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加工・業務向けタマネギの産地化を推進 11月
2015年度 No.8 2015年 11月 岡山県版 中国四国農政局 加工・業務向けタマネギの産地化を推進 ~ 「岡山県産」で安全・安心を JA全農おかやま~ ★タマネギの産地育成への取組 JA全農おかやまは、農家の所得向上や近年増加して いる耕作放棄地対策及び水田フル活用を目的として、加 工・業務向けタマネギの産地化を推進しています。 タマネギの栽培は比較的容易で、排水対策をしっかり と行うことにより、水田でも栽培することができます。 また、タマネギは移植時期が11月に入ってから、収穫時 期が6月頃と、県南部地区の水稲作付け時期とも重なる ことが少なく、裏作として適当な作物です。 産地化に向けて、生産者をはじめ関係機関(JA・ 県・市町村・企業)が連携して取り組んでいます。 (収穫したタマネギの運搬の様子) (移植後の様子) ★食品メーカーとの契約栽培により安定収入 食品メーカーとの交渉の窓口は、JA全農おかやま が行っています。 企業ごとに交渉を行い、販売条件のメリット・デメ リットを考慮し契約先を選定しています。また、契約 栽培は値決め販売が可能になるので、安定的な収入を 見込むことができます。 現在、国内で流通しているタマネギは輸入の比率が 他作物に比べ高い現状にありますが、近年、「安全・ 安心」志向の高まりにより国内産の需要が増加してい ます。また、ライフスタイル・家族構成の変化により、 今後加工・業務用の需要量は更に拡大すると見込まれ ています。 JA全農おかやまは、作付け前にJAや生産者を対 象に説明会を開くなどして、更なる産地化を目指して います。 ★タマネギ栽培に取り組む産地の事例 ・おぐらアグリきずな会(岡山市御津・建部地区) JAからの勧めで、平成25年に米の裏作、転作作物 としてタマネギを試験的に4a栽培しました。2年目の 平成26年は作付面積も80aに増やし、本格的に栽培・出 荷を行っています。 ・農事組合法人・矢神毎戸営農組合(小田郡矢掛町) 組合を立ち上げた平成25年に試験的に20a作付けを行 いました。2年目の平成26年は作付面積を1.4haに増や し、生産拡大に取り組んでいます。 (タマネギ収穫作業) トピックス&インフォーメーション 「豊かなむらづくり」に取り組む団体を表彰 中国四国農政局は11月12日、岡山市の第2合同庁舎において「平成27年度豊かなむらづくり表彰式」を開催 しました。 豊かなむらづくり全国表彰事業は、農林水産祭の表彰行事の一環として、農林水産業の振興、生活環境の改 善、地域文化の継承等に地域ぐるみで取り組む多彩で活力あるむらづくりの事例を表彰するとともに、その事 例を発信することにより、農林漁業の振興及び農山漁村の健全な発展に資することを目的としています。 仲家中国四国農政局長から、「青河自治振興会」(広島県三次市)、「須佐地区一本釣船団」(山口県萩市)及 び「NPO法人豊かな食の島岩城農村塾」(愛媛県越智郡上島町)の代表者に農林水産大臣賞が伝達され、「農 事組合法人川平みどり」の代表者に対して中国四国農政局長賞が授与されました。 続いて、中国四国農政局長からの祝辞、中国四国農政局むらづくり審査会主査の岡山商科大学佐藤教授から の審査講評がありました。 農林水産大臣賞を受賞した団体のうち、「須佐地区一本釣船団」については、農林水産祭において内閣総理 大臣賞の受賞が決定しています。 受賞された団体の皆さま ・受賞団体の概要はこちらをご覧ください。 http://www.maff.go.jp/chushi/press/shinko/pdf/151021-01.pdf 農林水産大臣賞の伝達 有機農業推進フォーラムを開催します ~栽培技術の確立と生産拡大~ 「有機農業の推進に関する法律」(以下「有機農業推進法」という。)に基づき、昨年4月に新たな「有 機農業の推進に関する基本的な方針」(以下「基本方針」という。)が定められました。 基本方針は、おおむね平成30年度までに耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を倍増(現在0.4% →1%)させること、地域の気象や土壌特性を踏まえ、地域ごとに導入が可能な技術の体系化を進めること 等を設定し、有機農業を一層推進することを定めています。 中国四国地域環境保全型農業・有機農業推進連絡会議※は、有機農業推進フォーラムを開催し、地域に適 合した有機農業を行う農業者の栽培技術の確立とこれからの生産拡大等について意見交換を行います。 ※中国四国地域環境保全型農業・有機農業推進連絡会議 中国四国地域における環境保全型農業と有機農業に関する情報の収集及び検討を行い、円滑かつ効 果的に推進するために設置した会議。 ・構成員:各県、各県農協中央会及び農政局等 日 時 : 平成27年12月4日(金曜日) 13時30分~17時00分 場 所 : 岡山第2合同庁舎2階共用会議室A~C(岡山市北区下石井1-4-1) ・詳しくはこちらをご覧ください。(参加申込みの〆切は11月30日です。) http://www.maff.go.jp/chushi/press/se_kankyo/151106.html 「牛乳が好き。」MILK・JAPAN中国四国フォトコンテスト2015受賞者決定 最優秀賞(中国四国農政局長賞) 【牛乳・乳製品の部】 作品名「けんかのなかなおり①」 (写真左) 広島県安芸高田市 山先由珂 【乳牛とのふれあいの部】 作品名「モウひとくち」 (写真右) 広島県廿日市市 山本高史 編集:中国四国農政局 企画調整室 〒700-8532 岡山市北区下石井1-4-1 岡山第2合同庁舎 TEL (086)224-4511(内線2295) FAX(086)235-8115 <農政局HP> http://www.maff.go.jp/chushi/index.html ◇各種メールマガジンを配信中(登録はこちらから) http://www.maff.go.jp/chushi/mailm/index.html