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Studyaid DB 2007_1
岡山大学過去問 2007年 1 関数 f 0 x 1 = xsin (1) x) 1 x >0 1 について x 0 3 ならば,f - 0 x 1 >0 であることを示せ。 4p (2) b)a >0 ,b) 2 のとき, p Q b a f 0 x 1 dx( 0 b - a 1f 0 b 1 (b - a が成り立つことを示せ。 解説 (1) f - 0 x 1 =sin 8 9 1 1 1 1 1 1 + xcos - 2 =sin - cos x x x x x x 3 1 4 1 4 から 0< ( p t = とおくと 0< t( p 4p 3 3 x x x) g 0 t 1 =sin t - tcos t とおくと g - 0 t 1 =cos t -cos t + tsin t = tsin t 4 g - 0 t 1 =0 とすると,0< t( p から t = p 3 ここで, 2 3 p- U >0 であるから 3 2 g - 0 t1 Q b a 0 01 g 0t1 g 0 t 1 >0 ゆえに f - 0 x 1 >0 (2) 0 t よって,g 0 t 1 の増減表は次のようになる。 … p … + 0 - 9 p : 4 p 3 2 3 p- U 3 2 f 0 x 1 dx( 0 b -a 1f 0 b 1 (b - a … ① とする。 [1] a = b のとき Q b a f 0 x 1 dx = 0 b - a 1f 0 b1 = b - a =0 よって,① は成り立つ。 [2] a < b のとき,x >0 で f 0x 1 は連続であるから,積分の平均値の定理により Q b a f 0 x 1 dx = 0 b - a 1f 0 c 1 ,a < c< b となる実数 c が存在する。 3 2 2 < であるから,(1) より,x) のとき f 0x 1 は単調に増加する。 4p p p (i) f 2 2 1 2 (c < b のとき f 0 c 1 <f 0 b 1 (ii) c < (b のとき f 0 c 1 = csin (c < , p p c p 8 9 2 2 = (f 0 b 1 から f 0 c 1 <f 0 b 1 p p b Q (i),(ii) から 0 b - a 1f 0 c 1 < 0 b - a 1f 0 b 1 すなわち sin また,lim f 0 x 1 = lim x.* x.* 1 x 1 x = lim t.+0 a sin t =1 であり,f 0x 1 は単調に増加するから t Q f 0 b 1 <1 よって 0 b - a 1f 0 b 1 <0 b - a 1 ・ 1 ゆえに [1],[2] から,① は成り立つ。 f 0 x 1 dx < 0 b - a 1f 0 b 1 b a f 0 x 1 dx < 0 b -a 1f 0 b 1 < b - a 岡山大学過去問 2007年 2 方程式 y = x 2 で与えられる座標平面上の放物線を C とする。 (1) A = 8 9 a b c d とする。C 上の点 P をどのように選んでも,P を行列 A で表される移 動によって移した点がまた C 上の点であるとき,A の成分 a,b,c,d が満たす条件 を求めよ。 (2) 2 点 Q 0 -1,1 1 ,Q - 0 1,-1 1 をとり,Q - を通り,線分 QQ - と直交する直線を ^と する。C 上の点 P を行列 B = 8 1 -a 1 a 9 で表される移動によって移した点を P - とする とき,P - から Q までの距離と P - から ^までの距離が等しくなるような a の値を求め よ。 解説 (1) 点 P の座標を 0 t,t 21 (t は実数) とする。 8 98 9 8 t a b c d t2 2 = 9 at + bt 2 ct + dt 2 2 点 0at + bt ,ct + dt 1 は C 上にあるから ct + dt 2 = 0 at + bt 21 2 すなわち b 2t 4 +2abt 3 + 0 a 2 - d1 t 2 - ct =0 これがすべての実数 t について成り立つから b 2 =0 ,2ab=0 ,a 2 - d =0 ,-c =0 よって,求める条件は b = c =0,d = a 2 (2) 直線 QQ- の傾きは -1 であるから,直線 ^の方程式は y - 0 -1 1 =1 ・ 0 x -1 1 ゆえに x - y -2=0 また,P 0 t,t 21 (t は実数) とすると,点 P - の座標は 8 1 -a 1 a 98 9 8 t t2 = 9 t - at 2 t + at 2 から P - 0t - at 2,t + at 21 したがって,P-Q= 0 P- と ^との距離 1 となるための条件は 2 2 t - at 1 - 0 t + at 1 - 2 U 0t - at 2 + 11 2 + 0 t+ at 2 - 11 2 = 0 U 1 2 + 0 -1 1 2 ゆえに U 26a 2t 4 + 0 1 - 2a 1t 2 + 17 = U 2 at 2 +1 両辺を 2 乗して整理すると 0 1 -4a1t 2=0 よって t =0 または a = 1 4 したがって t =0,すなわち P が原点のとき a は任意の実数 t ' 0,すなわち P が原点でないとき a = 1 4