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ハンドボール
☆☆☆ [体育 小6年]ハンドボール 実践者:山 田 哲 三 環境・形態 パソコン:なし 学習場所:体育館 周辺機器:ビデオカメラ1台、大型テレビ2台 、ハードディスクレコーダー1台 利用形態:グループ学習(学習ツール) 自分達のゲームの様子を映像を通してふり返り、作戦を立てた り、動きのアドバイスをし合ったりする 学習展開 ▼目 利用ソフト:なし 標 チームや個人にあった課題をもって、ゲームや練習をしたり、チームの特徴にあった作戦を考え たりすることができる。 ▼評 価 自分達の作戦を振り返り、それをゲームにいかしている。(運動や健康・安全についての思考・判断) ▼主な学習内容と手立て 主な学習内容と手立て ◇評価 情報機器およびソフトウエア 1 学習に必要な用具を準備し、準備運動をする。 ・パス&ゴー ・パス&シュート 肩や手首足首など、よく使う部位を重点的にほぐすように声をかける。 技能でつまずきが見られる子どもに対しては、個別に指導する。 2 学習のねらいとルールを確認する。 ねらい① 自分達のチームにあった作戦を立てたり、ルールを選択したりしてゲームを楽しむ。 3 チームごとにめあてと作戦を確認する。 ・ゴールに近づくためにパスをしたらすぐに前に走る。 ・足の速い A 君がいるから、それをいかした自陣からの速攻作戦。 4 チームで練習をする。 何のための練習か聞くなどして、作戦にあった練習をしているか意識さ せる。 5 ゲームをする。 ゲームをするチーム、審判をするチーム、振り返り(作戦タイム)をす るチームと事前に確認しておく。 5ビデオカメラ、 大型テレビ、 ハードディスクレコーダー ・自動再生される自分たちの ゲームの様子を見ながら、 ・1回目のゲームが終わったら、ビデオで自分達の動きを振り返り、次の 自分たちの作戦がうまくい っていたか、作戦をふり返 ゲームの作戦等を考える。 ・1回目のゲームの振り返りをいかして2回目のゲームをする。 ゲームの様子を録画しておき、ゲームが終わって、しばらくしたら、録 画したゲームの様子が大型テレビに再生されるようにしておく。 ったり、個々の動きはどう であったかなどアドバイス をし合ったりする。 真ん中に寄りすぎている から、もっとサイドの攻撃 を使った方がいいかも。 ビデオで振り返りながら、 作戦ボードに後半の動きを かいてみたよ。 ◇自分たちの動きを振り返り、自分のチームや相手のチー ムの特徴にあった作戦を考えている。 6 学習のまとめをする。 ・よかった動きや作戦などを発表する。 作戦がうまくいっていたチームを紹介し、そのチームがどのようなこと に気をつけていたかに着目させる。 7 整理運動をして、後片づけをする。 工夫と効果 ■ポイント 1 作戦が機能していたかきちんと振り返ることができる。 児童は、ゲームで作戦を立てても、いざ振り返らせると「勝ったからうまくいった。 」「負けたからうまくい かなかった。 」と振り返ることが多い。それは、自分達の動きを直接見ることができないためである。したがっ て、自分達の動きをしっかりと客観的に振り返る手段があればよいのではないかと考えた。 そこで、本実践では、自分達のゲームの様子をビデオで録画し、ゲームが終わったら時間差再生で、ゲーム の様子が大型テレビに流れるようにした。そうすることで、 「このときはうまくいっている。 」 「○○さんの動き いいね。△△さん、もう少しこの辺に動くといいんじゃない。 」と具体的に最初のゲーム(前半)の作戦や自分 や友達の振り返ることができた。また自分達の動きだけではなく、相手チームの動きも確認することができ、 次のゲーム(後半)の作戦を立てる時に活用することもできる。 実際に動きを見ながら振り返ることができるので、話し合いも活発になってくるという効果も期待される。