1 大阪経済の規模

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大阪は、全国の８％程度の経済規模を有し、主要国と比べてもオース
トリアと同程度の大きさとなっています。大阪の GDP の全国構成比は、
長期的に低下傾向にあり、平成２年頃一時的に上昇に転じたものの、そ
の後は再び緩やかに低下しています。
ここでは、府内経済の姿を総合的に示す府内総生産の推移と、大阪経済が日
本経済に占めるシェア、海外諸国の国内総生産との比較を行っています。
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１−１. 大阪経済が日本経済に占めるシェア
大阪府の全国におけるシェア（名目府内総生産（＝総支出）対全国構成比）は、昭和 50 年度に
は９％を占めていましたが、その後バブル経済下の一時期を除き、ゆるやかに低下しています。
（単位 : 億円）
年 度
50
大阪府
東京都
神奈川県
愛知県
国
136,761
255,081
85,931
95,881
1,523,616
年 度
７
大阪府
東京都
神奈川県
愛知県
国
403,168
807,206
309,321
329,284
4,999,842
構成比
（％）
9.0
16.7
5.6
6.3
100.0
214,233
400,414
148,687
157,151
2,455,466
構成比
（％）
8.7
16.3
6.1
6.4
100.0
構成比
12
（％）
8.1
391,903
16.1
903,107
6.2
317,237
6.6
332,012
100.0 5,041,188.0
構成比
（％）
7.8
17.9
6.3
6.6
100.0
55
60
261,619
573,569
196,403
215,590
3,242,896
17
385,700
914,204
312,283
356,468
5,031,867
構成比
（％）
8.1
17.7
6.1
6.6
100.0
構成比
（％）
7.7
18.2
6.2
7.1
100.0
構成比
（％）
8.4
17.2
6.5
6.7
100.0
平成２
379,851
775,056
293,568
301,124
4,499,971
構成比
（％）
7.6
18.1
6.2
7.1
100.0
18
388,086
922,771
317,752
365,062
5,109,247
（内閣府「平成 21 年版国民経済計算年報」、平成 18 年度県民経済計算）
（注）国民経済計算（SNA 統計）の推計方法は、近年、68SNA から 93SNA（国連が 1993 年に勧告した計算体系）
に移行した。
現在のところ、各県の 93SNA ベースは平成２年度以降の数値のみが整備されている。
上表では平成元年度以前について、参考まで 68SNA ベースの数値を掲げている。
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名目県内総生産（=
総支出）対全国シェアの推移
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１−２．府内総生産の国際比較
大阪府の府内総生産（GDP）を主要国の国内総生産と比較してみると、オーストリアと同程度
の規模を持っています。また、関西の GDP はメキシコに次ぐ規模であり、大阪府の GDP はその
中で約４割を占めています。
主要国の国内総生産（名目値・2007
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（単位：億米ドル）
（注）
１．国際連合 ｢National Accounts Statistics Database｣ より作成。
2007 暦年。
２．大阪府は府「府民経済計算」による 19 年度。
年度為替レート１米ドル＝ 114.20 円にて換算。
３．関西は、内閣府 ｢ 県民経済計算年報 ｣ による 18 年度。福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、
和歌山県、徳島県の２府７県。年度為替レート１米ドル＝ 116.94 円にて換算。
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