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玉名市行政評価システム導入に向けた検討内容
玉名市行政評価システム導入に向けた検討内容 検討内容1.行政評価事業の中で使用する帳票間のデータ共有について 行政評価に使用する帳票や集計、一覧表においては、項目の名称等の統一が ほぼ完了していることもあり、各データがリンクして最適化された提案がな されることは当然であるため、データリンク例は提示しない。仮にリンクし ていない提案内容だった場合は、事務の効率化及び高度化を図りたいという システム導入の主旨に反する提案となることに留意すること。 検討内容2.行政評価以外の業務の帳票間のデータ共有について 行政評価事業で使用する帳票(特に事務事業事後評価表)に記載されている 内容と類似しており、データの共有化を図ることで事務の効率化や簡素化が 期待できる他の業務の帳票【実施計画調書、事業内容調書、主要な施策の成 果に関する説明書、監査調書】においては、以下の例及び検討課題を踏まえ たうえで、更なる効率化や簡素化が図れるシステムの構築が可能であるかを 提案してもらい、その内容に対して評価を行う。 【各帳票のデータリンク例及び検討課題】 ①事務事業の名称(予算細目名称) 市民意識調査を除く帳票に記載されている項目であり、データ管理の基礎と なるもの。 ②所管課 市民意識調査、監査調書を除く帳票に記載されている項目であり、データ管 理の基礎となるもの。 ③会計区分(款、項、目、細目) 事務事業事後評価表、事業内容調書、主要な施策の成果に関する説明書等に 記載されている項目であり、データ管理の基礎となるもの。 ④事務事業の概要(要調整) 市民意識調査、実施計画調書を除く帳票に記載されている項目だが、内容に バラつきが見られるため調整が必要である。事務事業を構成する細事業の内 容説明の集合体として取り扱えば、実施計画調書⑤’へのリンクが可能。そ の場合、データ元は事業費積算表となる。 ⑤事務事業を構成する細事業 事務事業事後評価表、事業内容調書、実施計画調書等に記載されている項目 である。主要な施策の成果に関する説明書にも、細事業ごとの記載が見られ るが、全体を通した記載となっていない。また、事務事業事後評価表と事業 内容調書は代表する 5 つの細事業のみの記載に対して実施計画調書は全ての 細事業を記載する必要があるため、データ元は事務事業事後評価表よりも事 務事業一覧表や事業費積算表が好ましい。 ⑥前年度決算額(国庫支出金、県支出金、起債、一般財源、その他)(要調整) 事務事業事後評価表、主要な施策の成果に関する説明書等に記載されている 項目である。財源内訳の項目が異なるため、財務会計システムの財源一覧を 活用し項目を統一する必要がある。また、事務事業事後評価表においては、 繰越会計や一般管理費の一部(当該事務事業に携わった臨時・非常勤職員の 人件費)を投入コストとして上乗せしているため、決算額とは別にそれらの 項目を作って管理を行うなど、見直しが必要となる。 ⑦事業の成果(要調整) 事務事業事後評価表、監査調書、主要な施策の成果に関する説明書に記載さ れている項目である。事務事業事後評価表は成果指標として目標値や実績値 のみの記載となり、他の2帳票は文章による記載となっている。事務事業事 後評価表に文章記載欄を新たに設け、データをリンクするなどの見直しが考 えられる。 以上が内部事務の効率化及び簡素化の観点から考えられるデータリンク例及 び検討課題である。 検討内容3.データの管理について システム内で使用するデータは、各業務特有のものや全ての業務に共通す るものがあり、データの共有化を図る際にはデータの整理が必要となる。 データベースは事務事業事後評価表を考えており、主要なデータに関して はマスターデータとしてグループごとに管理することを検討している。マス ターデータとして管理すべきと考える項目は下記のとおりである。この他に、 より効率的に運用可能なデータの管理方法について、情報処理の専門的見地 から提案してもらい、評価を行う。 【マスターデータ案】 ①事務事業の名称 ②所管課 ③担当者 ④総合計画位置付け(基本目標、主要 施策、施策区分) ⑤会計区分(款、項、目、細目) ⑥事務事業を構成する 細事業 ⑦評価責任者 検討内容4.財務会計システムとのデータ連携について 事務事業事後評価表及び主要な施策の成果に関する説明書については、前 年度決算額が記載されており、更に事務事業事後評価表では現年度予算額が 記載されている。財務会計システムからそれらのデータを取り込むことで、 人為的な誤記入の解消や入力作業の簡素化が期待できる。繰越会計や一般管 理費の一部(当該事務事業に携わった臨時・非常勤職員の人件費)を含んだ コスト計算を実施しているため、直接入力欄も必要となってくると考えてい る。 財務会計システムからの取り込みデータについて、ファイル形式は CSV 等 を検討しており、想定される項目を下記に提示する。また、提案内容によっ て追加して取り込む必要が出てくるものは、提案の際説明すること。 【連携が想定されるデータ案】 ①細目名称(事務事業名称) ②予算コード(款、項、目、細目) ③現年度当 初予算額 ④前年度決算額 ⑤財源一覧(国庫支出金、県支出金、一般財源、 起債、その他など)