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田渡村 冨樋 沖
中辺 岡 安 口藤
蘭美洋 兆恵典
1
8月 例 会・ 病 気 とジ ェ ン ダー …… ………… ……
◆ 八月 例 会 ◆
告 会
に関す る研究﹂ の中 に位置付けられた ﹁
病
総 合 研 究 ︱ 中 高 年 女 性 の総合 的 研 究 対策
に およ ぶ厚 生 科 学 研 究 事 業 ﹁子 ど も 家 庭
沖 藤 本 日 の会 は 平 成 八年 度 か ら 五 年 間
女 が 病 んだ と き ︱︱
託 研 究 に取 り組 み、 更 年 期 の意 識 調 査 を
う テ ー マで五 年 間 にわ た って厚 生 省 の委
し てき た こと 、 中 高 年 の女 性 の健 康 と い
会 の発 足 以来 、 介 護 と 家 族 に つ いて活 動
樋 □ こ の研 究 への取 り 組 み の理由 は、
樋 日代 表 から報 告 を し て いた だく 。
で は さ っそく こ の研 究 会 の主 任 研 究 員 の
八月 例会 は、 国 立女性 教 育 会 館 のワー ク シ ョ ツプ とし て 開 催 さ れ た。
病 気 にな った時 、 精神 状 態 や介 護 の仕 方 そ し て 医療機 関 等 の対応 に男 女 で違 い
が 出 てく る。 ジ ェング ー 。フリー な男女 の関係 性 をど のよ う に つく り あげ た ら よ
いのか、 そ の問 題が 見え てき た 研究 報告 会 であ つた。当 日 は会 員 と 一般 の方が 二
一〇 名 も参 加 さ れ、 研修 棟 大 会 議室 は立 つ人が 出 るほど で、 熱 気 あ ふれ る 二時 間
とな った。
︵
寄 居 町 開 業 医︶
︵
田無 女 性 セ ミナ ー 代 表 ︶
京 都 短 期 大学教授 ︶
︵
︵
北 九 州 大 学 非常 勤 講 師 ︶
︵
東 京 家 政 大学 教 授 ︶
︵
著 述業 ︶
子 恵子 子子子
二〇〇 一年 八月 二十 四日0
於 ・国立女性教育会館 ﹁ヌエック﹂
﹁
女 性 学 ・ジ ェンダ ー 研 究 フォ ︱ ラ ム ーー ワ ー ク シ ョ ツプ ﹂
報
病気とジエンダー
究
コメ ン テー タ ー
研 司
気 と ジ ェンダ ー ﹂ の研究 報 告 会 であ る。
-1-
次―
日
一
2001111),1′ 6`i
130
N。
高 齢 社 会 を よ くす る女 性 の 会
東 京 都 新 ,il× :新 71i2-9-1
第 311'I庭 マ ン シ ョ ン8()2:;牢
郵便振替
TEL 03-3356-3564
FAX 03-3355-6427
001000-79477
9月 例 会 。安心 して利 用 で きる介 護 サ ー ビス … 6
リレー 。エッセイ②松村祥子……………………lo
男・老いを語る⑩福原義春… … … …… … ……11
本の紹介、事務局だより…………………………12
ダ ー ﹂ を 研 究 す るた め に百 六 人 の会 員 を
家 族 の中 で必 ず しも いた わ ら れ て いな い
病 気 と ジ ェン
こと がわ か った。 そ こ で ﹁
更 年期 の強 い症状 が現 れ て いる女 性 でも 、
と し て遇 さ れ 、 女 が 見舞 いに行 け ば食 事
向 にあ る。 男 が見舞 いに行 け ば 見舞 い客
医療 施 設 に お いて循 環 し再 生 産 さ れ る 傾
にま かさ れ て いる。 ジ ェンダ ー の問題 は、
の問題 は 男 性 に説 明、 身 辺 の世 話 は女 性
そ し て重 大 な 病 気 の告 知 や 金 銭 面 な ど
いと 思 う ﹂ が 二 九 % で第 一位 であ り ﹁ま
よ
や家事 を さ せ てもよ いか﹂ の問 いに、 ﹁
妻 が寝 て いても 妻 に食 事 づく り
調査 で ﹁
あ る。 二〇 〇 〇 年発 表 の名 古 屋 のD V の
て いて、 父 と 子 が同 一化 し て いる傾 向 が
いる が、 母 親 を 無 視 し た り 放 棄 し た り し
を か ば って いな い。 子 ど も は傷 つ いて は
必 ず し も 父 の暴 力 に対 し 、 子 ど も は母 親
中 心 に ア ンケート 調 査 を 実 施 し た のであ
る。 病 気 にな った と き に医 療 施 設 や家 族
や オ ム ツ の接 触 介 助 。 息 子 や夫 が来 た 時
あ い い﹂ を 入 れ ると 半 数 にな る。 ま さ に
ンダ ー が 現 れ た場 面 と いえ る。
の中 で女 性 であ る が故 に受 け た と感 じ ら
こそ専 門 家 の看 護 婦 さ ん が介 護 の仕 方 を
実 施 し た こと によ る。 こ の調査 を 通 じ て、
れ た性差 別 に ついて記 入 し て いた だ いた 。
男性 の育 てられ方 の結果 で、 これは暴力 ・
いる。 家 族 の中 でサー ビ ス の互 換 性を し、
ビ スと いう のは身 分性 と 階 層 性 を 伴 って
虐 待 ではな いか。家 事 ・介 護 な ど のサ ー
教 え てく れ れ ば よ い のでは な いか。
家 族 の中 で介 護 を し て いる のは 八 五 %
② ﹁ケ ア無 し 男 性 の 再生 産 と 連 続性 ﹂
こ の調 査 によ り発 見 し 確 認 し た ことを 申
し上 げ た い。
0 ﹁男が 病 めば 女は 動 <、 ま わ り も動 < 。
役 割 分業 。 日常 生 活 を 支 え る 生 活 的 自 立
じ る。 日本 は個 と個 の結 婚 で は な く 性 別
不当 な 途 絶 で権 利 を 侵 害 さ れ た ことと 感
え ら れ て いる夫 か ら 見 る と、 妻 の病気 は
身 の回 り が 日常 生 活 で当 然 のよ う に整
こは家 族 の中 にあ る。 女 性 も そ の再 生 産
日本 の家 族 の土 壌 があ り、 再 生 産 の根 っ
﹁ケア無 し 人 間﹂ に育 っても よ いと いう
いう こと も 起 こる。 男 性 は 小 さ い時 か ら
ことも あ る。 ﹁
老 いては大 に殺さ れる﹂ と
には、 介 護 疲 れ のあ ま り要 介 護 者 を 殺 す
国 の家庭教 育 に関す る国 際比較 調査を行 っ
ア メリカ oイ ギリ ス ・スウ ェー デ ンの六 ヵ
女 子社会教 育会 では 日本 。韓国 ・タイ ・
の中 に ひそ む 男 女 の育 て分 け があ る。
て いる ので はな いか。 そ の根 本 には 日本
す よ う な 育 て方 を 二代 ぐ ら いに渡 ってし
親 が病 む こと に同情 や 共 感 を 殺 ぎ 落 と
可 視化 し て ゆ かな け れ ば いけ な い。
が でき て いな い夫 は ﹁お れ が困 る﹂ と怒
に加 担 し て いる。 病 気 の時 いたわ れ な い
が女 性 。 残 り の 一五 % の男 性 介 護 者 の中
あ な た が倒 れ る と息 子
り だ し 、 姑 にも ﹁
夫 に、 長 期 的 介 護 が でき る と 期 待 し て は
女が 病 めば 男は怒 る 、 ま わり は逃げ る ﹂
が困 る か ら ﹂ な ど と ゆ が ん だ 励 ま し方 を
育 児無 し 。
た。 そ の中 で 日本 の父 親 の ﹁
家 事 無 し﹂ ぶ り が明 ら か にな った。 調 査
に子 ど も が 十 五 歳 にな った と き に 一人 で
だ め であ る 。
D V法 が成 立 し た 。 そ の調 査 研究 で は
さ れ る。 夫 婦 のみな ら ず 男女 の関係 が、
対等 な パ ー ト ナ ーと し て では無 く 、 ジ ェ
-2-
壇上 に並 んだ沖藤 、樋 口、冨安、村 岡、渡辺、 田中 さんに、会 場 か ら共感 の 熱 い視 線が …
そ の中 の ﹁
家 族 のた め に食 事 を つく る ﹂
でき る と親 が思うも のと いう 項目 があ る。
ンダー である この問題を、夫 や家 族 に言
ようとして いな い。日常 に潜む究極 のジ ェ
を持 って いる のに、怒 って現状を改革 し
わな いのはな ぜだろうと 理由を考え てみ
た。
の質 問 に は、 男 の子 の場 合 、 スウ ェー デ
、イ ギ リ
ン八五 ・五 % ︵
女 子 七 二 ・三 %︶
、 ア メリ
ス八 二 ・二% ︵
女 子九 一 。四%︶
︵
女 子 八 〇 ・七 % ︶ でし か な く 韓 国 に つ
ると自 分自身 がギ ルテ ィーな 思 いにから
ら。② 病気 の時 は気 力 ・エネ ルギーがな
い。③ 女 は丈夫 で長持ち が取 り柄と思 い
① 病気 は 日常 にひそむ 一過性 であ るか
いで低 い。
一体 に女 の子 の方 が数 字 は 高
いが、 スウ ェー デ ンは違 う 。 そ こに は男
れ てしま い、 アグ レ ッシブな気力 がそ が
カ 八 〇 ・二 % ︵
女 子 九 二 o二% ︶ の回 答
であ った 。 そ れ に対 し 日本 は 四 七 ・九 %
の子 を 自 立 さ せよ う と いう 親 の意 図 が働
れ てしまう。④依存 さ れる こと への快 い
こまさ れ て育 って いる。主婦 が病気をす
いて いる のが 見 え る。
慣れ があ る。暴力 にあ って いる女性と質
嫁 が耐 え てき た。 団 塊 の世 代 の嫁 が新 婚
産 み の力 は婚 家 持 ち ﹂ と いう 状 況 の中 で
﹁
怪 我 と 病 気 は実 家 持 ち 、 労 働 力 と 子
し てゆきな がら命 の再 生産を し てゆく と
いるよう で いて、実 は自 分 の身 の始末 を
たち は介護し てもらうと いう特権 の座 に
は親 族をも敵 にまわす こと になる。⑥ 男
的 には同 じ。⑤夫 に要求す ると いう こと
早 々 の時 入院 し た ら 、姑 に ﹁
私 は家 族 の
いう機会を逸し、命を 殺ぎ落としな がら
0 ﹁
病 気 か ら 見 え る嫁 差 別 の構造 ﹂
た め に病 気 にな らな いよ う に心 がけ た ﹂
看護を し てもら って いる のではな いか。
誓約す る。② 男 の子 には自分よ り幼 い生
① 結婚す る時、妻 が病 んだら看 取ると
︹
男女 共同参 画をめざ し提言︺
と枕 も と で言 わ れ 、 実 家 の母 は ﹁
弱 い嫁
で誠 に申 し 訳 な い﹂ と 言 う 。 こ のよ う な
病気 に よ りあ ぶ り だ さ れ た 状 況 を 見 つめ
て変 え て ゆ かな け れ ば な ら な い。
ア ンケ ー ト に は詳 細 に書 き 、 胸 に は 傷
-3-
① 医 療 の場 にお け る 、 セク ハラを 含 め た
風 上 が でき るよ う 構 造 改革 を し て ゆく 。
病 気 のた め に休 ん で当 た り前 と いう 企 業
係 を つく ってゆく 。 ③ 男 の社 員 も 家 族 の
寝 て いる のか﹂ これ を 言 わ せ な い男 女 関
し な いで いい外 で食 べてく る か ら ・ま だ
て方 を し て ゆく 。 男 に対す る タ ブ ー 三 言
集 を 創 った。 ﹁
た る ん で いる か ら だ o心 配
命 を ケ アしな がら 身 体 接触 を し て ゆく 育
け ても ら いう れ しく 思 う 女 性 も いる。 社
受 け て いる 人 が、 医 師 に親 切な 言 葉 を か
感 じ る人も いる が、 日頃 夫 に罵 詈 雑 言 を
な か には高 齢 女 性 は 軽 く 見ら れ て いる と
患 者 、看 護 婦 の間 にも 上 下関係 があ る。
る と いう パ タ ー ナ リ ズ ムがあ る。 医 師 と
医 師 はな ん でも 承 知 し て いて治 し てや
と いや みを 言 わ れ た 。
物 入 り だね﹂
頼 むと、夫 や そ の家 族 から ﹁
病 と 女 性 ﹂ と いう のは 社 会 に、
沖藤 ﹁
のよう な人 が いる に違 いな いと 言 わ れ る。
いる と いう 考 え 方 があ り、嫁 の家 族 にそ
出 す な と言 わ れ た りす る。 悪 行 が 子 に報
子 ど も の病 気 は遺 伝 だ と 思 わ れ 、 人前 に
いで息 子は腎臓を 取 られた﹂ と 言 わ れ た。
よ く な った ら、 夫 の親 から ﹁あ ん た のせ
夫 が腎 臓 の片 方 を 提 供 し透 析 し な く ても
渡 辺 人 間 が危 機 のと き 、 つま り病 気 の
会 的 に後 ろ盾 の無 い女 性 は軽く 見 ら れ る。
村 岡 医 師 が 開 腹 手 術 で嫁 入 り前 の娘 に
時 、 家 族 の愛 情 を は か る こと が でき る の
ジ ェンダ ーをな く す マ ニ ュア ルを 作 る 活
家 族 の対 応
沖 藤 ア ンケー ト 調 査 では ﹁
手術
傷 を つける のはと た め ら って いた 。 ﹁
で は と 、 田無 女 性 セ ミナ ー の仲 間 と 調 査
広 く 深 く 進 行 し て いる 巨大 な 女 性 問 題 で
で感 じ た ジ ェンダ ー ﹂ と ﹁
医 療 機 関 の対
の傷 があ る 女 は キ ズ モノ か、嫁 に行 った
を 始 め た。 家 族 に と って私 は何 か 、 愛 情
役 割 分業 を し てき た 結 果 と し て女 性 は低
応 と ジ ェンダ ー ﹂ に対 し て自 由 記 述 を し
ら 後 はどう でも いいのか﹂ と書 いて いた。
で ごま か さ れ て いる のでは、 な ど が見 え
動 を し て ゆき た い。
て いた だ いた。 そ の中 から特 徴 的 な 事 例
地 位 のあ る 女 性 の場 合 だ が、 医 師 に生意
てき た 。
あ る と いう事 がよ く わ か った。 次 に コメ
を 二 ∼三 人ず つご報 告 いた だ き た い。
気 な 女 や学 のあ る女 は いやだ と 言 わ れ た
女 性 の敵 は女 か 男 か の二項 対 立 では何
い立 場 に立 ち 、 病 気 の段 階 で端 的 に シビ
冨安 七 十 六歳 の妻 が三 十 八 度 の熱 があ
高齢 で骨 折 し
り し た。 女 性 医 師 でさ え ﹁
も 解 決 し な い。 社 会 通 念 の打破 、 女 だ か
ント を お願 いす る 。
る の に大 はな にも し な い、 三 度 の夫 の食
て は リ ハビ リ し ても 完 全 には治 り ま せ ん
ア に出 てく る 。
事 の支 度を し、ま た寝 ると いう 状態 であ っ
いか と いう 思 いがあ る。 女 性 た ち は年 中
ら と 甘 え て いな いか 、 自 己 中 心 的 で はな
嫁 の差 別 の例 を 挙 げ る と、 透 析 し て い
無 休 、 給 料 無 し 、 定 年 無 し で こ のま ま 死
よ ﹂ と言 う 。
た 、 主 婦 が寝 込 ん だ 時 、 小 さ い子ど も 二
る 子ども が いる のも嫁 のせ いと言 わ れた。
た 。 これ は虐待 以 外 の何物 でも な い。 ま
人 の世 話 が でき な いので、 支 援 を有 料 で
-4-
田中 最 近 は女 医 が次第 に多 く な って い
沖 藤 こ の問題 は 医 療 の視 点 も 欠 か せな
い。 で は 田中 さ ん に コメ ント を 。
そう だ ろう か。
に いてく れ ると 思 って いる が 、 は た し て
て いる。 そし て夫 た ち は妻 が 自 分 のそ ば
最 後 ま で大 の親 や 夫 を看 てく れ ると 思 っ
ぬ ま で働 く のか。 夫 たち は 勘 違 いを し て
いて、 妻 は家 事 が 好 き、 長 生 き を す る、
離 婚 も し か た がな いのではな いか。 言 え
村 岡 どう し ても 理解 し合 え な い夫 と は
な が る ので は な いか と感 じ て いる。
こと によ り、 労 働 の場 の待 遇 改善 等 に つ
る と 同 時 に助 産 の場 にも 男 性 が多 く な る
念 か らく る。 産 婦 人 科 医 に女 性 が多 く な
な いと の考 え 方 は、 男 女 の関 わ り方 の通
る。 男 性 に出 産 の介 護 を し ても ら いたく
病 にな りや す いな ど夫 の職 業 に関 連 があ
て いる関係 の中 で は、 更 年 期 障 害 のう つ
及 ぶ問 題 であ る 。 私 た ち が 元 気 に生 き て
沖 藤 今 日 のお 話 は 人 生 の価 値 観 にま で
女 差 別 を 声 に出 し て変 え て ゆ こう 。
樋 □ 病 気 と ジ ェンダ ー に凝 縮 さ れ た 男
が楽 し いのでは な いか。
イ ト や ハウ スメイ ト と し て暮 ら せ る 老 後
し て いるし希 望 は あ る。 男 女 が ワー ク メ
療 は サ ー ビ スだ と 言 わ れ て いる が、 変 化
でき る な ど と いう 病 院 も 増 え てき た 。 医
も 食 事 も無 いの で、 有 料 で父 親 も 食 事 が
︵
松田敏子 ・記︶
る。 あ と 五 ∼六 年 の辛 抱 だ 。 そ し て こ の
を 踏 み出 し た い。
ゆ け る 社会 に つく り変 え た い。
り、 担 当 の看 護 婦 さ ん が良 か った り、 そ
ば わ か る夫 も いる の で夫 の教 育 が必 要 で
う いう こと で患 者 は慰 め ら れ た り繋 が っ
渡 辺 女 性 た ち が幸 せを 求 め助 け合 う た
め に築 いた ネ ット ワー ク が、 現 実 に でき
ご ろ は お 父さ ん が 病 院 に子 ど も を 連 れ て
た りす る。 医療 関 係 者 は そ れ を 身 にし み
て いる こと が う れ し い。 誰 かを 犠 牲 にす
あ る。 私 は夫 と よく 話 し合 う 、 自 分 の幸
て感 じ て、 そ のよ う な教 育 を し なく ては
く る よ う にな った 。 ま た 私 の姉 の事 例 か
な ら な いと 思 って いる。 患 者 が いろ いろ
る愛 、 誰 か が 犠 牲 にな る愛 で本 当 に い い
のか。毎 日 の生活 と自分を大 切 にし、 ジ ェ
せ のた め に気 付 いた 時 には次 の ス テ ップ
と 思 って いる のだ と いう こと を 、 こ の会
ンダー に敏 感 であ りた い。 おかし いと思 っ
ら も 、 や はり受 付 がす ごく や さ し か った
も そ う だ が、 皆 さ ん で声 を 上 げ て いく こ
た ら アク シ ョ ンを 起 こし て欲 し い。 そ れ
てき た。 母 子 同 室 や 若 い父親 が 帰 宅 し て
田中 お産 の話 だ が産 婦 人 科 医 も 変 わ っ
でな け れ ば 何 も 変 わ らな い。
と が必 要 だ。
冨 安 夫 の地位 が 高 く常 に妻 が命令 さ れ
以上 の補 助椅子 の 他 に立 見 も出た満員の会場
-5-
◆九月例会 ・二〇〇 一年 九月 八日0
於 ・女 性 と 仕事 の未 来 館
九月例会 は、 日本 社会福祉 士会 、 日本 介護福 祉 士会、 日本 ソー シ ャルワー
カー協会 、 日本医療 社会事業協 会 、 日本精神保 健 福祉士協 会 、高齢社会 をよ
市民
く する女性 の会、 女 性 と仕事 の未 来館 の七団体 によ るジ ョイ ント企画、 ﹁
シ ンポ ジウ ム o安 心 し て利用 でき る介護 サービ ス﹂ として開催 された。
最初 に、 日本 ソー シ ャルワー カー協 会 会長仲 村 優 一氏よ り ﹁七団体 共催 と
い った試 みは初め て で非常 に喜 ば し い。 残念なが らそ のき っかけは、介護 支
援 専 門員 によ る殺 人事 件だが 、 三度 と こ のよう な ことが起 こらな いよう、 利
用者 が安 心 してサービ スを受 け られ るた めにはど う したら よ いか、専 門職集
団 、 利用者 側、
一般 市 民が 一緒 にな って勉強す る良 い機会 であ る。 これから
も、安 心 し て受 け ら れ る介護 サービ スの整備 のた め に協 力 し て いきた い﹂ と
開会 の挨 拶が あ った。
基 調講 演
﹁
利用者側から介護サービスに望むもの﹂
息 子︶
女 性 と 仕 事 の未 来 館 館 長 。当 会 代表 桶 ﹄ 口 一
安 全 は 人 権 だ と 思 って いる。 今 回 の事 件
を き っか け に、 安 全 で質 のよ いサ ー ビ ス
を受 け る には ど う す れ ば よ いかを考 え ね
ばな ら な い。 ケ ア マネ 殺 人 は、 介 護 保 険
の下 で こそ起 き た事 件 であ る。 金 持 ち が
つま
介 護 保 険 を 受 け て いる と いう こと、
り、 中 流 の 一定 資 産 を 持 って いる人 に 起
き た と いう こと。 こ のよ う な 事 件 が今 後
も 続 く のか、 加 害 者 の強 い男 性 、 被 害 者
は高齢 の女性 、 こ の両 者 の関係性 の中 で、
安 心 し て介 護 を 受 け る に は 利 用す る側 も
バリアフリーをす る べき だし、提供す る側 も
職 員 の質 の向 上 に努 め て いた だき た い。
介 護 者 の質 の問 題 に つ いて は在 職 証 明
書 等 、 か つて の職 場 の推 薦 状 にし ても 履
歴 に虚 偽 がな いか、 慎 重 であ ってほし い。
介 護 保 険 に基 づく 政 令 が 改 正 さ れ 、 九 月
伸 びを 上 ま わ って高 齢 者 の増 加 が進 ん で
高 齢 者 ﹂ と いう のが 現 実 であ る。 人 日 の
全を 調 べて み ると、 ﹁
犯 罪 は被害 も 加害 も
省令 改 正 で、 従 来 、 こ のよ う な チ ェ ック
な い。 実 務 行 為 は 五 年 間 受 験 でき な い、
ケア マネ 専 門 職 の資 格試 験 の受 験 を 認 め
や 不 正 を 行 った者 の登 録 を 抹 消 す る こと
にな った 。 過 去 に不正 を 行 った者 に は 、
一日よ り 罰 金 以 上 は資 格 取 り消 し 、 犯 罪
いる。 被 害 者 の立 場 か ら いえ ば、 ケ ア マ
が脱 落 し て いた こと が 明確 にな った 。 外
利 用者 側 か ら の話 と し て、 高 齢 者 の安
ネ に殺さ れ な いで いか に生 き る か、 私 は
-6-
を 発 揮 し て制 度 の整備 に協 力 し て いた だ
のだ か ら 、 国 や 自 治 体 が リ ーダ ー シ ップ
イ ギ リ ス では 近 隣 者 の中 から代 理を 立
て、 身 寄 り のな い人 には 、 地 域 の行 政 、
国 の例 で いえ ば、 イ ギ リ ス の倫 理綱 領 は
き び し いし、 推薦 な ど のチ ェックも 日本
き た いも のであ る。
介 護 保 険 制 度 発 足 以 後 、 利 用者 の権 利
司 法 側 が関 与 す る。 ド イ ツでも 世 話 人 法
に基 づ いて手当 てさ れ る。 代 理人を 立 て、
のよ う に甘 く な い。
次 に金 銭 の問 題 であ る が、 資 産 を 持 つ
度 に代 って成 年 後 見 制 度 が でき た 。 即 ち
誰 が ど こ に行 って何 を し て いる か、 常 に
介 護 に携 わ る人 に ついては、自昼 堂 々、
聞 いて も ら え る← 内 容 が 記 録 さ れ る← し
てき た 。 苦情 に ついては、 手続き と し て、
ます 。 助 か って います﹂ の時代 でなく な っ
意 識 は 強 ま り、 苦 情 は増 大 し て いる 。 対
金 銭 管 理面 で、 痴 果 にな った場合 の金 銭
明確 にす る こと で密 室 性 を な く す こと 、
か る べき 所 に届 く← 返答 があ る、 と な る
出 納 簿 を 閲 覧 さ せ る と か 、 第 二者 の機 関
管 理 の仕 方 が定 ま った。 し か し、 老 いて
特 定 の人 だ け が か か わ って いる のも 逆 に
べき であ る。 苦 情 に関 し て は、 そ の人 の
人 が サ ー ビ ス の対 象 にな って問 題 が出 て
ゆく 過 程 が流 動 的 であ る こと が問 題 を 複
いろ いろ な 人 が行 って いる が相 互 の連 携
せ いに し な い、 リ ベ ンジを 受 けな い こと
等 な パ ー ト ナ ー シ ップ は ﹁お世 話 にな り
雑 に し て いる。 買 物 を は じ め、 金 融 機 関
がな い の で は困 る。 スウ ェー デ ンでは 、
は当 然 であ る。
の役 割 が 重 要 であ る。
の事 務 を 頼 みた く な る、 そ んな 日 が何 年
要 介 護 者 の貯 金 は 少 な いが、
ヘルパー は
き た 。 昨 年 四 月 の民 法 改 正 で、 禁 治 産 制
い つ来 る のか、 誰 に頼 ん だ ら よ い の
後、
常 に複 数 にし て密 室 化 を 防 いで いる。
れ に つ いて は、 利 用 者 は 一割 負 担 な のだ
た の で、 仕事 が や り にく いと いう が、 こ
一方 、 利 用者 の資 産 が つか めな く な っ
よ いと考 え る。 た だ し 条 件 つき で。
あ ろ う か。 私 は お金 を さ わ っても ら って
実 際 に、 介 護 士 が お 金 に ふ れず にす む で
けな いと いう 指令 が出 た 地 域もあ った が、
ら に千 八百 人 の養成 を め ざ し て いる。 又 、
マネ と そ のリ ー ダ ー の研 修 を 強 化 し 、 さ
全 部 を カ バーす るも の では な いが、 ケ ア
援 のた め に二億 五 千 万 円 計 上 し て いる。
求 ︶ では 、 厚 生 労 働 省 は ケ ア マネ ヘの支
題 があ る 。 平 成 十 四 年 度 の予算 ︵
概算要
の給 与 に つ いては報 酬 が 少 な いと いう 問
介 護 保 険 の中 心 であ る ケ ア マネ ジ ャー
受 け る 側 や そ の周囲 の者 が学 習 し て、 よ
あ る 。 苦 情 を の べる だ け でな く 、 介 護 を
パー を お手 伝 い扱 いし な いことも 大 切 で
て ゆ こう と いう 考 え方 にな る こと 、
ヘル
であ る 以 上 、 皆 のお金 で介 護 を 支 え 合 っ
いて 学 習 す る 場 があ る。 市 民 と し て 対等
タ ー の中 に痴 呆 前 の教 育 と し て介 護 に つ
が大 切 であ る。 ア メ リ カ では高齢 者 セ ン
利 用 者 側 も 介 護 に つ いて学 習す る こと
か、 例 の殺 人事 件 以 来 、 金 を 扱 って は い
か ら 、 全 資 産 を 知 る 必 要 は な いので はな
︵
高田弘子 ・記︶
りよ い制 度 を つく り上 げ て ゆき た い。
ゆき た い。 国 民 の生 命 、 財 産 を ま か せ る
地 域 で は警 察 や消 防 署 と の連 携 も 強 め て
いか と 思う 。 介 護 制 度 以 前 は家 族 の資 産
状 況 を 詳 細 に調 べて いた こと があ った 。
-7-
シ ンポ ジ ウ ム
﹁
安 心 し て利 用 で き る介 護 サ ービ ス﹂
働<人 ・受ける人の立場から
コー デ ィ ネ ー タ ー
六
か で
い つ あ
い て る
サ い が
田杉 松 駒 沖
中村 井 野 藤
雅和久陽典
つ いて のお考 え 、 今
回 の事 件 に つ いてど
のよ う に感 じ ら れ た
味軍垂需曇肇
で 歳
ぞ
で 十
革塚
黒TT
自 分も 経 験 の中 か
ら 変 わ ってき た。 利
用 し易 いサ ー ビ スを
提 供 し た い。
駒 野 介護 サ ー ビ スを 受 け る立 場 か ら、
よ い人 材 が集 ま って いる のか、 そ の養 成
義 母 はよ いケ ア マネ に恵 ま れ て いる が、
︵
著述業 ・当会 理事 ︶
や 待 遇 はど う な のか 、 満 足 し て働 け ばよ
い介 護 が受 け ら れ る と 思 う が。
松 丼 あ の事 件 が仕 事 以 外 の場 でな く 、
た 。 何 か のサイ ンがな か った のか、 介護
業 務 上 の殺 人 であ った こと に衝 撃 を う け
団 体 の連 携 が大 切、
と で上 位 的 関 係 にな る。 二、 受 け る側 は
で起 こり易 い事 件 は 、
一、 世 話 を す る こ
専 門員 、 病 院 の ソー
ヘル
プ ライ バ シー があ ら わ にさ れ る が、
パ ー のそ れ は 分 か ら な い。 三、 密 室 性 、
知 ら れ たく な い人 も いる。
つの立場をも って いる。
資 格 者 三 万 人 だ が、
沖藤 事業所が、個人 の資質とは別 にチ ェッ
ヘルパー に
ど こま でオ ープ ンにす る か、
顔 の見 え な い福 祉 士
以前 の事業 所 でチ ェ ック できな か ったか、
クす る責 任 があ る の で はな いか。
し て ゆき た い。
発 足 一年 で制 度 上 の構 造 的 欠 陥 で はな い
と いわ れ る。 援 護 を
田 中 五 十 数 万 人 の ホ ー ム ヘル パ ー が 多
かと の見方もあ る。 不安を煽 る報 道もあ っ
杉 村 実務 経 験 十 年 で受 験 し て いる が、
様な ケー スに対応 し て いる。
必要 と す る 人 を 支 援
杉村 社会福祉士は会員 一万三千人、有
シ ャル ワー カ ー の二
私個 人 は、 介 護 支 援
︵
日本介護福祉 士会 会 長︶
︵
日本社会福祉 士会会 長︶
︵
日本医療社会 事業協 会 理事︶
当会 理事︶
︵
子子典子子
に
は
職
育ヒ
かお話 いた だきた い。
護
-8-
シ ン ポ ジ ス ト
九
沖 藤 最 初 に そ れ ぞ れ 自 己 紹 介 と 介護 に
1-
一
よヾ
母
」
頌
熙
が
8
「
保 夫 る七 心 な
:奄
ス
を
提
供
す
る
詢野
松 に 家
丼 助 族
田 中 特 別 養 護 施 設 を 転 々と し 、 倫 理上
常 の業 務 に流 さ れ る ことな く 努 め た い。
た 。 被害 者 の無念 、 人 命 の重 みを 想 い日
さ れ て いな い。
望 ま し い。 成 年 後 見 制度 はま だ 十 分 理解
自 己 満 足を 防 ぐ た め 、第 二者 評 価 制 度 が
全 を は か り、 説 明を よく 聞 く 。 介 護 者 は
●苦 情 と 改善 に つ いて
で利 用者 の方 か ら 断 わ る ことも でき る。
でき な いこと も あ り、 お互 いに契 約 な の
いか に対応 でき る か だ が、 でき る こと と
連 絡 を 。 職 種 間 のネ ット ワー ク を 大 切 に
緊 急 時 に は 救 急 車 、 主 治 医 ら と 緊密 な
の問 題 、 特 に金 銭 にズ サ ンであ った人 、
ケ ア マネ と し ても 金 銭 の問 題 は む つかし
い。
か 、 通 帳 を 預 け る と か、 現実 に そ う な っ
は仕 事 のでき る ケ ア マネ が 少 な く 、 給 料
高 い倫 理性 がも と めら れ る が、 実 際 に
的 には ﹁
福 祉 は 人 ﹂ に つき る。
な ど で の教 育 や 経 験 の交 流 も 大 切。 最 終
在 宅 介 護支 援 セ ンタ ー の活 用も 。 研 修 会
役 所 の福 祉 課 で専 門家 に ア ク セ スし た り
て ゆく 。 自 分 の場 合 、
ヘルパー も 二人 、
も 低 い。 た だ 、 お 金 だ け でな く 、 適 性 が
●人 材 に つ いて
母 の財 産 も 家 族 で扱 う 。 ど ち ら も 複 数 の
あ る と思う。
駒 野 ヘルパ ー に多 額 のお 礼 を す る人 と
管 理 が い いと 思う 。
●介 護 の質 に つ いて
く か ら 注 目 し た 専 門 家 とし て 、 当 会 ス タ ー
逝 さ れ ま し た。 女 性 の老 後 問 題 に最 も 早
当 会 理 事 ・島 口 と み 子 様 は 八 月 十 日 恙
の支 払 い等 、 特 に金 銭 は、 二重 二 重 の安
介 護 保 険 制 度 の契 約 、 手 続 き 、 サ ー ビ ス
ま で ご 夫 君 と 今 ご 軋 筆 中 の平 林 た い子 評
来 社 刊 ︶ は 大 好 評 で し た。 亡 く な る 前 夜
明 る い筆 致 で 記 し た ﹃
転 ん だ あ と の杖﹄ ︵
木
し に な り ま し た 。 転 倒 事 故 以 来 の顛 木 を
で は満 足 の いく 対 応 が でき な い。 個 別 に
同 性 介 護 が基 本 であ り、 画 一的 ば か り
いま し た の に残 念 で な り ま せ んっ 病 気 と
の ご 活 躍 は これ か ら ます ます 期 待 さ れ て
わ る気 配 が出 て き ま し た。 島 口 と み子 様
て 、 女 性 の年 金 の あ り 方 も 今 よ う や く 変
女 性 のラ イ フ ス タ イ ル の変 化 に対 応 し
願 お う ﹂ と締 め く く った 。 ︵
高田弘子 ・記︶
が、 ﹁
利 用者 側 も 声を 出 し て改善 さ せ、豊
コー デ ィネ ー タ ー の沖 藤 さ ん
最 後 に、
杉 村 防止 のた め にしく みを 活 用 し た い。
ト 時 か ら 積 極 的 に 参 加 さ れ 、 と く に年 金 ・
伝 に つ いて 語 り 合 わ れ た そ う です 。
み 子 様 の ご 遺 品 と し て 、 バ ッ ハ組 曲 や 観
冥 福 をお析 り申 し 上げ ます。 ︵
樋 口恵 子 ︶
これ ま で の ご 尽 力 に感 謝 し 、
によ り ご
の 経 験 を お 寄 せ いた だ き ま し た 。
ジ ェ ング ー の ア ンケ ー ト に も 、 病 院 通 い
か な 老 いの日 々と な る よ う 制 度 の充 実 を
社 会 保 障 に 関 す る 当 会 の 研 究 ・提 言 活 動
こ の と ころ 脳卒 中 や転 倒事 故 に見舞 わ
せ 流 謡 曲 な ど C D の 入 った パ ソ コ ン を 事
最 愛 の ご 夫 君 。島 口順 二様 か ら 島 口 と
れ な がら も 、 前 向 き な努 力 で奇 跡 的 な 回
務 局 に頂載 し ま し た。
の 社 と し て 活 躍 な さ いま し た 。
復 を 遂 げ 、 生 涯 現 役 の範 を 身 を 以 て お 示
-9-
これ が 日本 だ った ら 無 理 に でも 参 加 者
を 連 れ てき て演 技 を し てく れ た かも し れ
な いと 一瞬 思 った が、 す ぐ に これ が フラ
ンスな のだ と納 得 し嬉 し く な った。 ち な
み に こ の施 設 で最 も 人 気 があ るプ ログ ラ
ムは、 近 所 の牧 師 さ ん が花 を も って話 し
にく る こと だ った。 そ の牧 師 が若 く て ︵
ンサ ムな こと も あ る が、 何 よ りも 高齢 者
が喜 ん で いる のは 一人 一人 に手渡 さ れ る
小 さ な 花 と いう 話 に私 は大 き く 領 いて し
ま った。
福 祉 サ ー ビ ス の質 の向 上 に は、 利 用 者
の状 態 を 総 合 的 に理解 し 、 最 も 必 要 な こ
とを 的 確 な 技 術 を も って援 助 す る こと に
加 え て、 利 用者 が本 当 に喜 ん でそ のサ ー
ビ スを 受 け と り、 生 活 に活 かす た め の思
いや り と 工夫 が不 可 欠 であ る。 利 用者 の
心 が暖 かく な り元気 が で る サ ー ビ スを 届
け た いも のだ。
プ ロ フ ィー ル
世界 の社会
現代 生 活 論 ﹂ ﹁
放送大学教 授、 ﹁
福 祉 ﹂等 を 担 当。 東京 都 地域 福 祉振 興財 団 委
員 、 日仏 社 会 学会 理事 等 。
︵
次回 は交渉中 です ︶
-10-
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調 せ 室 名 ら
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尺 理 専 良 一 し
な よ な
こ い つ い 特 度 の 問 い 体
が` で`
一
去 る 七
八
九 の三 ヵ月 にわ た って す る にし た が って食 事 や 生 活 に気 を つけ
◎◎◎◎
◎
。
◎
◎
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
○
○
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
○
◎
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輔
︱
、 、
、
た 。 それ は実 り のあ るよ う に 思 って いる 。 だ が、 具 体 的 に ど
た け れ ど、 私 に と っ のよう にし てそれを 実 行す れ ばよ いのか。
場 でも あ った 。 報 告 香 川 先 生 の ﹁生 活 習 慣 病 を 防 ぐ ︱ 健 康
れ る であ ろう が、 こ 寿 命を め ざ し て︱﹂ ︵
岩 波 新 書 ︶ は、 実 に
た 知 識 はな る べく 社 要 領 よ く 全 体 像 を ま と め て いる。
さではな いか と 思う 。
そう な のだ。 病 気 にな ってど のよ う に
性 であ ろう と 、 私 た 医 療 や 介 護 のお 世 話 にな る かも 大 問 題 だ
な 確 率 で介 護 の世 界 け れ ど 、 そ の前 に病 気 を 起 こさ な い健 康
そ の こと は介 護 を す な 生 活 を 考 え る べき な のだ 。
け る方 にな ろ う が変 いま ご紹 介 し た 小 さ な 本 には ぎ っし り
かも 世 界 の女 性 の平 と 重 要 な ポ イ ント が詰 め こま れ て いる。
いこと は常 識 だ 。
一例 を 上 げ よ う 。
一人 当 た り 老人 治 療
限 な い増 加 が、 国 の 費 と 平 均 在 院 日数 の相 関 を 国 民 健康 保 険
そ し て社 会 の大 き な 問 題 にな って いて、 中央 会 が と った グ ラ フがあ る。
新 聞 な ど で は早 く も 負 担 率 の引 き 上 げ や 長 野 ・山 形 ・千 葉 。東 京 ・神 奈 川 な ど
限度 額 の設定 が 叫 ば れ て いる。 は そ れ が 低 く 、 高 知 ・熊 本 な ど はき わ め
栄 養 大 学 の香 川 靖 雄 副 学 長 は米 国 で大 て
ヽ
高 い。 そ れ は高 齢 者 の就 労 率 と も 関 係
き な 成 功 を おさ め た ヘルシープ ラ ン二 〇 があ る と いう。 そ れ な ら 、 いわ ゆる エイ
○ ○ を 例 にと って、 医 療 を 受 け る前 に生 ヽ
ンフリ ー の就 労 機 会 や 、 ボ ラ ンテ ィア と
活 習 慣 病 を 予 防す る こと が いか に大 切 で し て の社 会 接触 が健 康 な 高 齢 者 の社 会 を
あ る か を 説 か れ た。 そ のた め には 高 齢 化 作 る の で はな いだ ろ う か。
○◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎◎ ○ ○ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○
H―
―
副﹁
0 ﹁
頭、男女共 同参画会議議 員、税制調査会委員、郵政審議会委 員他。
・⑪ 一劇 一
内 閣 府 の高 齢 者 対 策 に つ い て の有 識 者 会 な け れ ば な ら な い こ と は 誰 で も 知 って い
1931年 東京生 まれ、帥資生堂名誉会長、東京都 写真美術館長、東京商工会議所副会
﹁介 護 保 険 は ヘ ルパ ー の 働 き 方 を
秋 の気 配 を 感 じ る頃 と な り ま し た。 皆
﹁老 いて は 人 生 ③ 色 ﹂
集 英 社 刊 一五 〇 〇 円 +税 ︶
︵
様 お 元気 でお 過 ご し のこと と 存 じま す 。
吉 武輝子著
高 齢社会をよくす る北九州女性 の会 発行
老 いを前 向 き にと ら え、 楽 し む 人 が増
八 月 例 会 は ﹁ヌ エ ック﹂ の大 会 議 室 を
ど う 変 え た の か﹂
T E L O 九 二 ︱ 五 八 三 ︱ 七 六 〇 四
え て いる。 著 者 も そ の 一人。 多 く のよき
た のも 新 た な 試 み。 当会 の参 加 者 が多 く
呼 ば れ 多 数 の福 祉 の専 門 職 団 体 と 共 催 し
九 月例 会 は別 名 ﹁ケア マネ シ ンポ ﹂ と
﹁
病 気 と ジ ェンダ ー ﹂ と いう 新 し い視点
が、 注 目を 浴 び た ょ う です 。
満 席 にし たう え 、倉 庫 の補 助 椅 子を 全 部
。
並 べても ま だ足 りぬ程 の盛 況 ぶ り でした
友 に恵ま れ 、 あ く な き 好奇 心を 糧 に、大
華麗﹂ に変 え て いく。
ら かに ﹁
加齢 ﹂を ﹁
F A X O 九 二 ︱ 五 八 三 ︱ 七 三 六 四
介 護 保 険 導 入 にあ た り、 九 九 年 度 は自
神 楽 坂女 性 合 唱 団 ﹂ の
七 〇歳 を 前 に ﹁
頒価六〇〇円■ 〇冊以上 一割引き︶+送料
分 で サ ー ビ スを 選 ぶ時 の目 安 と な る 調査
年齢 も 立 場 も 吹 っ
メ ンバー に加 わ って ﹁
覚 め たり、 亡 夫 の四 十 九 日 に パ ソ コ ン教
報 告 書 を作 成 し た のに続 き 、 二〇 〇 〇年
介 護 サ ー ビ ス ヘの信頼 を 得 る に は 、 在
室 に通 いは じ め て悪 戦 苦 闘 の末 、 メー ル
飛 ば し﹂ は じ め て歌 う こと の愉 し さ に目
宅 支 援 の要 であ る ヘルパ ー の働 く 条 件 が
仲 間を増 や し た り、 ネ コを 介 し て 地域 で
。
て、 そ の熱 心さ が他 団体を 唸 ら せま した
。
富 山大会 も 無事 、 大盛 況 のう ち に終 了
、
富 山県 の皆様 には長 期間 にわ た る ご準備
当 日 の献 身 的 な ご協 力 と 、 大 変 お 世 話 に
な りま し た。 第 一日目 は市 内 の中 学 生 二
十 人 が並 び、 熱 心な 態度 や 素 直 な答 え が
助 報 酬 の格差 がも た らす 弊 害 な ど 、 介 護
ん で いる階層 化 、 身 体 介 護 報 酬 と家 事 援
ト ライ ン﹂ と 、 老 いを 楽 し む さ ま ざま な
れ から の人生 は毎 日 が スター
に共鳴、 で ︶
こと に三 岸 さ ん の ﹁孤 独 は活 力 ﹂ の言葉
を お迎 え します 。 お早 め に お申 し 込 みを 。
☆十 月 例 会 は、 日本 医 師会 の青 柳 俊 先 生
り 一層盛 り 上 げ てく れま し た 。
北 九 州 か ら の提 案 も盛 り 込 ん で いる。
-12-
度 は ヘルパー 調 査 を 実施 。
保 障 さ れ る こと が大前 提 だ と 考 え 、 北 九
人 の輪を つな いだ り、 俳 句 の会 で励 ま さ
れ た り、 落 ち 込 ん だ り の、 老 い の達 人 ぶ
州 市 を 中 心 に、 ﹁ヘルパー 先 進 地﹂ の長 野
市 や 福 岡 県 内 外 の ヘルパ ー と 利 用者 への
り が、 いき いき と 語 ら れ る。
ブ ルー ス の女 王 ・淡
著者 によ る 評 伝 ﹃
谷 のり子﹄ ﹃
炎 の画家 。三岸節 子﹄ 執筆 時
、
保 険 制 度 が持 つ課 題 や ヘルパ ー 固 有 の深
秘訣 が語ら れ 、 元気 が湧く。 ﹁お し ゃれは
☆ オ ープ ン ハウ スは 十月 一日0 です 。 時
共 感 を 呼 ん で、 I Tを 駆 使 し た 舞 台 を よ
刻 な 問 題 点 な ど が浮 か び 上 が って来 る。
足 し 算 のあ る暮 らし﹂ な ど の章も
特 権﹂ ﹁
長井照子︶
間 は 十 一時 ∼四時 迄 。 ︵
の エピ ソー ド も ふん だ ん に盛 り 込 ま れ
介 護 保 険 を よ り 良 いも の にす る た め の
野中文江 ・記︶
楽 し い。 ︵
ヘルパー の現 状 、 ケア ワー カ ー 間 で進
ウ ム の記 録 な ど を ま と め た も の。
ケ ア マネ ジ ャー ヘの間 き 取 り、 シ ンポ ジ
ヘルパー座 談会 、
ア ンケート 調査 、 及 び、
本 の 紹 介
●
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