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高齢者問題で反対討論 2,007年12月議会3つの議案に反対

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高齢者問題で反対討論 2,007年12月議会3つの議案に反対
反対討論
2007年12月議会
西原政文
私は今回提案されました議案の中で77号 79号 88号 3本の議案に対し反対
の討論を行います。 この3つの議案は全て高齢者に関わる問題でありますから一括し
て討論します。
今お年寄りを取り巻く状況は大変な事態が起きています。
これまで健康保険 介護保険 年金 医療 税制 など立て続けに制度が変えられて
きました。
そうした中で年金の受給額が連続して減少し 出費は医療費や介護保険
改悪により、保険料が大幅に上昇する一方で、軽度の要介護者のサービスは取り上げる、
その上施設を利用したくても利用できる施設は少なく50人待ちとか60人待ちとか
言う状況です。その上入所しても施設利用者の 食費や部屋代、光熱費を自己負担にす
るなど何のための介護保険かという声が多く聞かれます。
17年からは住民税なども制度が変えられこれまで掛からなかった住民税が課せら
れている人も現れ生活を困難にしています。 多くの問題があると言われる中で とり
わけ多くの問題が指摘されている後期高齢者医療保険が来年度から制度化され実施が
されようとしています。これまで保険料が払えなかったり 又家族の扶養になっていて
健康保険料を全く払う必要の無い人達までが年金から介護保険と同様に天引きされよ
うとしています。
次の言葉は(上坪陽 かみつぼ ひかり)さん 日本高齢者NGO会議議長の言葉で
す。
私の人生を勝手にぶった切るなと言う思いがあります。75歳で勝手に区切っ
てそれ以上の高齢者に負担を押しつけ安上がりな医療で我慢しろというもので大変な
怒りがわき起こっている。 高齢者はこれまで若い時この国に地域にあるいは企業に貢
献してきたという思いがあります。
それをきちんと評価する事なくもう用済みだと言わ
んばかりの対応が許せない
とこう言われます。
国が法令の改正を行う中で今回えびの市国民健康保険条例の一部改正が提案されて
います。これは65歳以上の高齢者からわずかな年金からも特別徴収として保険料を天
引きしようとする条例案です。
今えびの市には65歳以上75歳までの高齢者は3509名で
75歳以上の方々
は4288人おられます。ただですら国民健康保険が高く支払いが困難な中でこれが行
われれば納税相談の機会すら奪われかねません。 こうした状況で月の年金が1万5千
円以下の人は普通徴収でこれが払うのが困難な人は資格証明証を発行する事も決めら
れていますがえびの市で果たして何人の方が対象になるのかも現在ではわからない
把握すらできない状況でスタートします。
国は払えない人は福祉の分野だと無責任な態度であります。 えびの市の実態を見ま
すとこれまで産業といえば農業が中心で個人経営の業者さんや職人さんが多くこの殆
どが国民年金であります。平均をみてみますと5万円前後と考えられます。これでは介
護保険料と併せ天引きされたら生活費すら事欠きます。高齢者の悲鳴が目に浮かびます。
今回の提案は後期高齢者医療制度の保険料の取り立て方の先取りであります。 。
こうした状況を考えたとき今回提案されていますえびの市国民健康保険条例の一部改
正に反対であります。
次にえびの市福祉タクシー料金の助成に関する条例の一部
改正はこれまで支給されていた方からもタクシー券を取り上げるもので断じて許せま
せん。
これまでも多くの支給されていない高齢者の方から貰えるようにしてほし
いという希望が寄せられ対象者を増やすべきであり今回の提案は市内の高齢者の希望
に逆行するものです。
その数も19年度実績で770人であった人数を約170人
も対象から外すなどとんでもありません。この事により公共交通機関の全くない地区が
殆どの えびの市の高齢者が病院や買い物にも事欠く事態が予想され福祉制度の大き
な交代であり責任は重大です。
一般会計予算の補正ついて
最初に農林水産事
業費県補助金の中で担い手対策推進事業費の優良農地再生に関わる予算が計上されて
います。これは委員会でも指摘しましたが不適切と考えます。 次にお年寄りを悲しい
思いをさせる後期高齢者医療制度を進める予算や障害者自立支援法の弊害による利用
料や支援事業 サービス事業の減額など生活弱者と言われる人たちをもっと困難にす
る予算が組まれている以上これには賛成できません。
よって議案第77号 79号 88号に反対であります。以上で反対討論を終わります。
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