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全国映画センター事務局短信
2011 年 9月9 日発行 NO6 全国映画センター事務局短信 〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目20-4ヴィラ・アモン303 TEL 03-3818-6690 FAX 03‐3811‐5914 「子どもたちに笑顔を!!『茨城の被災地の子どもたちに映画を届ける プロジェクト』プレゼント上映」 今回、茨城映画センターで夏に行なわれた、プレゼント上映の様子を茨城Cの柴田さんに ご紹介していただきましたので、お知らせします。 ☆7月6日(水)常陸太田市の小里小学校でプレゼント上映 少し車を走らせると福島県という山間部にある学 校です。プールは水質検査をしてやっと今週から解 禁。しかし夏休みのプール開放は念のため無しとい う状況だそうです。 ひたちなか市以北には映画館がありませんので、 今回は体育館で大きな画面でみんなと一緒に見せ てやりたいというのが先生方の希望でした。 蒸し暑い日だったにもかかわらず、生徒は全員水 筒持参で先生方は換気に気を配る中での上映でし たが生徒たちはとても集中していました。物語に入 り込むあまりに気持ちが興奮してしまった生徒が出 たほどでした。 ☆7月19日(火) ひたちなか市那珂湊第一小学校のプレゼント上映 先生方から上映の前に、今日の映画会が被災し た子ども達へのプレゼント上映である事が生徒さん に説明されました。「ありがとうございます」の元気な 挨拶の後スタート。暗くなると大きな拍手とやんやの 喝采!。大人なら「待ってました!」の掛け声がかかる といった雰囲気。 津波の被害にあった生徒達も数名おり、自宅が床 上浸水をしたそうです。そんな中とても喜んでいただけ ました。 ☆8月8日の市内学童プレゼント映画会 ロビーで入場を待つ子ども達です。この日は、近隣の市町 村からもバスや電車を乗り継ぎ、一日がかりの行事として 来てくれました。 通常なら夏休みには、海にプールにと行くところですが、 放射能が心配でそれもままならず日程を組むのが大変で、 指導員の人たちにこの企画はまさに渡りに船。喜んでもら いました。4市町村、14学童、39校 合計601人の参加で した。文化庁からも担当者の人達が視察?に見え、映画会 を企画することの大変さや水戸の町の被災した様子など 「大変なんですねえ」と納得して帰られました。 ひたちなか市立那珂湊第一小学校からの感想文 えいがを見せてくださったみなさんへ ぼくは、今日トイストーリー3を見るのを楽しみにしていました。あんなすご いがめんで見るとおもっていませんでした。ぼくはトイストーリー3を見て わかったことはウッディーとバズは自分のことだけじゃなくみんなのこと を考えているのがわかりました。ほんとうに今日はありがとうございま した。(3年生 男子) えい画を見せてくださったみなさんへ トイストーリー3のえい画を見せてくれてありがとうございます。わたしはとてもうれしかった です。三月十一日、東日本だいしんさいでわたしは、とてもかなしかったので、えい画 をみせてくれてとてもうれしかったです。わたしはトイストーリー3の中でジェシーが すきです。ミスターポテトヘッドの目やはなを子どもがはなにつっこんでしたのがお もしろかったです。(3年生 女子) 茨城映画センターのみなさん 先日は暑い中、私たちに映画を見せてくださり、ありがとうございました。みんな映画が終わったあ と、にこにこ、うれしそうでした。教室では映画の話をしていました。こんな楽しいじゅぎょうは初めて です。そして、ひ災した後の学校生活の学校が始まったことに続いて、うれしいことです。これからも ひ災した人たちに、笑顔を届けてください。(5年生 女子) 今まで、多くの義援金を本当にありがとうございます。しかし、まだまだ映画を必 要としている子どもたちが、大勢います。 茨城Cでは、今後も毎月 5 ヶ所の上映会を予定しています。そのためには、皆さ んの協力が不可欠です。一人でも多くの子ども達を笑顔にするために、これからも 義援金のご協力をどうぞよろしくお願いします。(全国C)