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壕奈良自然一情報 第131号 1992年6月10日

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壕奈良自然一情報 第131号 1992年6月10日
630奈良市高畑町 奈良教育大学自然教育演習室発行
取 07424ト9207
壕奈良自然一情報 第131号 1992年6月10日
タイす
ら月中旬、嘗麻町の−さんの知人の■mさんが自宅近くの田んぼで、瀕死の
鳥を見つけましたが、すく頂んでしまらたそうです。その鳥の名前が不明だったので、
8mさんから同定を依頼されました。前田健によると、タイナだそうです。北に帰る
途中の個体が何らかの原因で帰れなくなったのではないでしょうか。く前田書四雄)
水」二地付近の易 く88)
6月2日 夕
水上池ではシデムシの1程を見ました。
ゴイサギ、アオサギ、かレガモ、オオバン、ケリ、 コアジサシ、キジハト、カワセ
ミ、ヒバリ、ツバメ、.ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、 カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、
ハシポッガラス、ハシブトガラス。
ウワナぺ泡の横を通ると、水面を小さな鳥が泳い
でいるのが目に入りました。止まって見てみると、
ピ_¢ピービ⊥
ピ_ピーとLピ_
顔から胸までシマシマのあるカイツブリのヒナでし
ヒ●−k.●−ピー
た。ヒナは4羽いました。もう潜ったりできるよう
です。「ピーピーピーピーピーピーピー‥・」と
鳴いていました。最近ここにはあまり鳥がいないの
撼イヤずり咄ナ
で、いつも横を通過しているだけなのですが、「応
−251−
横を適っているので、何かピーピー鳴く鳥がいることは知っていました。でも止まっ
て見ていなかったのです。きっと前からこの辺りを泳いでいたのでしょう。
6月3日 朝
ウワナぺ池ではまたカイツブリの亡ナを見ました。池の真ん中のヒシの寄せ集めみ
たいなのが巣らしく、ヒナ4羽はしばらくそこにいた後、親2羽に連れられて轟ぎだ
しました。
水上池ではまたアオサギが巽を広げて立っていました。
水上池墾婆之媛命陵の周りでは最近やたらとムクドリが増えました。
ゴイサギ、ダイサギく1)、アオサギ、カルガモ、コジュケィ、キジ、パン、オオ
バン、ケリ、コアジサシ、キジハト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、
セッカ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
6月3日 夕
水上池の北の田んぼのうち1つが田植えしてありました。他のはまだです。
カイツブリ、ゴイサギ、コサギ、カルガモ、バン、オオバン、ケリ、コアジサシ、
キジハト、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシポソガラス。
6月4日 朝
水上泡の東の方でオオバンのヒナヨ羽と親1羽を見ました。この前作っていた巣の
所にいました。巣が少し大きくなったようです。親がアシの茎を運んできました。ま
だ巣を作っているようです。ヒナは巣の上に立って「キューィ、キュキューイ」と鳴
き叫んでいました。親が巣の上に乗って巣の形をととのえ始めると、ヒナは巣を離れ
ていきました。(能く) (前田健)
ユウケアショウ (奈盈圃晰
6月9日の臥散歩の途軋奈良市高畑町の新薬師寺付近の玲醇でユウゲショウを見つ
けました○直径が1.瓜あまりで淡紅色の花が咲いていましたユウゲショウはアカバナ科
に屈し、ツキミソウやマツヨイオサと同尾の植物です机我がかさく赤いため、一見、ア
カバナ屈に似ています。
ツキミソウやマツヨイグサと同様に、花舟夕方に咲き披じめるのでユウゲシ壬ウ汐化
粉という艶めかしい名前カケついたのでしょう(オシロイバナ科のオシロイバナも夕方か
ら花が咲きます机これもユウゲショウという別名をもっています)。月見諷待宵軋
夕北路と、この屈め植物域独特の雰囲気をもった名前をもっていますム
ユウゲショ引胡ヒ米原藍の烙化植物の1種ですが、関西ではかなり珍しい密ですこ奈良
県では近鉄の観神宮駅の近くに生えていたという数年前の記録があります。今回、見つ
けたユウゲショウは、近くの民家で栽培されているものが逸出したのだと思います。1時
mほど離れた民家の前のプラシターに数年まえからユウゲショウが陰わっていますので、
たぶん、昨年に何らかの方法でそこから養子か運ばれたのでしょう。 (北川織部
ホト トギ_ス
6月3日夜、高畑町でホトトギスの声を開きました。
−262−
(前田健〉
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