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建設業から農業参入し、契約栽培・販路開拓で経営安定 ~光明建設株式

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建設業から農業参入し、契約栽培・販路開拓で経営安定 ~光明建設株式
露地野菜/ねぎ/経営規模の拡大
建設業から農業参入し、契約栽培・販路開拓で経営安定
~光明建設株式会社~
こうめい
経営体の概要
現
在:平成27年
基幹作物:ねぎ(カット用ねぎ)、たまねぎ
経営面積:6ha
取組の経緯と経営転換のポイント等
昭和40年創業以降、一般土木工事を中心に事業を展開してきたが、景気低迷
等に伴う工事の需要減少が続いたため、経営が困難になっていた。そのような
状況下、市内で急増する耕作放棄地を経営資源として活用することを検討し、
平成20年から農地の借入れを始め、自己重機等を用いて畑へ復元しつつ野菜栽
培を開始した。
営農改善のポイント
①経営規模の拡大
借入れする農地は、作業の効率化を図る観点から団地化が可
能な造成農地を優先するほか、事前に、農地の所有者や周辺関
係者から過去の作物の生育状況や土質を聞き取り、それらの情
報をもとに選定することで、リスクの低減を図り、作物の安定
生産、長期間の賃借につながるよう取り組んでいる。
耕作放棄地での復元作業
②流通販売の工夫
経営の柱である加工・業務用ねぎの出荷先は、自ら営業を行
い開拓した。取引先からの周年安定供給などの要望に真摯に対
応する中で契約取引を継続している。たまねぎは、都市部の青
果販売店と取引がある農産物委託販売事業者へ出荷するなど、
自社の希望価格での販売を主体に収益性を向上させている。
③栽培技術の確立・向上
加工・業務用ねぎは、12月から順次定植時期をずらしながら
周年供給体制を整え、契約先からの信頼を得るためにも指導を
遵守・徹底し、安定生産に努めている。また、夏場は給水栓を
利用し朝夕の2回散水することで、病害虫の発生を抑えるなど、
減農薬栽培に努めている。
通販での直売やコンテナ出荷
復元した農地での作付状況
事業概要
位置図(兵庫県)
事 業 種:国営農地開発事業
関係市町:淡路市
受益面積:612ha
事業期間:昭和43年度~平成元年度
事業目的:農地造成等
主要工事:農地造成420ha、区画整理22ha、
北淡路地区
ダム2カ所、揚水機場2カ所等
<問い合わせ先>
近畿農政局 農村振興部
農村環境課 営農担当
電話:075-451-9161
(内線2452)
(平成27年度調査時点)
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