...

たまねぎ生産の拡大と独自販路の開拓~株式会社ファーム神作

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

たまねぎ生産の拡大と独自販路の開拓~株式会社ファーム神作
露地野菜/たまねぎ/単収・品質の向上
たまねぎ生産の拡大と独自販路の開拓
~株式会社 ファーム神作~
経営体の概要
事 業 前(用水利用前) :平成13年
基幹作物:小麦、てんさい、ばれいしょ、
たまねぎ、にんじん
経営面積:26.4ha
事 業 後 :平成23年
基幹作物:小麦、ばれいしょ、
たまねぎ、にんじん
経営面積:37.5ha
取組の経緯と経営転換のポイント等
畑地かんがい用水が確保されたことにより、たまねぎの増収、品質向上が図られ、
経営の安定化につながった。
離農跡地の取得により、たまねぎ等の栽培面積を拡大し、3年前に法人化を行っ
た。
また、独自で販路を開拓し契約栽培を行うなど積極的な営農を展開するとともに、
たまねぎ選果場の設置などによって、地域の雇用創出に貢献している。
営農改善のポイント
①単収・品質の向上
離農跡地の取得により、たまねぎの作付面積を6haから14ha
に拡大するとともに、かんがい用水の活用等により、単収も事
業実施前の4,700kg/10aから5,700kg/10aに増収となった。品
質の変化は、L大以上の規格割合が事業実施前の18%から
52%へと増加し、規格外の割合は12%から3%へと減少した。
たまねぎの規格割合
②機械・施設の整備
たまねぎに散水するため、リールマシンを2台導入し、かん
水を行っている。
防除用水の取水が容易になったことから、スプレーヤーを
1,500リットルから6,000リットルのものに大型化し、作業効率の
向上を図った。
たまねぎの栽培面積拡大に伴い、定置タッパー、自走式収
穫機を導入している。
たまねぎの自走式収穫機
③流通・販売の工夫
たまねぎ、にんじんに関しては、JA出荷のほか青果会社と
の契約栽培を行っており、共同で独自の選果場を設け、選果
を行っている。
また、選果場の作業や収穫作業等を雇用により行うことで、
地域雇用が創出されている。
事業概要
事 業 種:国営かんがい排水事業
関係市町:網走郡大空町、美幌町
受益面積:3,160ha
事業期間:昭和48年~平成13年
事業目的:畑地かんがい
主要工事:ダム1ヵ所、用水路12条
選果の様子
位置図(北海道)
女満別地区
<局問い合わせ先>
北海道開発局 農業水産部
農業計画課 計画第1係
TEL:011-709-2311
(内線5519)
(平成24年調査時点)
Fly UP