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「鹿児島県離島振興計画(案)」に関するパブリック・コメントの結果
「鹿児島県離島振興計画(案)」に関するパブリック・コメントの結果について 鹿児島県離島振興計画の作成に当たり,皆様からいただいた御意見の要旨と鹿児島県の考え方を次の とおり取りまとめました。貴重な御意見ありがとうございました。 1 2 3 パブリック・コメントの実施期間 平成25年2月1日(金)~2月28日(木) 寄せられた御意見 719件 御意見の要旨と鹿児島県の考え方について 地 域 御意見の要旨 鹿児島県の考え方 (離振計画への反映状況) 件 数 ・ 長 島 地 域 離島振興計画に,以下の文言を記載してほ 御意見を踏まえ,以下の文言を追加しま 715 しい。 した。 「長島町に設置された「夢追い獅子島架橋基 金」の積立を行うことを通じ,本地域と県本 第1章 地域の概況・課題 土を結ぶ架橋の実現に向けた取組を促進しま 第2節 交通の現況及び課題 す。」 (2)島内交通等 ◇ 町道 ・ 獅子島住民は,医療・福祉・産業などあら 獅子島架橋については,その実現 ゆる面で本土に比べて大変不便であり,住民 に向け,町において「夢追い獅子島 の夢と希望である獅子島架橋建設を計画に記 架橋基金」の積立を行っています。 載することをお願いする。 第2章 振興方針と計画の内容 ・ 獅子島住民の夢と希望である獅子島架橋の 第1節 交通体系の整備 建設を計画に盛り込んで下さい。 2 島内交通網の整備 (2)計画の内容 獅子島架橋の実現に向け,今後も 町において「夢追い獅子島架橋基金」 の積立を行っていきます。 本県離島振興計画は,平成24年度から 平成34年度までの10年間の計画であり, 獅子島架橋の実現に向けた町の取組は約3 0年という長期的な視点に立って基金の積 立を行っているところであり,現段階にお ける町の取組について記載しました。 最近の再生可能エネルギーを取り巻く社会情 勢を鑑み,『エコの町長島』で風力エネルギー ・太陽光エネルギーなどで企業誘致など地域振 興を考えてみてはどうか。 長島町鷹巣一帯の風・太陽光という自然エネ ルギーが多くある地域を活用してはどうか。 「長島地域離島振興計画」では,再生可 能エネルギーの導入について「再生可能エ ネルギーの導入は,エネルギーの安定供給 や地球温暖化防止に資することから,今後 の研究開発の状況等を踏まえつつ,太陽光 発電など地域特性を生かした再生可能エネ ルギーの導入を促進します。」と記載してお り,今後も地域特性を生かした再生可能エ ネルギーの導入を促進してまいりたいと考 えております。 1 甑 島 地 域 甑島では,島内に光ファイバの敷設はされて 甑島地域では,全域において,ADSL 1 おりますが,各戸まで敷設されておりません。 のサービス対象地域となっています。また, 本土では光回線も各戸で契約でき,最近では 無線による高速通信サービスが甑島の主要 より高度な光回線(1ギガ)への移行も可能な な地域を対象に提供されているところです, 地域が増えているところです。 計画の振興方針においても,「公共施設等で 甑島への定住促進や観光振興のためにも,各 誰でも高速のブロードバンドが利用可能と 戸への光回線敷設の開放について計画に盛り込 なる環境の整備を促進します。」と表記して んでいただけるよう検討下さい。 おり,頂いた御意見については,今後の計 甑島の場合は薩摩川内市によって,多額の予 画推進の参考とさせていただきます。 算を使って光ケーブル(海底ケーブル)が敷設 されてましたが,未だ公共機関だけの接続に終 わっています。何のための,誰のための光ファ イバ敷設だったのか,全くもったいない事です。 是非とも,各戸への光回線への接続,加入の 促進をお願いします。 桂 桂島は台風の時に,波の高さが港の内も外も 桂島漁港における防波堤の上の波返しと 島 同じ高さになる。 外側に波消しブロックを入れる要望につい 地 防波堤の上の波返しと外側に波消しブロック ては,管理者である出水市に確認したとこ 域 を入れることを要望。 ろ,台風等における被害状況の把握に努め ていきたいとの回答でした。 県としては,出水市と連携しながら,安 心で住みよい地域づくりを促進していくこ ととし,頂いた御意見については,今後の 計画推進の参考とさせていただきます。 1 南 西 諸 島 地 域 1 本村の中学3年生は高校入試のために,入試 日の3日以上前に鹿児島市に行き,入試終了ま で1週間から2週間滞在する。その期間の滞在 費負担が保護者には大きくのしかかる。 高校入学後の寮・下宿等に加え,入試の時か らの利用やホテル宿泊費の補助等で保護者の負 担軽減を図ってほしい。 高校が設置されていない離島の中学生が 島外の高校に進学した場合,本年度から国 において居住費等を対象に,援助を行う自 治体に経費の一部を補助する事業が開始さ れています。 県としては,その実施状況を見極めなが ら,入試時の負担軽減についても,どのよ うな手立てが可能なのか,今後,当該自治 体とも連携しながら検討していく必要があ ると考えています。 頂いた御意見については,今後の計画推 進の参考とさせていただきます。