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仕上げが肝心 のび太のおつかい

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仕上げが肝心 のび太のおつかい
朝会の話
仕上げが肝心
のび太のおつかい
280125
村松
きょうはある男の子の話をしましょう。
のび太くんは、小学校の5年生です。漢字の小テストがありました。全部で10問、1
00点満点です。のび太くんは9問目まではすべて正解でしたが、最後の10問目1つだ
け間違えてしまいました。さてのび太くんは何点だったでしょう。そうですね。90点で
す。
そののび太くんがお母さんからおつかいを頼まれました。近くのスーパーです。近いの
ですが、スーパーまでは横断歩道が5つあります。行き帰りだと10回横断歩道を渡りま
す。お母さんに車に気をつけるように言われていたので、「右見て
左見て
もう一度右
を見て」というように気をつけて行きました。そして最後の10回目の横断歩道まで何事
もなく来ました。そして10回目の横断歩道で「もう大丈夫
さあ渡ろう」というように
車に注意をせずに走って渡ってしまいました。そうすると、走ってきた自転車とぶつかり、
足に大けがをしてしまいました。のび太くんのおつかいは100点満点で言うと何点でし
ょう。最後の10回目の横断歩道でぶつかったので、90点でしょうか。ちがいますね、
0点ですよね。
最後の最後で注意をしないで渡ってしまうと、今まで注意してきたことが無駄になって
しまいます。
これと同じように、学年の終わりである三学期をしっかりとやらないと今までやってき
たことが無駄になってしまうのです。「今までがんばったから、三学期は適当でいいや」
なんて思ってしまうと、90点ではなく0点になってしまうのですね。
私たちの生活は、漢字テストとは違います。最後まできちんとやることが大事なのです。
そうしないと0点になってしまいます。
みなさんは、のび太くんのように油断せず、最後のまとめの三学期をしっかりがんばっ
て、100点で次の学年に上がってください。「仕上げが肝心」とか「終わりよければす
べてよし」という言葉もあるように、最後が大事なのです。特に6年生は中学に進学です
から、小学校の最後をがんばってくださいね。
これで朝会の話を終わります。
<裏面に「先生方へ」があります>
<先生方へ>
この話は、栃木県の壬生町立壬生東小学校の鈴木
学
校長先生が、今月の三学期始業
式で話された内容を参考にしています。鈴木校長先生にはお電話をさし上げ、朝会で使わ
せていただく許可をもらっています。鈴木校長先生が書かれている学校だよりがホームペ
ージに載っていて、とても参考になる内容です。校長としてあり方などを学ばせていただ
きました。
さて、三学期が始まり、10日近くたちました。あっという間に2月になります。子ど
もたちが新年の決意を忘れずに継続できればよい、続けてがんばれればいいなあという願
いでこの話をしました。
きょう話したように、私たちの生活はテストとは違い、最後までがんばることが大切な
こと、最後がしっかりできれば良いことなどを学年学級の実態に合わせて補足しておいて
ください。よろしくお願いいたします。また言語能力向上拠点校ですから、ことわざなど
を2つ取り上げてあります。学級で上手に活用してくださるとうれしいです。
いよいよ今週末が研究発表会です。天気が雨模様の予報で少し心配ですが、「なるよう
になる」(ケ
セラ
セラ)と思ってやっていきましょう。そうすれば、きっといい結果
になります。
また今週からは最終の準備になります。掲示物のチェック、資料の印刷・袋詰めなども
あります。さらに、当日の授業内容の再確認もあります。あれやこれやと慌ただしくなり
ますが、心には余裕をもってやっていきましょう。
人間がやることですから、少々の抜けや落ちはやむを得ないのです。お互いが笑顔でカ
バーしていきたいものです。
加えて健康第一です。寒い毎日で免疫力も落ちていますから、インフルなどもらいやす
くなっています。早め早めの休養で跳ね返していきましょう。少し具合悪いなあと思った
ら、すぐに言ってください。みんなでカバーしますから、大丈夫です。
発表会当日は、今まで研究してきたことを思う存分発揮してください。「笑顔」「声のト
ーン」「目線」の基本3技能は常に意識していきたいです。加えて、「明快な語尾」「リズ
ムとテンポ」も意識していきましょう。
最後は「時間感覚」です。授業の残り5分になったら、どうやって終わるかを考えてく
ださい。チャイムが鳴り授業がまだ終わってなかったら、「途中ですが、終わります!」
これでいいです。絶対に延ばさないことです。心していきましょう。
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