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タナカ園芸(PDF:223KB)
普通作/花木/6次産業化 オーストラリア花木のポット栽培と国産精油の精製販売による6次産業化 ~タナカ園芸~ 経営体の概要 設立当初:昭和53年 基幹作物:花木(サツキ・ツツジ) 経営面積:1.5ha 現 在:平成26年 基幹作物:花木(コニファー類・ オーストラリア花木) 経営面積:1.2ha 取組の経緯と経営転換のポイント等 父のサツキ栽培を手伝うためサラリーマンを辞め、昭和53 年に就農した。当初は近隣から畑を借りてサツキ・ツツジに取 り組んでいたが、借りた土地が広範囲にわたって点在し、非 効率で不便を感じていた。そのような中、昭和55年の国際園 芸博覧会がきっかけで米国の植木産業を見学して回り、ロサ ンゼルスの植木会社で見たポット栽培に感動したことから、 畑でのサツキの掘り取り栽培をやめ、土地を集約して花木の ポット栽培を開始した。さらに、約10年前からオーストラリア原 産の花木の栽培をはじめ、花木の価値を高めるためアロマテ ラピーにも利用されるエッセンシャルオイルの精製・販売にも 取り組み、平成23年度には国の6次産業化事業計画の認定 を受けた。6次産業化部門はご子息が担当されている。 右:田中康章氏 左:ご子息の公貴氏 営農改善のポイント ①省力化 花木のポット栽培により、集約的な生産を行っている。畑での地植え 栽培に比べ、面積当たりの株数が1.5倍となった。また、地植え栽培で は掘り取りに技術と労力が必要とされていたが、ポット栽培にしたことに より掘り取りや出荷にかかる労力を軽減でき、作業も簡易であるため、 パート雇用の活用が可能となっている。 ②6次産業化 花木の価値を高めるため、自社で栽培した花木(ティーツリー及びレ モンティーツリー)のエッセンシャルオイルを精製・販売している。この取 組で、平成23年度に国の6次産業化事業計画の認定を受け、製品のラ ベルデザインや販売促進などはソフト事業を活用している。 エッセンシャルオイルを買い求める方は植物にも興味を持ち、植物も 購入するため、植物の販売向上にもつながっている。 事業概要 事 業 種:国営施設機能保全事業 関係市町:津市、亀山市 受益面積:3,183ha 事業期間:平成24年~平成33年 事業目的:施設機能保全 主要工事:ダム(附帯設備等改修)1式、 頭首工(改修)1箇所 等 位置図(三重県) ほ場風景(ポット栽培) 国産エッセンシャルオイル <問い合わせ先> 東海農政局 農村計画部資源課 営農担当 電話:052-223-4631 (平成26年度調査時点)