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キーワード:画像処理,パターン認識,GPS,ITS,安全安心
教員名 上條俊介 准教授 研究場所 生産技術研究所 研究分野 応用マルチメディア情報媒介システム処理 キーワード:画像処理,パターン認識,GPS,ITS,安全安心 当研究室では 画像認識や人間工学等を基礎とした融合的研究を行っている.ITS 技術は 交通事故の削減 や渋滞緩和のための技術面での切札として社会的要請が強く,センサー・情報処理・制御等の様々な技術の 融合的研究を行うのに最適なフィールドの一つとして位置づけられる.また近年では,人物の行動把握を行 うことで,マーケティングや事故の防止に役立てようとする研究が盛んになってきている.当研究室では, 画像認識,信号処理,統計処理等の幅広い技術の融合的視点に立った研究を行うとともに,社会実験等への 積極的な参加を通して真に実用的な技術の研究を行うことを主眼としている. 車載画像・電波センサによる歩行者検知 歩行者・自転車などの交通弱者検出のための画像 センサ及び電波センサを開発している. 画像センサでは,時空間 MRF モデルを用いた前景物体注出と HOG 特徴量を用いた物体識別を適用し歩行者の検出を行う. 電波センサでは,観測車両と保護対象それ ぞれが通信デバイスを所持し,デバイス同士で通信する際の信号強度を用いて保護対象の位置を推定する. 交通事故削減のために,これらセンサシステムによる歩行者検知技術は充分有用であると考えられる. 交通信号制御 近年車両の増加に伴い,交通渋滞による経済的損失や CO2 排出量の増加は 大きな社会問題となっている. 渋滞を起こしにくい信号制御が研究されているものの,幹線道路同士が 交差する大都市圏では従来の手法が適用できず,新たな技術の研究が求められている. 本研究では、セ ンサから得た交通情報に基づきリアルタイムに最適な信号の制御を行うことを目指す. モバイル端末を用いた行動推定 近年のモバイル情報端末には GPS の他にも様々なセンサが 搭載されており,それらを用いてユーザが今どのような行動を取っているかを推定することができる. 当研究室では現在,車・自転車・徒歩といった移動手段を推定する「交通モード推定」及び歩行動作を計 測して利用者の位置をトラッキングする「歩行者デッドレコニング」などの研究を行っている. マーケティング映像における人物姿勢認識 監視カメラ映像はマーケティング調査にお いて非常に有用な情報をもたらす一方で,現状では人力で解析を行なっているために多大なコストを要す るという問題がある. 当研究室では,顧客の行動や商品および広告に対する関心度を示す姿勢や動作を, 画像処理技術を用いて自動的に認識する手法の研究を行なっている.