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テレビはいつだれが発明したの
なぜなに学習相談 䈭䈟䈭䈮ቇ⠌⋧⺣ 学研教育情報資料センター ቇ⎇ᢎ⢒ᖱႎ⾗ᢱࡦ࠲ 資料番号3037 はつめい テレビはいつだれが発明したの き ●決めることができない え しゃしん で ん き しんごう か とお おく ぎじゅつ せ い き なか かいはつ 絵や写真を電気の信号に変えて、遠くに送る技術は、19世紀の中ごろに、開発されまし すこ が ぞ う つぎつぎ み れんぞく うご ぞう み た。また、少しずつちがった画像を、次々に見ると、連続して動いている像として、見るこ とができる、ということもわかっていました。 いま くに ひと けんきゅう かいりょう つづ 今のようなテレビができるまでには、いろいろな国の人が 研究 し、改良 を続けてきたの はつめい き で、だれがテレビを発明したのか、ということは、決めることができません。 ねん いま ちか じつよう ●1933年、今のテレビに近いものが実用に ねんまえ ひと はじ つく およそ70年前、イギリスのベアードという人が、初めて、テレビらしいものを作りまし つく はつめい こうでんかん やく た た。これを作るのに、そのころに発明されていた、光電管が役に立ちました。 こうでんかん ひかり あか くら で ん き なが きょうじゃく か き か い 光電管は、 光 の明るさや暗さを、電気の流れの 強弱 に変える機械です。ベアードは、 こうでんかん つか かんが 光電管を使ってテレビができないか、と 考 えました。 つく あな まる えん かいてん はい ベアードが作ったテレビカメラは、たくさんの穴があいた、丸い円ばんを回転させ、入っ ひかり うし お こうでんかん でんりゅう か おく てくる 光 を、後ろに置いた光電管で 電流 に変えて、はなれたテレビに送る、というしくみ いま に ひかり てん はし が ぞ う つく になっています。今のテレビとは、似ていませんが、 光 の点を走らせて、画像を作るとこ いま い ろは、今のテレビに生かされています。 げんざい ねん 現在のように、きれいにうつるテレビができたのは、1933年に、アメリカのツウォル じゅうよう ぶ ひ ん はつめい キンが、アイコノスコープという、テレビカメラの 重要 な部品を、発明してからです。こ き か い じつようか たかやなぎけんじろう れを機会に、テレビが、実用化されるようになりました。また、日本では、高柳健次郎が、 かん つか じっけん はじ せいこう ブラウン管を使った、テレビの実験に初めて成功しました。(監修・青木 国夫) 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken X1130026