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「星の王子さま」の一節から 次の文章は、サン=テグジュペリ作・内藤濯
平成26年度 千葉市立緑が丘中学校 学校だより 第26号 平成26年11月21日(金) 「星の王子さま」の一節から 次の文章は、サン=テグジュペリ作・内藤濯(あ んなことは、目にみえないんだよ」という言葉は、 何かつまずくことがあると思い起こす言葉です。 ろう)訳の「星の王子さま」の中のー節です。読 素敵な考え方や文章、言葉に出会える「読書」っ んでみてください。 ていいなとしみじみ思ったひと時でした。 王子さまは、キツネのところにもどってきまし た。 さて、話は変わりますが・・・ 先週は保育体験に続き、2・3年生対象に「思 「じゃ、さよなら」と、王子さまはいいました。 春期教室」が行われました。助産師の川島先生か 「さよなら」と、キツネがいいました。「さっきの ら『生命を守り、育む』という演題で心に迫るお 秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。 心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってこ 話しをしていただきましたが、講演を終えて体育 館を出られた川島先生が、開口一番「生徒さんが とさ。かんじんなことは、目にみえないんだよ」 本当に真剣に話を聞いてくれて感激しました。」と 「かんじんなことは、目にみえない」と、王子さ まは、忘れないようにくりかえしました。 「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつ 声を震わせながら語ってくれました。いろいろな 所で何度も講演をされている先生ですが、毎回、 思いが伝えられるか不安な気持ちになるそうです。 に思ってるのはね、そのバラのために、時間をむ 聞いたり画像を見みたりするみなさんの姿勢、そ だにしたからだよ」 の時々のみなさんの表情などから、しっかり聞い 「ぼくが、バラの花を、とてもたいせつに思って るのは・・・」と、王子さまは、忘れないように てくれているな、考えてくれているなと感じ取る ことができたそうです。話をする側にとってはこ いいました。 「人間っていうものは、このたいせつなことを忘 んなに嬉しい事はありません。もちろん聞く側も れてるんだよ。だけと、あんたは、このことを忘 大切です。「聴」は耳+目、心 れちゃいけない。めんどうみたあいてには、いつ で構成されて までも責任があるんだ。まもらなけりゃならない います。話し んだよ。バラの花との約束をね・・・」と、キツ ている相手の ネがいいました。 「ぼくは、あのバラの花との約束をまもらなけり 目を見て聞く、 話の内容を理 ゃいけない・・・」と、王子さまは、忘れないよ 解しようと注 うにくりかえしました。 意深く心で聞 先々週、電車で行く出張があったので、電車の 中で、短時間で読める本はないかと学校の図書室 く、というこ に行きました。入口付近の棚で、ふと目に入った ということな のが、 「星の王子さま」でした。中学時代に読んだ のだと思いま ことのある本ですが、この本の挿絵がふっと頭に 浮かび、無性に読んでみたくなりました。さっそ す。大切にし たいものです。 く図書館指導の内海先生にお願いをして、貸し出 (校長 しをしていただきました。家に持ち帰り、翌日の 出張を待たずに読み始めてしまったのですが、大 人になって読み直してみると、また、新たな感動 がありました。今回引用した中の「心で見なくち ゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじ 注意深く耳を傾ける意で使われる「聴く」ことが とが「聴く」 平野正春) 今週生けてくださった花 いろいろな種類の菊 ばら 他 【保育体験学習後のアンケートから…その2】 先週に引き続き、保育体験学習後のアンケートから、生徒の声を紹介します。今回は項目3、4につ いてです。 3.矢吹先生(2年生)や黒須先生(3年生)の育児体験のお話を聞いて、どんなことを感じたり 考えたりしましたか。 ●矢吹先生の話を聞いて、先生の子どもの動画で赤ちゃんはすごくかわいかったけど、かわいいだけじ ゃなく、子育てには大変なこともたくさんありそうだなと思いました。でも、子どもが歩けるようにな ったり、しゃべれるようになったりなど、成長する分だけ親の喜びも大きいのかなと思いました。●私 たちにできる動作が赤ちゃんにとっては大きな進歩(?)で、両親もそれができるようになったら、う れしいんだろうなと思いました。●子どもの成長が親にとってなによりうれしいことなんだと思った。 育児の中で不安なことや大変なことなどいろいろあるけど、子どもの毎日の成長が、自分もがんばろう! と思える元気のみなもとだと感じた。また毎日を楽しくさせていると思う。●大変そうで、母親だけ仕 事や世話をするだけでなく、父親もしっかり世話をするべきだと思いました。また、つらいだろうけど、 楽しいものであることも、話で分かりました。●育児のお世話はすごく大変で、ストレスもたまってし まうかも知れません。でも、 「愛している」ことが大切だと感じました。つらいときもあるけど、楽しく 思えることが大事です。●子育てはいろいろ大変な部分もあるだろうけど、とても楽しそうだと思った。 初めて歩けるようになったときの親の気持ちや、楽しそうに生活する子供の姿を見て、とても温かい気 持ちになった。●育児はとても大変そうだったけど、やっぱり自分の子供だと思うとうれしくなると思 いました。黒須先生は体験を話していて、とても楽しそうだったので、私も将来がたのしみになりまし た。●赤ちゃんがうらやましいな。と思いました。とてもかわいらしくて元気な子でした。学校の先生 の「お父さん」という一面が見られて新鮮でした。●黒須先生は仕事をしてつかれて帰っても息子のお 世話をしていて、すごいなと思った。そして子供は素直。●うちの父は家での仕事だから、ずっと家に いたけれど、外で働くお父さんは遅くまで帰ってこれなくて、赤ちゃんとふれ合う機会が少ないという ことがわかった。自分の赤ちゃんができたら、たくさん遊んであげたい。●実際の子どもを見て、すご くかわいくて自分も笑顔になれた。子どもができたらかわいがりたくなった。●自分が父になったらど うなるのか?と疑問をいだきながら聞きました。できるかぎり助け合って育てていくことが大切だとい うことを考えました。 4.保育体験学習を通じて学んだことはどんなことですか。また、自分の考え方の中で変化したこ とはなんですか。 ●私は昔から赤ちゃんが好きで欲しかったが、赤ちゃんは可愛がるだけじゃ育てられないから、産み・ 育てる事は簡単なことではないことを知ることができた。だから、自分が大人になって赤ちゃんができ た時、一つの命として大切に育てなければいけないなぁと改めて思うことができた。●少し軽い気持ち でお話を聞いていたが、すごく大事な話ばっかりでした。車内などの行動をあらためなければならない と思った。●赤ちゃんは母親の苦労のおかげで成長していく。今回のこの体験学習を終え、母親に感謝 (育ててくれたことに)しようと思う。●簡単には子供を育てられないんだな。と思った。ここまで何 事もなく育ててくれた親に感謝。私の家は、姉弟なので、2人も育ててきた親を尊敬します。●子供を 産むこと、それはただ痛いだけのことで、遠いことだと思っていたが、あと十年くらいしかないと知っ て、育児の大変さを身近に感じた。●男は関係ないと思ったけど、この保育体験学習を通して、いざ実 際にやってみて関係なくないと思った。これを将来に活かせたら…。●保育は、ほとんどが女性の方だ けが行う事だと思っていたけど、男子も体験することで、将来とか保育の大変さを共有できるんだと思 いました。●妊婦さんの大変さが身にしみてわかりました。妊娠をそんなに大きなことだとは思ってい なかったけれど、すごく大変そうなので、将来こういうことがあったら嫁さんをサポートしていきたい と思いました。●妊婦さんや育児はとても大変なことを身をもって体験することができた。妊婦さんを 多く見かけるが何かを手伝おうとか思ったことがなかった。しかし今日の体験で大変さが分かり、つら そうだったら何かを手伝ってあげたいと思った。今日の体験はとても良かった。