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2009年度 No.4 2009年 12月 中国四国農政局 徳島農政事務所 地域に必要とされる高校を目指して ~ 徳島県立三好高等学校 ~ ~ 商業課程との連携等により、売れる商品づくりを提案 ~ 徳島県立三好高等学校は徳島県の西部、三好市池田町に位置し ています。同校では、農業課程と商業課程があることから、お互いの 意見を取り入れながら、「売れる商品づくり」を目指した様々な取組を 地域とともに行っています。ここでは、その一部をご紹介します。 ▲ ホンモロコの養殖研究の様子 ▲唐揚げにしても美味しいよ~ ~ ホンモロコの養殖で地域を豊かに ~ 今年から校内の養殖池で、ホンモロコの養殖を行っています。 ホンモロコはコイ科の淡水魚で、上品な味わいで美味なため、料 亭などで高値で取引されています。 また、休耕田での養殖が簡単にできることから、地域活性化の 切り札として期待されています。そのため、地元の方にも希望が あればノウハウを伝えていきたいと考えているそうです。 ▲ ビジネス類の生徒の皆さん ~ 大人気 「プチへそっこ、まごころ市」 ~ 今年10月から毎週2回、校内農場で生物資源類の生 徒がつくった野菜や加工品を、ビジネス類の生徒が校内 の産直市で販売しています。 安心・安全な農産物を求める、地域の方にも大好評で、 新鮮な野菜や卵・ハムなどは開店と同時に売り切れるほ どの人気だそうです。 ▲ ダチョウとキジの雛 ▲ ダチョウ ~ ダチョウの飼育研究、 やってます~ 6年前からダチョウの飼育研究を行っており、現在、6羽を飼育 しています。ダチョウの肉は牛肉・鶏肉などの他の肉に比べて低 カロリー、高タンパクで鉄分・ミネラル等の栄養素も豊富なことか ら全国的にも注目されています。 ▲ ダチョウの卵の殻を有効利用した作品 (左) プランター、(右) 置物 詳しくはこちらから徳島県立三好高校HP http://www.miyoshi-hs.tokushima-ec.ed.jp/ 地域とともに自然を守る ▲ バイオ技術を駆使した研究 ▲ 培養した苗を黒沢湿原へ移植 くろぞう ~ サギソウの苗を黒沢湿原へ移植 ~ 三好高校では、バイオ技術を駆使した、絶滅危惧植物「サギソウ」の増殖研 究・保護活動を地元の中学校や保存会等と協力して行っています。 サギソウはラン科に属する多年生の植物で、7月~8月に白い花を咲かせま すが、近年盗掘等により、数が激減しているため、培養された苗を地元の黒沢 湿原へ移植しています。 また、この研究活動は独立行政法人 科学技術振興機構の「サイエンス・パー トナーシップ・プロジェクト事業(SPP)」の一環として行われています。 ▲ 培養されたサギソウの苗 「梅酒特区 美郷」で梅酒まつり開催 ! ~ 特区の出来たて梅酒、初お露目、地域活性化にも一役 ~ 11月28日~29日、全国で初めて「梅酒特区」に認定された吉野川市 美郷地区で、梅酒まつりが、美郷商工会等の主催で開催され、県内外 から、多くの観光客が訪れました。 昨年の梅酒特区認定に併せ、リキュール製造免許を取得した東野 宏一さんが経営する「東野リキュール製造場」では、美郷産の鶯宿梅 や竜峡小梅等を使用した梅酒を製造・販売しています。 訪れた観光客等は琥珀色に輝くフルーティな梅酒の飲み比べを楽し んでいました。 ▲ 東野リキュール製造場 ▲ 琥珀色に輝く梅酒 ▲ 期間中はたくさんの人でにぎわった。 インフォメーション News Letterでは、「aff」の特集テーマに関連した徳島の事例や地域のニュース等を適宜お知らせしていく予定です。 編集:中国四国農政局 徳島農政事務所 〒770-0943 徳島市中昭和町2丁目32 TEL (088)622-6132(内線228) FAX(088)626-2091 <農政局HP>http://www.maff.go.jp/chushi/ ◆各種メールマガジンを配信中(登録はこちらから) http://www.maff.go.jp/chushi/mailm/index.html