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卒論パワーポイント
シー・シェパード 110781193 中川和音 目的 日本の捕鯨の歴史と シー・シェパードの活動を考察する。 第1章 日本の捕鯨 第1節 日本の捕鯨の歴史 1945年 日本敗戦 →深刻な食糧難 クジラ a)動物性蛋白質の補給 b)貴重な外貨の獲得 →日本の各種遠洋漁業の 復興と発展に大きく寄付 1951年 日本がIWCに加入 IWCの反捕鯨化 a)1963年に南氷洋でのザトウクジラの捕獲が 禁止 b)1972年に10年間の商業捕鯨モラトリアム が決議 ↓ 1982年 商業捕鯨の無期限のモラトリアム決定 第2節 捕鯨をする理由 a)南半球産ミンク鯨の資源管理に必要な生物 学的特性値の推定 b)南氷洋の生態系の中で鯨類の果たす役割 の実証 生物学的特性値 →年齢情報の基礎 生物学的特性値の推定方法 a)厚生個体を無作為に採集 b)年齢形質である耳垢を採取 →各年齢の自然死亡率の算出 a)捕獲されたクジラ →調査後に市場で売却 ↓ b)科学的調査を口実に使用 →事実上好きなだけクジラを捕獲することが可能 日本の調査捕鯨 a)すべての年齢層のクジラをサンプリングして いないと批判 b)欠陥のある調査を続けることへの疑問 第3節 その他捕鯨国について a)ノルウェー →資源量の調査により商業捕鯨再開(1993) b)アイスランド IWCを脱退(1992) →モラトリアム反対条項付でIWCに復帰(2002) 商業捕鯨モラトリアム対象の主要なクジラ 第2章 シーシェパードの歴史 第1節 反捕鯨勢力の起源 プロジェクト・ヨナ ジョーンマッキンタイア会長 →モラトリアム勧告(1971) ↓ 商業捕鯨モラトリアム決議(1982) IWCのなりゆき a)当初は捕鯨国のみで形成 →オブザーバーとしての出席が容認(1970 代) b)マッキンタイアーが反捕鯨説を提唱 →アメリカやイギリスが反捕鯨に協力 ↓ 捕鯨国と反捕鯨国の意見が激しく対立 主要な反捕鯨勢力 a)オーストラリア →過激化する反捕鯨報道 b)グリーンピース →矛盾点の残る反捕鯨活動 ↓ 後に組織内で一部分裂 第2節 シー・シェパードの基本情報 シー・シェパードの発足(1977) a)カナダ人のポール・ワトソン →グリーンピースを追放 b)シー・シェパード号を購入(1978) シー・シェパードの基本ルール a)爆発物の禁止 b)武器の使用禁止 c)生物に危害を与える可能性のある行為の禁止 d)逮捕の際に暴力的な方法での抵抗を禁止 e)自身の行為に対する全責任を負う覚悟 ↓ 財産破壊を容認 シー・シェパードの活動 a)エコ・テロリズム i)「海賊」と呼ばれる過激な反捕鯨活動 ii)FBIによる国際指名手配 b)NPO(非営利団体) →減税措置受けることが可能 c)プロパガンダ →自作自演による宣伝行為 第3節 主要の支持団体 a)アニマルプラネット →「Whale Wars」を制作 b)オーストラリア →ホエールウォッチングの関係 アニマルプラネットのメリット a)高視聴率 b)DVDの販売促進 シー・シェパードのメリット a)知名度の増加 b)寄付金の急増 →全体の95%が寄付金による収入 オーストラリアのホエールウォッチング a)国の一大産業 b)行き過ぎた捕鯨への反対 →ワトソンは講演で正当性を主張 ↓ オーストラリア人も反捕鯨活動へ参加 第3章 シー・シェパードの抗議活動 第1節 日本のイルカ漁に対する抗議活動 a)長崎県壱岐島 b)和歌山県太地町 長崎県壱岐島 a)1976年4月12日 イルカ追い込み漁に成功 →海が血の色で真っ赤に染色 b)1978年2月 捕殺する模様が世界中に報道 →愛護団体からの抗議 c)1980年2月 島を訪れたアメリカ人が作業を妨害し逮捕 和歌山県太地町 a)シー・シェパードの活動家が野営し潜伏 b)シー・シェパードの活動家が網を切断 ↓ 威力業務妨害の疑いで逮捕 2004年9月21日 a)イルカ虐殺のドキュメンタリー撮影に報酬 b)The Coveが公開し世界中で大ヒット →アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞 第2節 プロパガンダによる抗議活動 2008年1月15日 a)シーシェパードの活動家2名が不法乗船 b)日本が人質に取っていると世界中に報道 c)自作自演による報道で日本を圧迫 日本の対応 2009年12月 a)スティーブ号が第2昭南丸への攻撃を開始 →攻撃の詳細な模様を録画 ↓ b)衛星回線を使用して東京に送信 ↓ c)動画と共にホームページ上で即時広報 第3節 危険な攻撃による抗議活動 2010年1月6日 a)アディ・ギル号と第2昭南丸が激突 b)アディ・ギル号は沈没 c)双方の言い分が掲載 2010年2月 a)ピーター・ベスーンはゴムボートで出陣 →2月15日の夜明け前に昭南丸に潜入 b)第2昭南丸の船長を警察に連行しようと交渉 →日本は日本の法律で対応 第4章 21世紀の捕鯨 第1節 日本人の捕鯨への関心 2001年 「捕鯨問題に関する世論調査」 捕鯨に賛成 75% a)鯨肉が食べたいからと回答 内6% b)食の相互性を重視していると回答 44% 海外からの批判 a)反感が転じて「捕鯨支持票」 ↓ 鯨肉消費との繋がり 弱 b)シー・シェパードによる反捕鯨活動が活発化 →捕鯨支持票が増加すると予想 伝統としての捕鯨 捕鯨基地が存在した町 a)貴重な資源 b)家業としての捕鯨 ↓ 次世代へと伝承 第2節 シー・シェパードの危険性 a)シー・シェパード b)アニマルプラネット →「持ちつ持たれつ」の関係 ↓ 「Whale Wars」放映により寄付金増加 ↓ マンネリ対策により過激化 第5章 今後の展望 第1節 最近の捕鯨調査 a)2013年12月7日 南氷洋調査捕鯨のために下関を出港 b)2014年2月24日 調査捕鯨中にシー・シェパードから妨害 オーストラリア 2010年5月 商業捕鯨だとして日本を提訴 ↓ 2014年3月31日 国際司法裁判所による判決 「科学的研究を逸脱している」 a)日本の全面的敗訴 b)南氷洋調査捕鯨が禁止 第2節 今後の捕鯨活動とシー・シェパード 今後 南極海における日本調査捕鯨は全くの不透明 捕鯨活動賛成派 クジラと伝統的に関わるものの主張 a)先住民族であるマオリ b)日本でもクジラと伝統的な関係 ↓ 文化的重要性が高い活動 捕鯨活動反対派 a)オーストラリアのホエールウォッチング b)アメリカ 「Whale Wars」の影響 ↓ 非先住民族にとっての捕鯨は商業捕鯨 現在の商業捕鯨 a)世界の評判の低下 b)シー・シェパードの成長に加担 日本の商業捕鯨再開への本気度 →鯨肉の供給が十分 ↓ 世界に認められる調査捕鯨を実施 今後のシー・シェパード a)イルカ漁妨害 →科学的根拠を明確にして正当性を主張 b)マグロ漁妨害 →違法性のないことを主張 ↓ シー・シェパードに情報戦で勝利し、 大 世界に日本の正当性を発信する必要 おしまい