
層が近い（生徒同士）ということもあり、質問もしやすかったみたいですね。
【写真⑤】白熱するゲームの様子
やはり専門家にはかないません！
【内
容】
①卓球台の設営方法から基本動作の説明
②ウォーミングアップを兼ねた基本練習の提供
③ゲームの進め方、ルール説明、デモンストレーション
④トーナメント戦（シングルス）
⑤リーグ戦（ダブルス）
授業展開は非常にスムーズであり、内容や時間配分も良いだけでなく、人を動かすとことや、説明を聞かせ
ることなどのメリハリもよく、参加生徒達は卓球の新たな楽しさを知ったのではないかと思いました。
【感
想】
先日、スポーツ総合演習で卓球部での経験を活かして１日インストラクターのような立場で皆を指導させて
もらいました。始めはあまり乗り気ではありませんでしたが、自分は将来的には水泳のコーチになれたらいい
な、と思っているので、良い機会なのでやってみました。ある程度の技術と知識しかない人たちに、一から教
えるということが、これほど難しいとは思っていませんでした。
それに、卓球だから大きな怪我とかは滅多にしませんが、水泳では脚をつるだけで命に関わる大きな事故に
つながるので、教える方は技術や知識だけではなく、怪我や事故など安全面への配慮も怠らないようにしなけ
ればならないことも分かりました。
普段は教えられる立場でしか過ごしていませんでしたが、教える立場になってみないと気づけないことがた
くさんあることが理解できました。今回の経験を活かせるかどうか分かりませんが、この経験は決して無駄で
はないと思いました。