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名古屋ビデオクラブ会報
平成27年6月第217号 名古屋ビデオクラブ会報 会長 古橋三久 名古屋市熱田区大瀬子町 813 052-253-8922 ホームページ http://nagoyavideo.main.jp/ 第 130 回上映会盛大に開催される 梅雤の真っ盛りです。南の方では停滞する前線の影響で被害も出ているようですが、幸い私たちの住む 地域では被害の情報は聞いておりません。地震や噴火、大雤といった自然災害のニュースが頻繁に聞かれる 昨今で不安がつのるばかりです。少し暗いニュースがつづいていますが、NVCだけは元気いっぱいで今回 も沢山の素晴らしい作品が出揃いました。 ① 「公園のちょう」 5分20秒 小島(高)さん 動きの速い相手で二日間通ってこの程度の映像しか撮れませんでした。 ・モンキアゲハ クロアゲハ カラスアゲハなどなど沢山のアゲハが見事に撮られております。 ・ねばり強い撮影と昆虫世界の知識の広さにただただ脱帽。 ② 「花しょうぶ」 3分55秒 木村さん 庄内緑地公園の菖蒲を撮影しました。今年は例年より一週間ほど早く咲きました。春先に暑い日があったためではないかと言わ れています。二番花が多くて残念でした。いかに勢いのある花に撮るかということに苦労しました。 ・一種類の花だけで4分近い作品を作ることはなかなかの苦労と思われます。 ・花を撮ったら木村さんと言われるほどです、安心して見られるカットの連続でした。 ③ 「ドローン離陸」 5分00秒 古橋さん 話題の機材をついに入手、初飛行させた時の模様です。最初はあまり無理なことは出来ないのですが操縦に早くなれて作品のア クセントとして活用できるようにしたいと思っております。 ・思ったより映像が安定しており頼もしく感じました。 ・初飛行でいきなり撮影が可能であるということは操縦性もいいらしく今後に大きな期待です。 ④ 「岩崎城」 5分13秒 山下さん ステデイカムを使用して岩崎城を撮影しました。 ・長文のテロップは出来るだけ避けるかナレーションによる説明にしたらどうか。 ・常に画像が柔らかくゆれていて気になったが、三脚撮影の部分がミックスされて安定を感じた。 ⑤ 「涼風を求めて」 4分00秒 青木さん 上高地滞在4時間というバスツアーに参加しました。大正池から河童橋方面へ散策する道中を撮影しました。手持ちや歩きなが らの撮影で少し揺れています。 ・「鶯が鳴いています」というような分かりきったテロップは不要ではないか。 ・美しい山、川が見事に撮影されており落ち着いた雰囲気が良かった。 ⑥ 「三味線」 2分18秒 本多さん 旅の途中、コンパクトカメラで動画撮影してみました。 ・移動できないところから、コンパクトカメラでの撮影としてはここまでであり、充分な作品ではないか。 ⑦ 「至福のひととき」 7分48秒 桂川さん 近くで行われたバーベキューの様子を撮影しました。 ・300台のハーレーが集まったのだからその爆音を聞きたかった。 ・まずまずのストーリーでまとまっていたのではないか おさかき ⑧ 「農耕の原点 御榊神事に迫る」 7分50秒 古橋さん 本格的に古くから伝わる行事を取材しました。祭りの流れを分かりやすく伝えるのに苦心しました。 ・インタビューに少し不自然さを感じたが、質問をカットしテロップで表現したのは成功しており見やすく なっていた。 ⑨ 「うすばしろちょう」 2分10秒 小島(高)さん 今年のウスバはメスが多く見られました。 ・アップがきれいでとてもよく撮れている。ナレーションが効果的で分かりやすかった。 ⑩ 「威勢よく川曳き」 と ⑪「お木曳き」 7分00秒 青木さん 伊勢神宮の遷宮に関連した行事で、2005年に行われた「川曳き」と「お木曳き」の様子を撮影しました ・いいカットが沢山あったのとその組み合わせがうまく、完成度の高い作品でした。 ⑪ 「青葉輝く季節」 3分18秒 木村さん 東山植物園の紫陽花を中心に撮影しました。今年は色つきがあまり良くなく撮影に難儀しました。 ・太陽光線をうまく取り入れてあり、新緑のカットも効果的でした。 き な さ ⑫ 「鬼無里の水芭蕉」 1分50秒 古橋さん 天候にも恵まれて信州の秘境「鬼無里」にある奥据花自然公園の春の情景です。残雪が多くポジションの確保に苦労しました。 ・もう少しアップを見たかったが、撮りにくい被写体ではこれが限界か。BGMが効果的であった。 ⑬ 「みかん畑の恋」 3分25秒 小島(高)さん 手持ち撮影は安定感が無く苦労しました。 ・動きが速くて撮り難い被写体を根気よく追いかけて丁寧に仕上げてある。 *上映会への積極的な参加のお願い ・上映会は皆さんの発表の場です。各自の持ち時間は15分とさせて頂いております、時間内であれば複 数件でもかまいません。もちろん製作途中のものでもかまいません。 沢山の楽しい作品をお待ちしております。 ・作品がない方のご参加も大歓迎です。新たに入会を希望される方々をお誘い会わせて出席頂きますこと を、お待ちしております。 *次回上映会のご案内 ・日時 7月 26 日(日)13 時 ・場所 滝川コミニテイセンター ・内容 自主作品上映ほか *今月のコラムは 高橋さんにお願いしました。 アナログとデジタル 久しぶりにレコードを聞いた。梅雤に入り不安定な天候となり、大 雤が降って釣りに出掛けられないので自宅の掃除をしていたら、2 階の 部屋の古いステレオが目に止まった。ラックの中に古いレコードがあ り、懐かしくなって掛けて見ると今時のデジタルサウンドと違って、 思わず聞き惚れてしまった。パチパチというスクラッチノイズが時折 入るものの、決して今時のデジタルサウンドに引けを採らない高音質 に引き込まれてしまう。若い時にステレオが流行り、兄がコンポに夢 中になった影響で私も嵌(はま)り、2 階の部屋の壁を 18mm の合板にして繰り抜いてスピーカーを埋め込んで、部 屋全体をスピーカーボックスにした状態が今でも其の儘(まま)になっていたのである。私の耳も、年老いて高音 も低音も余り良くは聞き取れなくなっている。それでも、レコードから流れてくるダイアナ・ロスの艶やかな ソプラノは全く色褪(あ)せず、私をあの頃に引き戻してくれた。 ビートルズがこれ程先進的だとは気が付かな かった。鬼太鼓座の太鼓が腹に染み渡る。 デジタル全盛の昨今であるが、まだ発展途上にある。科学の発展 に伴い技術としてはどんどん向上していくのだろうが、決して現実そのものにはならない。 私の愛する野鯉釣りは、現実そのものである。釣りのゲームも色々あるが、決して現実にはなれない。実際 の野鯉の姿や美しさ強さ難しさは、決してデジタルでは味わう事ができない。レコードもまたアナログ技術で はあるが、その心地よさは決して色褪せていない。梅雤も悪くない、次は何を掛けようか… 7月以降のコラムの担当を決めさせていただきましたのでよろしくお願いします。 7月(谷さん) 9月(羽生さん) 10月(山下さん) 11月(青木さん) あとがき はやばやと古橋さんが「ドローン」による撮影を試行されました。本格的な無人機による航空撮影がアマ チュアの間でも身近なものになったと言えそうです。操作性がよく予想外に安定した映像が撮れることが分 かりました。いくつかの守らなければならない約束がありそうですが人気の無い自然の中での撮影であれば 問題なくいけることでしょう。沢山の利用範囲がありそうで期待される分野です。 秋の撮影会を計画中です。皆さんのご希望をお聞きしながら方向性を出してゆきます。今まではレンタカ ーによる長距離で多ポイントでの撮影が主流でしたが会員構成の状況も微妙に変化しておりいつまでも同 じ方法での運用には少しながら無理を感じています。出来るだけ多くの方に参加していただけて無理なく楽 しみながら開催できるようなものにしたいと考えています。皆さんのご意見をお待ちしています(M.K)