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2016赴任前留意事項(PDF/365KB)

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2016赴任前留意事項(PDF/365KB)
平成 28 年 4 月 1 日
モルディブ支所
ボランティア赴任前留意事項
■青年海外協力隊(長期)
■青年海外協力隊(短期)
■シニア海外ボランティア(長期)
■シニア海外ボランティア(短期)
※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。記載内容
については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いかねますのでご了承
ください。
※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含まれている
可能性があることをご承知おきください。
記載項目
《全ボランティア共有》
1.
携行荷物について
・ 赴任時に必ず持参するもの
2.
別送荷物について
・ アナカン・郵送等の利用について
・ 通関情報について
3.
通信状況について
・ パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、E-mail の利用状
況など)
・ 固定電話、携帯電話の普及状況
4.
現金の持ち込み等について
・ 現金持込にかかる注意
・ 両替状況
・ 赴任時に用意することが望ましい金額について
5.
現地の治安状況について
6.
交通事情について
7.
医療事情について
8.
蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ
・ 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か
《青年海外協力隊》
9.
運転免許証について → 該当なし
《シニア海外ボランティア》
11. 車両の購入・輸送について
・ 免税輸入の可否
・ 運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否)
・ 現地運転免許の取得手続き
12. その他
1.
携行荷物について
1) 赴任時に必ず持参するもの
a. ボランティアハンドブック、共済会新総合ハンドブック等、訓練所で配布された資料は赴
任時に必ず持参してください。
b. 赴任後オリエンテーションの表敬などで制服(またはスーツ等)着用が必要となりますの
で持参してください。
c. 教育関係者は活動用に襟付きのシャツと長ズボンが必携となります。
d. 常用している薬がある場合は持参してください。また体温計は必ず持参するようにしてく
ださい。総合感冒薬、アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤、胃腸薬、整腸剤、かゆみ止め
軟膏などの家庭用常備薬も必要に応じ持参されることをお勧めします。
2) その他
a. 東京から首都マレまでの移動では、航空機・船舶・車輌と複数回の乗換えが必要となる
ため、携行荷物はスーツケース1個と手荷物1個程度を目安としてください。
b. 日常生活に必要な物はほとんどモルディブで購入可能です、航空機搭乗時の荷物の超
過料金および日本からの送料は高額ですので、持ち込む荷物は最小限とし、必要な物
は現地で購入することを勧めます。
c. 地方島巡回型のボランティアはゲストハウスやホームステイでの連泊となるため、最小限
の身の回りの物を赴任時の荷物として準備してください。
d. 任地が地方島である場合、国内航空便の荷物の重量制限が特に厳しくなっているので、
巡回型ボランティアと同様に赴任時の荷物量を考慮してください(モルディブ国内輸送に
かかる費用は移転料からの個人負担となります)。
e. モルディブのマレ国際空港では到着後に X 線による荷物検査があります。またスーツケ
ース等の携行荷物を開けて係官が検査する場合があります。ここで酒類、豚肉は没収さ
れ、CD・DVD は検閲のため一時預かりとなる場合もあります。(内容によっては返還され
ない場合もあり)
f. モルディブは日差しがかなり強いため、UV カット仕様のサングラスと帽子を持参されるこ
とをお勧めします。
g. パソコンを持参する場合には、付属のリカバリーCD およびインストール済みのアプリケー
ションの CD を全て持ってくることを強く勧めます。モルディブは気温、湿度が高いためか、
パソコンが故障する場合が多く見られます。故障の際にはリカバリーCD 等がなければ故
障以前の機能状態に戻すことが大変困難となります。
2.
別送荷物について
1) アナカン・郵送等の利用について
赴任前に荷物を送付する際には郵便局の EMS を利用するようにしてください。アナカンは
送料が高額な上に引き取りに相当な日数を要します。EMS で荷物を送付すると、日本から
モルディブまで通常約 1 週間で到着します。地方島への転送は、到着後個人で行います。
郵便局のある島へは国内郵便にて、ない島へはボート運航の情報を得、ボートに載せて輸
送します。国内郵便及びボート情報は、着任後オリエンテーションにて説明します。
a.
b.
赴任前に荷物を送付する場合には、事前に数量・重量・個数を事務所代表メールア
ドレスに連絡ください([email protected])。
荷物送付のあて先は、以下を参照にしてください。
Mr.(Ms.) Taro KOKUSAI(ボランティア氏名)
C/O JICA/JOCV Maldives Office,
1F, Radiumge-Aage, Neeloafaru Magu,
Galolhu, Male 20130, MALDIVES
TEL:+960-332-2049
2) 通関情報について
a. モルディブへ送付された荷物は、送付方法に関わらず(EMS、DHL、アナカンなど)全て開
封され内容を確認されます。
b. CD・DVD はすべて検閲され、内容によっては没収されます(ポルノ・宗教関係の映画な
ど)。
c. 酒類やヌード写真の掲載されている週刊誌も没収となります。
d. JICA/JOCV Maldives Office 宛の荷物から酒類が発見されると、今後の当事務所宛の荷
物の検査が厳しくなり、時間がかかるようになるため、日本の留守宅家族や友人にも酒
類は送付しないよう注意願います。
3. 通信状況について
1) パソコンの普及状況
a. モルディブではパソコンおよび携帯電話の普及率はかなり高いです。
b. 地方島でもパソコンは普及しています。首都マレでは PC を購入することは可能ですが
(NEC、Acer、IBM など)、OS やソフトウェアが正規ライセンスのものではないものも多く、
日本語対応もしていないため、パソコンは日本からの持参をお勧めします。
c. 前述のとおり、モルディブでは全土でインターネット利用が可能であるため、ボランティア
と事務所の連絡は通常 E-mail で行っています。
d. ボランティアの多くは、USB モデムやポケット Wifi 型のインターネットを利用しています。
e. 日本語ソフトはモルディブでは入手不可能です。必要な物は日本で購入してくることを勧
めます。また現地の修理業者は日本語が読めないため、ソフトの不具合調整は不可能で
す。
f. モルディブではパソコンが普及していますが、コンピュータウイルスが蔓延しています。ウ
イルスソフトは派遣期間終了までライセンス延長が効くものをインストールしてくることを
お勧めします。
2) 固定電話・携帯電話の普及状況
a. モルディブでの携帯電話の普及率はかなり高いです。固定電話も存在しますが、すべて
の地方島に普及しているわけではなく、そのため携帯電話の普及率が高くなっています。
b. モルディブではディラーグ社(Dhiraagu)とウーリドゥ社(Ooredoo)の 2 社が携帯電話事業
をおこなっており国内ほぼ全域をカバーしています。
c. 安全管理のためにボランティアを含む JICA 関係者には事務所より携帯電話(Ooredoo
社)を貸与しています。
4. 現金の持込等について
1) 現金持ち込みにかかる注意
現金持ち込みには、米ドル現金かトラベラーズチェック(TC)を持参してください。ただし TC
の換金・預金には所定の手数料がかかります。また、換金できるところも限られていますの
で注意ください。日本円から現地通貨への両替は換金が困難です。
2) 両替状況
a. 米ドル現金の現地通貨(RF ルフィア)への銀行両替レート(2015 年 2 月現在)は、US$1
=RF15.00 となっています。市内の両替店の場合は、銀行レートより若干高くなります。
b. 首都マレにおいては、小さな個人商店でない限り米ドル紙幣が利用可能です。
3) 赴任時に用意することが望ましい金額について
a. 赴任当初に必要となる金額は、日本で支給される移転料・支度料・着後手当の残額で十
分です。モルディブ到着の翌日に約3ヶ月分の現地生活費を現地通貨現金で支給します。
(長期ボランティアのみ。短期ボランティアは出発前に本邦で支給される手当(日当)を持
参のこと)
b. 着任後、長期ボランティアは海外手当受け取り用の銀行口座を Bank of Maldives に開設
します。開設時の保証金として US$50、キャッシュカード発行手数料として US$5 の現金が
必要になりますので用意しておいてください。(なお、保証金などの金額は頻繁に変更と
なりますので余裕をもって現金を持参するようにお願いします。)
c. 任国外旅行を考えている場合には、予定している旅行相当の金額を用意してくることをお
勧めします。
5.
現地の治安状況
a. 「モルディブは比較的安全な国である」という意識は捨て、常に防犯に努めてください。近
年の若年層増加に伴う雇用絶対数の不足や薬物に起因する暴力犯罪、空き巣、引ったく
り等の被害が急増しており、首都・地方島を問わずボランティアやボランティア宅にも被
害が出ています。
b. モルディブにはモルディブ人だけでなく労働者であるバングラデシュ人・スリランカ人・イン
ド人が滞在しています。日本人=金を持っていると思われているため、日頃から犯罪の
標的にならないように心掛けてください。
c. 特に首都マレでは路上痴漢が多発しているため、女性ボランティアは前方に男性を確認
した場合には、対向車線に移動するなど路上痴漢の被害防止に努める必要があります。
6.
交通事情について
a. 島と島の行き来はドーニと呼ばれる木造船が一般的です。スピードボートの利用も可能
ですが、定期便以外は借り上げる必要があります。料金は距離によって1日数万円から
数十万円と非常に高額となります。 首都マレ近くの環礁に住んでいる隊員は住民島を
巡る定期船等を利用しています。
b. マレ国際空港があるフルレ島から首都マレの往復は24時間、10~30分間隔でドーニ
の定期便が就航しています。大人1回10ルフィアまたはUS1ドル(午前0時~午前6時
の間は20ルフィアの深夜料金となります)。
c. 現在、8 つの地方島に国内線の飛行場があります。マレの国内線の空港から毎日最低 1
便が往復しています。
d. 一部のリゾート島及びリゾート島に近い住民島には水上飛行機で行くことも可能です。し
かし、座席はリゾート島滞在の観光客優先のため、常に利用できるとは限りません。
e. 首都及び一部の地方島では、タクシーの利用が可能。首都マレのタクシー料金は距離に
関係なく1回につき25フルィア(午前0時~午前6時までは30ルフィアの深夜料金)とな
ります。また、トランクを使用する場合は個別に5ルフィア加算されます。
f. 首都マレにて空港フェリー下船場からタクシーを利用する場合、常に5ルフィア加算され
て、通常利用30ルフィア/回となります。
7.
医療事情
a. 首都マレには、国立総合病院「インディラガンディ記念病院」とJICA関係者が利用している
私立総合病院「ADK病院」(入院可能)及び「AMDCクリニック」があります。この他にも診
療所は数多くあります。
b. 首都マレ以外の各アトール(環礁)の州都には、アトール病院、殆どの地方島にはヘルス
センターがあり、医師と看護師が常駐しています。
c. モルディブ特有の病気にタラセミア病(地中海貧血症)がありますが、遺伝病であるため感
染することはありません。
d. 珊瑚アレルギーや太陽光線アレルギー等による皮膚疾患、デング熱、チクングンヤ熱等
のウィルス熱はしばしば発生が見られます。
8.
蚊帳について
モルディブはご存知のとおり蚊を媒介して感染するデング熱汚染地域です。
a. モルディブの住居の構造から蚊帳をつる場所がないため、蚊帳を持参する必要はありま
せん。
b. しかしながら、モルディブボランティアの中には訓練所で購入した蚊帳を持参し、住居の
窓の大きさに合わせて蚊帳を切り、網戸代わりにしているボランティアもいます。
c. モルディブで蚊帳を購入することは不可能です。
《青年海外協力隊/日系社会青年ボランティア対象》
9. 運転免許証について → 「該当なし」
《シニア海外ボランティア/日系社会シニア・ボランティアのみ》
10. 車両の購入・輸送について
モルディブは首都マレにおいても周囲約 5 キロの小さな島であり、また車両を駐車する場所
が路上しかないため車両の購入・輸送は必要ありません。事務所も公用車を所有していま
せん。
1) 免税輸入の可否
車両の免税輸入は所定の手続きを経れば可能です。
2) 運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否)
本邦の免許証をもってモルディブの免許証に書き換え可能です。
3) 現地運転免許の取得手続き
各自で本邦免許証を翻訳しその内容が相違ないことを在スリランカ日本大使館より証明書
を発行してもらいます(要、手数料)。本邦免許証、翻訳文、大使館から発行された証明書
を Ministry of Transport and Communication に持参して書き換えを行います。
《全ボランティア共有》
11. その他
a. モルディブの入国審査時に提出する入国カード(成田空港もしくはシンガポール空港で航
空機搭乗時に配布される)は、次の事項に注意して記入してください:
滞在期間:30Days
滞在先:JICA/JOCV Maldives Office
b. モルディブ到着の際に、ボランティアは制服、または制服に準ずる服装で入国してくださ
い。
c. モルディブ到着後も職場でのレセプション、政府関係者との会合等でワイシャツの着用
(女性もそれに相当する服装)が必要となります。
d. 体育指導者は襟付きのポロシャツを持参することを勧めます。
e. モルディブはイスラム教の国です。当地の文化を尊重するためや性犯罪の被害に遭わな
いためにも女性の服装には注意が必要です。
f. 女性がミニスカートや短パンなどで出歩くことはもちろんタブーですが、胸元の開いた服、
スリットの入ったスカート等の着用も避けてください(教育省の服装基準でもこのような服
装は禁止されています)。
g. 女性ボランティアは、下着が透けるような薄い色の服は避けることを勧めます。
h. モルディブ到着日には、調整員等が空港の到着出口にて出迎えます。空港から船と車を
乗り継いでホステル(隊員連絡所)へ向かいます。ホステルではホステル委員よりホステ
ル利用方法の説明があります。(長期・短期 SV を除く)
i. 長期・短期 SV は到着日に空港から船と車を乗り継いで、配属先提供の住居に入居しま
す。
j. 到着翌日から赴任後オリエンテーション、財務省・配属先関係省庁等への表敬訪問、腸
チフスワクチンの接種等を行います。
k. 数日間のオリエンテーション終了後、地方島での現地語学訓練(約 1 ヶ月)を行います。
(長期 JV のみ)
l.
短期ボランティアおよび長期 SV は、数日のオリエンテーション終了後、翌日から業務を
開始することになります。
m. 現地語学訓練終了後、赴任前オリエンテーションを約 2 日間行ったのちに配属先への赴
任となります。(長期 JV のみ)
n. 住居は、原則配属先が手配することになっています。一般的に JV の住居はホームステイ
(トイレ・シャワー付きの1ルーム)となります。
以 上
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