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2008/12/22 日本語トーストマスターズのすすめ 2008年12月7日 藤山 亜美 目次 日本語トーストマスターズとは? 日本語トーストマスターズの噂と現実(!) 日本人にとっての日本語TMの有用性 日本語トーストマスターズクラブに入会する魅力と メリット 関東の日本語・バイリンガルクラブの実情 最後に ‒ 「トーストマスターズの使命」 1 2008/12/22 日本語トーストマスターズとは? 日本語のマニュアルを用い、日本語で例会やスピー チを行う 日本語と英語を一つのクラブで行う、いわゆる「バイリ ンガルクラブ」も、関東では日本語クラブの仲間として 認識されている。 1982年、名古屋に初の日本語クラブが誕生。関東には現 在、日本語・バイリンガルクラブのみのエリアが3つ存在 英語圏のトーストマスターズクラブで、ネイティブ が英語の例会を行うのと同じ位置づけ。 日本語TMと英語TMは、水平な位置関係 日本語トーストマスターズの噂と現実(!) 「母国語なら話せるから、わざわざスピーチを練習する必要はない。」 母国語での練習は、日本語と英語のコミュニケーション力上達のためにとても効率 的・効果的です。 「英語TMCに参加できる人は、日本語スピーチを練習する必要はない。」 全国チャンピオンを含め、多くの能力ある英語スピーカーが日本語やバイリンガル TMCに所属しています。 「英語の方が興味あるから、 日本語TMは自分には全く関係ない。」 双方で学んだスキルは相互作用します。 「日本語スピーチは簡単、英語スピーチは難しい。」 母国語だからこそ難しい部分もたくさんあります。 「日本語TMCは少数派。」 国際的に、トーストマスターズは多極化傾向。母国語TMは、中国、アラビア、欧州 など各国に存在します。 「トーストマスターズは語学を学ぶ所。」 トーストマスターズはコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ場です。 2 2008/12/22 日本人にとっての日本語TMの有用性 言語に左右されない基礎的なコミュニケーションスキ ルは、母国語で学んだ方が上達が早いケースが多い。 論理力、構成の仕方、論評などの、内容に関するスキル ボディランゲージ、声などのデリバリー(見せ方) 言語の壁がない分、内容や見せ方に集中できる 学んだことは英語スピーチにも活かせる 母国語でのコミュニケーションを磨く場としての活用 日本の学校で、きちんと日本語のパブリック・スピーキン グを教えているところはまだ少ない 日本語を使う機会がある限り、すぐに役立つ 英語圏の人も、英語でTMを行うことで、コミュニケーショ ン力の基礎を学んでいる 母国語は「ごまかせない」 日本語トーストマスターズクラブに入会する 魅力とメリット 生活に直結している母国語が上達することで、普段 の生活への変化が表れやすい 普段何気なく話している母国語も、TMのトレーニングで 変化が表れる 母国語の話し方を上達させることは、普段の職場や家庭 でのコミュニケーションに役立つだけでなく、人間関係 の改善や自分への自信にもつながっていく 経験則として…日本人同士の場合は、概して日本語 の方がクラブ運営を行いやすい。 役員やイベント運営を母国語で行うことで、言語にとら われないリーダーシップ力が身につきやすい。 トーストマスターズのルールや仕組みについての知識 も、母国語で知るとより理解しやすい。 3 2008/12/22 日本語TM 英語TM • 母国語で学んだ方が 上達が早い、基礎的 なコミュニケーション スキル • デリバリーの基礎 • TMに関する基礎知 識やルール • 外国語である英語 で、日本語スピーチで 学んだことを応用 • 英語独特の表現やデ リバリーなど、外国語 と日本語の違いを感 じる コミュニケーション&リーダーシップ 関東の日本語・バイリンガルクラブの実情 年々増加する日本語・バイリンガルクラブ ディビジョンA∼C(関東以北)の52クラブのうち17クラブ (2004年末時点では、40クラブ中7クラブ) 年々クラブ数は増加している 主な会員層 仕事でプレゼンや話し方の訓練が必要な社会人 就職活動や社会人デビューを控えた学生 日本語を上達させたい外国人 上記以外で、「話し方に苦手意識を感じる」「人前でもっ と自信を持って話したい」と思っている方 4 2008/12/22 関東以北におけるクラブ数の推移 2008年末(52クラブ) 2004年末(40クラブ) 日本語 7 18% 英語 33 82% 日本語 17 33% 英語 35 67% ※日本語:バイリンガルを含む。 最後に - 「トーストマスターズの使命」 「トーストマスターズクラブの使命は、お互いが支え あい前向きに学びあえる場を提供することであり、 全ての会員がコミュニケーションとリーダシップの 能力を伸ばし、ひいては自信を育て、人間的に成長 できる機会を与えることです。」 5